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ウルトラシリーズ
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「'''ウルトラシリーズ'''」とは、[[TBSテレビ|TBS]]が{{和暦|1966}}から日曜日19:00-19:30台の番組枠で制作・放映したTV[[特撮]]作品シリーズ、「空想特撮シリーズ」のこと。 または、[[円谷プロダクション]]がこのTBS「ウルトラシリーズ」枠で制作開始し、以後現在に至るまで継続しているTV特撮作品シリーズのこと。一部の例外を除き、主人公が「ウルトラ○○」という巨大な超人に変身して怪獣と戦うことを骨子としている。本項は、主にこちらの円谷プロ版「ウルトラシリーズ」について解説する。 == TBS版「ウルトラシリーズ」 == [[TBSテレビ|TBS]]は円谷特技プロダクション制作のテレビ番組『[[ウルトラQ]]』の大ヒットを受け、[[武田薬品工業|武田薬品]]の提供によるこの番組枠を「[[タケダアワー]]」の表記と併せ、マスコミに対し「ウルトラシリーズ」と銘打ってシリーズ化。一大社会現象となった「[[第一次怪獣ブーム|怪獣ブーム]]」の牽引役となった。 「怪獣ブーム」を巻き起こしたTBSの「ウルトラシリーズ」であるが、第二弾の「ウルトラマン」の制作スケジュールが遅れに遅れ、放映延長が不可能となった。TBS側はこの「ウルトラシリーズ」の続行を望み、東映によって『[[キャプテンウルトラ]]』が制作され<ref>『巨大ヒーロー大全集』(講談社)</ref>、この『キャプテンウルトラ』を、TBSは「宇宙特撮シリーズ」、「ウルトラ・シリーズ第三弾」として内外にセールスした<ref>『内外スポーツ』1967年8月31日付記事より</ref>。したがって、TBSの番組枠としての「ウルトラシリーズ」は、以下の4作品である。 === TBS「ウルトラシリーズ」(空想特撮シリーズ) === ; [[ウルトラQ]] : [[1966年]](昭和41年)[[1月2日]] - [[7月3日]]。「あけてくれ!」が放映見送りとなったため、本放送では27話。 ; [[ウルトラマン]] : 1966年(昭和41年)[[7月10日]] - [[1967年]](昭和42年)[[4月9日]]放送。前夜祭+全39話。 ; [[キャプテンウルトラ]] : [[1967年]](昭和42年)[[4月16日]] - [[9月24日]]放送。全24話。 ; [[ウルトラセブン]] : 1967年(昭和42年)[[10月1日]] - [[1968年]](昭和43年)[[9月8日]]放送。全49話。 == 円谷プロ版「ウルトラシリーズ」 == 「TBSのウルトラシリーズ」とは別に、円谷特技プロダクションが制作した作品のみによる呼称として、「ウルトラシリーズ」が語られる場合もあり、現在はこちらが主流のようである<ref>円谷プロが制作した、題名に「ウルトラ」という語句が含まれた作品に対する「ウルトラシリーズ」との呼称は、円谷プロダクションの公式サイトで使用されている[http://m-78.jp/]ほか、本シリーズの再放送を行っているCSのファミリー劇場で使用されている[http://www.fami-geki.com/ultra/]</ref> 。「[[仮面ライダーシリーズ]]」「[[スーパー戦隊シリーズ]]」「[[メタルヒーローシリーズ]]」と並ぶ、[[日本]]の代表的な特撮作品シリーズである。 TBSでの放映開始当時は“空想特撮シリーズ”または“ウルトラQ空想特撮シリーズ”と銘打たれていたが、ウルトラシリーズの再評価が始まった1970年代末期の出版物で“第1期ウルトラシリーズ”の総称が定着した。以下にシリーズの主要作品を記す。特に断りがないものはテレビシリーズ。なお、各作品群の概要・特徴はあくまでも、そのグループを全体的に見た上での特徴であり、作品ごとの細かい差異・特色などについては、各作品の記事を参照のこと。 <!--『ウルトラQ』から始まる全体をウルトラシリーズとし、ウルトラマンが登場する次作以降からを'''ウルトラマンシリーズ'''と称する場合もある。ただし、ウルトラマンシリーズの第2作となる『[[ウルトラセブン]]』のヒーローは「ウルトラセブン」であってウルトラマンではない。--> 「TBSのウルトラシリーズ」枠は「ウルトラセブン」を以て終了するが、円谷プロとしての「ウルトラシリーズ」は以後も断続的に製作され、テレビ番組から派生した他メディア上の作品も含むため、その分類は複雑なものになるが、おおよそ以下のような内訳になる。 # 初期の空想特撮シリーズ(『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』) # 『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』と共通の世界観を持ち、M78星雲・光の国から地球を守るためにやってくるウルトラ戦士達の活躍を描いた『[[帰ってきたウルトラマン]]』以降のテレビ番組(→[[宇宙警備隊]]、光の国またはウルトラの星、[[M78星雲]]) # 設定を一新して、異なる世界観の中でのウルトラマンを描いた作品(『ザ☆ウルトラマン』、『ウルトラマンティガ』以降の平成ウルトラマン等) # 上記の作品から派生してつくられた映画やオリジナルビデオ作品 # 5分番組やTVスペシャル等 # 諸般の事情により他社作品でありながらウルトラシリーズの範疇で語られることもある作品。 『[[キャプテンウルトラ]]』は、正式な「TBSウルトラシリーズ」の番組のひとつであるが、これは[[東映]]制作作品であるので、円谷プロ(円谷特技プロ)の制作番組群としてのウルトラシリーズには含まれない。したがって、円谷特技プロダクションに限って「第1期ウルトラシリーズ」という呼称を使うなら、以下の三作品がこれに当たる。 === 円谷プロ「ウルトラシリーズ」(空想特撮シリーズ) === ; [[ウルトラQ]] : [[1966年]](昭和41年)[[1月2日]] - [[7月3日]]。全28話。 ; [[ウルトラマン]] : 1966年(昭和41年)[[7月17日]] - [[1967年]](昭和42年)[[4月9日]]放送。全39話。 ; [[ウルトラセブン]] : 1967年(昭和42年)[[10月1日]] - [[1968年]](昭和43年)[[9月8日]]放送。全49話。 ==== 概要・特徴 ==== 日本で初めて、大がかりな特撮を導入したドラマ『ウルトラQ』が好評を博し、その後継作として制作された『ウルトラマン』が、最高視聴率42%の大きなヒットとなったため、最初のシリーズ化となった。 放送から40年以上経ってもなお特撮ファンに根強い人気を持つ作品ばかりであり、特撮ファン以外の視聴者に対する知名度も高い。 === 第2期ウルトラシリーズ === ; [[帰ってきたウルトラマン]] : [[1971年]](昭和46年)4月2日- [[1972年]](昭和47年)3月31日放送。全51話。 ; [[ウルトラマンA]] : 1972年(昭和47年)4月7日 - [[1973年]](昭和48年)3月30日放送。全52話。 ; [[ウルトラマンタロウ]] : 1973年(昭和48年)4月6日 - [[1974年]](昭和49年)4月5日放送。全53話。 ; [[ウルトラマンレオ]] : 1974年(昭和49年)4月12日 - [[1975年]](昭和50年)3月28日放送。全51話。 ==== 概要・特徴 ==== 『ウルトラセブン』放送終了から2年半のブランクを経て、ウルトラシリーズが再開された。 [[第二次怪獣ブーム]]や変身ヒーローブームの中核となった本シリーズは、いわゆる「スポ根」ブームの影響を強く受け、SF的な要素よりも「ウルトラマンの超能力を手にした青年の心身の成長」というテーマを重視し、青春ドラマやホームドラマの色彩が強くなっている。 いずれの作品も主人公は成長途上の青年として描かれ、ウルトラマンと一心同体となることで地球防衛という重大な使命を帯びた彼らが、 *ウルトラマンの超能力が理由で苦悩したり仲間との軋轢を抱える *時には敵に苦戦する *怪獣や宇宙人との戦いの中で大切なものを失う といった目の前に立ちはだかった障害を乗り越えていきながら、心身ともに成長していく様がドラマの主軸に据えられていた。 また、主人公の私生活や、(視聴者の分身ともいえる)主人公を兄のように慕う少年を中心に、主人公を取り巻く市井の人々との交流も多く描かれていた。少年も家族との死別を乗り越え、そして主人公に教え導かれながら成長していった。 本シリーズの最大の特徴はやはり、『帰ってきたウルトラマン』における初代ウルトラマンとウルトラセブンの客演が好評を博し、『ウルトラマンA』においてウルトラ兄弟の設定が確立し、『ウルトラマンタロウ』ではそれを発展させてウルトラファミリー路線が打ち出されたことである。過去の人気怪獣や歴代ウルトラマンの客演も大きなセールスポイントになり、この試みによって本シリーズは4年間も続くロングランとなり({{CURRENTYEAR}}年現在、この記録は破られていない)、[[仮面ライダーシリーズ]]とともにブームの中核を担っていた。 [[1970年代]]後半に[[朝日ソノラマ]]より出版され、主に[[1950年代]]半ば生まれの第1期世代のライターが編集に携わった「ファンタスティック・コレクション 空想特撮のすばらしき世界 ウルトラマンPARTII」では厳しく批判が展開され、それを定本にした「不滅のヒーロー ウルトラマン白書」は版を重ねても論調にまったく変化が見られなかった。 しかし、[[1990年代]]後半に辰巳出版より出版され、主に[[1960年代]]半ば生まれの第2期世代のライターが編集に携わった「検証・第2次ウルトラブーム」では、彼らによって各作品の持ち味や当時の社会背景などを考慮した検証が行われた。そして、[[2002年]]から[[2006年]]にかけて『帰ってきたウルトラマン』より順にDVD化されるに至った。 === 第3期ウルトラシリーズ === ; [[ザ☆ウルトラマン]] : [[1979年]](昭和54年)[[4月4日]] - [[1980年]](昭和55年)[[3月26日]]放送。全50話(アニメ作品)。 ; [[ウルトラマン80]] : 1980年(昭和55年)4月2日 - [[1981年]](昭和56年)[[3月25日]]放送。全50話。 ==== 概要・特徴 ==== 『ウルトラマンレオ』終了と同時に、ウルトラシリーズはふたたび幕を下ろしていた。 しかし[[1970年代]]後半、社会人や大学生に成長した第1期世代による、書籍類でのウルトラシリーズ評価が皮切りに、首都圏での早朝再放送などの「ウルトラマンフィーバー(当時の流行語をもじったもの)」を受け、新たに制作されたのが本シリーズである。 『ザ☆ウルトラマン』の壮大なストーリーや『ウルトラマン80』のハイレベルな特撮映像や学園ドラマなど新たな要素はあったものの、視聴率及び商品展開では期待を大きく下回る形となり、「TBSとの共同制作による19時枠のウルトラシリーズ」はここで完全に終焉を迎えた。 上述の通り、『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』はTBSが製作を担当し、基本的に同じ作品世界の設定であることから、一括りのシリーズとして扱われるケースが多い。ただ、『ザ☆ウルトラマン』だけはやはりアニメーション作品であることや、ほかの8作品と世界観を共有していないことから商品展開が別扱いになることがあれば、番外的な扱いになるケースもある。 『ウルトラマン80』終了後、1996年に『ウルトラマンティガ』が開始されるまでTVシリーズは16年間も制作されなくなり、映画やオリジナルビデオといった多様な展開が行われ、シリーズの区切りが不明確になる。そのため、「第○期」という区分は商業誌などの公式記事には使用されなくなった。 === ウルトラマンキッズ(テレビアニメ) === ; [[ウルトラマンキッズのことわざ物語]] : [[1986年]][[4月16日]] - [[11月19日]]放送。 ; [[ウルトラマンキッズ 母をたずねて3000万光年]] : [[1991年]][[11月17日]] - [[1992年]][[5月24日]]([[NHK衛星第2テレビジョン|NHKBS2]]、[[NHK教育テレビジョン|NHK教育]])。 === 日本国外展開、劇場用 === ; [[ウルトラマンUSA]] : [[1989年]]4月28日公開。アメリカとの合作による劇場用新作アニメーション映画。ウルトラマン大会(フェスティバル)内の1作として日本上映。 ; [[ウルトラマンG]] : [[1990年]]9月 - 1991年5月ソフト発売。全7巻(全13話)。オーストラリアとの合作によるオリジナルビデオシリーズ。 ; [[ウルトラマンパワード]] : [[1993年]]12月 - 1994年8月ソフト発売。全7巻(全13話)。アメリカとの合作によるオリジナルビデオシリーズ。 ; [[ウルトラマンゼアス]] : 1996年3月9日公開。劇場用新作映画。ウルトラマンワンダフルワールド内の1作。 ; [[ウルトラマンゼアス|ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影]] : 1997年4月12日公開。劇場用新作映画。 ==== 概要・特徴 ==== テレビシリーズが長期休止期間であった1980年代から1990年代中頃まで、日本国外との合作によるビデオシリーズや劇場用新作など、TV以外の媒体で多くのウルトラマンが登場した。 上記の作品群はM78星雲の存在など、設定上は過去のウルトラシリーズと共通項を持つが、ウルトラマンゼアス主演の2作品を除き、作品内では世界観の共有がさほど意識されていない。 === 国内TVSP・OV展開 === ; [[平成ウルトラセブン]] :; [[ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦]] :: [[1994年]][[3月21日]]放送。 :; [[ウルトラセブン 地球星人の大地]] :: 1994年[[10月10日]]放送。 :; [[ウルトラセブン誕生30周年記念3部作]] :: 1998年6月 - 8月ソフト発売。全3巻(全3話)。 :; [[ウルトラセブン1999最終章6部作]] :: 1999年7月 - 12月ソフト発売。全6巻(全6話)。 :; [[ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作]] :: 2002年5月 - 9月ソフト発売。全5巻(全5話) ; [[ウルトラマンネオス]] : 1995年パイロット版公開。 : 2000年11月 - 2001年5月ソフト発売。全12巻(全12話)。 ==== 概要・特徴 ==== 平成ウルトラセブンは『ウルトラセブン』の直接の続編として作られたシリーズ。またウルトラマンネオスはOVで展開されたシリーズで、共に数年に跨って長期展開された。 === 平成ウルトラシリーズ3部作 === ; [[ウルトラマンティガ]] : [[1996年]](平成8年)9月7日- [[1997年]](平成9年)8月30日放送。全52話。 ; [[ウルトラマンダイナ]] : 1997年(平成9年)9月6日 - [[1998年]](平成10年)8月29日放送。全51話。 ; [[ウルトラマンガイア]] : 1998年(平成10年)9月5日 - [[1999年]](平成11年)8月28日放送。全51話。 ==== 概要・特徴 ==== 『ウルトラマン80』終了から16年後にして、ウルトラマン生誕30周年を迎えた[[1996年]]、ウルトラマンがテレビの画面に復活した。 昭和ウルトラシリーズとは世界観を一新し、「[[M78星雲]]からやってきた宇宙人」という従来の設定が排除され、いずれの作品のウルトラマンも「地球人の青年が自ら変身する光の巨人」として描かれている。また、タイプチェンジ可能というシリーズ初の試みが特徴で、映像技術の進歩によりCGが随所に盛り込まれている。 『ウルトラマンティガ』は時代設定を21世紀初頭([[2007年]]から[[2010年]])とし、3000万年の眠りから目覚めた超古代の戦士ウルトラマンティガの戦いを描いている。平成に入ってから最初に製作されたテレビシリーズであることや、主演に[[V6 (ジャニーズ)|V6]]の[[長野博]]を起用したことから、特撮ファンのみならずV6ファンの間でも大きな話題を呼んだ。 『ウルトラマンダイナ』は『ウルトラマンティガ』の直接的な続編とし、ウルトラマンティガの活躍から7年後の地球を舞台に、宇宙に進出した人類の希望と夢、そして新たなる光の巨人・ウルトラマンダイナの戦いを描いている。『ウルトラセブン』を意識し、シビアなSFドラマを目指した『ウルトラマンティガ』とは正反対に、『ウルトラマン』のような明朗快活な作風を目指した。 『ウルトラマンガイア』は前2作品と世界観を一新、時代設定を放送当時と同じ20世紀末とし、地球と人類に破滅をもたらそうとする「根源的破滅招来体」なる巨大な敵を設定、リアリティのあるSFドラマが描かれた。また、当初から登場した2人の主役級ウルトラマン・ウルトラマンガイアとウルトラマンアグルが、人類の存亡を巡って対立する展開にも注目が集まった。 前述の通り、本シリーズは『ウルトラマン80』終了から20年近い歳月を経て製作され、いずれの作品のウルトラマンも宇宙人として描かれていないこと、タイプチェンジ可能というシリーズ初の試みが盛り込まれていたことから、往年のファンからの人気と評価も高く、視聴率や玩具売上も好成績を収めた。 世界観を共有するのは『ウルトラマンティガ』と『ウルトラマンダイナ』のみだが、『ウルトラマンガイア』も続けて製作され、スタッフや制作体制が続投していることや、映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』において3人の光の巨人が共演を果たしたことから、3作品合わせて「平成(ウルトラマン)3部作」と呼ばれている。 そして本シリーズの、外伝作品となるオリジナルビデオが[[2001年]](完全版が[[2004年]])、DVDメモリアルボックスが[[2007年]]に発売され、さらには[[2008年]]の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では[[ウルトラ兄弟]]と共演している。 本シリーズを特別視するファンも少なくはなく、のちのシリーズにも大きな影響を与えており、ウルトラマンの新たな歴史の幕開けにふさわしいシリーズとなった。 TBS系の在阪局である[[毎日放送]](MBS)が製作を担当し、放映期間中には社屋入口前にそれぞれのエアバルーン式の巨大ウルトラマン像が設置されていた。 === 2001年以降のウルトラシリーズ === ; [[ウルトラマンコスモス]] : [[2001年]](平成13年)7月7日 - [[2002年]](平成14年)9月28日放送全65話(初回放送分は60話)。 ; [[ウルトラマンネクサス]] : [[2004年]](平成16年)10月2日 - [[2005年]](平成17年)6月25日放送。全37話(ほか、extra1話)。 ; [[ウルトラマンマックス]] : [[2005年]](平成17年)7月2日 - [[2006年]](平成18年)4月1日放送。全39話(ほか、総集編1回放送)。 ; [[ウルトラマンメビウス]] : [[2006年]](平成18年)4月8日 - [[2007年]](平成19年)3月31日放送。全50話。 ; [[ウルトラギャラクシー大怪獣バトル]] : 2007年(平成19年)12月1日 - [[2008年]](平成20年)2月23日放送。全13話。 ; [[ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY]] : 2008年(平成20年)12月20日 -[[2009年]](平成21年)3月14日放送。全13話。 ==== 概要・特徴 ==== 円谷英二生誕100周年とウルトラシリーズ35周年を迎えた[[2001年]]に制作された『ウルトラマンコスモス』を機に、ウルトラシリーズが再開された。 しかし、以降のシリーズは1作品ごとにブランクや時間枠移動があったりなど複雑化しているため、2001年以降のシリーズ区分は公式には定まっていない。 劇場用映画とのメディアミックスが定着し、『ウルトラマンマックス』を除いてTVシリーズとリンクした映画が制作されている。また、『ウルトラマン』を除く昭和シリーズと平成3部作は4クール作品だったが、『ウルトラマンコスモス』以降は5クールだったり3クールだったりなど、放送期間は不統一である。しかし、『ウルトラマン80』終了から『ウルトラマンティガ』開始時のように、16年間もTVシリーズが長期休止期間に入っていたころよりは、作品を放送する環境は好転していると言える。 『ウルトラマンネクサス』は、「新たなウルトラマン像を創造する」ことを主目的とした[[ULTRA N PROJECT]]の一環として制作され、以降TBS系列の[[在名テレビジョン放送局|在名局]]・[[中部日本放送]](CBC)が製作を担当し、放送時間枠も土曜夕方6時から土曜朝7時半に移動した。 N PROJECT終了後は、原点回帰をコンセプトとした『ウルトラマンマックス』が放送され、制作は引き続きCBCが担当。スタッフの多くも『ウルトラマンネクサス』から引き継いでいる。 シリーズ40周年記念作品として制作された『ウルトラマンメビウス』は、『ウルトラマンマックス』で好評だった原点回帰を推し進めて昭和ウルトラマンシリーズと世界観を共有し、昭和の歴代ウルトラマンや人気怪獣が登場している。しかし、放送時間枠が土曜夕方5時半(ローカル枠)に移動し、一部未放映の地域ができてしまう。 『ウルトラマンネクサス』『ウルトラマンマックス』『ウルトラマンメビウス』の3作品は、近年の[[少子化問題]]の煽りを受けて視聴率および玩具売上の商業面で苦戦を強いられたが、『ウルトラマンメビウス』は放送終了後に数々の関連作品が産み出されるなど、高い人気を誇っている。 『ウルトラマンメビウス』終了後は、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』とその続編『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』や、『ULTRA SEVEN X』のような1クール作品など、長期放送のTVシリーズ以外の作品が制作される。 === 深夜番組 === ; [[ウルトラQ dark fantasy]] : [[2004年]](平成16年)4月6日 - [[9月28日]]放送。全26話。 ; [[ULTRASEVEN X]] : [[2007年]](平成19年)[[10月5日]] - [[12月21日]]放送。全12話。 ==== 概要・特徴 ==== 2000年代に入ってからは昭和シリーズのリメイクもしくは原点回帰的な作品を製作することが多くなっている。2004年には『Q』のリメイクとして『Q dark fantasy』が深夜枠に放映された。また、2007年10月からはウルトラセブン40周年記念作品として『ULTRASEVEN X』が深夜枠にて放送されている。 == その他テレビ番組 == === 帯番組 === [[ウルトラファイト]]のみTBS系。その他はすべて[[テレビ東京]]系。CS放送でも帯番組を放送。 * 歴代ウルトラマンと怪獣の対決を[[ダイジェスト]]版でまとめたミニ番組。 ** [[ウルトラファイト]](帯番組、1970年9月28日 - 1971年9月24日) ** [[ウルトラ怪獣大百科]](帯番組、1988年4月1日 - 1989年3月31日) ** [[ウルトラ怪獣大図鑑]](帯番組、1989年4月4日 - 1990年3月30日) ** [[ウルトラマンM715]](帯番組、1990年4月2日 - 1991年3月29日) ** [[ウルトラマンM715#ウルトラマンM715 ウルトラヒーロー必殺技大研究|ウルトラマンM715 ウルトラヒーロー必殺技大研究]](帯番組、1991年4月1日 - 1992年3月31日) ** [[ウルトラマンM715#ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑|ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑]](帯番組、1992年4月1日 - 1993年3月31日) ** [[ウルトラマンM715#ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣バトルゲーム|ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣バトルゲーム]](帯番組、1993年4月1日 - 1994年3月31日) ** [[ウルトラマンM715#ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣データバンク|ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣データバンク]](帯番組、1995年4月3日 - 1996年3月29日) ** [[ウルトラマンナイス]](TBS系ウルトラマンティガ再放送枠内、1999年9月 - 2000年10月) ** [[ウルトラマンボーイのウルころ]](帯番組、2003年9月29日 - 2004年10月1日) * テレビ人形劇 ** [[ウルトラマンM730 ウルトラマンランド]](帯番組、1996年4月1日 - 1996年9月30日) * その他 ** [[ウルトラマンM715#ウルトラマンM730 シュワッチ! イングリッシュ|ウルトラマンM730 シュワッチ! イングリッシュ]](帯番組、1994年4月3日 - 1995年3月31日) * ウルトラ体操シリーズ ** [[みんなでトライ!ウルトラマンA体操]](CS放送ファミリー劇場 2006年) ** [[いっしょにトライ!ウルトラマンタロウ親子体操]](CS放送ファミリー劇場 2007年) ** [[ウルトラマンレオ#帯番組|そろってファイト!ウルトラマンレオ体操]](CS放送ファミリー劇場 2008年5月19日 - 2009年3月) ** [[大怪獣バトル体操]](CS放送ファミリー劇場 2009年7月13日 - 2010年) ** [[ウルトラマン80#ミニ番組|ウルトラマン80体操]](CS放送ファミリー劇場 2010年7月5日 - ) === オリジナルドラマ=== * [[潮風に飛べ!!ウルトラマン]](1988年8月 TBS系) * [[ウルトラマンをつくった男たち 星の林に月の舟]](1989年3月21日 TBS系) * [[超人刑事シュワッチ]](1990年3月 TBS系) * [[私が愛したウルトラセブン]](1993年2月13日、20日 NHK) * [[ウルトラマンになりたかった男]](1993年10月18日 TBS系) === ゲスト出演 === * [[飛び出せ!青春]] ブラックキングの撮影用スーツが登場。 * [[チビラくん]] * [[レッドマン]] * [[コメットさん#第2期|コメットさん(第2期)]] セブン&タロウ&レオ出演。 * [[笑ってポン!]]番組内『紅白仮面』 * [[うちの子にかぎって]] カネゴン出演 * [[有言実行三姉妹シュシュトリアン]] 初代ウルトラマン、バルタン星人他出演(東映作品) * [[月曜ドラマランド]]枠『[[ザ・サムライ]]』 - 円谷プロ制作でアトラク怪獣が登場。冒頭キャッチで初代ウルトラマンが監督で登場。 * [[めちゃ×2イケてるッ!]] 「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」への出演を巡って、多くの怪獣とその審査をするウルトラマンたちが出演。 === 情報番組 === * デュア!!ウルトラマンランド スパあらおリゾート情報番組(1996年10月12日 - 2002年09月28日) :[[グリーンランド (遊園地)|三井グリーンランド]]と[[ウルトラマンランド]]で収録されたローカル番組 * [[ウルトラ情報局]](2002年 [[ファミリー劇場]]) * ウルバラM78(2002年 ep放送)ウルトラマンピクト出演 === 関連特番 === * 現代の主役 ウルトラQのおやじ(1966年6月2日TBS) * 初公開!ウルトラマン裏のウラ(1989年03月) * 今、蘇る『ウルトラQ』の世界(1990年4月) === 再放送番組 === * 泉麻人のウルトラ倶楽部 - 1987年夏にTBSが深夜帯にウルトラQとウルトラセブンの再放送を行った時のタイトル。放送は1日に2話ずつ行われた。Qは製作順、セブンは監督別に放映された。[[泉麻人]]は番組の前後に登場し解説を行った。 === その他 === * [[うるとら7:00]] - 1986年-1996年に[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]で放送された情報バラエティー番組。タイトルは「ウルトラセブン」のパロディーで、番組初期はウルトラセブンがマスコットキャラクターとして出演していた。 == 映画 == === 昭和期=== * [[長篇怪獣映画ウルトラマン]]:1967年7月22日公開 * [[ウルトラセブン#映画|ウルトラセブン (劇場版)]]:1968年7月21日公開 * [[ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦]]:1969年3月21日公開 * [[帰ってきたウルトラマン#映画|帰ってきたウルトラマン]]:1971年7月24日公開(以下、『ウルトラマンタロウ 血を吸う花は少女の精』まで[[東宝チャンピオンまつり]]枠内) * [[帰ってきたウルトラマン#映画|帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖]]:1971年12月12日公開 * [[帰ってきたウルトラマン#映画|帰ってきたウルトラマン 次郎くん怪獣にのる]]:1972年3月12日公開 * [[ウルトラマンタロウ#映画|ウルトラマンタロウ ウルトラの母は太陽のように]]:1973年7月21日公開 * [[ウルトラマンタロウ#映画|ウルトラマンタロウ 燃えろ!ウルトラ6兄弟]]:1973年12月20日公開 * [[ウルトラマンタロウ#映画|ウルトラマンタロウ 血を吸う花は少女の精]]:1974年3月21日公開 * [[実相寺昭雄監督作品ウルトラマン]]:1979年3月17日公開 * [[ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団]]:1979年3月17日(東京地方は4月28日)公開 * [[ウルトラマンレオ#映画|ウルトラマンレオ レオ兄弟対怪獣兄弟]]:1979年4月28日公開 * [[ウルトラマン怪獣大決戦]]:1979年7月21日公開 * [[ウルトラマンレオ#映画|ウルトラマンレオ かなしみのさすらい怪獣]]:1979年7月21日公開 * [[ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団]]:1984年3月17日公開 * [[ウルトラマン物語]]:1984年7月14日公開 === 平成期=== * [[ウルトラマン#サブタイトル・登場怪獣|ウルトラマン 恐怖のルート87]]:1989年4月28日公開。ウルトラマン大会(フェスティバル)内の1作。 * [[ウルトラマンA#サブタイトル・登場超獣|ウルトラマンA 大蟻超獣対ウルトラ兄弟]]:1989年4月28日公開。ウルトラマン大会(フェスティバル)内の1作。 * [[ウルトラマンG#映画|ウルトラマンG ゴーデスの逆襲]](劇場版):1990年12月15日公開 * [[ウルトラマンG#映画|ウルトラマンG 怪獣撃滅作戦]](劇場版):1990年12月15日公開 * [[甦れ!ウルトラマン]]:1996年3月9日公開。ウルトラマンワンダフルワールド内の1作。 * [[ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち]]:1998年3月14日公開 * [[ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦]]:1999年3月6日公開 * [[ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY]]:2000年3月11日公開 * [[ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT]]:2001年7月20日公開 * [[ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET]]:2002年8月3日公開 * [[ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET|ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET ムサシ(13才)少年編]]:2002年9月7日公開。 * [[ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE]]:2003年8月2日公開 * [[新世紀ウルトラマン伝説]]:2002年8月3日公開 * [[新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE]]:2003年8月2日公開 * [[ULTRAMAN]]:2004年12月18日公開 * [[ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟]]:2006年9月16日公開 * [[大決戦!超ウルトラ8兄弟]]:2008年9月13日公開 * [[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]:2009年12月12日公開 === アニメ映画 === * [[ウルトラマンキッズ M7.8星のゆかいな仲間]]:1984年3月17日公開 * [[ウルトラマンカンパニー|ウルトラマンカンパニー こちらウルカン特捜(騒)隊で~す!]]:1996年3月9日公開 * [[ウルトラニャン|ウルトラニャン 星空から舞い降りたふしぎネコ]]:1997年4月12日公開 * [[ウルトラニャン|ウルトラニャン2 ハッピー大作戦]]:1998年3月14日公開 * [[ウルトラマンM78劇場 Love & Peace]]:1999年3月6日公開 === ゲスト出演 === * [[アニメちゃん]] カネゴン、ピグモン主演。 * [[みんなあげちゃう]] ウルトラの母出演。 == オリジナルビデオ == === 平成ウルトラシリーズ === * [[ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人]] * [[ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー]] * [[ウルトラマンガイア ガイアよ再び]] * [[ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ]] * [[ウルトラマンメビウス#ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス|ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス]] * [[ウルトラマンメビウス#ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース|ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース]] === オリジナルビデオアニメ === * [[ウルトラマングラフィティ おいでよ!ウルトラの国]] * [[ウルトラマン超闘士激伝]] * [[ウルトラマンキッズの消防隊]](非売品、全国の消防署に配布) === オリジナルビデオドラマ === * [[ウルトラヒロイン伝説 アンヌからセブンヘ]] * [[ウルトラマンの工場]] * [[夢の通ひ路~ウルトラマンの謎]] * [[ウルトラマンのシュワッチ!宇宙探検]](非売品、図書館で貸出) * [[ウルトラマンのTVゲーム大冒険]](非売品、図書館で貸出) * [[ウルトラマン怪獣伝説 40年目の真実]] * [[ウルトラQ怪獣伝説 万城目淳の告白]] === てれびくんDVD === * [[ウルトラマンゼロ (DVD)|ウルトラマンゼロ]](付録DVDシリーズ) === その他 === * [[ウルトラマンキヨタカ]] * [[ウルトラスーパーファイト]] * [[ウルトラ怪獣大百科#ビデオ|ウルトラビッグファイト]] * [[ウルトラマンワールド]] * [[ウルトラマンVS仮面ライダー]] == CM == * 大手石油会社の[[出光興産]]がウルトラマンゼアスとタイアップしたCMを放送。2007年からは「進め[[ウルトラ出光人]]」という3人の新しいウルトラマンが登場。以前は初代[[ウルトラマン]]や[[カネゴン]]が女優の[[菅野美穂]]と共演している。 * 暖房機メーカーの[[コロナ (暖房器具)|コロナ]]は、ウルトラマンティガ以降のウルトラヒーローを起用してのCMを流している。2005年度はウルトラマンネクサスジュネッスブルー他が登場。 * 2005年の[[川崎市]]長選の宣伝キャラクターとしてウルトラマンキッズが起用された。 * 2009年の[[ホンダ・ステップワゴン]]のCMキャラクターとしてウルトラ家族(初代マン、セブン、エース、タロウ、ダイナ、メビウス、父、母)が登場している。 == 制作中止となった企画 == ; ウルトラマン ジャイアント作戦 : 劇場用作品。テレビシリーズ編集の企画へ変更され、検討された内容の一部はテレビシリーズへ生かされる。 ; ウルトラ超伝説 : 劇場用作品。『ウルトラマン物語』の次回作として検討されたが、結果が芳しくなく企画凍結。 ; ウルトラQ モンスターコンチェルト : 劇場用作品。怪獣デザイン公募が行われたが、未製作。検討用怪獣デザインの一部は『ウルトラマンUSA』のキングマイラに流用される。 ; ウルトラマンG 日本編 : 劇場用作品。複数進行していた『ウルトラマンG』続編企画の一つ、未製作。 ; 中国版ウルトラマン : 中国との合作企画。佐々木守脚本で進行していたが、当時の会長であった円谷皐の死去やチャイヨー・プロダクションとの海外でのウルトラマンの版権をめぐるトラブルにより製作されず。顔のみウルトラマンネオスへ流用される。 ; ウルトラマンゼアス3 : 企画が提出された際に『ティガ&ダイナ』の製作が決定していた為。 ; YELLOW EYES : 劇場用作品。9.11([[アメリカ同時多発テロ事件]])の影響で企画倒れとなった。ウルトラマンに変身する若者が元は正義の味方ではなく、戦いの中で成長し正義に目覚めるという『ネクサス』以上にダークな路線で企画が進められていたが、テロの影響で路線変更を余儀なくされ、後によりファミリー向けな『ULTRAMAN』へと企画が変更された。タイトルの意味は警告信号の色とウルトラマンの眼の色を合わせた[[ダブル・ミーニング]]である。 ; ULTRAMAN 2 requiem : 『ULTRAMAN』の不振及び『ネクサス』の打切により企画凍結。物語の舞台になる予定だったのは神戸であり、後に『メビウス&ウルトラ兄弟』の物語の舞台となった。 ; ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2 : メビウスのTVシリーズでは登場しなかった東光太郎とウルトラマンタロウを主人公とした作品。怪獣のデザイン画や脚本は出来ていたが、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に変更される。DVDメモリアルボックスに同梱されたレプリカ台本にはそのプロットが特典として掲載されている。 == 他社作品 == * [[キャプテンウルトラ]]:1967年(昭和42年)4月16日 - 9月24日(TVシリーズ 制作:TBS・[[東映]]東京製作所) * [[ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説]]:1990年4月14日公開(映画 制作:[[円谷エンターテインメント|円谷映像]]) * [[ウルトラマンミレニアム]](制作:[[チャイヨー・プロダクション]]) * PROJECT ULTRAMAN(制作:チャイヨー・プロダクション) == ゲームソフト == アーケード、コンシュマーとも、一部の作品以外は[[バンダイナムコゲームス]](旧[[バンダイ]]レーベルと旧[[バンプレスト]]レーベル)の発売である。 === ウルトラシリーズが題材 === * [[ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲]]([[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]]):横スクロールアクションゲーム。 * ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ!([[PC-9800シリーズ]]):ウルトラマン登場以前の科特隊と怪獣の戦いをゲーム化。 * [[ウルトラマン (1991年版ゲーム)|ウルトラマン]]([[アーケードゲーム]]、[[スーパーファミコン]]、[[ゲームボーイ]]、[[メガドライブ]]):ウルトラマンと怪獣との対決を格闘ゲーム化。 * [[ウルトラセブン (ゲーム)|ウルトラセブン]](スーパーファミコン):ウルトラセブンと怪獣との対決を格闘ゲーム化。 * [[ウルトラマンパワード (ゲーム)|ウルトラマンパワード]]([[3DO]]):ウルトラマンパワードと怪獣との対決を格闘ゲーム化。ハードの性能を活かした実写取り込みの動画などによる演出が特徴。 * [[ウルトラマン 光の巨人伝説]]([[セガサターン]]):初代からタロウまでのウルトラ兄弟が登場する格闘ゲーム。 * [[ウルトラマン Fighting Evolution]](ウルトラマンファイティングエボリューション)([[プレイステーション]]):ファイティングエボリューションシリーズ第1作目。3Dポリゴンの内容が話題を呼んだ。 * [[ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 新たなる二つの光]]([[プレイステーション]]):ティガとダイナが登場する3D格闘ゲーム。 * [[ウルトラマン Fighting Evolution|ウルトラマン Fighting Evolution2]](ウルトラマンファイティングエボリューション2)([[プレイステーション2]]):第2作目。簡単操作で前作を超えた迫力が魅力。 * [[ウルトラマン Fighting Evolution|ウルトラマン Fighting Evolution3]](ウルトラマンファイティングエボリューション3)(プレイステーション2):前作までの昭和ウルトラマンに加え、平成ウルトラマンも登場する。また、新しいモードも多く搭載している。 * [[ウルトラマン (プレイステーション2版)|ウルトラマン]](プレイステーション2):ウルトラマンのストーリーを忠実に再現した今までにないウルトラマンゲーム。ハヤタの行動からウルトラマンの荒業まで、限りなくリアルになっている。 * ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth(ウルトラマンファイティングエボリューションリバース)(プレイステーション2):システムを一新し、新たにネビュラコンボを投入。EXゴモラなどのゲームオリジナル怪獣が登場。 * ウルトラマンネクサス(プレイステーション2):同名の作品を題材にした3D格闘アクション。ULTRA N PROJECT関連のキャラクターも登場。 * [[ウルトラマン Fighting Evolution|ウルトラマン Fighting Evolution0]](ウルトラマンファイティングエボリューション0)([[プレイステーションポータブル]]):映画「[[ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟]]」と連動した作品。メビウス、ウルトラの父が新登場。 * [[大怪獣バトル ULTRA MONSTERS]](だいかいじゅうバトルウルトラモンスターズ)([[アーケードゲーム]]):ウルトラ怪獣が入り乱れて戦う[[データカードダス]]の一種。 * [[大怪獣バトルウルトラコロシアム|大怪獣バトル ウルトラコロシアム]](だいかいじゅうバトルウルトラコロシアム)([[Wii]]):大怪獣バトルの移植作品。アーケード版に無いモードと円谷プロ監修の新ストーリーも追加。 * [[ウルトラ警備隊 空想特撮ゲーム]]:初代 - 80までの防衛隊機を動かして、怪獣たちを殲滅するアーケード用のシューティングゲーム。 * 対決!ウルトラヒーロー([[ゲームボーイアドバンス]]):昭和、平成のウルトラヒーローと怪獣入り乱れての2D対戦格闘ゲーム。操作性とゲームバランスに難あり。 * [[ウルトラ警備隊 モンスターアタック]](ゲームボーイアドバンス):シミュレーションRPG * [[怪獣バスターズ]]([[ニンテンドーDS]]):怪獣討伐アクション === SDキャラが主人公 === * [[ウルトラマン倶楽部 (ゲーム)|ウルトラマン倶楽部シリーズ]]([[ファミリーコンピュータ]]):SDキャラによるRPG。 * [[ウルトラマン倶楽部 (ゲーム)|ウルトラマン倶楽部 敵怪獣ヲ発見セヨ!]]([[ゲームボーイ]]):[[シミュレーションゲーム]]。 * ウルトラマン倶楽部 戦え!ウルトラマン兄弟!!(アーケードゲーム):アクションゲーム * ウルトラ闘魂伝説(アーケードゲーム):ベルトスクロール格闘アクション。 * [[ウルトラマンゼアス]](プレイステーション):ボードゲーム === PDキャラが主人公 === * PDウルトラマンインベーダー(プレイステーション) * [[PDウルトラマンバトルコレクション64]](ニンテンドウ64) === 特撮ヒーロー混載型 === * [[コンパチヒーローシリーズ]]:SD特撮ヒーロー混載型ゲーム * [[スーパーヒーロー作戦]]シリーズ:SD特撮ヒーロー混載型[[コンピューターRPG|RPG]] * [[スーパー特撮大戦2001]]:特撮ヒーロー混載型[[シミュレーションRPG]] * チャリンコヒーロー:SD特撮ヒーロー混載型レースゲーム == 出版物 == === 小説 === * ウルトラマン ゴールドラッシュ作戦([[実相寺昭雄]]作) * ウルトラセブン 狙われた星(実相寺昭雄作) * [[小説 ウルトラマン]]([[金城哲夫]]作) * ノベライズ版 ウルトラマンジャイアント作戦([[飯島敏宏|千束北男]]作) * 小説 ウルトラマンティガ -白狐の森 ([[川上英幸]] 作) * ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント ([[朱川湊人]] 作) === 連載漫画 === TV放送と並行して連載されたものは省く。 * [[ウルトラマン THE FIRST]] * [[ザ・ウルトラマン (漫画)|ザ・ウルトラマン]] * [[ウルトラ兄弟物語]] * [[決戦!ウルトラ兄弟]] * [[ウルトラマン超闘士激伝]] * [[ウルトラマンSTORY 0]] * 兄弟ウルトラマン === パロディ漫画 === * [[ウルトラ怪獣かっとび!ランド]] * [[ウルトラ忍法帖]]シリーズ * ウルトラファイト番外地 * ギャ~☆ウルトラマン * ウルトラマン10 * ウルトラ一家のタロウくん * おまかせ!ウルトラマンコスモスくん * それいけ!ウルトラ兄弟 * それいけ!ウルトラ大怪獣 * [[カネゴン#ウルトラシリーズ以外に登場したカネゴン|おれ カネゴン]] === 絵本 === [[宮西達也|みやにしたつや]]作。劇団うりんこより舞台版「おとうさんはウルトラマン」も公演されている。 * おとうさんはウルトラマン * おしえてウルトラマン * おとうさんはウルトラマン おとうさんの休日 * 帰ってきたおとうさんはウルトラマン * おとうさんはウルトラマン おとうさんの育自書 * パパはウルトラセブン * パパはウルトラセブン みんなのおうち * パパはウルトラセブン ママだってウルトラセブン * いとしのウルトラマン === 雑誌 === * [[ウルトラマンノア]] - ウルトラマンの基本デザインを一新した[[ULTRA N PROJECT]]の一環として制作された。従来の作品とは異なり、映像作品としては存在しない。但し、ウルトラマンNプロジェクトとしてプロモーション映像が作られ(ウルトラマンDNA付録DVDにも収録)、『[[ウルトラマンネクサス]]』最終回に登場。 == その他の媒体 == * ラジオ ** [[ウルトラQ倶楽部]](2003年10月5日 - 2004年3月28日 [[TBSラジオ&コミュニケーションズ|TBSラジオ]]) * プラネタリウム上映作品 ** [[ウルトラマン (プラネタリウム特別編)]] ** [[ウルトラマンティガ〜光の子供たちへ〜]] * イベント ** [[ウルトラマンフェスティバル]] ** [[ウルトラマンライブステージ]] ** [[ウルトラマンスーパーステージ]] * 人形劇 ** [[ウルトラP]] * Web配信 ** ダダダ モンスターパーティ(ウルトラチャンネル配信) ** [[カネゴン|カネゴン KANEGON]] ** [[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE#今週の俺様|今週の俺様]](ウルトラマンベリアル映画連動ムービー) * プロモーションビデオ ** 『ウクレレウルトラマン』PV ** 『[[星のように…]]』PV - [[MISIA]] * パチスロ ** [[ウルトラマン倶楽部3]]([[サミー]]) ** [[ウルトラマン倶楽部ST]](サミー 2005年9月導入) ** [[ウルトラマン・ザ・スロット]]([[山佐]] 2008年12月導入) * パチンコ ** CRウルトラQ([[ニューギン]] 2006年9月導入) ** [[CRぱちんこウルトラセブン]]([[京楽産業]] 2006年9月導入) ** CRバルタン星人!?([[エース電研]] 2006年10月導入) ** 羽根ぱちんこウルトラセブン(京楽産業 2006年11月導入) ** [[CRぱちんこウルトラマン]](京楽産業 2006年12月導入) * インタラクティブトイ ** Let's TVプレイ なりきりファイトウルトラマン 撃て!必殺光線!! ** プレイムービー DXウルトラコクピット ** プレイムービー DXウルトラコクピット専用ソフト ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 == ウルトラシリーズとバンダイグループ(現・[[バンダイナムコグループ]])の商品ビジネス == ウルトラシリーズの関連商品は、大半が[[バンダイ]]から発売されているが、実は第一期と第二期シリーズ当初は、商品化権を獲得しておらず、実際に商品化権を取ったのは、第三期の前年の[[1978年]]に[[ポピー (玩具メーカー)|ポピー]](現:バンダイ・ボーイズトイ事業部)が[[ブルマァク]]の倒産でウルトラシリーズの関連商品の発売元を失った[[円谷プロ]]ならびに大手出版社・[[小学館]]と手を組んでからで、以後小学館の『[[てれびくん]]』等の雑誌の人気作品の再録再評価、怪獣ソフビの[[ウルトラ怪獣シリーズ]]を中心とした関連商品、TBS系列でのウルトラシリーズの再放送などでブームが盛り上がった。これは、『[[宇宙戦艦ヤマト]]』ブーム影響から生まれたのである。一説では、バンダイ的には[[超合金 (玩具)|超合金]]ブームと[[怪獣ブーム]]のブームの合体のためにために作られたものである。 バンダイ最初のウルトラマン商品は、[[キングザウルスシリーズ]]と[[超合金 (玩具)|超合金]]の初代ウルトラマンやウルトラセブンやウルトラマンタロウの人形である。 その後バンダイはTV・映画などのメディアでウルトラシリーズの新作製作を後押し続け、バンダイ・ボーイズトイ事業部で玩具等の関連商品を発売し、子会社の[[バンダイビジュアル]]がシリーズ各作品のビデオ・DVDの商品化を開始し、もう一つの子会社である玩具デザイン会社の[[プレックス]]によってティガ以降現在までの作品の防衛チームのライドメカ、基地、隊員服、なりきり玩具等をデザインし、また、もう一つの子会社である玩具デザイン会社の[[バンダイナムコゲームズ]]共に[[データカードダス]]の『[[大怪獣バトル ULTRA MONSTERS]]』中心のゲームを出したり、[[バンプレスト]]から[[プライズ]]物を出したり、[[1989年]]からは毎年「ウルトラマンフェスティバル」(略称・「ウルフェス」)を開催している。 [[2008年]][[1月21日]]、バンダイは円谷プロの現親会社である[[ティー・ワイ・オー]]より円谷プロの33.4%の[[株式]]を取得し、ウルトラシリーズを初めとした円谷プロ作品の独占的商品化権を獲得した<ref>[http://www.bandai.co.jp/releases/J2008012101.html バンダイ、ティー・ワイ・オー、円谷プロダクションによる資本・業務提携について] - バンダイ 2008年1月21日プレスリリース</ref>。 == DVD化 == 円谷プロの昭和作品をDVD化する「デジタルウルトラシリーズ」の一環として『セブン』、『初代マン』、『Q』、『帰マン』、『A』、『タロウ』、『レオ』、『ザ☆マン』の順で昭和ウルトラシリーズがDVD化された。1990年代作品の『ネオス』、『ゼアス』、『ティガ』、『ダイナ』、『ガイア』も後にDVD化し、2000年代作品の『コスモス』、『ウルころ』、『Q dark fantasy』、『ネクサス』、『マックス』、『メビウス』、『SEVEN X』、『ギャラクシー』はリアルタイムで発売された。[[2010年]]6月25日には『80』のDVD-BOXが発売される予定。 {{LOCALYEAR}}年{{LOCALMONTH}}月の時点で『USA』、『グレート』、『パワード』、『ナイス』のDVD化は未定。 また、2008年12月から『ウルトラ1800』という低価格でのDVD販売を行っている。 #『ウルトラQ』:2008年12月19日(1巻 - 4巻)、2009年1月23日(5巻 - 7巻)発売。 #『ウルトラマン』:2009年2月18日 - 4月22日発売(全10巻)。 #『ウルトラセブン』:2009年5月13日 - 7月29日発売(全12巻)。 #『帰ってきたウルトラマン』:2010年7月23日より発売開始(全13巻予定)。 {{ネタバレ|スキップ=作動}} == 作品世界 == ウルトラシリーズは同一の世界を共有している作品と、独立した世界が舞台の作品に分かれる。また同じ作品世界を共有していてもパラレルワールドとなっている場合もある。 *初代『マン』-『レオ』、『80』までのシリーズは、過去のヒーローや怪獣が後発の作品に客演することなどによって物語がつながっていることが示されている。ただし、個々の作品は独立して制作されているので、細かい部分まで設定が揃えられているわけではない。[[M78星雲]]や[[光の国]]も参照。 **『USA』『G』『パワード』『ゼアス』『メビウス』は、それぞれ『80』までの作品世界を舞台にしている続編だが、相互のつながりを強調するような演出はない。また、『ゼアス』、『メビウス』以外は過去のウルトラ戦士や怪獣に関してもまったく触れられておらず<ref>『パワード』第2話のケムラーは時系列に矛盾がある。</ref>、それぞれ独立した過去のシリーズとは関係ない世界とも解釈できる描写である。 ***『メビウス』は他の作品と違って『80』が地球を去ってから25年後と語られており、『80』までのシリーズの続編であることがポイントになっている。 **『平成セブン』は『セブン』の直接的な続編で『セブン』以外の作品との関係が無い。 **{{要出典範囲|アニメ作品『ウルトラマンキッズ』シリーズ、『ウルトラニャン』シリーズも『USA』-『メビウス』同様に、『80』までの作品世界を舞台にしている。『超闘士激伝』は『80』以降の作品世界が舞台となっている。}} *『ティガ』『ダイナ』は同一の作品世界である。また『ダイナ』は『[[ブースカ! ブースカ!!]]』とも繋がりを持っている。 *『ネクサス』『ULTRAMAN』は、[[ULTRA N PROJECT]]の作品として制作され、同一の作品世界である。 **雑誌展開の『ノア』は「M78シリーズ」世界を舞台に活躍、最終的に『ULTRAMAN』『ネクサス』の世界へと飛ばされる前史のエピソードとなっていた。 *『ザ☆マン』『ガイア』『ネオス』『コスモス』『マックス』はそれぞれ独立した作品世界である。ただし『ザ☆マン』『ネオス』『マックス』は旧作との関連を連想させる部分がある。 *『SEVEN X』は『セブン』の平行世界が舞台である。 *『大怪獣バトル』(『ウルトラギャラクシー』二作や劇場版の他、漫画版・ゲーム版なども含む)は上記全ての世界のキャラクター達の存在が認知されている未来の世界が舞台である。 === 作品世界の繋がりが示唆される作品 === スタッフのお遊びとしてではあるが、共通する単語や人物などが登場じている。 ;『ウルトラマン』と『ゼアス』 :1作目にウルトラマン地球来訪30周年の黄金の像が登場する。2作目では、ウルトラマンシャドーの弱点はウルトラマン同様のカラータイマーであるという分析から、[[ゼットン]]砲が開発される。 ;『ティガ』&『ダイナ』と『コスモス』 :錦田小十郎景竜という人物が共通している。ちなみに『ティガ』の舞台は[[2007年]]であり続編の『ダイナ』の舞台は[[2017年]]、『コスモス』の舞台は[[2009年]]。 ;『セブン』と『マックス』 :[[メトロン星人]]本人が再登場する。ただしマックスの世界は、同作の第1話で初めて怪獣(宇宙人含む)が現れたことになっている上に、マックスは[[オムニバス]]形式の作品で時折設定が切り替わる。 ;『コメットさん(第2期)』 :『セブン』『タロウ』『レオ』以降の後日談に当たるエピソードが放映されているが、パラレル設定と解釈される場合が多い。 ;『有限実行姉妹シュシュトリアン』 :東映作品であるものの、怪獣おじさん(実はハヤタ)が登場している。 ;劇中劇としてウルトラシリーズが登場する作品の舞台 :後述するように、ウルトラシリーズが劇中劇として登場することがある。こういった作品の舞台は、現実世界に近いものになっているとともに、そういった舞台が同一である可能性も示唆している。 === パラレルワールド === 上記のように、作品世界にはいくつかの共有パターンがある。ウルトラシリーズは構造が複雑なものとなっている。 ==== 制作時にパラレルワールドと設定していたもの ==== 制作時点で、別の物語として作られた作品が、後年になって同一の世界観と設定しなおされることもある。 ;『Q』、『マン』、『セブン』 :『Q』と『マン』の繋がりは明確に語られていない<ref>『ウルトラQ』のタイトルを破壊して『ウルトラマン』のタイトルになる演出自体が『ウルトラマン』が『ウルトラQ』の第二期の作品である点を示している。同様の前作のタイトルを破壊して現タイトルになる演出は後の『戦え!マイティジャック』でも踏襲している。</ref>が、『マン』ではラゴンの存在や特性が最初から科学特捜隊の隊員たちに知られていることや、ケムール人が2代目とされていることなど、劇中に登場する怪獣や宇宙人の一部が劇中では語られていないところで何らかの形で現れていたことになっており、『Q』との関連が示唆されている。 :現在では『マン』と『セブン』は同一の作品世界とされる事が多いが、制作当初は別の作品世界として制作されていた。この当時の設定を引き継いだ作品として『平成セブン』(他のウルトラシリーズと関連しない形での『セブン』の続編)が制作されている<ref>第1作『太陽エネルギー作戦』では一部他作品の設定を含めた描写があるが、セブン以外のウルトラ戦士やウルトラ警備隊以外の防衛チームについては言及されていない。また、『セブン』と『平成セブン』の間には長い空白期間が設定されているが、その詳細は不明。</ref>。同じ手法で『ウルトラマン』の直接の続編である『[[ウルトラマン怪獣伝説 40年目の真実]]』も制作されている。 ==== リメイクによるもの ==== パラレルワールドとされることがある。ウルトラシリーズにはリメイク作品が数多く存在するため、ここでは特異な例のみ記述。 ;『Q』と『Q dark fantasy』 :『Q』と『Q dark fantasy』は、作品のエピソードごとにリメイク作品とオリジナル作品と続編とが混在している。 ;『マン』と『甦れ!ウルトラマン』 :倒し方が異なるリメイク作品などは多いが、『甦れ!』ではそれにより新たな展開を生んでいる。 ;『ゼアス』とそのパロディ作品 :パロディ作品は、『ゼアス』とはパラレルワールドという設定になっているが、『[[仮面ノリダー]]』との繋がりを示唆する作りとなっている。 ==== 劇中劇としての登場によるもの ==== [[メタフィクション]]に近い形で[[劇中劇]]として他の作品を登場させることもある。TV放映を過去の怪獣事件の放送(もしくは、それを元にした[[ノンフィクション]]テレビドラマ)とも取れるが、現実世界同様に劇中劇という関係とした方が矛盾は無いため、パラレルワールドとされている。こういった演出は、特撮などでは他シリーズにも観られる。 ;『歴代ウルトラシリーズ』と『新世紀ウルトラマン伝説』 :『新世紀ウルトラマン伝説』の主要な登場人物は、『歴代ウルトラシリーズ』が劇中劇として存在する世界の人物であり、登場人物たちがそれが放送されているテレビの中へと入っていくことで物語が始まる。 ;『マン』と『ティガ』 :『ティガ』第49話にて、『ティガ』の世界にも劇中劇として『マン』が存在する事が明かされる。 ;『ガイア』と『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』 :『[[ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦]]』の舞台は、[[#平成ウルトラシリーズ3部作|平成ウルトラシリーズ3部作]]などが放送されている世界であり、ティガ・ダイナ・ガイアがテレビの世界から飛び出し共演している。 ;『ナイス』と『歴代ウルトラシリーズ』 :『ナイス』の世界における歴代シリーズの扱いは現実に非常に近いものになっている。 ;『大決戦!超ウルトラ8兄弟』と『歴代ウルトラシリーズ』 :『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の舞台は、『歴代ウルトラシリーズ』が放送されている世界<ref>ダイゴがティガを初めて見たとき、「見たこともないウルトラマン」と言っていることから『ティガ』以降のシリーズは放送されていない可能性がある</ref>であり、主要な登場人物は歴代シリーズの登場人物が普通の人間として暮らしている。メビウスは『ウルトラマンメビウス』のTVシリーズの世界からやってくる。 ;『ダイナ』と『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』 : 『ダイナ』本編のアスカ・シン(ダイナ)本人が『ティガ』『ダイナ』の世界からウルトラの星へやってくる。 === 特殊な世界観を持つ作品 === [[#パラレルワールド|上記]]のようにパラレルワールドの関係にある作品のウルトラマンが共演する作品なども存在している。ただし、[[#劇中劇としての登場によるパラレルワールド|劇中劇としての登場によるパラレルワールド]]で書いたように、テレビの中と外を移動できたりもしているため、矛盾しているとも言えない。また、作品の歴史などは語られていないため、語られていない特殊な歴史を通ったとも考えられる([[怪獣]]などと平和に暮らしている作品が多いことからもそう見ることができる)。 ;『新世紀2003ウルトラマン伝説』 :『新世紀2003ウルトラマン伝説』では、歴代ウルトラマンだけでなく、『[[快獣ブースカ]]』のキャラクターなども登場している。 == 地球防衛及び怪事件処理チーム == 各作品毎に登場するウルトラマンと共闘する組織。 * [[ウルトラマン#科学特捜隊|'''科学特捜隊''']](科学特別捜査隊・Science Special Search Party)(「ウルトラマン」) * '''TDF'''('''[[地球防衛軍]]'''・'''T'''errestrial '''D'''efense '''F'''orce)(「ウルトラセブン」) * '''[[ウルトラ警備隊]]''' ('''Ultra Guard''')(「ウルトラセブン」) * [[帰ってきたウルトラマン#MAT|'''MAT''']](怪獣特別攻撃隊・'''M'''onster '''A'''ttack '''T'''eam)(「帰ってきたウルトラマン」) * [[ウルトラマンA#TAC|'''TAC''']](超獣攻撃部隊・'''T'''errible-monster '''A'''ttacking '''C'''rew)(「ウルトラマンA」) * [[ウルトラマンタロウ#ZAT|'''ZAT''']](宇宙科学警備隊・'''Z'''ariba of '''A'''ll '''T'''errestrial)(「ウルトラマンタロウ」) * [[ウルトラマンレオ#MAC|'''MAC''']](宇宙パトロール隊・'''M'''onster '''A'''ttacking '''C'''rew)(「ウルトラマンレオ」) * [[ザ☆ウルトラマン#科学警備隊|'''科学警備隊''']](Scientific Defense Agency)(「ザ☆ウルトラマン」) * [[ウルトラマン80#UGM|'''UGM''']] ('''U'''tility '''G'''overnment '''M'''embers)(「ウルトラマン80」) * [[ウルトラマンUSA#ウルトラフォース|'''ウルトラフォース''']] ('''Ultra Force''')(「ウルトラマンUSA」) * [[ウルトラマンG#UMA|'''UMA''']] ('''U'''niversal '''M'''ultipurpose '''A'''gency)(「ウルトラマンG」) * [[ウルトラマンパワード#W.I.N.R.|'''W.I.N.R.''']] ('''W'''orldwide '''I'''nvestigation '''N'''etwork '''R'''esponce)(「ウルトラマンパワード」) * '''DJ'''(国際防衛機構・'''D'''efensive '''J'''urisdiction)(「ウルトラマンネオス」) ** [[ウルトラマンネオス#HEART|'''HEART''']] ('''H'''igh-tech '''E'''arth '''A'''lert and '''R'''escue '''T'''eam)(「ウルトラマンネオス」) * [[ウルトラマンゼアス#超宇宙防衛機構Mydo|'''MYDO''']](超宇宙防衛機構・'''M'''ysterious '''Y'''onder '''D'''efense '''O'''rganization)(「ウルトラマンゼアス」) * [[地球平和連合TPC|'''TPC''']](地球平和連合・'''T'''errestrial '''P'''eaceable '''C'''onsortium)(「ウルトラマンティガ」・「ウルトラマンダイナ」) ** [[ウルトラマンティガ#GUTS|'''GUTS''']] ('''G'''lobal '''U'''nlimited '''T'''ask '''S'''quad)(「ウルトラマンティガ」) *** [[ウルトラマンダイナ#S-GUTS|'''スーパーGUTS''']] ('''Super''' '''G'''lobal '''U'''nlimited '''T'''ask '''S'''quad)(「ウルトラマンダイナ」) **** [[ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人|'''ネオスーパーGUTS''']] ('''Neo Super''' '''G'''lobal '''U'''nlimited '''T'''ask '''S'''quad)(「ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人」) * [[ウルトラマンガイア#G.U.A.R.D.|'''G.U.A.R.D.''']](対根源破滅地球防衛連合・'''G'''eocentric '''U'''niversal '''A'''lliance against the '''R'''adical '''D'''estruction)(「ウルトラマンガイア」) ** [[ウルトラマンガイア#XIG|'''XIG''']] (e'''X'''panded '''I'''nterceptive '''G'''uardians)(「ウルトラマンガイア」) * [[ウルトラマンガイア#アルケミー・スターズ|'''アルケミー・スターズ''']] ('''Alchemy Stars''')(「ウルトラマンガイア」) * [[ウルトラマンナイス|'''GOKAZOKU隊''']](「ウルトラマンナイス」) * 統合防衛軍([[ウルトラマンコスモス]]) ** [[ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT#国家緊急部隊シャークス|'''シャークス''']](国家緊急部隊)(「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」) * MITI(科学研究所水無月工業技術研究所)(「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」) ** [[ウルトラマンコスモス#SRC|'''SRC''']](科学調査サークル・'''S'''cientific '''R'''esearch '''C'''ircle)(「ウルトラマンコスモス」) *** [[ウルトラマンコスモス#チームEYES|'''チームEYES''']] ('''TEAM E'''lite '''Y'''oung '''E'''xpert '''S'''quadron)(「ウルトラマンコスモス」) *** [[ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET#チームSea|'''チームSea''']](「ウルトラマンコスモス2」) * [[ULTRAMAN|'''BCST''']](対バイオテロ研究機関)(「ULTRAMAN」) * [[ウルトラマンネクサス#TLT|'''TLT''']](地球解放機構・'''T'''errestrial '''L'''iberation '''T'''rust)(「ウルトラマンネクサス」) ** TLT-J(「ウルトラマンネクサス」) *** [[ウルトラマンネクサス#ナイトレイダー|'''ナイトレイダー''']](TLT-J特殊戦略任務班・'''Night Raider''')(「ウルトラマンネクサス」) *** メモリーポリス(「ウルトラマンネクサス」) * [[ウルトラマンマックス#UDF|'''UDF''']](地球防衛連合・'''U'''nited '''D'''efense '''F'''ederation)(「ウルトラマンマックス」) ** [[ウルトラマンマックス#DASH|'''DASH''']](対怪獣防衛チーム・'''D'''efense '''A'''ction '''S'''quad '''H'''eroes)(「ウルトラマンマックス」) * [[ウルトラマンメビウス#クルーガイズ|'''CREW GUYS''']](地球防衛隊・'''G'''uards for '''U'''tilit'''Y''' '''S'''ituation)(「ウルトラマンメビウス」) * [[ULTRASEVEN X#デウス|'''DEUS''']](特殊捜査チーム)(「ULTRASEVEN X」) * [[ウルトラギャラクシー大怪獣バトル#ZAP Spacy|'''ZAP Spacy''']]('''Z'''ata '''A'''stromical '''P'''ioneers)(「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」) {{ネタバレ終了}} == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} <references /> == 関連項目 == * [[特撮]] - [[特撮テレビ番組一覧]] * [[円谷プロダクション]] * [[ウルトラマン一覧]] * [[ウルトラ怪獣一覧]] * [[ウルトラシリーズ登場兵器一覧]] * 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