WX シリーズ
出典: Wikipedio
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WX シリーズ(ダブルエックスシリーズ)はエー・アイ・ソフトが開発した日本語入力システム(日本語入力FEP/IMEなど)。 WX, WXS, WXP, WXII, WXII+, WXIII, WXG と進化してきた。
最小コスト法を採用し変換精度の高さには定評がある。 弄れる/遊べる辞書、ローマ字入力やキーのフルカスタマイズに加え、MAPI(マルチアプリケーションインターフェイス)を装備することでFEPを限定していたアプリケーションでも使用することができ、複数のFEPの辞書をそれぞれ鍛えるという非効率から解放された。
商用パソコン通信 NIFTY-Serve(現@nifty)などのフォーラム(後にステーション)で活発な意見交換が行われ、ユーザが作成した辞書や、カスタマイズツールなども公開されるとともに、WX 本体も改良が加えられ着実に進化を遂げた。また、約20,000人(?)の OS/2 ユーザの署名活動によって、WX for OS/2 が開発に至った。
@Nifty のステーション閉鎖後、インターネット上にサポートページ「e言葉」が開始されるとともに 「WXG for Linux/FreeBSD 1.0β」 がフリーソフトウェアとして公開され大きな話題になる。 しかし、正式版の公開を待たずして閉鎖に至った。
WXGを発表したものの不具合が多く、ユーザーは次第に離れていってしまった。バージョンアップするもそれ以前の勢いは取り戻せず、製品は廃止されてしまった。
目次 |
歴史
- かな漢字変換機能を内蔵したワープロソフト 創文 を開発。
- 創文α で、かな漢字変換機能を WX として独立させる。
- WXPをフリーウェアとして公開。
- WXIIは、PC-9800版、東芝J-3100版、DOS/V版、Windows 3.x版が販売された
- WXIIIは、PC-9800版、DOS/V版、Windows3.1版、OS/2版が単品販売された。他にWXIII for Windows95は、Boon Editorの付属品として販売された。
- EPSON製のOSパッケージ(MS-DOS,Windows)に付属のものはWXAと呼ばれた。
- 辞書構造を全面的に見直し、WXGに改称。初めてWindows95対応版をパッケージ販売。
- WXG Ver.4 for Macintoshが1999年にMac OS 8.6対応製品として発売された。後にMac OS 9対応も発表。
- WXG for Linux/FreeBSD 1.0β をフリーソフトウェアとして公開。
対応OS
Windows 2000/Me/XP や Mac OS X に正式対応した製品の発表はされていない。(しかし、WXGをWindows 2000やXP、32bit版のVistaやWin7で使うことはできる)
関連項目
Microsoft IME(WX2をベースに開発されたTemplate:要出典)