英国

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グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(グレートブリテン および きたアイルランド れんごうおうこく)、通称イギリスまたは英国は、西ヨーロッパ北海に位置する。単に連合王国 (UK) ともいう。

グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国
the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(英語)
An Rìoghachd Aonaichte na Breatainn Mhòr agus Eirinn mu Thuathスコットランド・ゲール語
Teyrnas Gyfunol Prydain Fawr a Gogledd Iwerddonウェールズ語(原語キムリ))
画像:Uk flag medium.png 画像:Britcoat2.jpg
詳細 拡大
国の標語 : Dieu et mon droit
フランス語 : 神と私の権利)</font>
画像:LocationUnitedKingdom.png</td></tr>
公用語英語(指定なし)
首都ロンドン
女王エリザベス2世
首相トニー・ブレア
副首相ジョン・プレスコット
面積
 - 総計
 - 水面積率</td>
世界第76位
244,820km²
1.3%</td></tr>
人口
 - 総計(2004年
 - 人口密度</td>
世界第21位
60,270,708
246人/km²</td></tr>
GDP (PPP)
 - 合計(2003年
 - 1人当たり</td>
世界第6位
1兆6,640億ドル
27,700ドル</td></tr>
建国</td>1801年グレートブリテンおよびアイルランド連合王国設立。1927年グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国に名称変更。</td></tr>
通貨</td>UKポンド</td></tr>
時間帯</td>UTC, サマータイム: +1 UTC</td></tr>
国歌</td>女王陛下万歳 (God Save the Queen)</td></tr>
ccTLD</td>.UK(ISO 3166-1では.GB)</td></tr>
国際電話番号</td>44</td></tr>

</table>

目次

国名

正式名称は、The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland英語: ザ・ユナイテッド・キングダム・オヴ・グレイト・ブリテン・アンド・ノーザン・アイアランド)。通称は、United Kingdom。略称は、UK

日本語の表記は、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国。かつては、グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国と表記されることが多かったが(日本国との平和条約における日本語正文などを参照)、現在ではあまり見かけなくなった。通称は、イギリス英国(えいこく)が一般的。他に連合王国UKとも呼ばれる。漢字による当て字で、英吉利と表記され、と略される。

日本での「イギリス」という呼び名は、オランダ語のEngelschまたはポルトガル語のInglesから来ており、元々はイングランドを表す言葉である。

歴史

詳細はイギリスの歴史を参照

1066年ウィリアム征服王(William the Conqueror)がイングランドを制圧し、大陸の進んだ封建制を導入し、王国の体制を整えていった。人口、経済力に勝るイングランドがウェールズ、スコットランドを圧倒していった。

1282年にウェールズ地方にもイングランドの州制度がしかれ、1536年には正式に併合した。1707年スコットランド合併法(1707年連合法)により、イングランドはスコットランドを併合し、グレートブリテン王国となった。さらに1801年アイルランド合併法(1800年連合法)によりグレートブリテン王国はアイルランド王国を併合し、グレートブリテンおよびアイルランド連合王国となった。1922年に北部6州(北アイルランド;Ulster)を除く26州が、アイルランド自由国として独立した。1927年に現在の名称であるグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国へと改名した。

イギリスは世界に先駆けて産業革命を達成し、19世紀始めのナポレオン戦争後は七つの海の覇権を握り、カナダからオーストラリアインドに広がる大英帝国を建設した。しかしイギリスの世界覇権は第一次世界大戦までで、その後はアメリカが強大国として抬頭する。第二次世界大戦直後、「揺り篭から墓場まで」をスローガンにいち早く福祉国家を作り上げたが、これがイギリスの経済活力を喪失させ、「ヨーロッパの病人」とまで呼ばれた。1980年代にサッチャー首相が経済再建のために大改革(規制緩和)を実施し、これが功を奏して現政権下でイギリス経済は好調を持続している。

政治

政治体制は立憲君主制をとっているが、一つに成典化された憲法典はなく、いくつかの制定法(議会制定法だけでなく「大憲章(マグナ・カルタ)」のような国王と貴族の契約も含む)、判例および慣習法(憲法的習律と呼ばれる)が憲法を成り立たせている。 議会は、上院(貴族院)と下院(庶民院)の二院制である。

行政の長である首相は、通常下院の第1党党首を国王が任命する(議院内閣制)。現在の首相は労働党トニー・ブレア。 下院は単純小選挙区制による直接選挙で選ばれるが、上院はその正式名称の通り貴族が議員となっているので直接選挙は無い。従来右派の保守党と左派の労働党による二大政党制と言われて来たが、近年では第三勢力の自由民主党の勢力も拡大している。

1996年に北アイルランドに、1999年にはスコットランドとウェールズに議会が設置され、自治が始まった。

地方行政区分

イギリスの地方行政制度は次の各地方によって異なっている。

地理

詳しくはイギリスの地理を参照

イギリスの国土はグレート・ブリテン島と、アイルランド海をへだてたアイルランド島の北部(北アイルランド)、およびその周辺のいくつかの島からなる。

グレート・ブリテン島は中部から南部を占めるイングランド、西部のウェールズ、北部のスコットランドに大別される。

イングランドの大部分は岩の多い低地からなり、西から東へと順に並べると、北西の山がちな地域(湖沼地帯カンブリア山脈)、北部(ペニンネスの湿地帯、ピーク・ディストリクト石灰岩の丘陵地帯。パーベック島コッツウォルズリンカーンシャーの石灰岩質の丘陵地帯)から南イングランドの泥炭質のノース・ダウンズ、サウス・ダウンズ、チルターンにいたる。イングランドを流れる主な河川は、テムズ川サヴァーン川トレント川ウーズ川である。主な都市はロンドンバーミンガムヨークニューカッスルなど。イングランド南部のドーヴァーには、ドーヴァートンネルがあり、大西洋の対岸のフランスと連絡する。イングランドには標高 1000m を超える地点はない。

ウェールズは山がちで、最高峰は標高 1,085m のスノードン山である。本土の北にアングルシー島がある。ウェールズの首都また最大の都市はカーディフで、南ウェールズに位置する。

スコットランドは地理的に多様で、南部および東部は比較的標高が低くベン・ネヴィスを含む北部および西部は標高が高い。ベン・ネヴィスはイギリスの最高地点で標高 1343 m である。スコットランドには数多くの半島、湾、ロッホと呼ばれるがあり、イギリス最大の淡水湖であるネス湖もスコットランドに位置する。スコットランドの西部また北部の海域には、ヘブリデス諸島オークニー諸島シェットランド諸島を含む大小さまざまな島が位置する。スコットランドの主要都市は首都エディンバラグラスゴーアバディーンである。

北アイルランドは、アイルランド島の北東部を占め、ほとんどは丘陵地である。主要都市はベルファストデリーである。

現在イギリスは大小あわせて 1098 ほどの小さい島からなる。ほとんどは自然の島だが、いくつかはクランノグといわれる、過去の時代に石と木を骨組みに作られ、しだいに廃棄物で大きくなっていった人工の島である。

代表的な都市

経済

ロンドンシティは、金融機関が数多くあり、ヨーロッパの金融取引の中心的存在である。

EU加盟国であるが、通貨ユーロではなく、UKポンドが使用されている。

イングランド銀行が連合王国の中央銀行であるが、スコットランド北アイルランドでは地元の商業銀行が独自の紙幣を発行している。どちらの通貨も連合王国内で通用する。

国民

事実上の公用語は英語でありもっとも広く使用されているが、ウェールズの一部でウェールズ語スコットランドの一部でスコットランドのゲール語スコットランド語が話される。

ウェールズではウェールズ語が第一公用語であり、公文書はウェールズ語英語とで併記される

文化

文学

その他、イギリス文学

音楽

詳細はイギリスの音楽参照

クラシック音楽

ポピュラー音楽

1960年代から世界をリードするアーティストを生み出している。

世界遺産

イギリス国内には、ユネスコ世界遺産リストに登録された文化遺産が21件、自然遺産が5件ある。詳細は、イギリスの世界遺産を参照。

観光スポット

その他

関連項目

外部リンク

公式

その他

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