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日食
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{{otheruses|天文現象|「日食」「日蝕」のその他の用法}} [[ファイル:EclipseMarch06.jpg|thumb|right|200px|2006年3月のトルコでの皆既日食]] '''日食'''(にっしょく、元の用字は'''日蝕'''。solar eclipse)とは[[太陽]]が[[月]]によって覆われる現象である。 == 種類 == 月の[[地球]]周回[[軌道 (力学)|軌道]]および[[地球]]の[[公転]]軌道は[[楕円]]であるため、地上から見た太陽と月の視[[直径]]は常に変化する。月の視直径が太陽より大きく、太陽の全体が隠される場合を'''皆既日食'''(total eclipse)という。逆の場合は月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状に見え、これを'''金環日食'''(または'''金環食'''。annular eclipse)と言う。 皆既日食と金環日食、および後述の金環皆既日食を'''中心食'''と称する。 中心食では[[本影#本影|本影]]と金環食影が地球上に落ちて西から東に移動しその範囲内で中心食が見られ、そこから外れた地域では[[本影#半影|半影]]に入り太陽が部分的に隠される'''部分日食'''が見られる。半影だけが地球にかかって、地上のどこからも部分食しか見られないこともある。 場合によっては月と太陽の視直径が食の経路の途中でまったく同じになるため正午に中心食となる付近で皆既日食、経路の両端では金環日食になることがありこれを'''金環皆既日食'''(hybrid eclipse)と呼ぶが、頻度は少ない。 また日の出の際に太陽が欠けた状態で上る場合を特に'''日出帯食'''、逆に欠けた状態で日の入りを迎える場合を'''日没帯食'''と呼ぶ。この場合、いずれも食の最大を迎える前と食の最大を過ぎた後に分類される。 == 観測 == [[ファイル:Solar eclips 1999 6.jpg|thumb|right|200px|ダイヤモンドリング]] 皆既日食の際、普段は光球の輝きに妨げられて見ることができない[[コロナ]]や[[紅炎]]の観測が可能になり太陽の構造・物理的性質を調べる絶好の機会となり、太陽のみならず恒星一般の研究にも大きな役割を果たす。 月の表面にある起伏の谷間から太陽の光が点々と見える状態になることがある。これを発見者の名を取って'''ベイリーの数珠'''といい、古くから月に起伏がある証拠とされてきた。 また太陽がすべて隠れる直前と直後(より正確には直後のみ:直前はリングにあたるコロナが見えないので)には太陽の光が一ヵ所だけ漏れ出て輝く瞬間があり、これを'''ダイヤモンドリング'''と言う。 皆既日食が起こると空がかなり暗くなり星の観測も可能な状態になる。そのわずかな時間を利用して[[1919年]]、[[一般相対性理論]]の検証が[[アーサー・エディントン]]によって行なわれた。 皆既日食中に太陽周辺の星を観測すると、星からの光は太陽の[[重力場]]を通ってきて屈曲することになる。一般相対性理論で予想される方向と実際に観測された方向とを比較することで、一般相対性理論の確かさが確認された。 === 観測の時の注意点 === 日光には、有害な[[紫外線]]などが含まれるため日光を直接観測すると[[網膜]]の軽い[[やけど]]や[[後遺症]]、まれに[[失明]]を引き起こすことがある。すすのついたガラスや黒い下敷きによる遮光では不十分であり、専用の道具(日食グラスなど)で観測するのが鉄則だとされている。 == 原因 == 太陽は[[黄道]]を1年で1周し、月は[[白道]]を約1か月で1周する。もし黄道と白道とが一致していれば[[朔]]には必ず日食が、[[望]]には必ず[[月食]]が起こることになる。しかし実際には黄道と白道とは約5度の傾きでずれているため、日食や月食が起こるのは太陽・月が黄道・白道の交わる点([[月の交点|月の昇交点・降交点]])付近にいる時に限られる。 太陽が交点付近にいる期間を'''食の季節'''と言い、食はこの期間以外には起こらない。 食の季節は通常は年2回だが、3回ある年もある。これは交点が太陽の動く方向と逆向きに動いているためであり、その周期は約19年である。食の季節には日食が少なくとも1回、多い時には2回起こる。よって日食は年に2 - 4回は起きることになり、まれには5回起こる([[1935年]])。逆に、食の季節であっても月食は起きないこともある。 しかし日食は月の影に入った地域でしか観測できないため、地球全体で見れば日食は頻繁に起きていてもある地域に限定すると日食が観測されるのは少ないことになる。月食は月食が発生している時に月が見えていれば必ず観測できるので、一般には月食の方が頻繁に起きていると認識されていることが多い。 ある日食から18年と10日([[閏年]]の配置によっては11日)と8時間たつと、[[経度]]にして120度西の地点でよく似たタイプの日食が起こることが知られている。この周期は「[[サロス周期]]」と呼ばれ、[[紀元前]]から日食の予想に使われていたといわれている。 == 日食の経過 == === 影の移動に基づく日食の経過 === [[ファイル:Film_eclipse_soleil_1999.jpg|thumb|400px|right|1999年8月11日の皆既日食の経過]] * 月の半影錐が地球を横切り始めると部分食が始まる。 * 月の本影錐が地球を横切り始めると皆既食または金環食が始まる。本影によって起こるこの2つの食を合わせて'''中心食'''と呼ぶ。 * 月の本影錐の軸が地球表面上を移動した軌跡を'''中心食線'''と呼び、この線上では太陽と月が同心円となる。 * 地球表面上での本影の面積が最大になる時点を'''食の最大'''または'''食甚'''と呼ぶ。 * 月の本影錐の軸が地球表面を横切り終わった所で中心食線は終わる。 * 月の本影錐が地球を横切り終わると皆既食または金環食が終わる。 * 月の半影錐が地球を横切り終わると部分食が終わる。 === 月と太陽の位置関係に基づく日食の経過 === * 月が太陽を隠し始めた瞬間を'''第1接触'''と呼ぶ。 * 月縁が太陽の輪郭の内部に完全に含まれた瞬間(金環食の場合)、または月によって太陽が完全に隠された瞬間(皆既食の場合)を'''第2接触'''と呼ぶ。 * 月が太陽の輪郭の外に出始めた瞬間(金環食の場合)、または太陽が月の背後から再び現れた瞬間(皆既食の場合)を'''第3接触'''と呼ぶ。 * 月縁が太陽から完全に離れた瞬間を'''第4接触'''と呼ぶ。 * それぞれ第1接触を'''初虧'''(しょき)、第2接触を'''食既'''(しょっき)、食の最大(中心食)を'''食甚'''(しょくじん)、第3接触を'''生光'''(せいこう)、第4接触を'''復円'''(ふくえん)ともいう。 == 神話に登場する日食 == 近代天文学が確立する以前、多くの文明で日食や月食を説明する[[神話]]が長い間語り継がれてきた。これらの神話の多くでは、日月食は複数の神秘的な力の間の対立や争いによって起こるとされた。例えば[[ヒンドゥー教]]の神話では食が起こる月の昇交点が[[ラーフ]](Rahu)、降交点が[[ケートゥ]](Ketu)という2人の魔神として[[擬人観|擬人化]]されこの二神の働きによって食が起こると考えられた。この二神が象徴する二交点は後に古代中国で羅睺星・計斗星の名で[[七曜]]に付け加えられ、[[九曜]]の一員を成している。<ref>ラーフは[[仏教]]の[[釈迦]]の息子の名・ラーフラ(''Rāhula''。漢訳、[[羅睺羅]]、らごら)にも用いられたことで知られる。ただし、ラーフラについては別の説もある。古代のインド語では「ラーフ」はナーガ(竜)の頭、「ケートゥ」は尻尾をも意味した。そしてシャカの一族のトーテムは、他ならぬナーガであった。このことからラーフラとは古代インドの言い回しで「竜の頭」を意味したと考えられ、「ナーガの頭になる者」が生まれたことを歓喜した釈迦が名づけたという説である。根拠は古来インドでは一族の跡継ぎがなければ出家することはできず出家を願っていた釈迦には息子の誕生はまたとない吉報であること、また釈迦の父・浄飯王もこの命名を喜んでいることである。</ref> また北京天文台には日食神話を描いた石の彫刻があり、以下のような説明が添えられている。 「この彫刻の絵は日食の原因を説明している。金烏(太陽の象徴)の中心が[[ヒキガエル科|ヒキガエル]](月の象徴)によって隠されている。[[漢]]時代の人々はこの現象を太陽と月の良い組み合わせと呼んでいた。」 ここで金烏とは金色(太陽)の中にいるという三本足の[[カラス|烏]]([[八咫烏]]を参照のこと)であり、ヒキガエルは月の[[クレーター]]の形に由来するものである。この解説文からは、当時の文化において天文現象としての事実の認識と現象に対する愉快な見立てとが両立していたことが窺える。 ヴァイキングたちの伝承を記した『[[スノッリのエッダ]]』では[[スコル]]と呼ばれる狼が太陽を常に追いかけており、狼が太陽に追いつくと日食になるという記述がある。そして、世界の終わりの日に狼はついに太陽を完全に飲み込んでしまうという。 他の文化圏では日月食は驚くべき、かつ恐ろしい現象とする場合も多かった。[[クリストファー・コロンブス]]が西インド諸島に航海した際、服従の意思を示さない原住民を罰するために日食を起こしてみせて(実際は日食の起こる日を知っていただけ)、パニックになった原住民が彼に服従したというエピソードは有名であるが、文献上の証拠は怪しい。 現在のところ過去の特定の日食現象には同定されていない。計算上は、[[邪馬台国]]の時期に日本列島で日食が2回起きた可能性がある。[[卑弥呼]]が死んだとされる[[247年]]と[[248年]]である。[[国立天文台]]の谷川清隆・相馬充らは、「特定された日食は『[[日本書紀]]』[[推古天皇]]36年[[3月2日 (旧暦)|3月2日]]([[628年]][[4月10日]])が最古であり、それより以前は途中の文献がないため[[地球]]の[[自転]]速度低下により特定できない」としている<ref>[http://www.cfca.nao.ac.jp/~tanikaos/eclps/moment.pdf 中国・日本の古代日食から推測される地球慣性能率の変動]。</ref>。 == 今後見られる日食 == [[2100年]]までのものについて挙げる。データは[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]のものに基づく。日時は原データではUTCだが日本時間を用いた。 {{予定|section=1}} {| class="wikitable" !日付!!種類!!説明 |- |2010年[[7月11日]]||'''皆既'''||[[イースター島]]を含む[[ポリネシア]]、[[チリ]]南部および[[アルゼンチン]]南部。 |- |[[2011年]][[1月4日]]||部分||ヨーロッパ大陸では日の出直後に食が最大となる。北アフリカから中東まで広い範囲で部分食を観測できる。食分は最大0.858 |- |2011年[[6月2日]]||部分||[[アイスランド]]、[[グリーンランド]]、[[アラスカ州]]、カナダ北部、ロシア沿海州などで部分食を観測可能。日本では北日本を中心に見える。最大の食分は0.601 |- |2011年[[11月25日]]||部分||南極大陸、[[南アフリカ共和国]]、[[タスマニア州]]([[オーストラリア]])、[[ニュージーランド]]南部で部分食。最大の食分は0.905 |- |'''[[2012年]][[5月21日]]'''||金環||日本では[[トカラ列島]]、[[屋久島]]、[[種子島]]、[[九州地方]]の一部(中部から南部)、[[四国地方]]の一部、[[近畿地方]]南部、[[中部地方]]南部、[[東海地方]]の大部分、[[関東地方]]の大部分、[[東北地方]]南部で観察可能。その他の地域でも部分的に欠ける。 |- |2012年[[11月14日]]||'''皆既'''||[[オーストラリア]]北部([[ケアンズ]]など)で観測できる。 |- |[[2013年]][[5月10日]]||金環|| |- |2013年[[11月3日]]||金環<br />'''皆既'''||[[中部アフリカ]]([[ガボン]]、[[コンゴ共和国]]など)、[[東アフリカ]]([[ウガンダ]]、[[ケニヤ]]、[[エチオピア]]など)で観測できる。 |- |[[2014年]][[4月29日]]||金環|| |- |2014年[[10月23日]]||部分|| |- |[[2015年]][[3月20日]]||'''皆既'''||[[北極]]、[[アイスランド]]などで観測できる。 |- |2015年[[9月13日]]||部分|| |- |[[2016年]][[3月9日]]||'''皆既'''||[[インドネシア]]で観測できる。日本では部分的に欠ける。 |- |[[2016年]][[9月1日]]||金環||[[アフリカ大陸]],[[マダガスカル]]で観測できる。 |- |[[2017年]][[2月26日]]||金環||[[南アメリカ]],[[アフリカ]]で観測できる。 |- |2017年[[8月21日]]||'''皆既'''||皆既日食帯が[[アメリカ合衆国]]を横断。アメリカ西部([[アメリカ西海岸|西海岸]][[オレゴン州]])から東部([[サウスカロライナ州]])まで幅広い範囲で観測できる。 |- |[[2018年]][[2月15日]]||部分|| |- |[[2018年]][[7月13日]]||部分|| |- |[[2018年]][[8月11日]]||部分|| |- |[[2019年]][[1月6日]]||部分||日本でも見える。 |- |[[2019年]][[7月3日]]||'''皆既'''||東[[太平洋]]、[[南米]]の[[チリ]]、[[アルゼンチン]]で観測できる。 |- |[[2019年]][[12月26日]]||金環||関東より北で日没帯部分日食。 |- |[[2020年]][[6月21日]]||金環||日本全国で部分日食が観測可能。 |- |[[2020年]][[12月14日]]||'''皆既'''||2019年に観測できる皆既日食より南部の南米チリ、アルゼンチン([[パタゴニア]])で観測できる。 |- |[[2021年]][[6月10日]]||金環||[[アラスカ]],[[北極]],[[ロシア]]で観測できる。 |- |2021年[[12月4日]]||'''皆既'''||[[南極大陸]]で観測できる。 |- |[[2022年]][[4月30日]]||部分|| |- |2022年[[10月25日]]||部分|| |- |[[2023年]][[4月20日]]||金環<br />'''皆既'''||[[インドネシア]]で観測可能。九州~東海の南岸でも僅かに欠ける。 |- |2023年[[10月14日]]||金環||[[北アメリカ]][[中央アメリカ]][[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2024年]][[4月8日]]||'''皆既'''||[[メキシコ]]、[[アメリカ合衆国]]、[[カナダ]]などで観測可能。アメリカ国内では、皆既日食帯が南部の[[テキサス州]]や北東部の[[ニューヨーク州]]も通る。 |- |2024年[[10月2日]]||金環||[[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2025年]][[5月29日]]||部分|| |- |2025年[[9月21日]]||部分|| |- |[[2026年]][[2月17日]]||金環||[[南極]]で観測できる。 |- |2026年[[8月12日]]||'''皆既'''||[[ヨーロッパ]],[[グリーンランド]][[北極]]で観測できる。 |- |[[2027年]][[2月6日]]||金環||[[南アメリカ]],[[アフリカ]]で観測できる。 |- |2027年[[8月2日]]||'''皆既'''||[[地中海]],[[中近東]]で観測できる。 |- |[[2028年]][[1月26日]]||金環||[[南アメリカ]],[[ヨーロッパ]]で観測できる。 |- |2028年[[7月22日]]||'''皆既'''||[[オーストラリア]],[[ニュージーランド]]で観測できる。 |- |[[2029年]][[1月14日]]||部分|| |- |2029年[[6月12日]]||部分|| |- |2029年[[7月11日]]||部分|| |- |2029年[[12月5日]]||部分|| |- |'''[[2030年]][[6月1日]]'''||金環||[[地中海]],[[ロシア]]と北部と南部を除いた[[北海道]]の大部分で金環食。2012年5月21日の金環食とは同じサロス周期。 |- |2030年[[11月25日]]||'''皆既'''||[[アフリカ]],[[オーストラリア]]で観測できる。 |- |[[2031年]][[5月21日]]||金環||九州の南部以南でも部分的に欠ける。 |- |2031年[[11月14日]]||金環<br />'''皆既'''||[[中央アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2032年]][[5月9日]]||金環|| |- |2032年[[11月3日]]||部分||関東から北で日没帯食。 |- |[[2033年]][[3月30日]]||'''皆既'''||[[南極海]]の海上を通るため観測は船上となる。 |- |2033年[[9月23日]]||部分|| |- |[[2034年]][[3月20日]]||'''皆既'''||[[アフリカ]],[[中近東]],[[中国]]の一部で観測できる。 |- |2034年[[9月12日]]||金環||[[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2035年]][[3月9日]]||金環||[[ニュージーランド]]で観測できる。 |- |'''2035年[[9月2日]]'''||style="white-space:nowrap"|'''皆既'''||日本でも[[能登半島]]([[石川県]][[穴水町]])と[[北関東]]・[[茨城県]]を結ぶ一帯で観測可能。 |- |[[2036年]][[2月27日]]||部分|| |- |[[2036年]][[7月23日]]||部分|| |- |[[2036年]][[8月21日]]||部分|| |- |[[2037年]][[1月16日]]||部分|| |- |[[2037年]][[7月13日]]||'''皆既'''||-[[オーストラリア]][[ニュージーランド]]で観測できる。 |- |[[2038年]][[1月5日]]||金環||-[[中央アメリカ]][[アフリカ]]で観測できる。 |- |[[2038年]][[7月2日]]||金環||-[[中央アメリカ]][[アフリカ]]で観測できる。 |- |[[2038年]][[12月26日]]||'''皆既'''||[[オーストラリア]]で観測できる。 |- |[[2039年]][[6月21日]]||金環||-[[アラスカ]][[グリーンランド]]で観測できる。 |- |[[2039年]][[12月15日]]||'''皆既'''||[[南極]]で観測できる。 |- |[[2040年]][[5月11日]]||部分|| |- |[[2040年]][[11月4日]]||部分|| |- |[[2041年]][[4月30日]]||'''皆既'''||[[アフリカ]]で観測できる。 |- |style="white-space:nowrap"|'''[[2041年]][[10月25日]]'''||金環||[[北陸地方|北陸]]から[[中部地方]]、[[東海地方]]、[[伊豆諸島]]などで観測可能。 |- |'''[[2042年]][[4月20日]]'''||'''皆既'''||日本の南海上。日本の陸地では[[鳥島 (八丈支庁)|伊豆鳥島]]のみ観測可能。 |- |[[2045年]]8月12日||'''皆既'''||[[北アメリカ]],[[中央アフリカ]],[[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2046年]][[2月6日]]||金環||[[東南アジア]],[[ハワイ]],[[アメリカ]]で観測できる。日本では部分日食となる。 |- |[[2047年]][[1月26日]]||部分||-日本で部分日食が見られる。 |- |[[2047年]][[6月23日]]||部分|| |- |[[2047年]][[7月22日]]||部分|| |- |[[2047年]][[12月16日]]||部分|| |- |[[2048年]][[6月11日]]||金環||[[北アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2048年]][[12月5日]]||'''皆既'''||[[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2049年]][[5月31日]]||'''皆既'''||[[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2049年]][[11月25日]]||金環||[[中近東]],[[東南アジア]]で観測できる。 |- |[[2050年]][[5月20日]]||金環|| |- |[[2050年]][[11月14日]]||部分|| |- |[[2051年]][[4月11日]]||部分|| |- |[[2051年]][[10月4日]]||部分|| |- |[[2052年]][[3月30日]]||'''皆既'''||[[北アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2052年]][[9月22日]]||金環||[[東南アジア]],[[メラネシア]]で観測できる。 |- |[[2053年]][[3月20日]]||金環||[[東南アジア]]で観測できる。 |- |[[2053年]][[9月12日]]||'''皆既'''||[[地中海]],[[中近東]],[[東南アジア]]で観測できる。 |- |[[2054年]][[3月9日]]||部分|| |- |[[2054年]][[8月3日]]||部分|| |- |[[2054年]][[9月1日]]||部分|| |- |[[2055年]][[1月27日]]||部分|| |- |[[2055年]][[7月24日]]||'''皆既'''||[[アフリカ]]で観測できる。 |- |[[2056年]][[1月16日]]||金環||[[太平洋]],[[ライン諸島]],[[中央アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2056年]][[7月12日]]||金環||[[エクアドル]],[[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2057年]][[1月5日]]||'''皆既'''||[[大西洋]],[[太平洋]]を通るが、[[ケープタウン]]では、よく観測できる。 |- |[[2057年]][[7月2日]]||金環||[[ロシア]],[[アラスカ]],[[カナダ]]で観測できる。 |- |[[2058年]][[12月16日]]||'''皆既'''||[[南極]]で観測できる。 |- |[[2059年]][[5月11日]]||'''皆既'''||[[エクアドル]],[[ブラジル]]で観測できる。 |- |[[2059年]][[11月5日]]||金環||[[スペイン]],[[フランス]]の一部,[[アンドラ]],[[アフリカ]],[[東南アジア]]で観測できる。 |- |[[2060年]][[4月30日]]||'''皆既'''||[[リオデジャネイロ市]],[[アフリカ]],[[トルコ]],[[アジア]]の中央部で観測できる。 |- |[[2060年]][[10月24日]]||金環||[[アフリカ]]で観測できる。 |- |[[2061年]][[4月20日]]||'''皆既'''||[[北極]],[[ヨーロッパ]]で観測できる。 |- |[[2061年]][[10月13日]]||金環||[[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2062年]][[3月11日]]||部分|| |- |[[2062年]][[9月3日]]||部分|| |- |[[2063年]][[2月28日]]||金環||[[東南アジア]]で観測できる。日本だと[[福岡]]では欠ける。 |- |'''2063年[[8月24日]]'''||'''皆既'''||[[ロシア]]を通り[[津軽海峡]]を挟み[[青森県]]北部や[[道南]]で観測できる。 |- |[[2064年]][[2月17日]]||金環||[[アフリカ]],[[インド]]で観測できる。 |- |[[2065年]][[2月5日]]||部分|| |- |[[2065年]][[7月3日]]||部分|| |- |[[2065年]][[8月2日]]||部分|| |- |[[2065年]][[12月27日]]||部分|| |- |[[2066年]][[6月23日]]||金環||[[ロシア]],[[アラスカ]]で観測できる。日本だと[[札幌市]]では部分食となる。 |- |[[2066年]][[12月16日]]||'''皆既'''||[[オーストラリア]],[[ニュージーランド]]で観測できる。 |- |[[2067年]][[6月11日]]||金環||[[南アメリカ]]で観測できる。 |- |[[2068年]][[5月31日]]||'''皆既'''||[[オーストラリア]],[[ニュージーランド]]で観測できる。 |- |[[2068年]][[11月24日]]||部分|| |- |[[2069年]][[4月21日]]||部分|| |- |[[2069年]][[5月21日]]||部分|| |- |[[2069年]][[10月15日]]||部分|| |- |'''[[2070年]][[4月11日]]'''||'''皆既'''||[[南西諸島]]、日本の南海上。皆既日食帯が[[宮古島]]および[[沖縄本島]]のすぐ南海上を通る。[[ベヨネース列岩]]、[[須美寿島]]で観測可能。他に[[インド洋]],[[東南アジア]]で観測可能。 |- |[[2070年]][[10月4日]]||金環||[[アフリカ]]で観測可能。 |- |[[2071年]][[3月31日]]||金環||[[南アメリカ]],[[アフリカ]]で観測可能。 |- |[[2071年]][[9月23日]]||'''皆既'''||[[北アメリカ]],[[南アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2072年]][[3月19日]]||部分|| |- |[[2072年]][[9月12日]]||'''皆既'''||[[ロシア]]で観測可能。 |- |[[2073年]][[2月7日]]||部分|| |- ||[[2074年]][[1月27日]]||金環||[[アフリカ]],[[インド洋]],[[東南アジア]],[[日本]]の観測可能。 |- |'''[[2074年]][[1月27日]]'''||金環||[[鹿児島県]]南部の[[薩摩半島]]、[[種子島]]、[[屋久島]]などで観測可能。 |- |2074年[[7月13日]]||金環||[[ヨーロッパ]],[[ロシア]] |- |[[2075年]][[1月16日]]||'''皆既'''||[[南アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2075年]][[7月14日]]||金環||[[ヨーロッパ]],[[ロシア]]で観測可能。 |- |[[2076年]][[1月6日]]||'''皆既'''||[[南極]]で観測可能。 |- |[[2076年]][[6月1日]]||部分|| |- |[[2076年]][[7月1日]]||部分|| |- |[[2077年]][[5月22日]]||'''皆既'''||[[オーストラリア]],[[ソロモン諸島]]で観測可能。 |- |[[2077年]][[11月15日]]||金環||[[北アメリカ]],[[中央アメリカ]],[[南アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2078年]][[5月11日]]||'''皆既'''||[[北アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2078年]][[11月4日]]||金環||[[南アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2079年]][[5月1日]]||'''皆既'''||[[北アメリカ]],[[グリーンランド]]で観測可能。 |- |[[2079年]][[10月24日]]||金環||[[ニュージーランド]]で観測可能。 |- |[[2080年]][[3月21日]]||部分|| |- ||[[2080年]][[9月13日]]||部分|| |- ||[[2081年]][[3月10日]]||金環||[[南アメリカ]],[[アフリカ]]で観測可能。 |- |[[2081年]][[9月3日]]||'''皆既'''||[[ヨーロッパ]],[[中近東]],[[東南アジア]]で観測可能。 |- |[[2082年]][[2月27日]]||金環||[[南アメリカ]],[[ヨーロッパ]]で観測可能。 |- |[[2082年]][[8月24日]]||'''皆既'''||[[東南アジア]]で観測可能。日本では、大阪などが部分食となる。 |- |[[2083年]][[2月16日]]||金環|| |- |[[2083年]][[7月15日]]||部分|| |- |[[2083年]][[8月13日]]||部分|| |- ||[[2084年]][[1月7日]]||部分|| |- |[[2084年]][[7月3日]]||金環||[[ロシア]],[[アラスカ]]で観測可能。 |- ||[[2084年]][[12月27日]]||'''皆既'''|| |- |'''[[2085年]][[6月22日]]'''||金環||[[沖縄本島]]北部、[[大東諸島]]の一部で観測可能。[[インド]],[[中国]]も観測できる。 |- |2085年[[12月17日]]||金環||日本では部分食。 |- |[[2086年]][[6月11日]]||'''皆既'''||[[北アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2086年]][[12月6日]]||金環||日本では部分食。 |- |[[2087年]][[5月2日]]||部分|| |- |2087年[[6月1日]]||部分|| |- |2087年[[10月27日]]||部分|| |- |[[2088年]][[4月21日]]||'''皆既'''||[[アフリカ]],[[ヨーロッパ]],[[ロシア]]で観測できる。 |- |2088年[[10月14日]]||金環||[[南アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2089年]][[4月10日]]||金環||[[オーストラリア]]で観測可能。 |- |'''[[2089年]][[10月4日]]'''||'''皆既'''||[[先島諸島]]付近。[[尖閣諸島]]、[[宮古島]]北部で観測可能。 |- |[[2090年]][[3月31日]]||部分|| |- |2090年[[9月23日]]||'''皆既'''||[[グリーンランド]],[[ヨーロッパ]]で観測可能。 |- |[[2091年]][[2月18日]]||部分|| |- |[[2091年]][[8月14日]]||'''皆既'''|| |- |[[2092年]][[2月7日]]||金環||[[南アメリカ]],[[アフリカ]]で観測可能。 |- |2092年[[8月3日]]||金環||[[アフリカ]]で観測可能。 |- |[[2093年]][[1月27日]]||'''皆既'''||[[オーストラリア]],[[ニュージーランド]]で観測可能。 |- |2093年[[7月23日]]||金環||[[北アメリカ]],[[ヨーロッパ]]で観測可能。 |- |[[2094年]][[1月16日]]||'''皆既'''||[[南極]]で観測可能 |- |2094年[[6月12日]]||部分|| |- |2094年[[7月12日]]||部分|| |- |[[2095年]][[6月2日]]||'''皆既'''||[[アフリカ]]で観測可能。 |- |'''[[2095年]][[11月27日]]'''||金環||[[中国地方]]、[[四国地方]]、[[近畿地方]]の一部、[[小笠原諸島]]などで観測可能。 |- |[[2096年]][[5月22日]]||'''皆既'''||[[東南アジア]],日本では部分食が見られる。 |- |2096年[[11月15日]]||金環||[[東南アジア]],[[オーストラリア]],[[ニュージーランド]]で観測可能。日本では,福岡などが部分的に欠ける。 |- |[[2097年]][[5月11日]]||'''皆既'''||[[アラスカ]],[[スバールバル諸島]]で観測可能。 |- |2097年[[11月4日]]||金環||[[南極]]で観測可能。 |- |[[2098年]][[4月1日]]||部分|| |- |2098年[[9月24日]]||部分|| |- |2098年[[10月24日]]||部分|| |- |[[2099年]][[3月21日]]||金環||[[マルキーズ諸島]]で観測可能。 |- |[[2099年]][[9月14日]]||'''皆既'''||[[北アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2100年]][[3月10日]]||金環||[[東南アジア]],[[ハワイ諸島]],[[北アメリカ]]で観測可能。 |- |[[2100年]][[9月4日]]||'''皆既'''||[[中部アフリカ]]、[[東アフリカ]]、[[インド洋]]・[[マダガスカル]]で観測可能。 |} [[ファイル:日食0904.jpg|thumb|200px|木洩れ日の影、日食で太陽が欠けていることがわかる、2009年7月22日、沖縄県八重山郡]] == 日本での記録 == === 皆既日食 === ; [[628年]][[4月10日]]([[推古天皇]]36年[[3月2日 (旧暦)|3月2日]]) : 日本で記録に残っている最古の日食。『日本書紀』の推古36年3月の条に、「三月丁未朔、戊申日有蝕尽之」(三月、丁未の朔にして戊申に、日、蝕え尽きたること有り)と日食が推古天皇36年3月2日(628年4月10日)にあったことが記録されている。部分日食だったとされているが、皆既日食だったとする説もある。 ; [[975年]][[8月10日]]([[天延]]3年[[7月1日 (旧暦)|7月1日]]) : 『[[日本紀略]]』に「天延三年七月一日辛未、(中略)、卯辰刻皆虧、如墨色無光、群鳥飛亂、衆星盡見、詔書大赦天下、(以下略)」(天延三年七月一日辛未(975年8月10日)、卯辰の刻に皆虧(午前七時に皆既)、墨色のごとくにて光なし、鳥が群がって乱れ飛び、多くの星が見え、天下に大赦を発布す)<ref>[http://base1.nijl.ac.jp/~kojiruien/tenbu/frame/f000041.html 古事類苑>天部一>日>日蝕【入】 第1巻41頁]</ref>と書かれており、皆既日食があったことが記録されている。中国地方から関東地方にかけて見られ、時の政府は天下に大赦を発布している。この時の[[天文博士]]は[[安倍晴明]]だった。 ; [[1963年]][[7月21日]] : 早朝、北海道の富良野から知床半島にかけて観測された。網走では、35秒間の皆既日食が見られた。 ; [[1988年]][[3月18日]] : 日本で観測できた20世紀最後の皆既日食。小笠原諸島の硫黄島東方沖海上で、数台の大型船の甲板上によって観測された。この年以降、海外への日食ツアーが認知され参加者も増えるようになった。 ; [[2009年]][[7月22日]] : [[インド]]、[[中華人民共和国]]南部、[[琉球列島]]、西[[太平洋]]にかけての地域で皆既日食が観測された。詳細は[[2009年7月22日の日食]]を参照 === 金環日食 === ; [[1183年]][[11月24日]]([[寿永]]2年[[10月1日 (旧暦)|閏10月1日]]) : [[平家物語]]や[[源平盛衰記]]に記されている[[水島の戦い|水島の合戦]]のさなかに起こった日食。食分は95%程度とされる。天文博士を擁する朝廷側の平家はこの日、日食が起こることを知っていて太陽が欠けていくことに恐れ混乱する木曽源氏に対して戦いを有利に進め平家が勝利した。以下は、源平盛衰記の記述。 : 「寿永二年閏十月一日(1183年11月24日)、水島にて源氏と平家と合戦を企つ。城の中より 勝ち鼓をうってののしりかかるほどに、天俄(にわか)に曇て、日の光もみえず、闇の夜のごとくなりたれば、源氏の軍兵ども日蝕とは知らず、いとど東西を失いて、舟を退いていずちともなく風にしたがいてのがれゆく。平氏の兵(つわもの)どもはかねて知りにければ、いよいよ時(の声)をつくりて、重ねて攻め戦う。」 ; [[1987年]][[9月23日]] : 沖縄本島をすっぽり覆い隠すように金環帯が通過。沖縄の本部町では金環帯の中心線が通過したので、真円での金環日食が観測された。 == 日食予報 == 古代において、日食は重大な関心を持たれていた。『[[史記]]』においては専横を敷いていた[[前漢]]の最高権力者[[呂雉|呂后]]が日食を目の当たりにし「悪行を行ったせいだ」と恐れ、『[[晋書]]』天文志では太陽を君主の象徴として日食時に国家行事が行われれば君主の尊厳が傷つけられて、やがては臣下によって国が滅ぼされる前兆となると解説しており予め日食を予測してこれに備える必要性が説かれている。 このため、[[日本]]の[[朝廷]]でも[[持統天皇]]の時代以後に[[暦博士]]が日食の予定日を計算し[[天文博士]]がこれを観測して[[天文密奏|密奏]]を行う規則が成立した。[[養老律令]]の儀制令・[[延喜式]][[陰陽寮]]式には暦博士が毎年[[1月1日 (旧暦)|1月1日]]に陰陽寮に今年の日食の予想日を報告し、陰陽寮は予想日の8日前までに[[中務省]]に報告して当日は国家行事や一般政務を中止したとされている。[[六国史]]には多くの日食記事が掲載されているが、実際には起こらなかった日食も多い。ただしこれは日食が国政に重大な影響を与えるとする当時の為政者の考えから予め多めに予想したものがそのまま記事化されたためと考えられ、実際に日本の[[畿内]](現在の[[近畿地方]])で観測可能な日食(食分0.1以上)については比較的正確な暦が使われていた[[奈良時代]]・[[平安時代]]前期の日食予報とほぼ正確に合致している。<!-- 参照:細井浩志『古代の天文異変と史書』(吉川弘文館、2007年)ISBN 978-4-642-02462-4 --> == 日食が登場する作品 == * [[DRAGONBALL EVOLUTION]] * [[鋼の錬金術師]] == 脚注 == {{Reflist}} == 関連項目 == * [[月食]] * [[食 (天文)]] * [[サロス周期]] * [[黄道]] * [[白道]] * [[朔]] * [[交点 (天文)]] * [[掩蔽]] * [[天岩戸]] == 外部リンク == {{Commonscat|Solar eclipse}} * [http://www.nao.ac.jp/koyomi/koyomix/eclipsex_s.html 国立天文台 日食各地予報] * [http://sunearth.gsfc.nasa.gov/eclipse/eclipse.html Eclipse Home Page](NASA) * [http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10553/ 日食・月食情報データベース] * [http://www.live-eclipse.org/index.html Live Eclipse] * [http://eclipse.star.gs/ 黒い太陽にロマンを求めて] * [http://www.h3.dion.ne.jp/~eclipse/eclipse.htm 21世紀に観測可能な日食情報] * [http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10553/jp4.html 日食図(日本で観測できる日食)] * [http://homepage2.nifty.com/turupura/nissyoku/future/kongo_near.html 2035年までに日本で見られる日食](つるちゃんのプラネタリウム) * [http://eclipse.star.gs/english/ Pursue romance in the black sun] * [http://xjubier.free.fr/en/site_pages/Solar_Eclipses.html Solar Eclipse Resources] * [http://www.exploratorium.edu/eclipse/index.html Exploratorium] * [http://www.city.amami.lg.jp/eclipse/default.asp 2009皆既日食in奄美] {{太陽}} {{DEFAULTSORT:につしよく}} {{Link FA|en}} {{Link FA|pt}} {{Link FA|pt}} [[Category:日食|*]] [[Category:天文現象]] [[Category:太陽]] [[Category:天文学に関する記事]] [[ar:كسوف الشمس]] [[az:Günəş tutulması]] [[bg:Слънчево затъмнение]] [[bn:সূর্যগ্রহণ]] [[bs:Pomračenje Sunca]] [[ca:Eclipsi de Sol]] [[cs:Zatmění Slunce]] [[cy:Diffyg ar yr haul]] [[da:Solformørkelse]] [[de:Sonnenfinsternis]] [[diq:Gırewtena Roci]] [[el:Έκλειψη Ηλίου]] [[en:Solar eclipse]] [[eo:Suna eklipso]] [[es:Eclipse solar]] [[et:Päikesevarjutus]] [[eu:Eguzki eklipse]] [[fa:خورشیدگرفتگی]] [[fi:Auringonpimennys]] [[fr:Éclipse solaire]] 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