ザ・キング・オブ・ファイターズ
出典: Wikipedio
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『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(THE KING OF FIGHTERS)は、1994年にSNK(現・SNKプレイモア)がゲーム機「ネオジオ」で発売した対戦型格闘ゲームのシリーズ名、またその劇中で開催されている世界規模の格闘大会の名称である。元々は、同社の作品『餓狼伝説』の舞台である格闘大会。
公式な略称は、頭文字を取った「KOF(ケーオーエフ)」。SNKプレイモアはこれを商標登録している。
なお、中国語では「拳皇」と表記される。
概要
このシリーズ作品は、プレイヤーは3人一組(作品によっては4人一組)のチームを選択し、他のチームと勝ち抜き戦を行うというシステムである。
同時代に発売された格闘ゲームであり最大のタイトルでもあった『餓狼伝説』や『龍虎の拳』、1980年代のアーケードゲームである『怒』、『サイコソルジャー』など、同社の看板ゲームのキャラクターが出場して覇を争うドリームマッチという設定(『サムライスピリッツ』のキャラクターは世界観が合わないという理由で現在も本編作品には参戦していない<ref>ただし、一部の外伝作品にはプレイヤーキャラクターとして参戦していたり、本編においてもストライカーや背景キャラクターとして登場している者もいる。</ref>)。その一方でこのゲームの主役たちとして生み出された三種の神器の一族、オロチ一族、ネスツなどKOFオリジナルキャラクターが高い人気を博し、SNKのキャラクター人気を牽引した。新作のたびにチーム構成を変え、時にはかつてのライバルや宿敵ともチームを組んで戦うということが大きな魅力となっている。新キャラクターは増え続け、これまで登場したキャラクターは100人にも及ぶ。3vs3という格闘ゲームのチームバトルの基礎を築いた作品でもあり、1990年代にはアーケード黄金期の中でも絶大な人気を誇り、現在も新作がリリースされ続けているビッグタイトルである。
1994年から毎年新作がリリースされているが、2001年はSNKの倒産にともないサン・アミューズメントが、2002年以降はプレイモア(現SNKプレイモア)が販売している。
本作で特筆すべき点はゲームは男性マニアに支持されているが、キャラクターでは女性人気が高いことである。草薙京とそのライバル八神庵は特に女性人気が高く、両者の関連グッズの購入者はほとんど女性である<ref>『マーチャンダイジングライツレポート』1997年11月号</ref>。
中国・韓国における人気が特に高く、日本と同様のファン層を有している他、ゲームセンターでの対戦が日本より活況であり、日本における対戦大会で中国・韓国のプレイヤーが活躍することも少なくない。
格闘大会としてのKOF
ゲーム中の設定では、元々は『餓狼伝説』の登場人物、ギース・ハワードがサウスタウンにて開催していたストリートファイトにいつしかスポンサーがつくようになり、全世界にTV中継されるような大規模な格闘大会に発展していったものである。元々がストリートファイトであったための伝統から、試合はリングの上で行うようなことはほとんどなく、試合開始の合図とKOを宣言するレフェリーこそいるが基本的には野外などで行われている。
全世界が注目する格闘大会であるため、優勝チームには莫大な賞金と格闘家として最大級の栄誉が与えられる。しかし「平穏無事に終了したことは一度も無い」と言われるほど毎回決勝近くではトラブルが起こっている。これは大会主催者がルガール・バーンシュタインのような裏社会の権力者やオロチ一族のような存在だったり、ネスツといった秘密結社など後ろ暗い者達が大会を利用したりするためである。そのため決勝近くもしくは決勝後は、大会主催者個人の空母や宇宙ステーションの秘密基地といった場所で、もはや格闘大会などではない殺し合いのような闘いが行われているが、世間には噂程度にしか伝わっていない。
出場する選手は大会の開催者が選んだ実力のある格闘家(『餓狼伝説』チームや『龍虎の拳』チームなど)には招待状が届き、シードとして各地域の決勝トーナメントからの参加となる。小説版によればそれ以外の参加チームは予選が行われる。もっとも、大会主催者が悪意ある目的で特定の人間を参加させるために招待状を届けたり、自らの配下の人間を無条件に決勝トーナメントに進ませるために招待状を利用する事もある。なお、招待状を貰ったが欠場する場合や、参加チームを決めた場合の申込みなどはKOF運営委員に連絡を入れる。
招待状はチームでなく個人に届くようであり、チームメイトは招待状が届いた格闘家が、他のメンバーに招待状が届いた届いていないに関わらず独自に決める事ができる。これは一緒に住んでいる『龍虎の拳』のサカザキ一家には個人宛にそれぞれ招待状が届いていることや、女性格闘家チームや餓狼伝説チームのように、いつも組んでいたチームメイトが都合によって参加できないため、偶然出くわしたり、通りかかった知り合いの格闘家に声をかけて出場したことが公式ストーリー中で書かれている。なお、他人から奪い取った招待状でも有効とされることがオロチチームのストーリーから判明している。
細かな大会のルールなどは判明していないが、刃物や銃火器の使用は反則であることが小説版などで解っている。またムチや棍棒といった鈍器、超能力(手から炎や氷を出して攻撃したり、サイコパワーの使用や手刀を突き刺して体力を吸い取ったりする)は認められている。しかしイヤリングに爆弾を仕込んだり、炎が出るように細工してある棍棒、巨大な鉄球や鋭いツメのついた手甲、クナイなどの暗器、匕首やナイフ、デザートイーグルを使用する者(小説版では威嚇の空砲と言っている)、さらには銃火器を全身に仕込んだサイボーグといった人物が特に説明も無く参加している。
作品シリーズ
ナンバリングシリーズ
アーケード向けに開発・販売される、基本となるシリーズ。年号及び数字部分の正しい呼び方は英語であるが、ファンの間では単に日本語で使われる事が殆どである。
THE KING OF FIGHTERS '94
1994年8月25日にアーケードのMVSで稼動後、同年10月1日にネオジオでリリース。以降『2003』までは一貫してMVS/ネオジオを主なプラットフォームとしてKOFは展開する。
国ごとの代表8チーム。チームメンバーは固定でエディットは無し。基本は3対3でKOかタイムアップで交代、仕切り直し。
操作系は『餓狼伝説スペシャル』をベースに、『龍虎』シリーズなどの要素を取り入れたもの。必殺技コマンドは基本的に出場元のゲームのままで、また超必殺技がインストラクションカードに書かれていない。
日本チームが主人公だが、1P側の初期カーソルはイタリアチーム(=餓狼伝説チーム)に、2P側の初期カーソルはメキシコチーム(=龍虎の拳チーム)に合わせられている。また基本操作の説明(HOW TO PLAY)もテリーとリョウが務めているが、開発スタッフからは「ぜひ京を出してくれ」と要望されたという。上記の対応はキャラクターの知名度を考慮したものだと考えられるが、今作品では実際に主人公の京よりもテリーやリョウの方が人気があった。しかし『'95』からは主人公の京が説明役となった。また、ストーリーが軽視されがちな対戦格闘ゲームにおいて、チームとしての参戦理由をそれぞれ紹介するなど、キャラクターの背景やストーリー進行に対する工夫も見られる。キャラクターイラストは森気楼が担当した。
なお、主人公チームのコンセプトは「地震(大門)、雷(紅丸)、火事(京)、親父(柴舟)」であった。
家庭用版は当初ネオジオとネオジオCDのみだったが、2004年にプレイステーション2でKOF10周年記念作品として本作のリメイク版『KOF'94 RE-BOUT』が発売され、アーケードオリジナル版も同時収録されている。また、2009年にプレイステーション・ポータブルで発売された『SNK ARCADE CLASSICS Vol.1』にも16作品のうちの一つとして『'94』が収録されている。2007年にはWiiのバーチャルコンソールでも配信された。また、2010年には6月24日に発売が予定されている『The king of fighters portable'94〜'98』の中で収録予定。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名(国) | メンバー | ||
主人公チーム(日本) | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム(イタリア) | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム(メキシコ) | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | タクマ・サカザキ |
怒チーム(ブラジル) | ハイデルン | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム(中国) | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
女性格闘家チーム(イギリス) | ユリ・サカザキ | 不知火舞 | キング |
キムチーム(韓国) | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
スポーツチーム(アメリカ) | ヘビィ・D! | ラッキー・グローバー | ブライアン・バトラー |
ボスキャラクター | ルガール・バーンシュタイン |
THE KING OF FIGHTERS '95
1995年7月25日稼動。以降『'97』まで続くオロチ編の第1章。この作品よりチームエディットが可能になった。なお、この作品のみキャラクター選択時に「チームエディットしますか?」と問われる。またこの作品から『'97』までは、CPUのチームもエディットされることがある。
設定で各キャラクターが「年を取った」のはこの作品のみで、以後年齢設定が固定された(出場を逃したアメリカンスポーツチームは復活した『'98』で1歳年を取っている)。
草薙京のライバルとして人気を不動のものにする八神庵がこの作品で初登場、オロチの力などが次第に語られ始めた。
新たに、カウンター攻撃(攻撃避け中に出せる専用攻撃)が追加された。連続技に繋げられるため、研究が進むうちにつれ強力な連続技が生まれた。今作からキャラクター間の相性システムが適用された。これは相性によって援護攻撃の可否が決まるしくみになっている。
バランス面では、パワーMAX時は攻撃力1.5倍・被ダメージ1.125倍になった。また、パワーMAX時はガードキャンセルを即座に使用できる、ハイリスクハイリターンのゲーム性。
しかしそのゲーム性とは裏腹にチームエディットなどの新たなシステムもあり、当時のSNKの評価を上げた。
なお、アーケード版のKOFの中では珍しく、最終ボスが使用可能な作品でもある。
家庭用としてはネオジオ&ネオジオCDに加え、セガサターンとプレイステーションでも発売。セガサターン版は本作専用の拡張ROMが同梱されていた。プレイステーション版では、同一キャラクター3人のチームも可能。後にプレイステーション2でも、NEOGEO オンラインコレクションVol.3の『THE KING OF FIGHTERS -オロチ編-』内の1タイトルとして収録された。また、2007年にはPS3・PSP向けのゲームアーカイブスでもPS版が配信された。2009年にはWiiのバーチャルコンソールでも配信されている。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | タクマ・サカザキ |
怒チーム | ハイデルン | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
女性格闘家チーム | 不知火舞 | ユリ・サカザキ | キング |
キムチーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
ライバルチーム | 八神庵 | ビリー・カーン | 如月影二 |
ボスキャラクター (隠しとして使用可) | 中ボス:草薙柴舟 最終ボス:オメガ・ルガール |
THE KING OF FIGHTERS '96
1996年7月30日稼動。大門とクラークを除くキャラクターの攻撃避けが廃止され、新たに緊急回避動作(前転後転)が導入。また、フロントステップがダッシュに変更された。ジャンプも小・中ジャンプが追加され、スピーディーなゲーム性になった。さらに、ガードクラッシュや投げ抜け、空中ガードなどが追加されるなど新機能の追加・廃止が目立った。飛び道具が大幅に削除・変更され、接近戦での攻めを主体とする戦闘形態を意識させる変更が行われている。バランス面でも修正がなされており、パワーMAX時における攻撃力は低下した。また、本作から一部のキャラクターに複数の超必殺技が実装されるようになり、体力ゲージ点滅かつパワーMAXの状態で、高い威力と派手な演出に変化するパワーMAX超必殺技が使用できるようになった。
各キャラの必殺技コマンドが大幅に整理され、斜め上までの入力の廃止、コマンドの一部が被っていたキャラは入力向きやボタンを変更など、入力し易くなるよう変更が行われた。特に餓狼、龍虎キャラの場合、原作そのままの「隠すこと、出しにくくすること自体を目的とした」超必殺技コマンドが変更され、KOFのゲームスピードにあった使い方ができるようになった。しかし肝心のコマンド受付判定が厳しく(斜め入力に最低2フレーム以上必要など)筐体ごとに入力タイミングを変えなければならなかった。
本作からストーリーの分量が増え(ゲームの外で語られるチームストーリーも増加)、オロチ編のストーリーが本格化。オロチ編の鍵を握るゲーニッツや神楽ちづるといったキャラクターが登場し、ゲームコンセプトは「SNKキャラクターの夢の対戦」から完全にKOF独自路線へと移行した。また、ラウンド前に特定のキャラクター同士での掛け合いが追加された。
なお、ユリ、キングのサービスカット(脱衣KO)が本作から廃止された。ただしユリの場合、時間切れ引き分けの時に肩部分を露出させるという演出があった(下着は見えない)。
その他演出面では、『新世紀エヴァンゲリオン』などのアニメ作品のパロディが散見される。
家庭用としては前作同様、ネオジオ、ネオジオCD、セガサターン、プレイステーションで発売。セガサターン版は汎用の拡張ラムカートリッジ(1MB)専用となり、同梱版も発売された(『'95』のものとは互換性がないが、後に製造された拡張ラムカートリッジ4MBでも動作する)。プレイステーション版では、主人公の草薙京を差し置いて、人気キャラクターの八神庵が単独でパッケージとしてデザインされている。後にプレイステーション2でも、NEOGEO オンラインコレクションVol.3の『THE KING OF FIGHTERS -オロチ編-』内の1タイトルとして収録された。また、2007年にはPS3・PSP向けのゲームアーカイブスでもPS版が配信された。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
女性格闘家チーム | 不知火舞 | キング | 藤堂香澄 |
キムチーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
八神チーム | 八神庵 | マチュア | バイス |
ボスチーム | ギース・ハワード | ヴォルフガング・クラウザー | Mr.ビッグ |
ボスキャラクター (一部家庭用でのみ隠しとして使用可) | 中ボス:神楽ちづる 最終ボス:ゲーニッツ |
THE KING OF FIGHTERS '97
キャラクターの性質をアドバンストモードとエキストラモードの2種類から選べるようになった。CPU側キャラクターはアドバンストモードしか使用しない。
アドバンストモードの特色は、ゲージストックである。技を出す、攻撃を相手に当てることでゲージが溜まり、最大3つまでゲージをストックできる。ストックが一つでもあれば通常の超必殺技、ガードキャンセル緊急回避・同ふっとばしが使用できる。また、ストックを1つ消費することでパワーMAX発動、この状態で更にストックがもう1つあれば、パワーMAX超必殺技が出せる。このモードでは緊急回避動作(前転後転)が使用できる。なお、本作から緊急回避動作(前転後転)に避け機能が付加された。移動方法もダッシュ、大・中・小ジャンプと豊富である。
エキストラモードは、『'96』までと同様任意でパワーゲージを溜め、超必殺技及びパワーMAX超必殺技発動の条件も『'96』に準拠する。ただし、ジャンプは通常のジャンプと大ジャンプのみ、ダッシュではなくフロントステップ及び攻撃避けが使用可能であり、守備的に戦いたい人向けの仕様となっている。体力ゲージ点滅は今作から1/8に変更された。パワーMAX時のガードキャンセル回避に制限が加わった。
試合前演出やステージ間デモが世界規模の格闘大会のテレビ中継を感じさせる演出になっており、ステージBGMも歓声等の環境音によってのみ構成されている、シリーズの中でも特殊な音響演出が行われている。音楽としてのステージBGMは京、アテナなど特定のキャラクターの登場時しか使用されない。
'97スペシャルチームのメンバーは『ゲーメスト』・『ネオジオフリーク』・『ファミ通』の3誌での投票で決まった。
開発者によると、ニューフェイスチームのメンバーは主人公チームの3人に対応するよう能力を設定したという。
本作では、必殺技・超必殺技のコマンド入力受け付けが緩く、簡易コマンドで出すことができる。ただし、キャラクターによっては、似たようなコマンドの必殺技があれば意図しない必殺技が暴発してしまうことがある。これにより、次作『'98』での一部キャラクターのコマンド変更につながった。
超必殺技使用時、画面が暗転して一時停止するようになった。これによりほとんどの超必殺技がコンボ、もしくは無敵時間を利用した対空・割り込みにしか使えなくなり、「パワーウェーブと見せかけてパワーゲイザー」等、立ち回りで使う事は難しくなった。また、飛び道具系のMAX超必殺技は強力な貫通能力が付加され、飛び道具系の超必殺技を貫通できるようになった。
「個人出場」としてエディット専用キャラクターが初登場。彼らのエンディングを見るには特殊なチームエディットをする必要がある(庵であれば京・庵・ちづるの「三種の神器チーム」、真吾であれば京を必ず入れ、3人目は庵・レオナ以外のキャラにする)。また、特殊なチーム構成でクリアするとエンディング後にチームのテーマに応じた専用の一枚絵が表示されるという隠し要素があり、これは『'99』まで受け継がれた。
本作では隠しキャラクターが多い。ボスキャラクターである暴走庵、暴走レオナ、オロチチーム、そして『'94』仕様の草薙京も使用できる。
現在の『KOF』に繋がるゲームシステムは本作でほとんど完成していたが、隠しキャラの暴走庵・暴走レオナがプレイヤーキャラとしては極端に高い性能を有していることや簡単な永久コンボが存在し、ゲームバランス面の強化は後の『KOF'98』を待つことになる。ただし、中国では『'98』よりも『'97』が人気である。
家庭用としては前作同様、ネオジオ、ネオジオCD、セガサターン、プレイステーションで発売。セガサターン版は汎用の拡張ラムカートリッジ (1MB/4MB) 専用で、後にオロチ編3本をセットにした「ベストコレクション」も登場した。また、セガサターン版とプレイステーション版ではプラクティスモードで最終ボスのオロチも使用可能。後にプレイステーション2でも、NEOGEO オンラインコレクションVol.3の『THE KING OF FIGHTERS -オロチ編-』内の1タイトルとして収録された。また、2007年にはPS3・PSP向けのゲームアーカイブスでもPS版が配信された。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
女性格闘家チーム | 神楽ちづる | 不知火舞 | キング |
キムチーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
'97スペシャルチーム | ブルー・マリー | ビリー・カーン | 山崎竜二 |
ニューフェイスチーム | 七枷社 | シェルミー | クリス |
エディット専用 | 八神庵(※) 矢吹真吾 | ||
隠しキャラクター | '94草薙京 | ||
乱入キャラクター (隠しとして使用可) | ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ | ||
中ボス (隠しとして使用可) | 乾いた大地の社 | 荒れ狂う稲光のシェルミー | 炎のさだめのクリス |
最終ボス (一部家庭用でのみ隠しとして使用可) | オロチ |
※ 主人公チームでプレイし、京でオロチを倒すと、エンディング中に隠しボスとして登場する。
THE KING OF FIGHTERS '98
1998年7月23日稼動。フルタイトルは『THE KING OF FIGHTERS '98 -DREAM MATCH NEVER ENDS-』。この作品は『'94』から『'97』までの集大成だが、『'97』でオロチ編が完結したため特にストーリーは設けられておらず、代わりに各キャラクターへのインタビューが存在する。そのため、KOF本来のSNKキャラクター夢の祭典といった傾向が強くなっている。この作品から『XI』までは、CPUは特別な場合を除き必ずチームで出てくるようになった。またこの作品以降、対戦中の名前表記が、苗字か名前の片方だけになった(顔アイコンのみの『2001』と『XI』を除く)。
なお、本作よりCPU戦で負けてコンティニューした際に、プレイヤーが有利になる特典を得られるサービスである「コンティニューサービス」が設けられた。
システムもここまでの集大成であり、対戦バランスは歴代KOF随一と言われている。システムは『'97』を踏襲し、主に変更・修正がなされた。投げ系必殺技・超必殺技の仕様が変更されコマンド入力時点で技が発動し、相手が投げ間合いにいない場合には空振りモーションが発生するようになった。EXTRAでは小・中ジャンプおよびカウンター攻撃が追加され、ADVANCEDではMAX超必殺技を使用した場合にパワーMAXが解除されるようになった。ゲージシステムも改良され、ADVANCEDは一人倒されるごとにアドバンテージとしてゲージのストック数が1つずつ増え(最大で5つ)、EXTRAはゲージが短くなる。
国内最大規模の対戦格闘ゲーム大会である「闘劇」の2007年度大会「闘劇'07」の競技タイトルの1つに選ばれている。
家庭用としてはネオジオ&ネオジオCDのほか、プレイステーション版とドリームキャスト版が発売されている。ただし、ドリームキャスト版の正式タイトルは年号が1つずれた『THE KING OF FIGHTERS DREAM MATCH 1999』となっている。また、プレイステーション2版は、NEOGEO オンラインコレクション第10弾として2008年6月26日に発売されたリメイク版『THE KING OF FIGHTERS '98 -ULTIMATE MATCH-』にオリジナル版が収録されている。また、2007年にはPS3・PSP向けのゲームアーカイブスでもPS版が配信された。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
女性格闘家チーム | 神楽ちづる | 不知火舞 | キング |
キムチーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
オロチチーム | 七枷社 | シェルミー | クリス |
'97スペシャルチーム | ブルー・マリー | ビリー・カーン | 山崎竜二 |
八神チーム | 八神庵 | マチュア | バイス |
おやじチーム | ハイデルン | タクマ・サカザキ | 草薙柴舟 |
アメリカンスポーツチーム | ヘビィ・D! | ラッキー・グローバー | ブライアン・バトラー |
乱入キャラクター | 矢吹真吾 | ||
エディット専用 | ルガール・バーンシュタイン | ||
隠しキャラクター | 乾いた大地の社、荒れ狂う稲光のシェルミー、炎のさだめのクリス、裏テリー・ボガード 裏アンディ・ボガード、裏ジョー・ヒガシ、裏リョウ・サカザキ、裏ロバート・ガルシア 裏ユリ・サカザキ、裏不知火舞、裏ビリー・カーン、'95草薙京 | ||
ボスキャラクター (家庭用でのみ使用可) | オメガ・ルガール |
THE KING OF FIGHTERS '99
1999年7月22日稼動。ストーリーとしては新たな主人公K'を主軸としたネスツ編(以降『2001』まで続く)の幕開けとなった作品。この作品以降、『2003』『XII』を除きCPU戦には戦闘画面にステージ数が表記されるようになった。
新たなシステムとして、援護攻撃の発展形ともいえるストライカーシステムが導入され、4人チーム制となる。また、スーパーキャンセルが可能になる「カウンターモード」とスーパーアーマー状態になる「アーマーモード」といったパワーMAX発動の発展形ともいえるシステムが導入された(3ゲージ使うことで発動できる。『2000』まで採用された)。また、緊急回避動作が「かわし移動」となったが、この作品のみの採用となっている。動作としては、前方へのかわし移動は前に移動しながら『'95』以前の攻撃避けを行う感じになっており、この際は「かわし移動攻撃」を出す事ができる。後方へのかわし移動はバックステップをした後、即座にステップインするというものになっており、バックステップ着地時は必殺技か超必殺技でキャンセルができる。なお、この作品ではスコアではなく「バトルアビリティ」と呼ばれるバトルポイント制となっている(『2000』まで採用)。グラフィックは技術の向上により、雰囲気は『'97』までとは一線を画している。
MVS(アーケード)版では草薙京と八神庵は隠しキャラクターである。ストーリーモードではバトルポイント280以上で京、それ以下(200以上280未満)なら庵が、隠しボスとして乱入してくる(デフォルトチームのみ)。一定条件を満たせば使用可能になる。家庭用では最初から使用可能。
余談だが、かつてKOFに関わっていたスタッフが参加した格闘ゲーム『堕落天使』が発売された後であったためか、その影響かと思われるものがところどころに散見される。
家庭用はネオジオ&ネオジオCDのほか、プレイステーションとドリームキャスト、Microsoft Windowsでも発売。ドリームキャスト版はタイトルが『THE KING OF FIGHTERS '99 EVOLUTION』となっており、ネオジオポケットカラー専用ソフト『THE KING OF FIGHTERS バトルDEパラダイス』との連動によりパワーアップするエキストラストライカーが追加された。後にプレイステーション2でも、NEOGEO オンラインコレクションVol.7の『THE KING OF FIGHTERS -ネスツ編-』内の収録タイトルとして、MVS版とDC版がともに移植された。また、2007年にはPS3・PSP向けのゲームアーカイブスでもPS版が配信された。</br>なお、本作がネオジオCDで最後に発売された作品となる。
出場キャラクター | ||||
---|---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | |||
主人公チーム | K' | マキシマ | 二階堂紅丸 | 矢吹真吾 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ | 不知火舞 |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ | タクマ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク | ウィップ |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 | 包 |
韓国チーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ | ジョン・フーン |
女性格闘家チーム | キング | ブルー・マリー | 藤堂香澄 | 李香緋 |
エディット専用 | 草薙京-1 | 草薙京-2 | ||
ボスキャラクター (家庭用でのみ隠しとして使用可) | クリザリッド | |||
隠しボス (隠しとして使用可) | 草薙京 | 八神庵 | ||
エクストラストライカー (『'99EVOLUTION』のみ) | セス、ヴァネッサ、草薙京SP、麻宮アテナSP 大門五郎、神楽ちづる、ビリー・カーン、山崎竜二 アルフレッド、フィオ、天童凱、霧島翔 |
THE KING OF FIGHTERS 2000
2000年7月26日稼動。SNKとして開発された最後の作品(ちなみに、販売元がSNKである最終作品は『戦国伝承2001』)。ネスツ編第2章。K'と対になる存在のクーラ・ダイアモンドが初登場する。
システムは『'99』を継承しているが、本作では「アクティブストライカーシステム」の採用により、ストライカーがストックがある限り、食らい中でなければほぼどこでもいつでも呼び出せるようになっており、連続技の自由度が非常に上がったが、即死コンボ以外にも一部のキャラクターとストライカーの組み合わせで「ハメ技」が存在するなど、対戦におけるゲームバランスには問題といえる部分も多い。但し「ストライカーを無くせばバランスは随一」という声も多い。
製作当時はSNKの経営危機に伴い次回作を製作できるか不明瞭な状態であったためか、新キャラが全てKOFオリジナルキャラクターであった代わりに、それまでのSNKのゲームに登場させたキャラの多くを、各キャラに用意されたもう一人のストライカーであるアナザーストライカー(一部キャラは3人目であるマニアックストライカーもいる。また、PS2版では隠しストライカーとして、さらにマニアックストライカー追加されている)として登場させたことや、最終作であることの隠喩のような台詞が多いなどの特徴がある。
高品質なデモグラフィックや、音楽と同期したエンディングなどの洗練された演出は一つの到達点を感じさせる。また、ここまでキャラクターイラストを担当していた森気楼が翌年カプコンに移籍したため、彼の手により描かれたキャラクター達を見ることができる最終作でもある。
家庭用はネオジオ、ドリームキャスト、プレイステーション2で発売。後に、再びPS2でNEOGEO オンラインコレクションVol.7の『THE KING OF FIGHTERS -ネスツ編-』内の収録タイトルとして、MVS版とDC版を移植したバージョンが登場した。
出場キャラクター | ||||
---|---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | |||
アナザーストライカー (下段はマニアックストライカー、カッコ内のキャラはPS2版で追加) | ||||
主人公チーム | K' | マキシマ | ヴァネッサ | ラモン |
アナザーK' (クリザリッド) | ロッキー | フィオ | デューク・エドワーズ ネオ&ジオ | |
紅丸チーム | 二階堂紅丸 | 矢吹真吾 | セス | 麟 |
アナザー紅丸 (暴走庵) | コスプレイヤー京子 | 大門五郎 | 如月影二 | |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ | ブルー・マリー |
ギース・ハワード (ブライアン・バトラー) | ビリー・カーン (ラッキー・グローバー) | ダック・キング (ヘビィ・D!) | 山崎竜二 | |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | キング | タクマ・サカザキ |
楓 ゲーマント | アナザーロバート | 獅子王 | 天童凱 (Mr.ビッグ) | |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク | ウィップ |
ゲーニッツ (オロチ) | 七枷社 (暴走レオナ) | シェルミー | クリス (ハイデルン) | |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 | 包 |
アテナ | ケンスウ | 白湯 | 渡部薫 | |
韓国チーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ | ジョン・フーン |
キム・スイル | キム・ドンファン スマートチャン | キム・ジェイフン クールチョイ | カン・ベダル | |
女性格闘家チーム | 不知火舞 | ユリ・サカザキ | 藤堂香澄 | 四条雛子 |
神楽ちづる (ヴォルフガング・クラウザー) | ナコルル | 李香緋 アンノウン | リリィ・カーン | |
エディット専用 | 草薙京 | 八神庵 | ||
霧島翔 草薙柴舟 | マチュア&バイス アナザー庵 | |||
乱入キャラクター (隠しとして使用可) | クーラ・ダイアモンド | |||
キャンディー・ダイアモンド(※ノーマルストライカー) フォクシー ルガール・バーンシュタイン | ||||
ボスキャラクター (家庭用でのみ隠しとして使用可) | ゼロ(クローン) |
THE KING OF FIGHTERS 2001
2001年11月15日稼動。ネスツ編最終章。システム面では、4人のうち0 - 3人をストライカーに出来るタクティカルオーダーが導入される(ライフはストライカー以外で分配)。そのため、現段階でROUND6、ROUND7がアナウンスされる唯一のKOF作品となる。なお、CPUはラストの2ステージのボス戦を除いて、ストライカーが1人に固定されている。相手が画面端まで吹き飛んで跳ね返るワイヤーダメージが導入されたのはこの作品からである。スタッフの移籍によりキャラクターデザインの担当がノナとなったが、森気楼とのタッチの差が激しく、さらにキャラクター性を把握していなかったため、ファンの間で波紋を呼んだ。
ゲームバランスの調整が不十分だったのか、今回初登場となるフォクシーの性能があまりに高すぎ、『2001』の大会などでは「フォクシー禁止」ルールが採用されるという事態がしばしば発生した。また、永久コンボが容易に出来るキャラクターが複数存在し(他作品でもなかった訳ではないが、条件が非常に厳しかったり、操作がとてつもなく困難だったりするものばかりである)、これまた大会では特定の連続技の使用が禁止されたりもしていた。さらに、フォクシーと同じく今作初登場キャラクターである、メイ・リーに、俗に「ピョン吉モード」と呼ばれる、画面が停止してしまうバグ技も存在しており(このバグは次回作『2002』にも存在している)、「メイのバグ技使用禁止」などと、張り紙などで注意を呼びかけている店も少なくなかった。
SNKの倒産に伴い、開発はブレッツァソフトと韓国のゲームメーカーイオリスが、販売はサン・アミューズメントがそれぞれ担当した。オープニングにはSNKのロゴが表示されるが、韓国資本の流入により、出場キャラクターなどにその影響が濃く見られる。開発スポンサーのイオリスが海外の企業であるためか、全体的に日本語の表現の未熟さが目立ち(SNKプレイモア関連の書籍などによると、イオリスからも数名の開発スタッフが派遣されていたとのこと)、急激なストーリー展開の中でネスツ編で山積みしていた伏線、謎が明らかにされないなどのさまざまな問題が発生。語られなかった裏設定が嬉野秋彦の小説版で明かされる(というより嬉野が補完した)という事態となった。
家庭用はネオジオ、ドリームキャスト、プレイステーション2で発売。後に、再びPS2でNEOGEO オンラインコレクションVol.7の『THE KING OF FIGHTERS -ネスツ編-』内の収録タイトルとして、MVS版とDC版を移植したバージョンが登場した。
出場キャラクター | ||||
---|---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | |||
主人公チーム | K' | マキシマ | ウィップ | 麟 |
日本チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 | 矢吹真吾 |
庵チーム | 八神庵 | セス | ヴァネッサ | ラモン |
ネスツチーム | クーラ・ダイアモンド | フォクシー | K9999 | アンヘル |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ | ブルー・マリー |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ | タクマ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク | ハイデルン |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 | 包 |
女性格闘家チーム | 不知火舞 | キング | 李香緋 | 四条雛子 |
韓国チーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ | メイ・リー |
ボスキャラクター (家庭用でのみ隠しとして使用可。 専属ストライカーは使用不可で ゼロの特殊技での召還キャラクターとなっている) | 中:ゼロ(オリジナル) ゼロ専属ストライカー:グルガン、龍、クリザリッド 最終ボス:イグニス |
THE KING OF FIGHTERS 2002
2002年10月10日稼動。フルタイトルは『THE KING OF FIGHTERS 2002 -Challenge to Ultimate Battle-』。ストライカーの廃止により、バトル形式は完全な3vs3になった。ネスツ編が完結したことで、『'98』同様な雰囲気の作品となった。オロチ編とネスツ編の集大成であるが、ネスツ編のキャラクターが数人削除され、オロチ編のキャラクターが復活している。開発は『2001』同様イオリスとブレッツァソフト、販売はプレイモアがそれぞれ担当した。今作はCPU戦でキャラクター曲なのは最後の1チーム・乱入してくる2001チームのどれか1人・ボスであるルガールのみで、あとは背景曲となる。
基本的なシステムは『'98』の「ADVANCED」を継承。大きく異なる点としては、パワーMAX発動中にのみ、通常技の普段キャンセルできないポイントや、必殺技をキャンセルして別の必殺技を出す事が出来るどこでもキャンセルが使用できることがある。使うとパワーMAX状態の残り時間が少し減る。また、このシステムのためパワーMAX発動中は攻撃力が逆に減少する。
隠し超必殺技としてMAX2が存在。通常のMAX超必殺技の条件に加え、体力ゲージが一定量まで減ると使用できる。この点は『龍虎の拳』シリーズの隠し必殺技や『餓狼伝説』シリーズの潜在能力に類似している。また、この名称が判明するまでは「ファイナルベント」の俗称があった。
家庭用はネオジオ、ドリームキャスト、プレイステーション2、Xboxで発売。後にPS2で発売された、『2002』のリメイク版である『KOF 2002 UNLIMITED MATCH』にも、オリジナルである本作のネオジオ版が収録されている。人気も非常に高かった作品のため、長い間稼働していた所も多い。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
日本チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | タクマ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
女性格闘家チーム | 不知火舞 | ユリ・サカザキ | メイ・リー |
韓国チーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
'96チーム | 八神庵 | マチュア | バイス |
'97チーム | ブルー・マリー | ビリー・カーン | 山崎竜二 |
'98チーム | 七枷社 | シェルミー | クリス |
'99チーム | K' | マキシマ | ウィップ |
2000チーム | セス | ヴァネッサ | ラモン |
2001チーム (乱入キャラクター) | クーラ・ダイアモンド | K9999 | アンヘル |
ボスキャラクター (家庭用でのみ使用可) | オメガ・ルガール | ||
オロチチーム (隠しとして使用可) | 乾いた大地の社 | 荒れ狂う稲光のシェルミー | 炎のさだめのクリス |
隠しキャラクター | KUSANAGI | ||
家庭用追加キャラクター (DC版・PS2版・Xbox版) | 矢吹真吾、キング(ネオジオ版では背景に登場) | ||
家庭用追加キャラクター (PS2版、Xbox版) | ギース・ハワード(ネオジオ版とDC版では背景に登場) ゲーニッツ、ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ |
THE KING OF FIGHTERS 2003
開発が韓国から日本主導に戻る。開発はSNKネオジオ(旧:サン・アミューズメント)が、販売はSNKプレイモア(旧:プレイモア)がそれぞれ担当した。新たなシステムとして、ラウンド制が廃止され、全員KOされるまで試合が続行される途中交代可能なマルチシフト制が導入された。これによりPERFECTは3人全員がライフ満タンでなければならない。また、MAX超必殺技がリーダーのみが出せるリーダー超必殺技に変更された。プログラマの交代による混乱からか、先行入力が全く効かないため操作性が非常に悪い作品となり、以降のKOFもその体制は暫く続く事になる。
なお従来よりも戦闘に時間がかかるため、制限時間は1カウント約2.5秒×60カウント=150秒である。
MVSでリリースされたKOFシリーズのうち、日本国内では唯一無二の単体基板(MV-0)で発売されたタイトルで、MV-6等の複数スロット基板に入れて稼動する事が出来ない為、現在では稼動している店舗が殆どない(なお、海外向けの後期出荷のみではあるが、通常のROMカートリッジ版も存在する)。
キャラクターイラストは新たにFALCOONが担当(後に彼は家庭用KOFのプロデューサーへ)。新章のストーリーでは、オロチ編を伏線に利用しつつ、新たな展開と奇抜な新主人公アッシュの活躍が描かれている。
戦闘画面にステージ数が表記されていないが、理由はボス戦が分岐されていたためだと思われる。
家庭用はネオジオ、プレイステーション2、Xboxで発売。本作はネオジオ最後のKOFとなった(ちなみにネオジオ最終作品は『サムライスピリッツ零スペシャル』)。ネオジオ版のKOFでは唯一、最初の操作説明画面に説明役のキャラクターが存在しない。PS2版では主人公チーム3人のさらなる設定が収録されていたり、システム面を調整した「アレンジモード」が追加されている。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公チーム | アッシュ・クリムゾン | デュオロン | シェン・ウー |
餓狼チーム | テリー・ボガード | ジョー・ヒガシ | グリフォンマスク |
極限流チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
女子高生チーム | 麻宮アテナ | 四条雛子 | まりん |
韓国チーム | キム | チャン・コーハン | ジョン・フーン |
女性格闘家チーム | 不知火舞 | キング | ブルー・マリー |
アウトローチーム | 牙刀 | ビリー・カーン | 山崎竜二 |
K'チーム | K' | マキシマ | ウィップ |
紅丸チーム | 二階堂紅丸 | 大門五郎 | 矢吹真吾 |
エディット専用 | 草薙京、八神庵 | ||
隠しキャラクター | KUSANAGI、神楽ちづる | ||
ボスキャラクター (一部家庭用でのみ使用可) | 最終ボス:アーデルハイド 中ボス(条件あり):神楽ちづる・神楽マキ 最終ボス(条件あり):無界 |
THE KING OF FIGHTERS XI
2005年10月26日稼働。ATOMISWAVEで発売された正規のKOFシリーズ。アッシュ編第2章。SNKネオジオを吸収合併したSNKプレイモア単独による開発・販売となる。前編より1年以上開いたため、タイトルの年号が廃止され、ナンバリング表記になった。前作『2003』のシステムを正統進化させたものを採用。『2003』よりも操作性やゲームバランスは格段に改善された。
イラストはヒロアキが担当。ゲーム中のデモグラフィックなどはノナが担当。BGMは新世界楽曲雑技団が『2000』以来久々に担当した。
タイムアップ時による判定が、攻撃を当てることでバランスが傾く「ジャッジメントインジケーター」に変化し、体力に依存するものではなくなった。タイムカウントは前回同様150秒で、1カウント1.5秒×99カウントとなっている。なお、この作品がアトミスウェイブでの最後のKOFとなった。
PS2版の家庭用ではシステム面やキャラクターを調整した「アレンジモード」、『ネオジオバトルコロシアム』からの家庭用追加キャラクター、オリジナルアレンジBGMなどが追加されている。
アトミスウェイブ版はROMカセットを採用しているにもかかわらず、試合開始までの読み込み時間がメディアがDVD-ROMであるPS2版よりも長い。これはアトミスウェイブ基板の、「処理中のロードが非常に困難」という特殊な構成によるもの。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公チーム | アッシュ・クリムゾン | オズワルド | シェン・ウー |
ライバルチーム | エリザベート・ブラントルシュ | デュオロン | 二階堂紅丸 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | キム | ダック・キング |
龍虎チーム | リョウ・サカザキ | ユリ・サカザキ | キング |
怒チーム | ラルフ | クラーク | ウィップ |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 桃子 |
エージェントチーム | ヴァネッサ | ブルー・マリー | ラモン |
餓狼MOWチーム | B.ジェニー | 牙刀 | グリフォンマスク |
アンチ極限流チーム | まりん | 藤堂香澄 | 如月影二 |
K'チーム | K' | クーラ・ダイアモンド | マキシマ |
京&庵チーム | 草薙京 | 八神庵 | 矢吹真吾 |
乱入キャラクター (タイムリリースで使用可) | アーデルハイド・バーンシュタイン、天童凱 ジャズウ、ズィルバー、ショー・疾風 | ||
ボスキャラクター (PS2版でのみ使用可) | 中ボス:紫苑 最終ボス:禍忌 | ||
家庭用追加キャラクター | 不知火舞、EX草薙京(性能違い)、ギース・ハワード ロバート・ガルシア、Mr.ビッグ、タン・フー・ルー、双葉ほたる |
THE KING OF FIGHTERS XII
2009年4月10日に稼動開始。PS3、Xbox360版が同年7月30日に発売。本作では「KOF RE-BIRTH」を謳っており、新システム基板「Taito Type X2」での稼動に伴い、グラフィックを全てHDで新規に描き下ろしている。PS3版はランクマッチが存在しない。
キャラクターアニメーションはセル画ではなくドット絵で作成。3Dモデルを作成し、それをドット絵に落とし込むという作業を経ており、その作業量の膨大さは開発側から苦労話として何度も飛び出している。枚数自体は従来KOFとさほど変化はないが、中割りを再考するなどして滑らかに動くアニメーションを実現している。
アートディレクターは『2001』『2002』で公式イラストを担当したノナで、彼の画風や色使いがゲーム全体にも色濃く反映されている。公式イラストは『ネオジオバトルコロシアム』のおぐらえいすけ。
本作ではマルチシフト制を廃止し通常の3on3制に回帰した。また新システムとして、クリティカルカウンターゲージMAX時に相手の攻撃を近距離強攻撃で潰す(カウンターを取る)と一定時間オリジナルのコンボを決められる「クリティカルカウンター」、強攻撃・必殺技・超必殺技のいずれかが(空中で)ぶつかり合った時に発生し互いの攻撃効果を撃ち消す「相殺」、発動させるとガードモーションを取りその最中に相手の攻撃を受けると相手の攻撃を無効化して反撃(攻撃を受けなかった時も反撃動作は行う)する「ガードアタック」など3つのシステムが導入された。それ以外にもふっとばし攻撃が溜められたり(最大まで溜めるとガード不能)特殊技のように通常技からキャンセルして出せるなどの変更点がある。
再び戦闘画面にステージ数が表記されなくなったが、詳しい理由は不明。
当初は本作について「アッシュ編三部作完結」との記述があったが、開発スタッフの度重なる離脱や人員不足による遅滞の代償として、嬉野秋彦監修による各キャラごとにバックストーリーがあるのみで「本作はゲームストーリー展開は無し」という帰結点がとられた。そのためか、本作には『KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION "A"』と同様に特定の固定チームが存在しない。また、一部のキャラクターは声優が変更されている。
従来のKOFとは異なり、CPU戦がタイムアタック制に変更され、スコアが廃止された。また、本作のCPU戦にはボスという概念が無く、5ステージ目のチームを破るとエンディングとなる。
PS3、Xbox360版の追加キャラとしてエリザベート・ブラントルシュとマチュアが登場。なお、KOFオフィシャルサイトにて『XII』風の不知火舞とK'のイラストが描かれていた。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
アッシュ・クリムゾン | デュオロン | シェン・ウー | 草薙京 |
二階堂紅丸 | 大門五郎 | 八神庵 | 麻宮アテナ |
椎拳崇 | 鎮元斎 | テリー・ボガード | アンディ・ボガード |
ジョー・ヒガシ | キム | ライデン | リョウ・サカザキ |
ロバート・ガルシア | ラルフ・ジョーンズ | クラーク・スティル | レオナ・ハイデルン |
家庭用追加キャラクター | |||
エリザベート・ブラントルシュ | マチュア |
THE KING OF FIGHTERS XIII
アッシュ編最終章のシリーズ最新作で2010年7月14日稼動予定。
『XII』で導入されたシステムを全て廃止し、「ハイパードライブモード」や「EX必殺技(超必殺技)」、「NEO MAX超必殺技」が新たに導入された。ゲームスピードも『XII』に比べ、往来のKOFのようにスピーディーになっている。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公 (エディット専用) | アッシュ・クリムゾン | ||
エリザベートチーム | エリザベート・ブラントルシュ | シェン・ウー | デュオロン |
日本チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼チーム | テリー・ボガード | アンディー・ボガード | ジョー・ヒガシ |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
怒チーム | レオナ・ハイデルン | ラルフ・ジョーンズ | クラーク・スティル |
女性格闘家チーム | 不知火舞 | ユリ・サカザキ | キング |
八神チーム | 八神庵 | マチュア | バイス |
龍虎チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | タクマ・サカザキ |
キムチーム | キム | ホア・ジャイ | ライデン |
K'チーム | K' | クーラ・ダイアモンド | マキシマ |
リメイクシリーズ
旧作をリメイクした作品群。
THE KING OF FIGHTERS NEOWAVE
2004年7月27日稼動。シリーズ初のATOMISWAVE作。開発はナンバリングタイトルとは異なり、ノイズファクトリーが担当。厳密にはリメイクではないが、内容は『2002』を作り直したマイナーアップバージョンのようなものであり、本シリーズには含まれない。3種類のモードを選択可能。A - Eの5ボタン。Eは、体力を徐々に減少させる代わりに体力が1/4以下になるか、相手の攻撃を受けるまで攻撃力を2割ほどアップさせるヒートモードを発動するためのボタンである。AW-NETに対応しており、同ハード共通カード使用による特典あり(余談だが、いわゆるエントリーカードが使用できるのはこの作品のみ)。
操作モードを必殺技を必殺技でキャンセルできる「スーパーキャンセル」、専用攻撃で相手のガードを崩す「ガードブレイク」、MAX2が使用できる「MAX2」から選択できる。一部のモードではガードキャンセルふっとばしが使えないなどの変化はあるが、基本的なシステムは変わらない。
ATOMISWAVEでは『XI』に、ネオジオでは『2002』に取って代わられる形となり、現在では稼働している姿を見ることも希である。また本作のボスは、かつて『'96』でボスチームとして登場したギース・ハワードが『龍虎の拳2』に登場した頃の姿で務めている。もともと年代差を無視した作品とは言え、一度は中年の姿で登場したキャラクターが若返って再登場した事は話題を呼んだ。
家庭用ではプレイステーション2およびXboxで発売されている。Xbox版は日本のXbox最後の新作ソフトである。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
日本チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | タクマ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
女性格闘家チーム | 不知火舞 | ユリ・サカザキ | キング |
韓国チーム | ジョン・フーン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
'96チーム | 八神庵 | マチュア | バイス |
'97チーム | ブルー・マリー | ビリー・カーン | 山崎竜二 |
'98チーム | 七枷社 | シェルミー | クリス |
'99チーム | K' | マキシマ | ウィップ |
混合チーム | 草薙柴舟 | クーラ・ダイアモンド | 矢吹真吾 |
ボスキャラクター (隠しとして使用可) | ギース・ハワード | ||
隠しキャラクター | 乾いた大地の社、荒れ狂う稲光のシェルミー 炎のさだめのクリス、キム、ヴァネッサ、ラモン | ||
隠しキャラクター (家庭用でのみ使用可) | セス、KUSANAGI、オメガ・ルガール | ||
隠しキャラクター (PS2版でのみ使用可) | アンヘル、メイ・リー |
THE KING OF FIGHTERS '94 RE-BOUT
2004年12月28日にKOF10周年記念作品としてプレイステーション2で発売された『KOF'94』のリメイク版。アーケード版としては稼動していない。
チームエディットが可能になるなど、『KOF'94』からシステムの細部に手が加えられている。また、チームエディット専用キャラクターとして「草薙柴舟」と「ルガール・バーンシュタイン」も使用可能になった。
グラフィックを完全ハイレゾ化でリニューアルしている。キャラクターイラストは、オリジナル版『KOF'94』の森気楼に代わり、ヒロアキが担当した。
なお、本作はネオジオ版『KOF'94』と同じバージョンも同時収録しているが、こちらもリメイク版に合わせてか、ゲームセレクトの一部変更や基本操作の説明削除などの改訂が加えられている。また、コンティニュー制限が無い。
THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH
2008年3月18日稼動。『KOF'98』のリメイク版で、『KOF'98』を稼動してから10年ぶりにアーケード版として再登場(基板にはTaito Type Xを使用)。『KOF'98』をベースとしゲームバランスの再調整、新システム「アルティメットモード」が追加されている。その後、アジア圏向けにPGM2システム基板対応作品として、更に再調整された『THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH 英雄』がリリースされた<ref>「KOF98 英雄」先行稼働予定</ref>。
本作では、『KOF'98』までの全キャラクターが登場することに伴い、一部の対戦前の演出などが追加、変更された。
アルティメットモードでは、アドバンストモードとエキストラモードからそれぞれ、移動方法・回避方法・パワーゲージを自由に組み合わせられ、よりプレイヤー自身の好みのシステムが選択可能となった。これにより、例えば「ダッシュ・緊急回避・エキストラゲージ」という『KOF'96』のシステムでのプレイが可能である。従来のアドバンストモードとエキストラモードも改良されており、パワーMAXではない通常の状態からパワーMAX超必殺技を発動したり、攻撃中やガードしている状態からパワーMAXを発動するクイックMAX発動などが可能となっている。
CPU戦では、プレイ内容による乱入キャラクターや最終ボスの分岐が多種多様に設けられているのが特徴。
今作ではコマンドの斜め入力を省略した、例えば「←↓→+A」といった簡易コマンドが受け付けられるようになっている。連続技の内容によっては、この簡易コマンドを使用しなければ間に合わないことがある。
PS2版は2008年6月26日に発売。NEOGEOオンラインコレクションシリーズの第10弾である。
PS2版では、ある条件をクリアすることにより、ボスキャラクターの使用、及び3人全員同じキャラクターでチームを組むことが可能になる。また、オリジナルの『'98』のネオジオ版も収録されており、こちらもプレイすることが可能。
2009年7月1日にXbox360にてXBLA版が配信。価格は800マイクロソフトポイント(1200円)。
『'98UM』の追加キャラクターの公式イラストは、森気楼風となっているが、これはおぐらえいすけが当時の絵を参考に作画したものである。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 鎮元斎 |
女性格闘家チーム | 神楽ちづる | 不知火舞 | キング |
キムチーム | キム | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
オロチチーム | 七枷社 | シェルミー | クリス |
'97スペシャルチーム | ブルー・マリー | ビリー・カーン | 山崎竜二 |
八神チーム | 八神庵 | マチュア | バイス |
おやじチーム | ハイデルン | タクマ・サカザキ | 草薙柴舟 |
アメリカンスポーツチーム | ヘビィ・D! | ラッキー・グローバー | ブライアン・バトラー |
乱入キャラクター | 矢吹真吾、ルガール・バーンシュタイン | ||
追加乱入キャラクター | 如月影二、藤堂香澄 | ||
'96ボスチーム | ギース・ハワード | ヴォルフガング・クラウザー | Mr.ビッグ |
隠しキャラクター | 乾いた大地の社、荒れ狂う稲光のシェルミー、炎のさだめのクリス、裏テリー・ボガード 裏アンディ・ボガード、裏ジョー・ヒガシ、裏リョウ・サカザキ、裏ロバート・ガルシア 裏ユリ・サカザキ、裏不知火舞、裏ビリー・カーン、'95草薙京 | ||
追加隠しキャラクター | 裏ブルー・マリー、裏山崎竜二、裏キング、裏ギース・ハワード | ||
乱入専用キャラクター (家庭用でのみ隠しとして使用可) | ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ、ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ | ||
ボスキャラクター (家庭用でのみ隠しとして使用可) | オメガ・ルガール、ゲーニッツ、オロチ |
THE KING OF FIGHTERS 2002 UNLIMITED MATCH
『KOF98UM』と同様の趣旨で登場した『KOF2002』のリメイク版。登場総キャラクター数が66人も及ぶ大幅なキャラクター追加や、ゲームバランスの再調整、新技の追加、BGMの一新、デザイン・背景を中心としたグラフィックの変更などが施されている。イラストはヒロアキが担当。
システム的には『KOF2002』とほぼ同じだが、パワーMAX発動中でなくともゲージ3本を消費することでMAX版超必殺技やMAX2を使用可能になるなどの変更がされている。またMAX2使用時にカットインが入ったり、一部のキャラは特定の技で相手を倒すと勝利画面のイラストが変わるなど演出面も強化されている。
『98UM』同様、本作のCPU戦にも、プレイ内容による乱入キャラ、最終ボスの分岐が多種多様に設けられている。
『KOF2002』の出場キャラクターの内、K9999のみが諸事情のため登場せず、代わりに似たような設定・性能を持つ新キャラクター、ネームレスが登場。
PS2版にはオリジナルの『2002』のネオジオ版も収録されている。こちらは原作仕様である為、前述の理由で本作に登場できないK9999も使用可能(ただし取扱説明書のキャラ紹介欄からは除外されている)。
PS2版の後に発売されたアーケード版は更なるバランス調整が施されている。また、基本的にPS2版のキャラはほぼ全て出場しているが(ボスキャラは全員CPU専用)、ギースとゲーニッツのみ登場していない。
2009年2月26日にプレイステーション2版が発売、同年7月9日にアーケード版が稼動開始(システム基板はSYSTEM BOARD Y2)。また、2010年にはXbox 360のXbox LIVE アーケード対応ソフトとしても配信される予定である。さらに、2010年6月24日にアーケード用にバランス調整された『闘劇ver.』がプレイステーション2で発売予定。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
K'チーム | K' | マキシマ | ウィップ |
京チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 大門五郎 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | ジョー・ヒガシ |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | ユリ・サカザキ |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 包 |
女性格闘家チーム | キング | 不知火舞 | 藤堂香澄 |
美少女格闘家チーム | 李香緋 | 四条雛子 | メイ・リー |
キムチーム | キム | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
ジョンチーム | ジョン・フーン | 麟 | 矢吹真吾 |
オロチチーム | 七枷社 | シェルミー | クリス |
裏オロチチーム | 乾いた大地の社 | 荒れ狂う稲光のシェルミー | 炎のさだめのクリス |
'97スペシャルチーム | 山崎竜二 | ブルー・マリー | ビリー・カーン |
八神チーム | 八神庵 | マチュア | バイス |
エージェントチーム | ヴァネッサ | セス | ラモン |
ネスツチーム | クーラ・ダイアモンド | フォクシー | アンヘル |
マスターチーム | ハイデルン | タクマ・サカザキ | 鎮元斎 |
クローンチーム | KUSANAGI | 草薙京-1 | 草薙京-2 |
エディット専用 | ネームレス | ||
隠しキャラクター | ロバート・ガルシア(KOF2000仕様)、椎拳崇(KOF2000仕様) タクマ・サカザキ(KOF2000仕様) | ||
隠しキャラクター (PS2版でのみ使用可) | ゲーニッツ、ギース・ハワード、ナイトメア・ギース | ||
ボスキャラクター (PS2版でのみ隠しとして使用可) | クリザリッド、クローンゼロ、ゼロ、イグニス、オメガ・ルガール |
携帯機向け作品
ゲームボーイ(熱闘シリーズ)
タカラ(現・タカラトミー)より『熱闘シリーズ』の一部としてゲームボーイで発売。デフォルメされたキャラクターが戦う。スーパーゲームボーイにも対応し、専用フレームも用意されている。
熱闘ザ・キング・オブ・ファイターズ'95
1996年4月26日にゲームボーイでタカラより発売。開発はガイブレイン。
『'95』をベースにしているが、ライバルチームの3人を除いたキャラクターは原作のチームから抜粋された数名ずつがバラバラに出場しており、固定されたチームは存在しない。隠しキャラクターとして『サムライスピリッツ』シリーズからナコルルが登場するほか、同じキャラクター同士でチームを組めたり、常にパワーゲージがMAXになる隠しモードが存在する。
日本語版はタイトルロゴがカタカナ表記となっている。欧米版のタイトルは「熱闘」は省かれており、タイトルのデザインもネオジオ版と同じであるが、ゲーム内容には大きな相違点はない。アメリカ版は任天堂、ヨーロッパ版は有限会社Laguna Video Gamesが販売元となっている。
出場キャラクター | ||
---|---|---|
草薙京 | 二階堂紅丸 | リョウ・サカザキ |
ユリ・サカザキ | テリー・ボガード | ジョー・ヒガシ |
ハイデルン | ラルフ | 麻宮アテナ |
椎拳崇 | キム・カッファン | 不知火舞 |
八神庵 | 如月影二 | ビリー・カーン |
ボスキャラクター(隠しとして使用可) | ||
草薙柴舟、オメガ・ルガール | ||
乱入キャラクター(隠しとして使用可) | ||
ナコルル |
熱闘ザ・キング・オブ・ファイターズ'96
1997年8月8日にゲームボーイでタカラより発売。前作同様、開発はガイブレイン。
ボスチームの3人はアーケード版『'96』と同じだが、それ以外の出場メンバーは前作と同様に抜粋された数名ずつがバラバラに出場している。また、前作とは多少顔ぶれが変更されている。なお、本作では特定の組み合わせでチームを組むと「特殊イベント」が発生する。隠しキャラクターとして『龍虎の拳』からMr.カラテや、『'97』のような暴走キャラクター、神楽ちづるのバージョン違いのKAGURAなどが登場する。また、隠しモードとして、超必殺技がいつでも出せるようになり、技の内容が強力なものに変化、パワーゲージが常に回復し続ける、といった内容の「熱闘モード」や、ボタンを同時押しするだけで必殺技が発動可能になるモードが存在する。スーパーゲームボーイ使用時は、攻撃等の効果音の一部がSFC音源に変わる。
ヨーロッパ版はタイトルが『The King of Fighters: Heat of Battle』に変更されており、前作と同じくLagunaが販売元となった。また、本作はアメリカでは発売されなかった。
出場キャラクター | ||
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草薙京 | アンディ・ボガード | テリー・ボガード |
リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | 八神庵 |
大門五郎 | 不知火舞 | ギース・ハワード |
Mr.ビッグ | ヴォルフガング・クラウザー | マチュア |
麻宮アテナ | 神楽ちづる | レオナ |
ボスキャラクター(隠しとして使用可) | ||
KAGURA(中ボス版ちづる)、ゲーニッツ | ||
乱入キャラクター(隠しとして使用可) | ||
IORI'(ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ) LEONA'(ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ)、Mr.カラテ |
- ゲーニッツを倒した後に「特殊イベント」が発生するチーム
- 三種の神器チーム:草薙京、八神庵、神楽ちづる
- 「草薙京&神楽ちづる VS IORI'(暴走化)」のバトル。ゲーニッツを倒したキャラクターがいるチームを操作。
- オロチチーム:八神庵、マチュア、レオナ
- 「八神庵&マチュア VS LEONA'(暴走化)」のバトル。ゲーニッツを倒したキャラクターがいるチームを操作。
- 主人公チーム:草薙京、テリー・ボガード、リョウ・サカザキ
- 「ゲーニッツを倒したキャラクター1名 VS 他2名」のバトル。ゲーニッツを倒したキャラクターを操作。
- ボスチーム:ギース・ハワード、Mr.ビッグ、ヴォルフガング・クラウザー
- 「ゲーニッツを倒したキャラクター1名 VS 他2名」のバトル。ゲーニッツを倒したキャラクターを操作。
- 餓狼伝説メインキャラクターチーム:テリー・ボガード、アンディ・ボガード、ギース・ハワード
- 「ボガード兄弟 VS ギース・ハワード」のバトル。ゲーニッツを倒したキャラクターがいるチームを操作。
- 龍虎の拳メインキャラクターチーム:リョウ・サカザキ、ロバート・ガルシア、Mr.ビッグ
- 「極限流2名 VS Mr.ビッグ」のバトル。ゲーニッツを倒したキャラクターがいるチームを操作。
- 三種の神器チーム:草薙京、八神庵、神楽ちづる
ネオジオポケット(Rシリーズ)
SNKより『ポケット格闘シリーズ』の一部としてネオジオポケットで発売。デフォルメされたキャラクターが闘う。『熱闘』シリーズよりもさらに頭身が低く、キャラクターが大きくなっている。
同じ『ポケット格闘シリーズ』のタイトルとして『サムライスピリッツ!』や『餓狼伝説 FIRST CONTACT』なども発売された。また、シリーズには含まれないが同コンセプトのデフォルメ作品として『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』や『SNK GAL'S FIGHTERS』、『幕末浪漫 特別編 月華の剣士』などがある。
キング・オブ・ファイターズ R-1
1998年10月28日にネオジオポケット(モノクロ)本体と同時発売。R-1は「ラウンド ワン」と読む。『'97』をベースにしており、抜粋されたメンバーが登場する。隠し要素として、簡単なコマンドで必殺技が出せる「あばれモード」が搭載されている。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
三種の神器チーム | 草薙京 | 八神庵 | 神楽ちづる |
サウスタウンチーム | テリー・ボガード | キム・カッファン | リョウ・サカザキ |
ヒロインチーム | 不知火舞 | ユリ・サカザキ | 麻宮アテナ |
ニューフェイスチーム | 七枷社 | シェルミー | クリス |
エディット専用 | レオナ、矢吹真吾 | ||
隠しキャラクター | ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ、ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ 乾いた大地の社、荒れ狂う稲光のシェルミー、炎のさだめのクリス | ||
ボスキャラクター (隠しとして使用可) | オロチ |
キング・オブ・ファイターズ R-2
1999年3月19日にネオジオポケットで発売。ネオジオポケットカラーにも対応し、カラー表示となった。R-2は「ラウンド ツー」と読む。『'98』をベースにしているが、『'98』にはいない藤堂香澄も登場。前作よりもCPU戦の難易度は下がっている。本作のみの特徴として、「テク」を集めて好きなキャラクター1人をカスタマイズし強化する「メイキングモード」がある。また、前作にあった「あばれモード」が標準で選べるようになった。1999年10月21日には価格の下がったキャンペーン版も登場。
出場キャラクター | |||
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チーム名 | メンバー | ||
草薙流チーム | 草薙京 | 草薙柴舟 | 矢吹真吾 |
新サウスタウンチーム | テリー・ボガード | リョウ・サカザキ | 不知火舞 |
ちょうヒロインチーム | 麻宮アテナ | ユリ・サカザキ | 藤堂香澄 |
オロチチーム | 七枷社 | シェルミー | クリス |
エディット専用 | 八神庵、レオナ | ||
隠しキャラクター | 乾いた大地の社、荒れ狂う稲光のシェルミー、炎のさだめのクリス | ||
ボスキャラクター (隠しとして使用可) | オメガ・ルガール |
ゲームボーイアドバンス(EXシリーズ)
マーベラスエンターテイメントよりゲームボーイアドバンスで発売されたシリーズ。
SNKプレイモアのスタッフによると、『EX』シリーズはマーベラスエンターテイメントの持ち込み企画であるとのこと。ゲームボーイ版やネオジオポケット版とは異なり、キャラクターのグラフィックは通常のシリーズと同じ頭身になっている。
THE KING OF FIGHTERS EX 〜NEO BLOOD〜
2002年1月1日にゲームボーイアドバンスでマーベラスエンターテイメントから発売、開発はアートゥーン。サブタイトルは日本語に訳すと「新しい血統」、つまり新キャラクターを意味している。
任天堂の携帯ゲーム機向けとしては4年半ぶりの新作だが、あまりにもバグが多い上に再現度も低いため、まともに遊べるゲームでは無く、プレイヤーの評価は非常に低い。サポート掲示板がたったの1週間で大炎上する程だった。特に雑誌で公開されていたゲーム画像が大変綺麗だったのに対し、実際のゲーム画像が別物ではないかと思われるほど汚かったため(厳密に言えば静止画は綺麗なのだがキャラクターの動きがドットの枚数が足りないのか異常にカクカクしていた)、「これは詐欺だ」「騙された」との苦情も多かった。『'99』に『2000』の要素を入れたような作品だが、ストーリーは基本的にオロチ編を継承している。新キャラクターの葉花萌の声優に千葉麗子を起用。
出場キャラクター | ||||
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チーム名 | メンバー | ストライカー | ||
主人公チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 葉花萌 | 矢吹真吾*1 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | 不知火舞 | ジョー・ヒガシ*1 |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | キング | ユリ・サカザキ*1 |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク | ウィップ*1 |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 包 | 鎮元斎*1 |
韓国チーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ | ジョン・フーン*1 |
ボスキャラクター (隠しとして使用可) | 八神庵、ギース・ハワード | |||
エクストラストライカー*1 | K'、マキシマ、ヴァネッサ、山崎竜二 |
*1はストライカー専用キャラクター。
THE KING OF FIGHTERS EX2 〜HOWLING BLOOD〜
2003年1月1日にゲームボーイアドバンスでマーベラスエンターテイメントから発売、開発はサン・テック。「EX」の続編で、『2000』を基本にしている。前作の問題点を改善したため、プレイヤーの評価は高くなった。
出場キャラクター | |||
---|---|---|---|
チーム名 | メンバー | ||
主人公チーム | 草薙京 | 葉花萌 | 大神零児 |
餓狼伝説チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | 不知火舞 |
怒チーム | レオナ | ラルフ | クラーク |
韓国チーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ |
サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 包 |
龍虎の拳チーム | リョウ・サカザキ | ユリ・サカザキ | タクマ・サカザキ |
八神チーム | 八神庵 | 華守純 | 黒咲壬羽 |
ボスキャラクター (隠しとして使用可) | 天羽忍(暴走忍) |
携帯電話
日本国外では、2005年にノキアよりN-Gage向けに『The King of Fighters Extreme』が発売された。ゲームボーイアドバンス版『EX2』をベースとした作品となっている。開発はハドソン。
また、日本でも2007年12月12日より、SNKプレイモアがYahoo!ケータイ向けモバイルサイト「KOF-MOBILE-」をオープンし、SoftBank 3Gシリーズ対応メガS!アプリとして格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS -MOBILE-』の配信を開始した。こちらは原作から抜粋された12名のキャラクターが参戦している。さらに、同サイトではクイズゲーム『KOF検定 めざせカルトクイズ王!』やスポーツアクション『燃えよ!KOF大運動会』なども配信された。
KOF MAXIMUM IMPACTシリーズ
Template:Main 3D格闘ゲームとして製作された外伝シリーズ。略称は「MI」、もしくは「KOFMI」。当初はプレイステーション2で展開してきたが、後にXboxやアーケード(システム基板は「Taito Type X2」)でも登場した。プレイステーション3やXbox 360での作品も予定されていたが、発売中止となった。
その他
ここでは対戦型格闘ゲームではないものを挙げる。
クイズ キング・オブ・ファイターズ
1995年2月1日にMVSで稼動したクイズゲーム。『餓狼伝説』の面々(『SPECIAL』仕様のデザイン)と『龍虎の拳』の面々(『2』仕様のデザイン)は登場するが、草薙京などのKOFオリジナルキャラクターは登場せず、代わりに本家『KOF』には参戦していなかった『サムライスピリッツ』の面々(初代仕様のデザイン)が登場する。
ストーリーの大筋は、謎の組織「Q」に誘拐されたユリを救出するため6人の勇者(覇王丸、不知火舞、ナコルル、テリー・ボガード、ロバート・ガルシア、リョウ・サカザキ)が立ち上がるという、初代『龍虎の拳』をなぞらえたような展開(しかも、『龍虎の拳』のボーナスゲーム「超必殺技伝授」と同じようなボーナスゲームが今作にも取り入れられている)だが、クイズ出題者の天草四郎時貞が暴走族のリーダーになるなど、コメディ調の世界観となっている。また、劇中の地名はサウスタウンではなく『クイズ大捜査線』と同じ「クイズシティー」となっている。ただし、ネオ&ジオを始めとする『大捜査線』の面々は本作には登場しない。
6名のプレイヤーキャラクターから1人を選択し、ルーレットを止めてスゴロク式のマップを進んでいくと、歴代のSNK格闘ゲームのキャラクターたちがプレイヤーにクイズ勝負を挑んでくる。クイズ形式はオーソドックスなノルマ達成型の4択問題。途中クイズ大捜査線にもあった連打クイズや間違い探しなども登場する。クイズを正解しながら進み、ボスの元までたどり着く。
ボス戦や対戦モードでは特殊な「格闘クイズ」となり、クイズに正解して敵にダメージを与え、敵の体力を0にすれば勝利となる。答えるまでの経過時間によって、必殺技→ジャンプ攻撃→大キック→大パンチ→小キック→小パンチ、と技の威力が減少していくため、早く正解すれば派手な必殺技で大ダメージを与え、少ない問題数で倒すことができる。また、必殺技発動前に素早くコマンドを入れることで、さらに強力な超必殺技に変化させられる。対戦では通常の6名に加え、タクマ・サカザキ、ギース・ハワード、ヴォルフガング・クラウザー、天草四郎時貞のボス4名も使用可能だった。
発売元はザウルスで、同社のマスコットだった恐竜のキャラクターが随所に登場している。家庭用はネオジオROM版が1995年3月10日、ネオジオCD版が1995年4月7日に発売。
THE KING OF FIGHTERS '96 ネオジオコレクション
1997年2月14日にネオジオCDで発売されたデータベースソフト。『'96』関連のデータなどが収録されたファンディスクとなっている。
ザ・キング・オブ・ファイターズ 京
1998年8月27日にプレイステーションで発売。格闘ゲームではなく、夏元雅人による同名の漫画『ザ・キング・オブ・ファイターズ 京』をベースとしたアドベンチャーゲームとなっており、対戦はコマンド指示形式で行われる。『KOF'97』の開催直前が舞台となり、大会に出場するチームメイトを探していく。イベント時にはほとんどのキャラクターがボイス付きで会話するが、登場するKOFキャラクターの中でクラークのみボイスがない(セリフはある)。また、ゲーム作品では本作のみに登場するキャラクターも存在する。ゲーム中でのイラストも全て夏元雅人が担当している。開発元は夢工房。
1999年9月9日には「SNKベストコレクション」として廉価版が発売。また、2007年にはゲームアーカイブスでも配信された。
THE KING OF FIGHTERS バトルDEパラダイス
2000年7月6日に発売されたネオジオポケット専用ソフト。双六形式のボードゲームで対戦する。
プレイヤーの勝利目的は如何にしてスターを集めるかである。途中会話イベント等があり、選択肢次第でストライカーがダークかジャスティスの性能にチェンジでする。また、ゲーム中チャレンジ出来るミニゲームがかなり豊富である。
このソフトとDC版『'99 EVOLUTION』と連動させることにより様々な恩恵があり、ST霧島翔、天童凱は連動が無ければDC版『'99』では使用することが出来なかった。またDC版『'99』での追加のSPストライカー(セス&ヴァネッサ除く)のレベル(最高3)を上げるのにも欠かせないソフト。
主人公の一人、ユウGは『ネオジオバトルコロシアム』の背景で復活を果たしている。
パチスロ版 ザ・キング・オブ・ファイターズ
2006年7月に稼動開始した5号機。2004年春より稼動したプロスロットの4号機版をベースにしている。
KOF SKY STAGE
2010年1月22日稼動のアーケードゲーム(システム基板はTaito Type X)。「正闘派シューティング」と銘打たれた、シリーズ初の縦スクロール型シューティングゲームとなっている。KOFのキャラクターを操作し、現れる敵を倒していく。2人プレイモードもあり、協力プレイもしくは対戦プレイを選択できる。
2010年夏、Xbox 360のXbox LIVE アーケード用ソフトとして配信予定。また、同年7月29日に発売のPSP用ソフト『ネオジオヒーローズ 〜アルティメット シューティング〜』にもカップリング収録。
映像作品
アニメーション『The King of Fighters: Another Day』
Template:Main 2005年に公開されたアニメーション作品。
実写映画版『The King of Fighters』
2010年公開予定。ハリウッド製作。
キャラクター
ゲームシステム・主な用語
8方向レバー(家庭用では十字キー)+A(弱パンチ)・B(弱キック)・C(強パンチ)・D(強キック)の4ボタンで操作する。作品によってはEが加わり5ボタンとなる。
基本ルール
ゲーム開始後、3人のプレイヤーキャラクター(作品によっては1チーム)を選択。お互いのプレイヤーにキャラが決定した後は3人を出す順番を決め、ゲームを開始する。キャラの順番は試合ごとに変えることができる。最初のラウンドではお互いに1人目のキャラが登場し、1人目を倒された側は次のラウンドで2人目のキャラが、2人目を倒された側は次のラウンドで3人目のキャラが登場し、先に3人目を倒したプレイヤーの勝ちという勝ち抜き方式。ラウンドを勝利したキャラクターは残り時間などに応じて一定量の体力が回復する。
'94・'95でのゲームシステム
『餓狼伝説スペシャル』や『龍虎の拳』のゲームシステムを折衷した形のゲームシステム。『'97』『'98』では「EXTRA」という操作モードとして用意されている。
- ダッシュ・バックステップ
- 前または後ろに素早く2回レバーを入力。一足飛びで素早く前進する。
- 攻撃避け
- A・B同時押しで使える。その場で回避行動をとる。これは『餓狼伝説』のライン移動がモデル。『'95』、『'98』のEXTRAモードでは避け動作中にボタンを押すと専用の攻撃(カウンター攻撃)ができる。『'96』では大門とクラークのみ、『2002』ではシェルミー(裏は不可)のみが固有の技として使用可能。
- ふっとばし攻撃
- C・D同時押しで使える。名前の通り相手をふっ飛ばす=ヒットするとダウンする攻撃を出す。他にも、判定が強い・キャンセルが可能という特徴がある。『餓狼伝説スペシャル』でのライン飛ばし攻撃が元になっている。ジャンプ中にも出すことができるが、この場合は立ち・しゃがみどちらでもガード可能になる。それぞれ「地上」・「空中」とつけて区別される。
- パワーゲージ
- 体力ゲージとは別のゲージ。A・B・C同時押しでパワー溜め動作を行うことで溜めることができるほか、相手の攻撃をガードすることでも溜まっていく。また、挑発することで相手のパワーゲージを減少させることが出来る。
- 最大まで溜まるとパワーMAX状態になり、攻撃力が上昇し、超必殺技が1回だけ使用できるようになる。パワーMAXは超必殺技を使用するか時間経過で自然解除される。
- 超必殺技
- 特殊なコマンド入力で使用できる必殺技より強力な必殺技。体力が減少して赤く発光している状態かパワーMAX時に使用できる。後述のMAX超必殺技のある作品では、この両方の条件を満たすことで使用できるようになる。
- システムを大幅に刷新した『'96』でもこのパワーゲージや超必殺技のシステムは継承されている。
- ガードキャンセル
- ガード中に必殺技を出して反撃する『'94』では連続ガードしなければ使えなかったため使用機会はほぼ皆無だったが、『'95』ではパワーMAXになればガードさえすればいつでも何回でも出せたため、その攻撃力と相まってガード待ちが非常に強力な戦法となった。
- 『'96』以降では、『'95』以前を再現したEXTRAでもこのガードキャンセルは再現されていない。
- 援護攻撃
- 『'98』まで存在したシステム。つかみ技を受けているか気絶中に、背景の控え中のキャラクターが飛び込んできて相手の攻撃を阻止する。相性によっては全く援護してくれなかったりする。背景に控え中のキャラクターがいない『'94 RE-BOUT』では、ストライカー同様に画面外から飛び込んでくる。
'96以降のゲームシステム
従来のシステムは『'95』で完成していたものの、ゲームスピードが遅く、またキャラ性能が波動昇龍に偏りすぎていることが待ちを助長することを憂い、相手に向かって前進していく攻撃的なプレイができるようにゲームシステムを大幅に変更している。『'97』『'98』では「ADVANCED」という操作モードとして用意されている。
- ダッシュ
- 前に2回レバーを入力するとキャラが相手に向かって走っていく。レバーをニュートラルに戻すことで急停止することができ、従来のものより柔軟性が高い。バックステップは従来同様。
- 緊急回避
- 打撃に対し無敵状態になりながら一定距離を移動する行動。A・Bボタン同時押しで使用できる。通常は前方に、レバーを進行方向と逆に同時入力すると後方に移動する。
- 『'96』の「緊急回避」は避けの機能はなく、相手との間合いを詰める(相手の裏へ移動する)、或いは離す程度の機能しかなく実用性はイマイチであった。『'97』以降では避け機能が追加された。
- 『2002』、『XI』ではパワーゲージを消費することで、通常技をキャンセルして緊急回避を行うことができる(クイック緊急回避)。『'98 ULTIMATE MATCH』ではこれに加えて攻撃避けでキャンセルする「クイック攻撃避け」も可能。
- ふっとばし攻撃
- 『'95』までと同じ。
- ジャンプのバリエーション
- 『KOF』の特徴の一つに「ジャンプにバリエーションがある」という点がある。ジャンプが普通のジャンプに加えて、高度も低く距離が短い「小ジャンプ」と、高度は低いが長い距離を移動できる「中ジャンプ」、通常より高く飛ぶ「大ジャンプ」(『'95』から存在)が用意され、4種類のジャンプを使い分けることができる。
- パワーゲージ
- パワー溜め動作ではなく、相手に攻撃を当てることで溜まっていく。
- 超必殺技
- パワーゲージストックを1個消費して使用できる。また、パワーMAX中にはMAX超必殺技という超必殺技の上位版が使用でき、通常の必殺技に比べて演出が派手になったりダメージが上昇するなどの効果を持つ。後年の作品ではパワーMAX状態にならずとも、コマンドをボタン同時押しすることでゲージを複数消費して使用できるなどの条件が追加されている(この場合、対応技が予め決まっている事もある)。
- 『'96』では使用時にキャラクターにエフェクトが出る。さらに『'97』からは使用時に背景が暗転して少し時間が止まる演出が出るようになり、これにより「パワーウェイブと見せかけてパワーゲイザー」などといった戦術は不可能になったが、逆に時間停止があることで連続技や対空などに使いやすくなるといったメリットも付与された。
- ガードキャンセル
- パワーゲージストックを1個消費して使用できる。ガードをすると即座に動けるようにはならないが、ガードの硬直をキャンセルしいきなり行動を起こす、特定の条件下で可能な行動。ガードキャンセルに使用できるのは前後への緊急回避とふっとばし攻撃。
- ガードクラッシュ
- 相手の攻撃をガードし続けているとガードクラッシュが発生し、ガードモーションを崩しのけぞったようなモーションを見せる。このときガードができず、相手が攻撃を出していた場合はガードできずヒットしてしまう。
- 連続技
- 通常技からキャンセルして必殺技に繋げて連続技にするという流れは本作にも存在している。
- 本作独自の要素として、通常技をキャンセルして特殊技を出すことができ、このとき出した特殊技は性能が変化するようになっており、例えば通常しゃがみガード不能の特殊技なら、しゃがみガードされるようになる代わりに必殺技などでのキャンセルが可能になる(例外もあり)。これにより、このシリーズでは「通常技 → 特殊技 → 必殺技」という技の繋ぎが一般的なものとなっている。また空中判定になる特殊技を通常技キャンセルで出すことで、空中でのみ出せる必殺技へ移行できるキャラクターも一部存在する。
- また、相手を投げる必殺技も通常技からキャンセルすることで連続技に組み込むことが出来る。当初このシステムはジャンプ攻撃ののけぞりからも繋がる仕様であったが、『'98』以降はその仕様は廃止されている。
- 打撃防御(ガードポイント)
- 『'96』以降、キャラクターの一部の技に備わっている。技動作の途中に相手の攻撃をガードできる部分が発生し、相手の攻撃を受け止めながら攻撃を行うことが出来る。無敵技に近いが、あくまでもガードなので削りダメージは受ける。ガード不能の打撃技も受け止められるが、ガードクラッシュはしてしまう可能性がある。また、ガードであるが故に、投げには無力。
ストライカー
ネスツ編で採用されたシステムで、援護攻撃の発展形として登場したもの。あらかじめ指定したキャラクターが画面外から登場し攻撃などを行う(キャラクターにより体力回復などの効果をもたらす場合もある)。ストライカーにしたキャラクターは対戦で戦わせることができなくなるので、キャラクター性能とストライカーとしての性能とを天秤にかけることになるが、4人選んだうちの3人をプレイヤーキャラクターとして使い、余った1人がストライカーとなるわけなので、最初からストライカーとして使いたいキャラクターをストライカー専用キャラクターとして選びチームに置く方が合理的といえる(ただしデフォルトのチームではこうも行かない場合がある)。
マルチシフト
『2003』から『XI』までのシステム。カプコンのマーヴルVS.シリーズのように対戦中に随時キャラクターを交代することができる。これに伴いラウンド制が廃止された。待機中でも体力が回復する事はない。
- リーダーシステム
- 3人のうちから1人を選ぶ(『2003』では選択画面で最初に選んだキャラクターに固定)。リーダーにしたキャラクターは超必殺技の上位版であるリーダー超必殺技を使用可能なほか、『XI』では攻撃によるジャッジメントインジケーターの傾きがより大きくなる。
- 交代攻撃
- 専用の攻撃動作を出した後素早く交代する。『2003』のみ。
- スキルゲージ
- 『XI』で設定された、パワーゲージとは別に存在するゲージ。最大2本で、時間が経つごとに上昇する。これを消費してスーパーキャンセルやクイックシフト(後述)などが可能。
- クイックシフト
- 通常の攻撃をキャンセルして交代する。『XI』で追加。
- ガードキャンセルシフト
- ガードキャンセルして交代する。『XI』で追加。
- セービングシフト
- のけぞり中に交代する。『XI』で追加。
ゲージ消費関連
- カウンターモード
- 『'99』および『2000』にのみ存在するモード。パワーゲージを3本全て消費しつつ、専用のボタン入力で発動する。
- このモード中はキャラクターが赤く光り、通常版のみではあるが超必殺技を無制限に出せ、「スーパーキャンセル」が可能になると言う攻撃に特化したモード。また、攻撃による相手の硬直時間も長くなり、弱攻撃でも強攻撃ぶんの硬直を与えることが出来、普段ではできない連続技が作り出せる。なお、この間に出した超必殺技は暗転+時間停止の演出がなくなるため、技によっては発生が遅くなる。
- アーマーモード
- 『'99』および『2000』にのみ存在するモード。パワーゲージを3本全て消費しつつ、専用のボタン入力で発動する。こちらのモードも上記同様、攻撃による相手の硬直時間が長くなる。
- このモード中はキャラクターが黄色く光り、ごく一部の攻撃以外では仰け反りも転びもしなくなるが、超必殺技は一切出せなくなる。また持続時間もカウンターモードに比べ短い。
- スーパーキャンセル
- 特定の必殺技をキャンセルして超必殺技に連続させるシステム。『'99』『2000』ではカウンターモード中限定の行動であるが、『2001』以降ではキャンセル1回でゲージを1本消費するようになった代わりに、いつでも出来るようになった。『NEOWAVE』では超必殺技だけでなく必殺技を出すことも可能。『XI』ではパワーゲージの代わりにスキルゲージを1本消費するよう変更された。
技の特性
- 打撃投げ
- 『'95』で初登場。他の格闘ゲームでは「打撃投げ」といえばヒットすると投げ技に移行する打撃技のことであるが、『KOF』では投げ技と同様の条件で出すことができる、初段がガード不能な(もしくはガードクラッシュを誘発する)コンビネーションの打撃技の事を指す。
- 『'98』以降はコマンド投げには投げ失敗時のポーズが出るようになったものの、こちらは『XI』まではそれが出ないためリスクは少なかった。
- 無条件追撃判定 / 特殊空中ヒット判定
- 『'99』から存在する、キャラクターの一部の技が持つ特性。この特性があると、通常追い打ちの出来ない吹っ飛び・ダウン状態にヒットさせる事が出来る。『'99』や『2000』ではほぼストライカー攻撃にのみ存在する特性であったが、中でもジョー・ヒガシのストライカー攻撃が非常に使いやすく、尚且つダウン中に当てると強制的に立ち状態になっていたので、大半のプレイヤーがジョーをストライカーにしていた。『2001』以降はプレイヤーキャラクターの技にも多く見られ始めた。「なんでも判定」と呼ばれることが多い。
KOF MAXIMUM IMPACT
- サイドステップ
- 『MAXIMUM IMPACT』シリーズでは前方・後方の緊急回避に加えて縦軸移動して回避する「サイドステップ」が追加され、これも動作中にボタンで専用の攻撃が出せる。
- スタイリッシュアート
- 『MAXIMUM IMPACT』シリーズでのシステム。レバーとボタンを決められた順番で押していくことで連続攻撃を出すことが出来る。キャンセルが利くため連続技に使えるものから、中段・下段の二択を迫れるものなどバリエーションは多数。
- さばき
- 『MAXIMUM IMPACT』シリーズでのシステム。『月華の剣士』の弾きに類似したもので、相手の攻撃に合わせる事で少しの間無防備状態にする事ができる。弾きと異なる点としてさばかれた側もさばきの入力を行えばさばき返すことができるが、入力タイミングは難しい。さばき返す代わりに、パワーゲージを消費することでキャンセルで緊急回避かふっとばし攻撃を行うことも可能。
家庭用ゲーム機向け移植作品
ここでは、アーケード版から家庭用ゲーム機向けに移植された作品を説明する。価格は全て税込。廉価版はタイトルの前に(廉)を記載する。
なお、ここではWindows版などのパソコン向け移植作品についても説明する。
携帯ゲーム機向け作品については携帯機向け作品の節を、『MI』シリーズについてはKOF MAXIMUM IMPACTの項目を、格闘ゲームではないタイトルについてはその他の節を参照。
- 家庭用ネオジオROMカセット版
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'94 (1994年10月1日発売、31,290円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 (1995年9月1日発売、31,290円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 (1996年9月27日発売、33,600円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 (1997年9月25日発売、33,600円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 (1998年9月23日発売、39,900円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 (1999年9月23日発売、39,900円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2000 (2000年12月21日発売、39,900円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2001 (2002年3月14日発売、41,790円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 (2002年12月19日発売、41,790円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2003 (2004年3月18日発売、41,790円)
- ネオジオCD版
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'94 (1994年11月2日発売、8,190円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 (1995年9月29日発売、9,240円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 (1996年10月25日発売、9,240円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 (1997年10月30日発売、7,140円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 (1998年12月23日発売、7,140円 / 同価格で初回限定版も発売)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 (1999年12月2日発売、7,140円)
- セガサターン版
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 (1996年3月28日発売、8,190円、専用ROMカセット同梱)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 (1996年12月31日発売、6,090円 / 拡張RAMカセット同梱版 8,190円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 (1998年3月26日発売、6,090円 / 4M拡張RAMカセット同梱版 8,190円)
- (廉)KOFパック (『'95』と『'96』のセット)
- (廉)KOFベストコレクション (1998年10月1日発売、6,800円、『'95』『'96』『'97』のセット)
- ドリームキャスト版
- ザ・キング・オブ・ファイターズ DREAM MATCH 1999 (1999年6月24日発売、6,090円)
- (廉)ドリコレ ザ・キング・オブ・ファイターズ DREAM MATCH 1999 (2000年12月21日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 EVOLUTION (2000年3月30日発売、6,090円)
- (廉)ドリコレ SNK BEST BUY ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 EVOLUTION (2001年10月25日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2000 (2002年8月8日発売、6,090円)
- (廉)ドリコレ ザ・キング・オブ・ファイターズ2000 (2003年9月11日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2001 (2002年12月26日発売、6,090円)
- (廉)ドリコレ ザ・キング・オブ・ファイターズ2001 (2004年1月22日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 (2003年6月19日発売、7,140円)
- (廉)ドリコレ ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 (2004年11月11日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ DREAM MATCH 1999 (1999年6月24日発売、6,090円)
- プレイステーション版
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 (1996年6月28日発売、6,090円)
- (廉)PlayStation the Best ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 (1997年3月28日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 (1997年7月4日発売、6,090円)
- (廉)PlayStation the Best ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 (1998年7月23日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 (1998年5月28日発売、6,090円)
- (廉)PlayStation the Best ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 (1999年6月24日発売 2,940円)
- (廉)PS one Books SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 (2003年3月27日発売、2,079円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 (1999年3月25日発売、6,090円)
- (廉)PS one Books SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 (2003年3月27日発売、2,079円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 (2000年3月23日発売、6,090円)
- (廉)SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 (2001年3月29日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 (1996年6月28日発売、6,090円)
- プレイステーション2版
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2000 (2002年11月28日発売、7,140円)
- (廉)SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズ2000 (2004年11月18日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2001 (2003年10月23日発売、7,140円)
- (廉)SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズ2001 (2005年2月17日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 (2004年3月25日発売、7,140円)
- (廉)SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 (2005年11月23日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2003 (2004年10月28日発売、7,140円)
- (廉)SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズ2003 (2006年3月9日発売、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'94 RE-BOUT (2004年12月28日発売、7,140円 / スペシャル限定版 8,190円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ NEOWAVE (2005年7月21日発売、7,140円)
- (廉)SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズ NEOWAVE (2006年11月22日発売、2,940円)
- NEOGEO オンラインコレクション ザ・キング・オブ・ファイターズ -オロチ編- (2006年4月20日発売、5,040円 / 限定版 10,290円)
- (廉)NEOGEO オンラインコレクション THE BEST ザ・キング・オブ・ファイターズ -オロチ編- (2007年6月21日発売、2,079円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズXI (2006年6月22日発売、7,140円)
- (廉)SNK BEST COLLECTION ザ・キング・オブ・ファイターズXI (2007年6月28日発売、2,940円)
- NEOGEO オンラインコレクション ザ・キング・オブ・ファイターズ -ネスツ編- (2007年4月19日発売、5,040円)
- (廉)NEOGEO オンラインコレクション THE BEST ザ・キング・オブ・ファイターズ -ネスツ編- (2008年5月29日発売、2,079円)
- NEOGEO オンラインコレクション ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 ULTIMATE MATCH (2008年6月26日発売、5,040円)
- (廉)NEOGEO オンラインコレクション THE BEST ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 ULTIMATE MATCH (2009年6月18日発売、2,079円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 UNLIMITED MATCH (2009年2月26日発売、5,040円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 UNLIMITED MATCH 闘劇ver.(2010年6月24日発売予定、2,940円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2000 (2002年11月28日発売、7,140円)
- Xbox版
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 (2005年3月24日発売、5,040円 / 同価格で初回版も発売)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2003 (2005年8月25日発売、5,040円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ NEOWAVE (2006年3月30日発売、5,040円)
- Windows版
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 EVOLUTION (Windows98、サイバーフロント、2000年12月22日、8,190円)
- (廉)ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 EVOLUTION 低価格版 (サイバーフロント、2002年11月7日、3,990円)
- (廉)ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 EVOLUTION スリムパッケージ版 (ソースネクスト/サイバーフロント、2005年9月22日、1,980円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 EVOLUTION (Windows98、サイバーフロント、2000年12月22日、8,190円)
- プレイステーション・ポータブル版
- SNK ARCADE CLASSICS Vol.1(2009年5月21日発売、5,040円、16タイトルのひとつとして『'94』を収録)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ ポータブル '94〜'98 チャプター・オブ・オロチ(2010年6月24日発売予定、5,040円、'94から'98までのオロチ編5タイトルを1本にまとめて移植)
ネット配信された作品
- ゲームアーカイブス版(プレイステーション・ポータブル、プレイステーション3) - プレイステーション版を配信。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95(2007年5月31日配信開始、600円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'96(2007年5月31日配信開始、600円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97(2007年5月31日配信開始、600円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98(2007年6月28日配信開始、600円)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99(2007年6月28日配信開始、600円)
- バーチャルコンソール版(Wii) - ネオジオ版を配信。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'94 (2007年11月6日配信開始、900Wiiポイント)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 (2009年12月1日配信開始、900Wiiポイント)
- Xbox LIVE アーケード版(Xbox 360)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 ULTIMATE MATCH(2009年7月1日配信開始、800マイクロソフトポイント)
関連書籍
- THE KING OF FIGHTERS FIGHTING EVOLUTION 10th (編集:不知火プロ)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ完全読本(編集:日経キャラクターズ!)
- 付録のCDにはボイスドラマ「KOF:Mid Summer Struggle」(脚本:嬉野秋彦)と、個人サイト「墓標」の人気コンテンツ「美形会議」の出張版「美形会議 -DOKUHON-」が収録。
小説
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 (著者:いさき玲衣)
- ゲームの前日談。作者の趣味で庵の設定がかなり変更されている(ベーシストだったのが、ボーカルになっている)。ユキは高校を卒業してモデルをやっている。また、草薙柴舟の名前が「紫舟」になっている。挿絵は土屋杏子が担当。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 〜Rumbling on the City〜 (著者:嬉野秋彦)
- ゲームの前日談。庵とレオナの対決が見られるが、『'97』よりも先駆けて覚醒レオナが登場している(庵も暴走した状態で覚醒レオナと交戦する)。サブタイトルは怒チームBGMの曲名よりとられている。挿絵は伊ノ上ゆかが担当。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 上巻 〜終わりなき夏の最期に〜 (著者:嬉野秋彦)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 下巻 〜660年目のふたり〜 (著者:嬉野秋彦)
- 前後編合わせて京と庵の因縁の対決と、オロチとの決着を主眼に置いた作品。ゲームとはエピローグが多少異なる(京と庵がオロチを封印した後、そのまま対決に移る)。挿絵は柴崎泪が担当。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 〜遺された者たち〜 (著者:嬉野秋彦)
- 前作「660年目のふたり」の直系の続編。前作のラストで京と庵が行方不明になったため2人は登場しない(京は回想場面で出てくるが)。真吾と紅丸を主役とした作品で、真吾・紅丸・ちづるの、"草薙京に置いて行かれた者たち"のそれぞれが秘める京に対する思いに決着を付ける物語(チームを組むのもこの3人)。この時点では『'99』で紅丸と真吾が同じチームを組むとは思っていなかった事を著者は次々作『BEYOND THE "K"』の後書きで語っている(当然ではあるが)。挿絵は戸橋ことみが担当(以後、『2000』まで)。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 〜最大多数の最大幸福〜 (著者:嬉野秋彦)
- コメディ編。『遺された者たち』(話は全く繋がっていない)とは逆に京と庵も登場、京の(ご都合主義による)1年ぶりの帰還から始まる。登場キャラクター全員を(多少強引にだが)出している。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99 〜BEYOND THE "K"〜 (著者:嬉野秋彦)
- 主人公チームをメインに置いた作品。明言されてはいないが『遺された者たち』の続編と思しき描写がある(紅丸がチームを組む際にちづるを挙げている)。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2000 ICICLE DOLL (著者:嬉野秋彦)
- 主人公チームをメインに置いた作品。クーラが主人公チームの敵として登場する。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2000 STRIKERS STRIKE BACK (著者:嬉野秋彦)
- 5つの短編で構成されたコメディ編。『最大多数の最大幸福』同様、今回もストライカーを含めた全キャラクター登場に挑戦しているが、設定の接合を付けるために幼い姿で登場したキャラクター(『MOW』のキム兄弟)や、中には名前が挙げられただけのキャラクターがいる(名前すら挙げられず「モヒカン野郎」とだけ言われたキャラクターも)。どうしても作中に登場できなかったキャラクターは後書きに登場する。『ICICLE DOLL』と『STRIKERS STRIKE BACK』の2冊での全キャラクター登場を目標にしていたため、『ICICLE DOLL』に登場した一部のキャラクターは登場しない。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2001 MORE THAN HUMAN (著者:嬉野秋彦)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2001 THE GODS THEMSELVES (著者:嬉野秋彦)
- 主人公チームをメインに置いた作品。ゲーム中明かされなかった設定の数々が明かされているため、事実上の正史認定を受けている。前後編とも、挿絵はゲームのイラストを描いたハシモトヒロアキ(ヒロアキ)が担当している。
これらの他にも、『ネオジオフリーク』を刊行していた芸文社による小説アンソロジーや、MOVICより出版された『97』の小説などがある。
漫画
コミカライズ
- ザ・キング・オブ・ファイターズ '94 (著者:真行寺たつや、月刊少年エース連載)
- ほとんどのチームに見せ場があるが、基本的にはイタリアチーム(餓狼伝説チーム)と日本チームが中心となっている。ルガールの秘書としてマチュアも登場する(ゲームでも名前が公表されてないので名前は出てこない)が、オロチ関連の設定がこの時点では存在していないため、ルガールの愛人の様な描写になっている。『龍虎の拳』のジャック・ターナー、『餓狼伝説2』の山田十平衛の弟子、チン・シンザン、アクセル・ホークも登場。また、オリジナルキャラとしてルガールの部下の女性であるバーバラ(第4巻でマチュアにより銃殺)及びワインの種類を間違え殺されるメイド(姓名不詳)も登場。台詞はゲーム本編の物をそのまま使用している個所も有る。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ '94 外伝 (著者:鷹岬諒、コミックゲーメスト連載)
- イギリスチーム(女性格闘家チーム)を主軸としたストーリー展開。『餓狼伝説』のホア・ジャイ、『餓狼伝説2』の山田十平衛、チン・シンザン、龍虎の拳シリーズのミッキー・ロジャースも登場。また、ヴォルフガング・クラウザーも名前だけ出てくる。第6巻には八神庵が登場し、マチュアの名前も公表されている(ゲーム稼動開始に対して連載開始が遅かったこと、連載が長期に渡ったことなどから、連載中に『'95』『'96』が発売してしまっていたため)。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ 京 (著者:夏元雅人、コミックボンボン連載)
- ゲーム版の『'95』から『'96』の間の話を描いている。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ G(ギガ) (著者:鷹岬諒)
- 『'96』のコミカライズ。麻宮アテナを中心としたエディットチームを主役にしている。前作(『'94外伝』)よりも短期間で終了した。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ(著者:細井雄二、コミックボンボン増刊号連載)
- 季刊発行のコミックボンボン増刊号にて連載。草薙京とテリーボガードをメインに描かれている。最終話では両者が対決している。
4コマ・アンソロジー
判明しているアンソロジー本の出版社一覧。
関連CDドラマ
判明しているタイトルを掲げる。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'94(電撃CD文庫)
- 脚本:あみやまさはる/演出:鈴木久尋
- この作品のみ声優のキャスティングがゲーム版とは異なる。キャストは以下の通り。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'96
- 大会2週間前のアメリカを舞台に、本編とは違うゲーニッツや神楽ちづるとの出会いを描く。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97激闘編
- 八神庵の力を狙う何者か(宿命編でその正体が明らかになる)とオロチ四天王がそれぞれ暗躍する、大会前の日本を舞台にしたパラレルストーリー。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'97宿命編
- 激闘編の続編。『'96』と同じく、本編とは違う形でオロチと邂逅する。
- オロチのみゲーム版と声優が異なり、くまいもとこが演じている。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'98
- ザ・キング・オブ・ファイターズ'99
- ザ・キング・オブ・ファイターズ2000
- とある島を舞台に、故障した制御グローブの修理を目的にネスツ基地を狙うK'達と、街中で偶然クーラと出会い親しくなった紅丸の再会を描く。
- 夕陽と月 〜プロローグ〜
- 草薙京と対面する前の八神庵と、谷間菊理という病弱な少女とその姉を中心とした物語。
- K.O.F.THE BEST 〜Selected by Characters〜
- ラジオ番組風ベストCD。厳密に言うとCDドラマの名場面集+α。
関連イベント
- バンド・オブ・ファイターズ
- メンバーは麻宮アテナ(ボーカル)、草薙京(ギター)、八神庵(ベース)、テリー・ボガード(ドラム)、ナコルル(キーボード)の5人。
- KOF忘年会
- 2004年から開催される。2005年度・2006年度ではクイズ企画で「美形会議」が登場。
脚注
関連項目
外部リンク
- SNKプレイモア ゲーム情報総合サイト NEOGEO WORLD
- THE KING OF FIGHTERS OFFICIAL WEB SITE
- THE KING OF FIGHTERS -オロチ編-:NEOGEO オンラインコレクション
- THE KING OF FIGHTERS -ネスツ編-:NEOGEO オンラインコレクション
- THE KING OF FIGHTERS'98 ULTIMATE MATCH オフィシャルウェブサイト
- Planet-SNK
- THE KING OF FIGHTERS XI レビュー(英語)
- KOF-MOBILE-
- THE KING OF FIGHTERS 15th記念Tシャツ
- KOF SKY STAGE
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