電撃小説大賞
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Template:ライトノベル 電撃小説大賞(でんげきしょうせつたいしょう)とはアスキー・メディアワークス(旧メディアワークス)が1994年より主催する長編・短編小説の新人賞である。
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概要
元々は電撃ゲーム3大賞の小説部門として「電撃ゲーム小説大賞」という名称だったが、第11回(2003年募集開始)に電撃ゲーム3大賞が「電撃3大賞」に改称したのに伴い「電撃小説大賞」と改称した。第12回より3大賞のうちのコミック部門が「電撃コミックグランプリ」として分離され、以降は小説部門の「電撃小説大賞」とイラスト部門の「電撃イラスト大賞」の2部門で「電撃大賞」と呼ばれている。
大賞、金賞、銀賞があり、大賞を受賞すると正賞+副賞100万円、金賞だと正賞+副賞50万円、銀賞だと正賞+副賞30万円が授与される。ほかに、選考委員奨励賞(第5回のみ「選考委員特別賞」)が授与される場合がある。また、第15回(2007年募集開始)より電撃文庫MAGAZINE賞、第16回(2008年募集開始)よりメディアワークス文庫賞がある。
メディアワークス文庫賞は、2009年12月のメディアワークス文庫の創刊に先んじて新設されたものである。
電撃小説大賞は初回から長編小説・短編小説の両方を募集していたが、メディアワークス主催の短編小説賞としては他に、『電撃hp』で募集・発表された電撃hp短編小説賞(2000年-2006年)があった。この賞は電撃hp休刊に伴い、電撃文庫MAGAZINE賞として電撃小説大賞に一本化された。
選考委員は高畑京一郎、時雨沢恵一、佐藤竜雄(アニメーション演出家)、豊島雅郎(アスミック・エースエンタテインメント社長)、鈴木一智(アスキー・メディアワークス取締役)が務める。
現在はライトノベル系の新人賞では最多の応募数を誇っており、第16回(2008年募集開始)の応募総数は4602作品に達した。受賞作品は電撃文庫(一部はメディアワークス文庫)にて出版され、高畑京一郎、古橋秀之、上遠野浩平、阿智太郎、橋本紡、有川浩等、多数の作家を輩出している。また秋山瑞人、時雨沢恵一等、選考に漏れたり応募要項に違反したりして落選した場合でもその後デビューし人気作家になる事もある。
また出版社の強みを活かしてメディアミックス的な展開が多いのも特徴の1つである。また、過去にも選に漏れた者が後にヒットした例やその逆の例も少なくない事から選考委員の審査基準と読者層との間に乖離がある可能性があるとの意見もある。
なおアスキー・メディアワークス運営の同名のラジオ番組・電撃大賞が放送中だが、番組がもっていた同大賞の宣伝広報と言う目的は現在では希薄化している(ただし、授賞式の司会を番組パーソナリティがやる慣習がある)。
入賞作品
斜字は未刊行。後にシリーズ化された作品については、受賞作(第1巻)の刊行時サブタイトルは割愛している場合がある。また、最終選考者中でデビューした作家については本表より割愛している。
関連書籍
第1回に応募された短編作品の傑作選が刊行されている。
- 臥竜覚醒 電撃ゲーム小説大賞短編小説傑作選 (1994年10月、電撃文庫、ISBN 978-4073021100)
- 「カース・チェィサー」風間圭之進
- 「嵐よ友よ恋人よ」福森大輔
- 「夢色天使」祭紀りゅーじ
- 「雲ゆきあやし、雨にならんや」坪田亮介 - 第1回銀賞受賞作品
- 解説 高千穂遙
関連項目
- 電撃文庫
- メディアワークス文庫
- 電撃文庫MAGAZINE - 電撃文庫MAGAZINE賞受賞作が掲載される
- 電撃hp短編小説賞(2000年-2006年) - 現在は、電撃文庫MAGAZINE賞として電撃小説大賞に一本化されている
- 電撃大賞 - アスキー・メディアワークス提供のラジオ番組
外部リンク
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