Iアプリ

出典: Wikipedio


Template:小文字 iアプリ (i-αppli)とは、NTTドコモ携帯電話mova503i以降及びFOMAの各シリーズに限られる)で実行出来るJavaを使用するJavaアプリケーション及びサービスである。

目次

仕様

2001年に発売された503iシリーズから搭載された。iアプリの実体はDoJaプロファイルに従って作成されたJavaアプリケーションである。機種やインフラの整備に合わせて、仕様が拡充されて多くの仕様が存在する。

mova505iシリーズ、FOMA900iシリーズ以降は、iアプリに加えiアプリDXにも対応するようになった。従来のiアプリと異なりiアプリDXでは、電話帳の登録・変更・削除、iモードメールの制御、リダイアル履歴、着信メロディなどの携帯電話本体のデータの利用がアプリ上で行えるようになったほか、ダウンロード元サーバ以外のサーバと通信することができるようになった。ただし、その仕様上、コンピュータウイルス的なプログラムが作られてしまう危険があるため、セキュリティ上、iモード公式サイトの契約を結んでいるコンテンツプロバイダのみに仕様が公開されており、一般には公開されていない。それらの事により、ドコモの仕様ではトラステッドiアプリとも呼ばれている。(トラステッドとは信頼されているという意味である。)よって一般のiアプリ開発者はDoJa3.0以降の機能を使用することが出来るが、iアプリDXを作ることはできない。

著作権保護のため、iアプリを実行できるのは、原則としてそのiアプリを配信サイトから直接ダウンロードした端末に限られる。これは、ダウンロードしたときに使われたUIMカードがない場合にはiアプリを端末に保存したり実行したりすることができないようにされているためである。iアプリを一時的に外部のメモリーカードなどに移すこともできるが、この際には暗号化が施される。

同業他社より、EZアプリau)、S!アプリソフトバンクモバイル)と同じ様なサービスが行われている。

2008年冬モデルのFOMAの一部機種からは、iアプリオンラインに対応している。これは、複数のユーザーとリアルタイムでの通信が可能になるシステムである。また、iアプリコールを使って、端末の電話帳を利用し、複数の相手のiアプリの起動を促す事ができる。

利用目的

主にゲームなどの他、メールなどのツール、さらにはフルブラウザなど多くの種類のアプリが出て利用されている。

仕様

mova

503i

DoJa 1.0。プログラム容量が20KB(ダウンロード10KB、スクラッチパッド10KB)。

504i

DoJa 2.0になり、プログラム容量が130KB(ダウンロード30KB、スクラッチパッド100KB)になった。マスコットカプセル2.0による3D描画機能が追加された。

505i

DoJa 3.0になり、プログラム容量が230KB(ダウンロード30KB、スクラッチパッド200KB)になった。マスコットカプセル3.0による3D描画機能が追加された。iアプリの仕様を拡張したiアプリDXにも対応するようになり、アプリ上でiモードメールの参照も出来る様になった。同時に行われたスクラッチパッドの拡張でゲーム機に迫る表現力も持つようになった。

movaに関してその後発売された505iS、506i、506iSで仕様拡張は行われていない。

FOMA

2101/2001

mova503iと大差ない。DoJa 1.0。プログラム容量が20KB以上(ダウンロード10KB以上、スクラッチパッド10KB以上)。

2102/2051

mova504iと大差ないが、画面サイズが拡大されている。プログラム容量が130KB(ダウンロード30KB、スクラッチパッド100KB)。DoJa 2.1。

900i

DoJa 3.5で、505i相当をさらに拡張した500KB(ダウンロード100KB、スクラッチパッド400KB)になった。これまで、movaのそれを下回っていたが、遂に逆転する事になった。愛称はパワーアップiアプリ。

901i

DoJa 4.0で、プログラム容量は500KB(ダウンロード100KB、スクラッチパッド400KB)と変わらないが、マスコットカプセル3.0に加え同4.0による3D描画機能と3Dサウンド制御機能を追加された。

700i

プログラム容量が230KB(ダウンロード30KB、スクラッチパッド200KB)と505iと変わらない。マスコットカプセル3.0による3D描画機能はあるが同4.0による3D描画機能と3Dサウンド制御機能は非対応である以外は901iと能力は変わらない。901iを簡略化したDoJa 4.0LE。

902i

DoJa 4.1で、プログラム容量は500KB(ダウンロード100KB、スクラッチパッド400KB)と変わらないが、デジタル署名関連機能の追加、SDカードにソフトを保存できる「SD-Binding」等が追加された。

903i

DoJa 5.0で、プログラム容量は1MB(ダウンロード、スクラッチパッドは可変で境界線は無くなり外部メモリーを使えば1MB以上も可能)。メガiアプリの愛称。ハードウェアを使用するOpen GL ES 1.0相当のクラスやBluetoothのクラスが追加。703iシリーズの一部の機種でも採用されている。904i、905i、906iでは仕様拡張は行われていない。

SIMPURE(600i)

プログラム容量はmova504iと同等の130KB(ダウンロード30KB、スクラッチパッド100KB)。

NM850iG

DoJa 1.55e。mova503i相当となっている。

関連項目

外部リンク

Template:Docomoのサービス

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