仮面ライダーシリーズ

出典: Wikipedio

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Template:告知 仮面ライダーシリーズ(かめん‐)は、石ノ森章太郎原作、並びに東映制作による特撮テレビドラマシリーズ。原作者自身をはじめとする多くの作家によって映画漫画小説舞台等で展開されている。日本の特撮テレビ番組においては「スーパー戦隊シリーズ」「ウルトラシリーズ」と並ぶ代表的な特撮番組シリーズ。

目次

概要

基本コンセプト

第1作の『仮面ライダー』は“悪の組織により肉体を改造(サイボーグ化)されてしまった改造人間である主人公が異形の姿に変身し、バイクを駆って、悪の組織とその怪人と戦う”という物語であった。また、主人公は仮面ライダーという異形のものとなってしまったことに対する苦悩・葛藤を抱え、その仮面はバッタをモチーフにしたデザインであった。その他、『腰のベルトで変身』『ポーズをとり「変身」と叫んで姿が変わる』『必殺キックを使う』そして『バイクを利用する』という特徴がある。

以降の仮面ライダーも概ね上記コンセプトを雛形として作られているが、全作がそれらを完全に踏襲しているわけではなく、各作品で取捨選択を行っている。

特に『クウガ』以降は改造人間という設定が表だっては使われなくなり<ref>劇場映画やTVスペシャルでは例外あり。また、TVシリーズでも人体改造を暗示する設定が使用される例はある。詳細は各作品の記事を参照。</ref>、主人公達が「仮面ライダー」を名乗っていない作品もある。尚、改造人間という設定が使われなくなった理由としては、人工臓器や義手の人のことを考慮してという説がある<ref>「まんが あなたの知らない特撮ヒーロー秘密ファイル」より</ref>。

また、仮面ライダーのモチーフは主に昆虫が使用されているが、その他甲殻類や果ては“記号”等生物以外の物にまで及んでいる。多くの作品で複眼を意識した大きな目が採用されている。

第1作から多くの作品で仮面ライダーがバイク系の“またがり式”の乗り物を使用しているが、一部の作品には使わない仮面ライダーもおり、モチーフもそうだが事実平成になってからは特に増える傾向にある。

尚、ただ単純に略して「ライダー」と呼ばれる事もある。

変身ポーズ

第1作放映初期は視聴率が厳しく、そこで様々な対策を導入した。その一つが変身ポーズであり、脚を開き腕を動かしながら「変身!」と叫ぶその姿は子供たちに大きな影響を与え、変身ポーズはたちまち子供たちの中で流行していき、以降の作品にも継がれることになる。現在でも主にバラエティ番組やコント等において幅広く使われている。

平成作品でもポーズは健在であるが、中にはポーズを全くとらないライダーや装着者によりポーズが異なるなどのものもある。特に『仮面ライダーファイズ』以降はポーズが簡略化され、変身前に大きな動きは特に見られなくなった。

原作者との関係

石森(石ノ森)章太郎は『仮面ライダーBLACK RX』までは原作者として制作に関わり、一部の作品では、原作者として以外に監督として制作に関わったり、端役として出演したりしている。『仮面ライダークウガ』以降は没後の作品であるため当然制作に関与してはいないが、「仮面ライダー」というコンセプトに対する原作者としてその名をクレジットされる。

なお、『クウガ』以降の作品は1月に開始される事が多いため、彼の誕生日(25日)や命日(28日)に重なることがある。これは、『クウガ』と同時間帯の前々作品『テツワン探偵ロボタック』(八手三郎原作、メタルヒーローシリーズ枠)を予定より短縮し、前作品『燃えろ!!ロボコン』(石ノ森原作)の開始を一周忌の時期に合わせ、以後新番組への切り替えを1年毎にしているためである(ただし、『仮面ライダーW』のみ例外)。

原作者表示以外での作品中の「石ノ森」
  • 「この作品を石ノ森章太郎先生に捧げる」 - 『仮面ライダークウガ』(2000年)第1回目の冒頭
  • 「石ノ森章太郎先生の遺志を継いで…」 - 『仮面ライダー響鬼』(2005年)第1回目の冒頭
  • 「石ノ森章太郎生誕70周年記念作品」 - 『仮面ライダーキバ』(2008年)第1回目の冒頭
  • 『仮面ライダーディケイド』でクウガ/小野寺ユウスケが登場するがこの小野寺という名字は石ノ森の本名の名字である。
  • 『仮面ライダーW』の左翔太郎の名前は彼のオマージュで読みが同じ「しょうたろう」。

作品世界内のつながり

シリーズ全体

本シリーズの各作品の世界は、第1作から『BLACK RX』までの繋がっている世界と、作品ごとに独立している世界に分けられる。ただし、各種ショー・イベント・ゲーム作品・一部映像作品などで共演することはある<ref>『仮面ライダー 正義の系譜』や『きだ版ライダー絵巻 仮面ライダー電王 激突! 電王VS信長』など。</ref>。

『仮面ライダー』 - 『BLACK RX』

第1作から『ZX』までは、直接の続編として設定が連続しているため、作品に過去の仮面ライダーが登場するという描写が多く見られる。敵・秘密結社の間にも繋がりが存在する。『アマゾン』と『スーパー1』(劇場映画を除く)には他の仮面ライダーは登場していないが、共通の登場人物などにより繋がりがはっきりしている。

『BLACK RX』は、前作『BLACK』と直接の続編であるため、同一世界である。第1作からの関係については、『BLACK』当初は別の世界とされていたが、主人公・南光太郎が、過去にも仮面ライダーが存在したと解釈できる発言をし、『BLACK RX』終盤で過去に活躍した1号からZXまでの10人の歴代仮面ライダーが登場した。

なお、本シリーズ以外の他の石森章太郎作品と世界がつながっている設定<ref>劇場版作品『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』の劇中ではV3・アマゾン・キカイダー(『人造人間キカイダー』)・ゴレンジャー(『秘密戦隊ゴレンジャー』)の活動が語られている。</ref>も存在する。

『真』『ZO』『J』

Vシネマ版と劇場版のみの『真』『ZO』『J』は、映像本編はそれぞれが独立した物語として展開しているが、平成のテレビシリーズでは使われなくなった「ライダーが改造人間である」という設定も、この3作品までは受け継いでいた。

また、イベント用短編映画『仮面ライダーワールド』では、『ZO』と『J』が共演し、『真』や『BLACK』の敵も登場しているが、世界観の繋がりがあるかは不明である<ref>HERO SAGAでは『ZO』と『J』は同一世界での出来事として描かれている。</ref>。

石ノ森の漫画版など

漫画版『仮面ライダーBlack』は、登場人物に“子どものころに『仮面ライダー』という番組があった<ref>この『仮面ライダー』の作品内に、『仮面ライダー』という作品があったという演出は、漫画版『仮面ライダー』でもすでにおこなわれており、「仮面の世界」で浩二が見ている番組やライダーごっこをして遊ぶ子供たちが描かれている。</ref>”と語らせることで、主人公が“仮面ライダー”を名乗るきっかけを描いている。

また、石ノ森の代表作の一つであることも関係し、他の作品の中での漫画作品やテレビ番組として『仮面ライダー』が登場することもある<ref>例として、『となりのたまげ太くん』では、ギャグ漫画の中に仮面ライダーが登場している。</ref>。先述の通り、石ノ森は、他の作品との世界観を共有するという設定を使うことが多く<ref>仮面ライダーシリーズ以外の例としては、『ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ』ではゴレンジャーとロボコンが共演し、『イナズマン』ではキカイダーが客演している。</ref>、漫画版『仮面ライダーBlack』には、『HOTEL』の舞台であるプラトンホテルが登場している。

『クウガ』-『キバ』、『W』

『クウガ』-『キバ』、『W』の各作品内世界は、過去作との直接的な繋りを断ち切った設定とされており、原則として、それぞれの作品が独立した世界になっている。

平成ライダーシリーズ間のつながりとしては、『アギト』が前作『クウガ』との間に何らかの世界観のつながりがあることが示唆<ref>仮面ライダーアギト#仮面ライダークウガとの関係参照。</ref>されており、『龍騎』のハイパーバトル・ビデオでのアギトとの共演やHERO SAGAでの『アギト』と『555』のクロスオーバーなど、『クウガ』以降の各作品内世界は、イベントなどの作品以外でも、それぞれ別の世界観を持ちながらも、そのつながりが示唆されていた。

平成ライダーシリーズ以外とのつながりとしては、ファンサービス的な範囲で旧作を意識した演出は存在する<ref>『クウガ』の劇中で、城南大学の教授として、仮面ライダー1号(本郷猛)の姓と同じ「本郷」という人名(特徴も類似)が語られており、これに近い例として、『響鬼』の劇中で、仮面ライダーV3(風見志郎)の姓と同じ「風見」という人名の事が語られている。</ref><ref>『アギト』劇場版に、かつて本郷猛役を演じた藤岡弘が警視総監として出演。これに近い例として、『カブト』の本編中に、映画『仮面ライダー THE FIRST』で本郷猛役を演じた黄川田将也がサイクロンを押す謎の青年として出演している。</ref><ref>『仮面ライダー響鬼』の劇場版では、別人という設定ながら旧シリーズの主要人物である立花藤兵衛と同姓同名のキャラクターが登場している。</ref>。

『電王』では、劇場版で『キバ』や『ディケイド』のキャラクターと共演している(#『ディケイド』を参照)。

『ディケイド』

2009年度・放送作品の『仮面ライダーディケイド』では、『クウガ』 - 『キバ』をモデルとした9つの世界が、別々のパラレルワールドとされており、それらが何らかの要因で互いに引き寄せ合って消滅しつつあるという設定となっている<ref>これ以前にもパラレルワールドという設定自体は何度か使用されたことがある。詳しくは、パラレルワールドを参照。</ref>。この他、『侍戦隊シンケンジャー』の世界やいくつかの昭和ライダーの世界<ref>TVシリーズの終盤で、「BLACK RXの世界」「BLACKの世界」「Xの世界」「アマゾンの世界」がそれぞれ別の世界として登場。</ref>などもパラレルワールドの1つとされている<ref>『シンケンジャー』については本編とリンクした世界となっているが、『電王』と昭和ライダーの世界はそれぞれの本編をモデルとした世界になっている。</ref>。 また、劇場版では昭和と平成の「オールライダー」<ref>平成ライダーの中には、主役以外のライダーは一部しか含まれていない。また、次回作の主人公であるWも登場している。</ref>が登場した。これらのライダーは一部を除いてどこの世界から来たのか明かされていない。

仮面ライダーのカウント

仮面ライダーは、「 - 号ライダー」「 - 人目の仮面ライダー」といったカウントをされることがある。これは、第1作の『仮面ライダー』で1号と2号が登場し、『V3』で3という数字が使われた流れを継承している。ところが主人公が同一である『BLACK』および『BLACK RX』の2作以降からカウントに無理や不統一が生じてきたため、この形式のカウントは公式にも非公式にもされなくなった。しかし『ディケイド』のスピンオフ企画ではこのカウントを公式に復活させている。

  • 『V3』のライダーマンを「4号」として、『ZX』までの8作品で、10人(10号)となるカウントは明確である。
  • 『ストロンガー』に登場する「タックル」は、書籍などでも広義の意味ではライダーの1人として公式に紹介されているが、「 - 号ライダー」のカウントには入らない。
  • 『BLACK』と『BLACK RX』は主人公が同一である。『BLACK RX』終了後の一時期、BLACK RXを11人目とした“11(イレブン)ライダー”がユニットとしてセールスされ、各種媒体で11人の仮面ライダーとされた。しかし媒体によっては、BLACKを「11人目」、BLACK RXを「12人目」としてカウントしたり、シャドームーンまでカウントする場合があった。
  • 『真』 - 『アギト』も、放送当時は各種媒体などでカウントされたことがあったが、カウントに不統一が生じていた。
  • 『クウガ』以降の作品では、複数の仮面ライダーが登場したり、不特定多数の人物が変身する仮面ライダーが登場したり<ref>『アギト』のG3、『555』のファイズ、カイザ、デルタ、『カブト』のザビー、『キバ』のイクサなど。また、『アギト』では、津上翔一以外にも複数の人間のアギト化が確認されている(但し、翔一以外のアギトは仮面ライダーと呼ばれていない)。</ref> 仮面ライダーに類似する立場だが、劇中での扱いは仮面ライダーと異なる者が登場する<ref>『龍騎』のオルタナティブ、『555』のライオトルーパー、『カブト』のゼクトルーパーなど。特にオルタナティブは劇中で“仮面ライダーではない”と明言されている。一方、ライオトルーパーは「量産ライダー」として他のライダーと非常に近い存在とされている。</ref>など、いわゆる「仮面ライダー」としては、作品上、その存在が不明確なキャラクターも見受けられた。
  • ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』において、ディケイドが通算で「仮面ライダー25号」または「平成ライダー10号」であることに決定された。このカウントはZXまでのカウントを継承した上で、BLACKを11号、BLACK RXを12号、真・ZO・Jを13-15号とし、クウガ以降は番組タイトルの主役ライダーを1体のみカウントしたものである。ガイアメモリキャンペーンでWを26番目と数えているように平成ライダーでは『THE FIRST』『THE NEXT』や『G』はカウントされない場合が多い。

シリーズの区分

第1作から『ストロンガー』、『スカイ』と『スーパー1』、『BLACK』と『BLACK RX』、『クウガ』以降は、それぞれが連続放映されたTVシリーズのため、第1期、第2期、第3期、第4期と期による区分で呼ばれる場合がある。この区分はスタッフのコメント等でも使用された例がある(場合によっては『ZX』も第2期に含まれる)。

また、2000年放送開始の『クウガ』以降のTVシリーズを「平成仮面ライダーシリーズ」(平成ライダーシリーズ)とする場合がある。『ディケイド』では『平成仮面ライダー 10th SINCE 2000』として、このシリーズ名が作品映像や公式サイト・関連玩具でも使われた。

「平成仮面ライダーシリーズ」という名称の定着以降、それ以前のシリーズをファンが便宜上「昭和仮面ライダーシリーズ」と称することもあるが、第1作 - 『BLACK RX』をまとめた正式名称は特に存在しない。

キャスティング

仮面ライダー1号を演じた藤岡弘が人気を得た事により「若手芸能人の出世への登竜門や演技力研鑽のための機会」としての認知が高まった。宮内洋をはじめとするライダーを演じた俳優はライダー以降から一般への認知が高まる傾向がある。ただし格闘等のアクションが多い作品であるため、通常のドラマよりも高い身体能力が必要とされていた。そのため、俳優は武道格闘技の経験者であることをアピールしていることが多い。

『クウガ』以降の作品では容姿を重視したキャスティングになった。プロデューサーによると、当初は児童と一緒の視聴が濃厚な20歳代後半から30歳代の女性を意識しての美形若手俳優の起用だったが、その人気は未婚の若い年齢層にも広がっている。一時期は「イケメンヒーロー」ブームと呼ばれるまでになり、変身前の役を演じる彼らを取り上げた写真集・特撮専門男性グラビア雑誌の発刊などに至っている。素顔の俳優が危険な撮影を直接行うことも少なくなったため、武道や格闘技の経験はオーディションの重要な条件ではなくなっている。

変身前の俳優によるスーツアクション

仮面ライダーになった俳優は、基本的にライダーのスーツに入ってのアクションは行わず、スーツアクターが担当する。ただし、危険を伴わないアクション<ref>『BLACK』のエンディングで歩いて来るBLACKは南光太郎役の倉田てつをが演じている。</ref>や顔を出さなくてはいけないシーンは俳優自身が行う場合もある<ref>例としては『V3』のライダーマン(顔の一部が見える為に山口本人も担当した)、『アギト』のG3やG4、『響鬼』の鬼(顔のみ変身解除する)、『キバ』劇場版でのイクサ(戦闘によるマスク破損のため)、『THE FIRST』の仮面ライダー1号と2号などが挙げられる。</ref>。 

初代『仮面ライダー』において、本郷猛役の藤岡は、初期の頃はスーツに入ってアクションを行っていたが、撮影中バイクで転倒して全治3 - 6ヶ月の重傷を負い、「主人公が出なくなってしまう」という事態を招いた。藤岡はその後スーツを着ることは二度となかったが、2号を演じた佐々木は視聴者である児童が撮影見学に来ている場合、イメージを壊さないために自ら進んでライダーのスーツを着て演技したこともある。

「声優」による「ライダー」の出演

声優の出演は基本的に怪人役が多いが、変身前を演じる俳優が一時降板<ref>『仮面ライダー』では藤岡弘の都合で池水通洋納谷六朗市川治が仮面ライダー1号の声を担当したことがある。</ref>している場合や、後年の客演でライダーのみ出演する場合は、別の声優がライダーの声を演じるケースがある。

また、近年の作品では、ライダーと変身前の人間とが同一人物と言い切れない複雑な関係に設定されているケース<ref>『仮面ライダー龍騎』に出てくる仮面ライダーオーディン(小山剛志)、『仮面ライダー電王』の各フォームは関俊彦(ソード)、遊佐浩二(ロッド)、てらそままさき(アックス)、鈴村健一(ガン)、三木眞一郎(ウイング)などがこれにあたる。詳細は各作品の記事を参照。</ref>もあり、設定に合わせて変身後のアフレコを別の声優が担当している。

女性ライダー

劇中に登場し変身する女性としては『仮面ライダーストロンガー』に登場する電波人間「タックル」の岬ユリ子という先例があるが、”仮面ライダー”としては扱われていない。

仮面ライダーアギト』では沢木雪菜や岡村可奈の「アギト化(不完全変身)」があったが、正規のライダーでは無いため、初の仮面ライダーとしてカウントされる女性は、『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』に登場した「仮面ライダーファム」の霧島美穂となる(厳密にはTVSPでも変身後の姿を確認できる)。

その後、『仮面ライダー555』では「仮面ライダーカイザ」に変身した影山冴子、「仮面ライダーデルタ」に変身した木村沙耶や阿部里奈(この3人は主な変身者ではなく、一時的に変身したのみ)、『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』では「仮面ライダーラルク」の三輪夏美、 『仮面ライダー響鬼』では「仮面ライダー朱鬼」のシュキ(品川栞)、「あきら変身体」の天美あきらなどが登場、『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』とその後の『仮面ライダーキバ』本編では麻生ゆりと麻生恵が代打的な立場であるものの「仮面ライダーイクサ」へ変身している。そして『仮面ライダーディケイド』では、「電王の世界」で光夏海が、ウラタロス・キンタロス・リュウタロスに憑依され、それぞれ「仮面ライダー電王」ロッドフォーム・アックスフォーム・ガンフォームへと変身、また「響鬼の世界」ではアキラ(キャストは天美あきらと同じ)が「仮面ライダー天鬼」に、「ディエンドの世界」では三輪春香(キャストは三輪夏美と同じ)が「仮面ライダーラルク」に変身している。そして『劇場版 仮面ライダーディケイド 完結編』では光夏海が、「仮面ライダーキバーラ」に変身する。さらには『仮面ライダーW』では一度だけ鳴海亜樹子(&左翔太郎)が仮面ライダーWに変身している。しかし、いずれも短期間や限定された舞台、あるいは劇場版のみでの登場に過ぎず、TVシリーズで女性戦士がレギュラーで登場するスーパー戦隊シリーズメタルヒーローシリーズとは異なり、TVシリーズのレギュラーとしての女性ライダーは登場していない。

少年ライダー

過去、『仮面ライダー』および『仮面ライダーV3』での「少年ライダー隊」や、『仮面ライダースーパー1』での「ジュニアライダー隊」が登場しているものの、実際に少年が変身したライダーは『仮面ライダーディケイド』の「キバの世界」で「仮面ライダーキバ」に変身したワタルが初めてとなる。また同じく『ディケイド』の「響鬼の世界」でのアスムも「仮面ライダー響鬼」となった。

ただし、イレギュラー的な形での登場では、「てれびくん」の特典ビデオ版『仮面ライダー響鬼』での安達明日夢、同じく特典ビデオ版『仮面ライダーキバ』でのプレイヤーと呼ばれる少年(詳細は不詳)などが変身をした例がある。劇場版では、『仮面ライダー電王 俺、誕生!』での10歳の頃の野上 良太郎である小太郎や『超・電王』シリーズにおける少年の姿になった良太郎(キャストは小太郎と同じ)などが変身している。また、『仮面ライダー龍騎』のオープニングには、カードデッキを持った少年が登場しているが、イメージカットであるため劇中で少年が変身することはなかった。

劇場版

『仮面ライダー』 - 『J』

1971年から1988年までは東映まんがまつり用としてテレビシリーズ『仮面ライダー』-『BLACK』の劇場版が制作されている。1993年と1994年には東映スーパーヒーローフェア用として『ZO』と『J』が制作された。

平成仮面ライダーシリーズ

2001年の『アギト』以降<ref>関連して、『クウガ』の『映画化の企画』も参照。</ref>の作品は、毎年8月か9月頃に、劇場版が公開されている(いずれも同時期放送のスーパー戦隊シリーズの劇場版と同時上映)。当初は『アギト』がシリーズ30周年作品だったことを記念しての制作であったが、予想を大きく上回る興行収入を得たため、恒例公開となった。公開年の翌年5月頃の時期には、約10分 - 20分前後の未公開シーン・リテイクカットを加え、ストーリーの再編集等を行った『ディレクターズカット版』がリリースされる。東映ビデオBlu-ray Disc参入に当たっては本シリーズが最初のラインアップに選ばれ、『電王』シリーズを皮切りにこれまでの劇場版が順次Blu-ray化され、その後もBlu-rayと劇場公開版DVDが同時発売されるようになった。但し、ディレクターズカット版はいずれもBlu-rayが発売されていない。

多くの場合、劇場版オリジナルのライダー(変身アイテムやデザインはTVシリーズに出てくるライダーの応用というパターンが多い)が登場し、主役ライダーのパワーアップフォームも一部の作品を除き、TVシリーズに先駆けて登場する。他にも、シリーズ初の試み<ref>『龍騎』の先行最終回、女性ライダー、『555』の一万人エキストラ、外国人ライダー、『剣』の最終話(正確には最終話途中の分岐から)の4年後、『響鬼』の時代劇、お笑い芸人のゲスト出演、『カブト』の宇宙戦、『電王』のTVシリーズとの連動、最年長ライダーの登場(『俺、誕生!』)、TV本編終了後の映画公開(『クライマックス刑事』以降の作品)、新シリーズ制作(『超・電王』シリーズ)、『キバ』の3.2mのライダー、『ディケイド』の全仮面ライダー集結、次回作ライダーの先行登場、『W』の追加キャラクターの先行登場等。</ref>を作品ごとに導入している。豪華ゲスト俳優も特徴であり、経歴やジャンルを問わず毎回様々な俳優陣が出演している。

これ以外にも、『電王』はTVシリーズ放送中の恒例分(夏の劇場版)に加え、TVシリーズ終了後に劇場版が2作品上映。その後も『超・電王シリーズ』として1作品、2010年に『超・電王トリロジー』が製作され、計5作品(『超・電王トリロジー』の3作品を1本1本が独立した作品とすると計7作品)が上映された。また、『ディケイド』は夏の劇場版に加え、TVシリーズ終了後に『完結編』として1作品が上映され、計2作品が上映された。これらの映画も夏映画と同じく『クライマッス刑事』を除き公開年の翌年にディレクターズカット版が発売されている。

なお、劇場版の大半はTVシリーズとの明確な繋がりが明かされず、中には完全なパラレルワールドと設定されている作品もある。

商業評価

『仮面ライダー』開始 - 『仮面ライダーストロンガー』終了時点までの商品化権料は12億円、玩具の売上は50億円、レコード売上は400万枚を記録した<ref>『創刊15周年記念 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー大全集』講談社、1986年、147頁。ISBN 4061784013</ref>。

キャラクター商品売上高 売上推移(単位:億円)<ref>バンダイナムコホールディングスのIR情報より(最終更新確認:2008年5月1日)</ref>

1999:Template:Bar 25 (未放映)

2000:Template:Bar 118 (仮面ライダークウガ)

2001:Template:Bar 94 (仮面ライダーアギト)

2002:Template:Bar 139 (仮面ライダー龍騎)

2003:Template:Bar 120 (仮面ライダー555)

2004:Template:Bar 79 (仮面ライダー剣)

2005:Template:Bar 65 (仮面ライダー響鬼)

2006:Template:Bar 71 (仮面ライダーカブト)

2007:Template:Bar 115 (仮面ライダー電王)

2008:Template:Bar 85 (仮面ライダーキバ)

平成仮面ライダーシリーズ開始後のキャラクター商品売上の過去最高は『仮面ライダー龍騎』が放映されていた2002年度の139億円、過去最低は『仮面ライダー響鬼』が放映されていた2005年度の65億円となっている。


海外展開

海外(米国など)では1990年頃に『BLACK RX』が『Masked Rider』として放送された。さらに、タイではチャイヨー・プロダクションの手により「ハヌマーンと5人の仮面ライダー」というオリジナルの劇場映画が、台湾では1975年頃に「閃電騎士」というタイトルのオリジナルの劇場映画3作品が、それぞれ製作・上映されたこともある。アメリカでは2009年に仮面ライダー龍騎のリメイク作『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』が放送されている。

作品の変遷

基本的にテレビシリーズ・映画作品に限定して解説する。

『仮面ライダー』 - 『ZX』

プロデューサー平山亨を中心としたスタッフによって制作され、殺陣・アクションは大野剣友会が担当したシリーズ。

「仮面ライダー・本郷猛は改造人間である」で始まるナレーションの通り、「仮面ライダー」が「改造人間」であるとの設定は、現在においても世間一般に深く浸透している。そして、「自らが人間でない『異形』のものとなりながらも、その『異形』の力を使い、人類の敵と戦う」という主人公の「苦悩・葛藤」をも描くことで、いわゆる「完全無欠」ではない「影」を抱えるヒーロー像を提示し、従来のヒーロー達とは異なるアクセントを「仮面ライダー」達に与えた。

また、後のシリーズとは異なり、『仮面ライダー』 - 『ZX』の実に8作品にも渡って世界観・時間軸を共有する点もまた、現在から振り返れば特徴として挙げられる。それゆえ、立花藤兵衛谷源次郎といった共通キャラクターの登場、そして歴代ライダーの客演もポイントとなっていた。

『BLACK』・『BLACK RX』

プロデューサーが吉川進に交替し、多くのスタッフも一新され、殺陣・アクションもJACの担当となり、映像、演出、音楽等が前作までと大きく異なったものになる。第3作も企画されていたが実現しなかった。

この2作品は直接の正続編であり、主人公も同一人物である。また、宿敵であるシャドームーンも2作品を通じて登場する。また、前述の通り、『仮面ライダー』 - 『ZX』までの作品とも繋がりがあると見なす事も出来る。

主人公は『仮面ライダー』 - 『ZX』までの作品と同様に「改造人間」である設定は踏襲しているが、改造された上で「体内にキングストーンを埋め込まれた者」でもある事から、従来の「改造人間」の設定が若干異なっている<ref>仮面ライダーBLACKの物語中盤で主人公の協力者として登場した滝竜介との会話の中で、主人公と信彦が「改造人間」である事がはっきりと言明されている。また、「BLACK RX」では変身機能を破壊された主人公(BLACK)が宇宙空間へ放逐された後、体内に埋め込まれたキングストーンが太陽光線を吸収して自己進化した設定になっている。</ref>。

『真 序章』・『ZO』・『J』

1992-1994年にオリジナルビデオおよび映画でのみ展開した単発作品群。『真 序章』が大人向けに特化したビデオ作品、『ZO』が仮面ライダー誕生20周年記念した原点回帰、『J』がシリーズ唯一のライダーの巨大化と、それぞれ独特なコンセプトを持っている。

『RX』は1989年に終了しており、この時期はテレビでのシリーズ放映がない。この3作には『RX』に関わったスタッフも多く参加している。また『真 序章』には、後に平成仮面ライダーシリーズ作品の大多数(『剣』『キバ』を除く)においてプロデューサーとなる白倉伸一郎が初めてライダー作品に関わっている。

『クウガ』以降(平成仮面ライダーシリーズ)

原作者である石ノ森章太郎の没後に製作された作品であり、『クウガ』以降の作品は「平成仮面ライダーシリーズ」(平成ライダーシリーズ)とも呼称される。途中、5作目の『剣』まででの終了が検討されたこともあったが以降も継続<ref>、『「仮面ライダー響鬼」の事情(五月書房刊)』によると、スタッフは『剣』の後番組として、同じ石ノ森原作の『変身忍者 嵐』を基にした新作を企画していたが、スポンサーの意向で仮面ライダーシリーズの継続が決まった。新作の企画は『響鬼』に転用されたため、『響鬼』はシリーズの中でも異色ぶりが目立っている。</ref>し、結果的に第1期シリーズである『仮面ライダー』 - 『ストロンガー』の5作品(計248話)の連続放送話数を上回り、2009年で10周年を迎える長期連続シリーズとなった。

ライダーに関しては、従来の「改造人間」という設定が現在の時代背景によりオミットされ(ただし『仮面ライダー555』のように主役が人間ではなかったという場合もある)、変身ベルトなどのアイテムの力・特殊体質・自己鍛錬の結果などによって変身する。特に『クウガ』、『アギト』、『響鬼』以外の主役ライダーは、何らかのツールを使用して変身するため、複数の人物が同じライダーに変身するという場面も少なくない。『RX』のように姿、能力を変化させる「フォームチェンジ」が導入され、戦況に応じて使い分ける。また『アギト』以降は主役級以外にも様々なライダーが登場し、互いの仲違い、さらには最初から悪役という設定で他のライダーと戦うことが多い。

劇中で「仮面ライダー」という語が使われるのは、旧シリーズとのつながりがある『ディケイド』を除くと、『龍騎』、『剣』、『カブト』<ref>『カブト』では主に「マスクド・ライダー」または単に「ライダー」と呼ばれているが、終盤で一度だけ「仮面ライダー(ドレイク)」という呼称が使われた。</ref>、『W』の4作のみで、他作品では使われていない<ref>『キバ』に関しては、「仮面ライダーイクサ」と、劇場版のみの登場である「仮面ライダーレイ」に対してのみ、「ライダーシステム」という語句が劇中で用いられている。</ref>。

映像面では、ハイビジョン(ビデオ)撮影の導入やCGの多用、キャラクター造形技術や特撮技術などの進歩がみられる。敵キャラクターは従来、人型のスーツに人間が入った怪人タイプだったが、CGによって描かれた怪物怪獣タイプも増えている。

ストーリー上の特徴として、仮面ライダーの設定や敵の設定が各シリーズで異なり、作品によってはその謎解き自体が物語の一部として描かれている場合が多くなった。また、多くの作品で一話完結でなく連続ドラマとしての比重が増えている。

主題歌・作中楽曲の発売元は、コロムビアミュージックエンタテインメントが行っていたが、経営悪化により音源制作から撤退。『龍騎』以降はエイベックスに交代し、それに合わせ主題歌のタイトル・歌詞に「仮面ライダー(ライダー)」を入れないもの<ref>ただし『555』『剣』『響鬼』『キバ』『ディケイド』『W』では、主役ライダーの名前と同じ音の言葉(「ファイズ」「ブレイド」「ヒビキ」「キバ」「ディケイド」「ダブル」)が、タイトルや歌詞に使用されている。</ref>が以降の主流となった。<ref>しかし作詞はほぼ毎年藤林聖子が担当しており、いずれも作品内容を意識して作詞しているため、タイアップなどではなくれっきとした「仮面ライダーの主題歌」である。</ref>同時に番組終了間近に作中の楽曲を1枚にまとめたコンプリート盤の発売が(『響鬼』を除き)恒例となる。

『アギト』以降の作品(『響鬼』1〜33話、および『ディケイド』以外の各作品の最終話を除く)にEDは存在せず、代わりにクライマックスシーンでの挿入歌がED扱い<ref>但し『響鬼』(34〜47話)は除く。</ref>となっている<ref>『555』以降は全て初回のみEDなし。また『キバ』と『ディケイド』は序盤までEDなし。</ref>。基本的にクライマックスシーンで流れるが、時折Aパートに使われることもあり、またごく稀にアバンタイトルに流れることもありOPの前にEDが先に流れるという事態が起きる。詳しくは『アギト』の「概要」を参照。

シナリオは2話で1セットという形式が多く、ゲスト怪人も大抵そのペースで倒される。以前は、7、8月(25話-30話)辺りになると、本筋のシナリオを一旦止め、主に井上敏樹脚本による番外編といえるコメディ話が設定されていた。この理由について白倉プロデューサーは「夏は旅行に子供の視聴者をとられるから、観なくても大丈夫な話にしている」と、「『アギト』超全集・上巻」でコメントしている。

『キバ』までは放送開始日は1月4週目、放送終了日は1月3週目<ref>ただし、『龍騎』は大阪国際女子マラソン当日のため、『アギト』は全国男子駅伝当日のため例外。</ref>だったが、現具のビジネスチャンスを図る為、『ディケイド』を1月4週目~8月末まで放送した後、『W』以降の放送開始日は9月第1週、放送終了日は8月末となった。全作品とも、6月第3週は全米オープンゴルフと11月第1日曜日は全日本大学駅伝のため放送なし。他、「全国高等学校野球選手権大会」の開会式が日曜日と重なったとき(放送時間が重なるため)は放送を休止。なお『剣』以降の作品においては、12月最終週もしくは1月第1週に年末年始特別編成のため放送を休止している。この場合、時差放送となる系列外の局(フルネット系列局でない福井放送も含む)で放送ストックがない場合、当該時間帯は別の番組に差し替える。

記念すべき第1作である『クウガ』で主役を演じたオダギリジョーを皮切りに、主役の人物像がこれまでの本郷猛を演じた藤岡弘、のような渋い体育会系から、ビジュアル系のイケメン俳優を起用するようになる。スーパー戦隊シリーズとともにこの出来事は社会現象に発展し、番組を見る子どもたちはもちろん、その母親らも魅了するまでに至った。さらに怪人の声を担当する声優、多くの平成ライダーのスーツアクターを担当した高岩成二などもイベントで題材にされるなど注目され、現在では作品の面白さだけでなく、キャストの人気もシリーズの見所となっている。

『THE FIRST』 ・ 『THE NEXT』

TVシリーズ及びその劇場版の仮面ライダー作品とは別に初期ライダー(1号、2号、後者はV3も含む)をリファインした映画作品『THE FIRST』(2005年)、『THE NEXT』(2007年)が公開されている。現行のTVシリーズとの大きな違いとして、高年齢層を意識した設定・ストーリーとなっている<ref>実際、後者はPG12指定を受けている。</ref>。なお、スタッフ・キャストともにTVシリーズの仮面ライダーに関わった経験のある者が多い。

作品一覧

TVシリーズ(TVスペシャル含む)

昭和版

以下のシリーズ作品の本放送は大阪・毎日放送が制作し全国ネット(TBS系列。ただし「仮面ライダーアマゾン」までは、地方によりNETテレビ(旧:日本教育テレビ、後の全国朝日放送・現:テレビ朝日)系列がネットしていた)で放送。通算448回。

以降の旧シリーズ作品の本放送はネットチェンジによりTBS系列に統一。

平成版

現シリーズ作品の本放送はテレビ朝日が制作し全国ネットで放送(そのため、旧:NETテレビ時代から約25年ぶりにテレビ朝日系列で仮面ライダーシリーズが全国ネットで放送される様になったとともに、テレビの本放送では約10年ぶりに仮面ライダーシリーズ作品の制作再開となった。ただし、関西地方での系列局である朝日放送での放送は初となる)。

映画

オリジナルビデオ(Vシネマ含む)

ネットムービー

ミュージックビデオ

アニメーション作品

その他映像作品

海外版リメイク

  • 閃電騎士V3(第1作、1975年) - 台湾との合作。映画V3の再編集映画。ライダーマンはなんと女性である。
    • 閃電五騎士(第2作、1976年) - 台湾との合作。五人ライダー対キングダークの再編集映画。
    • 閃電騎士大戦地獄軍団(第3作、1976年) - 台湾との合作。仮面ライダーの再編集映画
  • ハヌマーンと5人の仮面ライダー
  • MASKED RIDER - 仮面ライダーBLACK RXのリメイク。
  • KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT - 仮面ライダー龍騎のリメイク。
CS東映チャンネル国内放送(2009年(平成21年)10月6日 - 2010年2月16日、全40話)
地上波放送(2010年(平成22年)4月1日 - 、14話迄)

写真による雑誌掲載

小説

原作者自身による漫画作品

テレビの企画との連動で描かれたものであり、原作と呼ばれることもあるが厳密には原作ではない。真の意味での原作はテレビ用の企画である。

他の作家による漫画作品

リンクは、個別記事のみ。Category:仮面ライダーシリーズの漫画作品も参照。

  • あおきけい
    • 仮面ライダーSD マイティライダーズ
  • 石川森彦
    • 仮面ライダー(たのしい幼稚園、別冊たのしい幼稚園)
    • 仮面ライダーV3(たのしい幼稚園、別冊たのしい幼稚園)
    • 仮面ライダーX(たのしい幼稚園)
    • 仮面ライダーアマゾン(たのしい幼稚園)
    • 仮面ライダーストロンガー(テレビマガジン)
    • 仮面ライダー(冒険王)
    • 仮面ライダースーパー1
    • 栄光の仮面ライダー(冒険王)
    • 仮面ライダーBLACK
    • 仮面ライダー(スカイライダー)
  • かとうひろし
  • 小林たつよし
    • 仮面ライダーBLACK(てれびくん版)
    • 仮面ライダーBLACK RX(てれびくん版)
  • 島本和彦
  • すがやみつる
    • 新・仮面ライダー
    • 仮面ライダーV3
    • 仮面ライダーX
    • 仮面ライダーアマゾン
    • 仮面ライダーストロンガー
    • スカイライダー
    • 仮面ライダースーパー1
  • 土門トキオ
    • 仮面ライダーSD ばっ太くん
  • 村枝賢一
  • 上山道郎
    • 仮面ライダークウガ(てれコロ版)
  • 坂井孝行
    • 仮面ライダーアギト(てれコロ版)
    • 仮面ライダーアギト Project G4
    • 仮面ライダー龍騎(小学一年生版)
    • 仮面ライダー555(小学一年生版)
    • 仮面ライダー剣(てれびくん/小学一年生版)
    • 仮面ライダー響鬼(てれびくん版)
    • 仮面ライダー電王(小学一年生版)
    • 仮面ライダーバトルガンバライド ライダーバトルロード
  • ときた洸一
  • MEIMU
    • 仮面ライダー龍騎 13 RIDERS
  • 栗橋伸祐
    • 仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼
  • 江川達也
    • 仮面ライダーTHE FIRST(特撮エース版)
  • 藤異秀明
    • 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事
  • 藤沢真行
    • 仮面ライダーキバ(テレまんがヒーローズ版)
    • 仮面ライダーキバ 魔界城の王
    • さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン
    • 仮面ライダーディケイド(テレまんがヒーローズ版)
    • 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦
    • 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
    • モモタロス爆笑劇場リターンズ!!
  • 小西紀行
  • 犬木栄治
    • 仮面ライダーバトル列伝 ガンバライド雷太
  • 出月こーじ
    • ガンバライドバトル ライドマスターズ

制作中止となった企画

  • 仮面ライダーBLACK RXの後番組ライダー企画

代表的な派生商品

ゲーム

  • LSI電子ゲーム
    • テレビパワー 変身!仮面ライダーBLACK(変身ベルト同様、テレビ画面と連動)
    • バンダイポケットクラブP-1 仮面ライダーBLACK RXいくぞ!クライシス帝国
    • バンダイポケットクラブP-1ミニ 仮面ライダーBLACK戦えRX!
    • バンダイポケットクラブP-1ワイド SD仮面ライダー全開ライダーバトル
    • バンダイポケットクラブP-1ミニ 仮面ライダーSD撃滅!グランショッカー

家庭用ゲーム機

特に表記していないものは全てバンダイナムコゲームス(旧バンダイレーベルと旧バンプレストレーベル)の発売である。

パチンコ・パチスロ

パチンコ
パチスロ
  • 仮面ライダーDX 回れ!変身ベルト編
  • 仮面ライダーDX 走れ!スーパーバイク編

玩具の企画 / その他

TV作品放映ネット局

『仮面ライダー』 - 『アマゾン』

ネットチェンジ後(『ストロンガー』 - 『BLACK RX』)

◎が付いているものは、ネットチェンジ後に変更となった局。※ ◎が付いている局の横に、→が付いているものは、その後、また変更したもの。

『クウガ』以降

〔〕がないものは同時ネット。ABCを除くテレビ朝日系列以外の放送局では地上デジタルテレビ放送の連動データ放送は行われていない。

トピックス

  • 現在までにTVシリーズの全作品(劇場版全作品とOV作品『真』も含む)がDVDで発売されている(レンタルDVDも同様)。また、『クウガ』以降のTVシリーズは放送中にリリースが開始され、初回生産分のみの特典としてトレーディングカードが封入されている。なお、当シリーズは2008年7月21日に「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」が発売となりTVシリーズ全作品の第1話が収録されている。さらに平成仮面ライダー10周年として、2009年4月に『電王』の劇場版3作品がシリーズ初のブルーレイディスクとして発売され、5月-7月に『アギト』 - 『キバ』の劇場版7作品がリリース。その他、「仮面ライダー トリプルライダー 1stエピソードコレクション」(全3巻).「仮面ライダー FINALエピソードコレクション」.「平成仮面ライダー 1stエピソードコレクション」というPPV(ペイパービュー)機能のDVDが発売された。TVシリーズの視聴はの1話から3話分が通常で、PPV作品によっては有料での視聴となる。
  • TVシリーズと劇場版以外では、ライブやトークショーといったイベント関連のDVDも発売されている。ヒーローショーとトークライブの2部構成で、中野サンプラザでの模様を収録したDVDは『ファイズ』『電王』『キバ』(『クウガ』-『龍騎』、『ブレイド』-『カブト』のDVD自体の発売はなかった)となる。ライブ関連では「MASKED RIDER LIVE2000」「2004」「十年祭」といったCDがDVDと同時期に発売(「2000」はコロムビア、「2004」と「十年祭」はエイベックス)した他、『キバ』の夏季はZeppTokyo、クリスマス公演と「十年祭」は東京国際フォーラム、『電王』『ディケイド』『W』では渋谷C.C Lemonホール、『カメンライダードラゴンナイト』の日本語吹き替え役のイベントでは新宿文化センターの模様のDVDがそれぞれ東映ビデオから発売されている。
  • 音盤関係は、過去に商品化された「BGMコレクション」や「音楽集」が2004年以降に一部を除き復刻(LPのCD化を含む)されている。なお、シングル盤の復刻は2000年にレコードBOX(初代 - BLACK RXはレコードの復刻。クウガは新作)として販売されているが、単品のシングル盤(CD)は現在発売はされていない。
  • 2009年に平成仮面ライダー10周年プロジェクトの一環として2008年冬に、データカードダス仮面ライダーバトル ガンバライド」を稼動中。本作では平成仮面ライダーと昭和の仮面ライダーも登場する。また、同じデータカードダスの『スーパー戦隊バトル ダイスオー』や『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』と同様、歴代の仮面ライダー達が激突する対戦ゲームとなっている。『ディケイド』の「ライダーカード」は、実際、このゲームでも使用するものでもある。
  • 2010年現在、東映チャンネルの「石ノ森章太郎劇場」枠にて『仮面ライダー』(HDマスター版)、『仮面ライダーカブト』の放送が行われている。また、「アンコールアワー」枠にて『仮面ライダー555』の放送が行われている。2010年4月より、テレ朝チャンネルにて『仮面ライダー龍騎』の放送が行われている。インターネットの映像配信サイトである「東映特撮BB」では『仮面ライダー』、『仮面ライダーカブト』が順次配信されている。『仮面ライダー電王』は映画公開記念として期間配信中。また、「東映特撮BBアーカイブス」では『仮面ライダーX』、『仮面ライダーアマゾン』、『仮面ライダー響鬼』が全話配信されている。
  • デアゴスティーニ・ジャパンが2008年3月11日に創刊の「仮面ライダーOFFIDAL DATA FILE」では、『ディケイド』までのすべてのシリーズ(『SD』を除く)のキャラクターやアイテム(バイク、武器等)、怪人、TVシリーズ(劇場版、OV作品も含む)のエピソードなどが収録されている。以後、毎週火曜日の発売である。なお、当初は100号(『電王』まで)で完結の予定であったが、『キバ』・『ディケイド』を含めたことにより125号での完結予定に変更されている。
  • 2007年1月24日にコロムビアミュージックエンタテインメントから「35周年記念・永久保存版 仮面ライダー全主題歌集」が発売された。これは初代 -『カブト』までの全OP・ED<ref>『アギト』以降は『響鬼』を除いてEDが存在しないが、ED扱いとなっている挿入歌を収録。但し、『アギト』以降の劇場版の主題歌、『アギト』・『龍騎』の一部ED、『カブト』の後期EDは未収録。</ref><ref>この他、劇場版『スカイ』や映画のみ登場した『ZX』『真』『ZO』『J』の主題歌も含む。</ref>と「レッツゴー!! ライダーキック 〜2000Ver.〜」が収録されている。更に翌年(2008年)の3月28日にはエイベックスから「平成仮面ライダー Song BEST」が発売され、こちらは『クウガ』-『電王』までの全OPと挿入歌がED扱いとなった曲<ref>「永久保存版 仮面ライダー全主題歌集」では収録されなかった『アギト』・『龍騎』の一部ED(「stranger in the dark」、「MACHINE TORNADER」、「Lonely soldier」)と『カブト』の後期ED(「LORD OF THE SPEED」)が収録された。但し、劇場版の主題歌と、エンディングテーマとして発売されていながら未使用に終わった「One & only」は未収録。</ref><ref>「Double-Action」は通常(野上良太郎&モモタロス)Ver.のみ収録。</ref>が収録されている。
  • 本シリーズのOP/ED映像を収録したDVD『東映TV特撮主題歌大全集』が発売されている。これは、同じく東映が製作するスーパー戦隊シリーズメタルヒーローシリーズ、他の東映作品(一部ドラマも含む)のOP/ED映像を収録。当シリーズはVOL.1に『仮面ライダー』-『仮面ライダーアマゾン』、VOL.2に『仮面ライダーストロンガー』-『仮面ライダースーパー1』、VOL3に『仮面ライダーBLACK』と『仮面ライダーBLACK RX』、VOL.4に『仮面ライダークウガ』-『仮面ライダー龍騎』。特典映像にはOP/EDバリエーションが収録。この特典映像では、スペシャル番組『全員集合!7人の仮面ライダー!!』<ref>このDVDでは、通常のOP/EDが収録。ただし、本放送時のOPバージョン(初代のOP「レッツゴー!!ライダーキック」)は未収録である。</ref><ref>後に、2004年に発売されたDVD『仮面ライダースペシャル』の特典映像に収録されている。</ref>と『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』の他、『BLACK』開始直前に放送された特番「これが仮面ライダーBLACKだ!!」のOP/ED映像、同じく『RX』放送前の「仮面ライダー1号〜RX大集合」OP/ED、そして平成シリーズでは、関東地区のみ放送の『仮面ライダークウガ 新春スペシャル』のED、『仮面ライダーアギトSP』と『仮面ライダー龍騎SP』のOPが収録されている。なお、このDVDは『龍騎』と同時期放送の『忍風戦隊ハリケンジャー』は共に番組放送中に作られていたため、最終回のEDは収録されていない。
  • また、東映ビデオでは当初、2006年3月にOP/ED映像で発売する予定だったDVD「仮面ライダー主題歌大全」は、諸般の事情により、一時期発売が中止となっていたが、2010年1月21日発売の『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』コレクターズパックの封入特典に『仮面ライダー主題歌全集 仮面ライダー〜仮面ライダーBLACK RX』で商品化した<ref>一方スーパー戦隊側は、DVD「スーパー戦隊主題歌大全」として発売された。こちらは通常通りの全2巻で2006年6月に発売。</ref>。なお、昭和のTVシリーズのみの収録で平成シリーズの収録は未定。
  • 本シリーズのスポンサーである丸大食品は2000年の『仮面ライダークウガ』以降から発売をしているが、最初に発売したのは1985年のメタルヒーローシリーズ4作『巨獣特捜ジャスピオン』からである。
  • 2006年から発売されたカードゲームの『レンジャーズストライク』では、当初はスーパー戦隊シリーズのみの内容であったが、その後ユーザーからの要望により2007年6月に本シリーズから「ザ.マスクドライダーエクスパンション」として参戦し、2008年5月にメタルヒーローシリーズから「スペシャルメタルエディション」として参戦している。本シリーズは『レンスト』では通称「ザマス」と呼ぶ。なお2009年以降は「クロスギャザー」シリーズとして戦隊.メタルと共に統合される。
  • 本シリーズのナレーションは中江真司のイメージが強いが、『アマゾン』は納谷悟朗、『BLACK』第39話までは小林清志、『BLACK』第40話以降と『RX』は政宗一成が担当していた。『クウガ』以降は『カブト』を除きナレーションの比重が軽く、担当者も一定しない。
  • 1999年9月静岡県御殿場市にあった遊園地小田急御殿場ファミリーランドの閉園記念イベントとして、『燃えろ!!ロボコン』とのコラボレーションが行われた。当日は、新1号とV3、V3役・宮内洋がゲスト出演した<ref>ロボコン&ロビーナのドキドキ抽選会</ref>。
  • 1993年10月より、初代の再放送がNHKBS2にて月曜から金曜までの午後5時30分に行われた。これは1989年秋に行われた『帰ってきたウルトラマン』再放送に端を発したウルトラシリーズの再放送の流れを汲むものであったが、相撲中継をはじめ様々な特別番組放送のために再放送が潰れることが多く、告知なしで全98話放送することなく第75話で打ち切られ、NHK・BS2にて1994年4月にスタートした幼児向け番組「あさごはんだいすき!」の再放送に差し替えられる。理由は全話の再放送が東映の事情で不可能となったため。初代を全話再放送した後は『V3』以降のシリーズも全話再放送する予定だったらしい。前年の同じ枠で放送された「怪奇大作戦」および「ウルトラマンタロウ」については数ヶ月の休止後別の時間枠に移動した経緯がある。
  • ゲーム「コンパチヒーローシリーズ」は、ロボットアニメ作品と競演する「スーパーロボット大戦シリーズ」同様、多くの作品ではガンダムウルトラマンと競演している。また、このシリーズ作品ではアクションの他、パチンコやスポーツなどのバラエティ性が多い。シリーズ終了後、「スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望」や「チャリンコヒーロー」でも活躍した。ちなみに「ザ・グレイトバトル」で登場が多かったのは、RX1号ライダーなど。また「バトルドッジボール」では、ガンダム・ライダー・ウルトラの他に同じくスパロボでも活躍しているマジンガーZゲッターロボも競演を果たしている。
  • 2008年時点で、ライダー役の俳優の最年長は『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』に出演したガオウ役・渡辺裕之(51歳)で最年少はミニ電王役・溝口琢矢と『仮面ライダーディケイド』のディケイド版キバ(ワタル)役・深澤嵐<ref>深澤はこの2年前に放送された『獣拳戦隊ゲキレンジャー』で子供化(第15話)および回想シーン(第46話)でのジャン(ゲキレッド)を演じており特に前者ではゲキレッドにも変身しているため戦隊とライダー両方に変身した役者としては最年少となる。</ref>(ともに12歳)。
  • 2009年現在で、最も長くライダー役を務めているのは、『BLACK』『RX』に出演した倉田てつをである。
  • 仮面ライダーシリーズの書籍は、講談社が仮面ライダー生誕15周年を迎えた1986年春にテレビマガジン特別編集として刊行した「仮面ライダー大全集」など、数多く発売されている。しかし各シリーズの登場人物の紹介については全ての登場人物を紹介しているのは少なく、徳間書店の「仮面ライダー年代記」をはじめとしてヒロイン紹介については省略が目立つものも多い(ただし「仮面ライダー大全集」などの講談社の刊行物ではヒロインも含めて全ての登場人物を掲載している)。
  • 初代から『アマゾン』までの腸捻転前のNET系土曜夜7時30分枠のシリーズには、大正製薬がスポンサーに加わっていた。これは以前からNET系土曜夜7時30分枠に大正製薬がスポンサーとして加わっていたためである。
  • 当シリーズの提供クレジットでは『仮面ライダー』から『仮面ライダーBLACK RX』まではブルーバック(一部の作品では主題歌が流れている)。『仮面ライダークウガ』以降は映像に切り替わっている。また昭和シリーズでは番組終了時、アイキャッチイラストや静止画といったものが多かった。現在の平成シリーズは、提供クレジットによる次回予告の映像シーンで終了というパターンである。
  • 東京ドームシティアトラクションズ(当時は後楽園ゆうえんち)の『スーパーヒーロー大集合』ショーと『スーパーヒーロー大作戦』ショーでも、スーパー戦隊側の助っ人として本シリーズやメタルヒーローのキャラクターなどがそろってゲストで競演する。実際のショーのシーンやCM(関東のみ放送)では、戦隊・仮面ライダー・メタルヒーローが、戦闘と全員そろってのシーンも、後の『スーパーヒーロータイム』による『仮面ライダーディケイド』『侍戦隊シンケンジャー』の競演の先駆けともいえる。

注釈

Template:脚注ヘルプ Template:Reflist

スタッフ(プロデューサー等)

各作品のスタッフは、各作品を参照。

渡邊亮徳
元東映副社長、東映ビデオ社長(当時の東映テレビ事業部長)。
仮面ライダーシリーズを始め多くの石ノ森章太郎作品の映像化に尽力、作家が亡くなるまでサポートし続けた。多くの劇場用映画(『仮面ライダーZO』等)には、「製作総指揮」として名前がクレジットされている。

歴代チーフプロデューサー(テレビシリーズのみ)

関連項目

ただし、【Template:仮面ライダーシリーズ】に含まれるものについては、そちらを参照。

ロケ地

スポンサーによる関連企業(歴代も含む)

関連作品・関連シリーズ

Template:仮面ライダーシリーズar:الدراج المقنع en:Kamen Rider Series es:Kamen Rider (franquicia) fr:Kamen Rider id:Serial Kamen Rider ko:가면라이더 시리즈 ms:Siri Masked Rider nl:Kamen Rider-series pt:Kamen Rider (franquia) sv:Kamen Rider Series th:มาสค์ไรเดอร์ ซีรีส์ vi:Kamen Rider (loạt phim) zh:假面騎士系列

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