GTO (漫画)
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Template:継続中の作品 Template:独自研究 Template:Infobox animanga/Header Template:Infobox animanga/Manga Template:Infobox animanga/TVAnime Template:Infobox animanga/Manga Template:Infobox animanga/Footer Template:漫画 『GTO』(ジーティーオー)は、藤沢とおるによる日本の漫画作品。講談社『週刊少年マガジン』において、1997年2号から2002年9号まで掲載されたのち、2009年28号より『GTO SHONAN 14DAYS』(ジーティーオー・ショウナン・フォーティーンデイズ)として復活し、現在連載中である。
ここでは1999年から2000年にかけて放送されたテレビアニメ版についても記述する(1998年に放送されたテレビドラマ版については別項目を参照)。
目次 |
概要
東京・吉祥寺(武蔵野市)を舞台に、私立高校の教師に着任した元暴走族の鬼塚英吉が、学園全体に巣くう数々の問題を型破りな方法で解決し、活躍する姿を描いた学園漫画。現代の社会・家庭・教育問題を多く取り扱っているのが特徴。教師の実態や本音、少年少女の心の内などが描かれ、学校というシステムの病巣に鋭く迫っている。一方で無茶苦茶なギャグや時事ネタ、オタク向け(『新世紀エヴァンゲリオン』や『機動戦士ガンダム』)のネタも多く、絵の丁寧さとギャグシーンとのギャップが高く評価されている。また、丁寧なキャラクター作りで登場人物の個性が実に生き生きと描かれており、少年誌(少年漫画)であるにも関わらず多くの女性ファンにも支持されたTemplate:要出典。
作品タイトルの「GTO」はGreat Teacher Onizuka(グレート ティーチャー オニヅカ)の頭文字を取ったもの。不良時代の鬼塚を描いた『湘南純愛組!』の続編だが、特に物語が連続している部分は回想シーンなどで補強されているため、前作を知らなくても問題無く読むことができる。
1998年(平成10年)、第22回講談社漫画賞少年部門受賞。同年にテレビドラマ化・小説化、翌年アニメ化・映画化がなされた。
あらすじ
本編
かつて最強の不良「鬼爆」として湘南に君臨した鬼塚英吉(22)は、高校中退(湘南の高校)の後に大検を受け大学(優羅志亜大学)に(替え玉試験で)入学した。彼は持ち前の体力と度胸、そして純粋な一途さと若干の不純な動機で教師を目指した。無茶苦茶だが目先の理屈よりも「ものの道理」を通そうとする彼の行為に、東京吉祥学苑理事長の桜井が目を付け、ある事情を隠して採用する。学園内に蔓延する不正義や生徒内に淀むイジメの問題、そして何より体面や体裁に振り回され、臭いものに蓋をして見て見ぬ振りをしてしまう大人らに、その大人達を信じられなくなってしまい屈折した子供達。この学園内には様々な問題が山積していたのである。桜井は、この無茶苦茶な男が問題に真っ向からぶつかり、豪快な力技で解決してくれることに一縷の望みを託したのであった。
「Live in 北海道」編(小説版)
「SHONAN 14DAYS」編
あるテレビ番組に出演していた鬼塚は、そこでネタとして出した話題(神崎を生き埋めにしかけた事)が問題となり、騒ぎが収まるまで実家のある湘南に雲隠れすることにした。そこで出会った冬月の友人から自身が働いている養護施設「ホワイトスワン」の問題解決を依頼され、わけありの子供たちと共同生活を送ることになる。
本編の時代設定は1990年代後半~2000年初期であるが、当時は(本編でも)存在していなかったもの(野口英世が印刷された1000円札・PSP・プレイステーション3・Xbox 360・『モンスターハンター』・『バイオハザード5』等)が登場している。また、2000年前半(後半)以降の時事ネタ(『14才の母』・『DEATH NOTE』等)も扱っている。前途のように、実名で様々なネタが使用されているが、涼宮ハルヒの憂欝だけは名前が一部変更され、実名で使用されずパロディにされている。 Template:ネタバレ
登場人物
登場人物の一部は、『新世紀エヴァンゲリオン』などといった過去様々なアニメ作品主要人物との共通性も囁かれているが、特に作者筋から明言はされておらず、こういった「キャラクター類型探し」はファンの様々な憶測を呼んでいる。
主要人物
- 鬼塚 英吉(おにづか えいきち)
- 声:高木渉
- 本作の主人公。型破りな元ヤンキーの教師で、担当は社会科。童貞。
- 東京吉祥学苑の面接を受け、無残な採用試験となるも桜井理事長に可能性を見出され採用される。学園内最悪と言われる3年4組の担任(後に副担任)となり、生徒と対立して嫌がらせを受けるが、彼らが抱えている苦悩や学苑全体を巻き込むトラブルと向き合っていくうちに生徒達の信頼と人望を得ていく。
- 冬月 あずさ(ふゆつき あずさ)
- 声:折笠富美子
- 本作のヒロイン。早稲田大学第一文学部卒で、吉祥学苑の国語教師。着任当初は3年2組の担任だったが、新人事によって3年4組担任となる。22歳の独身。新潟県出身。鬼塚とは同期で採用された。胸が小さい事を少し気にしている。身持ちが固く、真面目で処女である。恥ずかしさのあまり暴走すると鬼塚ですら制御不能であり、鬼塚が全国模試に挑戦した時などは教育マシンと化した。 車の運転は下手である。
- 着任当初は可愛らしい容姿と快活な性格で、男子生徒には大いに人気を博すも、女子生徒からは嫌われる傾向にあり<ref>但し、これはキャミソールなどの服装で勤務に臨む彼女にも非がないわけではない。</ref>、特に常盤たちからは陰湿な嫌がらせ<ref>例として、常盤に「箱入り」呼ばわりされ、天使部隊3人からスカートを引き裂かれた挙句パンティをハサミで切り取られ、さらに常盤から「冬月先生はノーパン、露出狂」といったメールをバラ撒かれ、観衆の前で公開処刑されることになってしまった(が、その直前に鬼塚に助けられる)。</ref>を受け、自らの思い描く理想と現実の違いに苦しんだこともあったが、一人の人間(または教師)として成長していく。生徒・教師という壁を作らずに、常に一人の人間として接する鬼塚を尊敬し、教師の理想像を見いだす。同時に、普段は同じ職場の親しい同僚として接しているも、本人も気づかないうちに恋愛感情を抱く。
東京吉祥学苑中等部・3年4組生徒
表面的には真面目な生徒の揃った、しかし結託して教師を脱落させるための「担任イジメ」を行い担任を徹底的に排斥、次々に廃人や自殺(未遂)に陥れるという奸智に長けた凶悪極まりないクラス。一部の教員からは元2年4組という事から略して「モトヨン」と呼ばれて恐れられている。だが型破りで常識外れの教師・鬼塚によって、その各々が徐々に更生していく。
- 村井 國男(むらい くにお)
- 声:関智一
- 中学生にして金髪で色黒のヤンキー。直情的で一本気。出自による事情で母子家庭であり、極度のマザコンである。若く美人な母に気があるらしい鬼塚を警戒していた。初め鬼塚を陥れようとするが、逆に失敗して墓穴を掘り、自身が危うくなったところで鬼塚に助けられる。その後も幾度となく衝突するが、文句を言いながらも何だかんだで世話になり、後にクラスの中で最も鬼塚を信頼して手助けをするようになる。また、その過程で本人も義憤と優しさを併せ持つ好漢に成長する。こっくりさんによる「クラスで一番足の裏の臭い男でありインキンにかかっている」という言いがかりをつけられた事もあった。前年度の東学模試において、全国で下から100番の成績をとるほどの勉強嫌いで高等部の内部進学が危ない状況である。そのことから「サル」呼ばわりされている(ただしアニメでは全国で167位に入っている)。学苑のスーパーアイドル・深田葵に想いを寄せているが、鯨川冬美に対してもまんざらでもないようである。しかしそれとは裏腹に、サメ女・鱶田久美子に好意を持たれる破目となり本人は困惑している模様。
- 菊地 善人(きくち よしと)
- 声:緑川光
- メガネをかけた少年。IQ180の天才。空手の有段者でもある。「クールでカッコイイ」と異性に人気がある。天才肌という共通点からか、誰とも打ち解けたがらない麗美とは多少の交流がある。パソコンの扱いが得意で、合成写真作りやクラッキング技術にも詳しい。趣味でチャットをしており、HNはキクジロー。担任イジメにおけるクラスのリーダー格(参謀役)の一人。直接助けられた吉川を除いては、エロ本を元にした合成写真の作成を頼まれた(この時、エロ本を鬼塚から渡されている)事をきっかけに鬼塚の本質に気づき、最も早く与することになる。村井のように表にこそ出さないが、鬼塚を信頼しており嫌がらせを仕掛ける生徒を陰で牽制している。東学模試では、鬼塚に学年1位を取らせるため、自らの学力で援護したり、移動教室の必要資金を手早く集める方法を即座に見つけ出したりと、「鬼塚派」の中でも多大な力を発揮したが、吉川が捨て身で録音した杏子たちの会話と自分がカラオケボックスで録音したのを合わせたテープを校内放送で流した後に勝ち誇ったように喫煙したり、鬼塚と麗美の元に駆けつけようと村井達とともに内山田のクレスタを盗んで無免許運転(クレスタは海中に没した)するなど、中学生とは思えない大胆な一面も見せていた。
- また常盤の暴走時には、得意の空手で渡り合いながら説得をして止めているが、鬼塚の悪ノリで常盤とキスさせられている。
- アニメ版では原作よりもややクールで真面目。喫煙や無免許運転(教頭のクレスタを持ち出した際)の描写も無い。
- 神崎 麗美(かんざき うるみ)
- 声:三石琴乃
- 金髪にオッドアイを持つ少女。雅や朋子とは幼なじみ。IQは200を超え、文部省認定の特別待遇児である。証拠を一切残さずに授業テロを行い、過去に何人もの教師を恐怖のどん底に追い詰めた。小学生時代の担任や母親のせいで人間不信になり、登場するまで不登校だった。普段は冷淡で尊大な態度により周囲を遠ざけている。その反面、授業テロをしなくなった後も甘えに似た我儘で鬼塚を振り回したり嫉妬心を露わにするなど幼稚な一面も見せる。鬼塚の仕掛けた「特別課外授業」で「教師という存在」に対する自分の考えを改め、以後村井や菊池と共に高い知能を駆使して鬼塚に助力する。母の会社が倒産したことを機に、不仲だった母と和解して事業の手伝いをしている。設定の為か、早期に鬼塚側に付く為か、この作品のメインキャラの女子生徒としては珍しく取り巻きがいない。
- 実は精子バンクを利用して造られた試験管ベビーである。天才的な頭脳や容姿はそのためで、この事実は自身の秘密としている。小学校の頃、担任であった藤森(ふじもり)にクラス全員の前でその秘密を暴露されてから、教員の無知を徹底的に嫌悪するようになった。鬼塚と接していく中で、その中にある真直ぐな性格と優しさに好意を抱く。鬼塚と打ち解けてからは彼に対して大胆な言動を取ることもあり、駆け落ちを提案した事もある。二度も自殺未遂を起こしており、その一つの要因は渋谷達の襲撃による鬼塚の死(正確には植物状態)によるもの。「SHONAN 14DAYS」にも引き続き登場しており、そこでは鬼塚への弁解の条件として、未成年にも関わらず「子作り」を要望してきた。
- 野村 朋子(のむら ともこ)
- 声:川澄綾子
- 愛称:トロ子。芸能プロダクション・ピンクエレファント所属。昭和60年9月25日生まれ。血液型はO型。T157 B87 W59 H85。実家はラーメン屋『ミンメイ』。愛称の由来は非常にトロいことから。100m走に1分かかったり、スクランブルエッグをホットケーキみたいなものにしたり、偏差値一桁という成績を取ったりと、恐ろしく天然ボケなドジっ娘。何でも真面目に悩んでしまう性質もあり、それが判断の遅さに拍車をかけている模様。中学生にしてFカップという並外れたスタイルの持ち主。感受性が強く友達思いで、優しい心を持つ純粋な性格。引っ込み思案な性格を変えるため、鬼塚により芸能オーディションに参加させられる。最初は緊張で自分の名前もろくに言えないほどだったが、普段砂場でしていた人形遊びで知らず知らずのうちに磨かれていた演技力・表現力(アニメ版では雅へ送ったメッセージ)を評価され、結果特別審査員賞を受賞し、芸能界入りを果たす。はじめはマイナーな仕事がほとんどだったが、敏腕マネージャー・宗方(アニメでは鬼塚)によって全国区に売り出される事になる。将来の夢は「日本一のアイドルになること」「先生のお嫁さん」。トップアイドルになったら鬼塚に告白しようと思っている。鬼塚を「しぇんしぇ~」と呼ぶ事が多い。作中外伝的な「GTO(ぐれえと・とろこ・おっぱい)」では主役を務めた。
- 吉川 のぼる(よしかわ - )
- 声:岡野浩介
- ひ弱なイジメられっ子の少年。3年4組の生徒で最初に鬼塚と打ち解けた。手先が器用で、ゲームやアニメのオタクである。思春期であるにも関わらず、陰毛は生えず更に包茎である(アニメ版の鬼塚の発言)。友達が出来ず、気弱な性格が災いして男女ともに酷いイジメを受け、自殺未遂まで起こす。しかし、初めての友達となった鬼塚との出会いと手助けを通じて、中盤から終盤にかけて大きな成長を遂げた。(杏子の小学生時代の同級生にやり返したり、ガソリンを持っている渋谷に果敢に飛び込むなど)彼に対して陰惨なイジメを執拗に繰り返していた杏子は、後に成長した彼の頼もしさと優しさに魅せられ更生、遅まきの恋心を抱く。ひ弱に見えるが、沖縄での修学旅行の際、不意打ちとは言え鬼塚に深手を負わせている。
- 初期は目も小さめに書かれモブキャラ的外見だったが、次第に美少年に変化していった。杏子との恋愛話の時点では、初期と比べると性格も合わせて殆ど別人である。
- 背は小さいが、足のサイズは26センチもある。射的も得意で縁日のゴルゴ13と呼ばれていた。物語後半は、宮森や渋谷とよく行動を共にしていた。
- 藤吉 晃二(ふじよし こうじ)
- 声:諏訪部順一
- 村井の悪友。黒髪のロン毛で、いわゆるジャニーズ系の少年。5人兄弟の次男で、家は貧乏の子だくさん。弟妹の世話に普段汲々としている。教師イジメを辞めた理由は「鬼塚はいじめるより一緒に遊んでいる方が楽しいから」。雅に惚れており、クラスで孤立化しても親密に接し続けた。欲に負けて集金使い込み事件を起こすが、責任を感じて自らのアルバイトで戻すだけの行動力もある。多少元気があり余っているものの、一本気で一途な男である。将棋部所属。
- 草野 忠明(くさの ただあき)
- 声:柳知樹
- 村井の悪友。母親が極端な肥満体型(通称:白ブタ)であることが唯一悩みの種らしく、母親の話題が出るたびに傷ついている。また、鬼塚にしばしば「スカ野」もしくは「スカトロ」呼ばわりされている。なかなか素直になり切れないが、気が良く明朗な性格である。転校生の常盤愛に一目惚れして、何かにつけて彼女を「天使」と表現して見とれている。村井や藤吉とツルんでいるので作中によく登場するが、登場人物の生徒の中では彼に纏わるエピソードは常盤愛登場後のくだり以外はほとんどない。
- 相沢 雅(あいざわ みやび)
- 声:野田順子
- 本編におけるキーパーソンであり、元2年4組・現3年4組が担任イジメ(担任ハズシ)を始めたきっかけの秘密を握っている。性格は明るく友達は多かったが、それは表面的な演技に等しく、心の奥底では人間的では無い家庭(主に父親)を憎悪していたり、気に入らないクラスメイトを潰す為に周囲を扇動して攻撃させたりしている、3年4組を率いる黒幕。親友の飯島と白井と行動を共にすることが多い。父親は銀行の重役と、裕福な家庭である。
- かつての担任・扇(おうぎ)による自分へのレイプ事件が原因で大人に対する復讐を考えていた。しかし、それは扇に恋愛感情を抱いていた雅が彼を困らせるために出した大胆な狂言であった。家庭問題が解決した後は元の素直な性格へと戻っていったが、あまり登場しなくなった。中盤で髪を青く染め、終盤近くで金髪、最後は元の黒髪になっている。
- アニメ版では冷徹さとドライな部分が強調されている。復讐の動機も嘗ての教師の裏切り(正確には違うが、生徒達にはそう受け止められた)によって親友(後述)が自殺した事となっている。
- 上原 杏子(うえはら あんこ)
- 声:岡村明美
- 有名な教育評論家を母親に持つ少女。昔気質の不良(スケバン)のような性格で、気に食わない者は徹底的に攻撃するが、信頼した相手は決して裏切らない。麻由子や尚子と結託して、吉川を残酷かつ精神的なやり方でイジメていた。吉川の裸の写真を撮ったことがきっかけで鬼塚にリベンジされて、3人とも尻の落書き写真を撮られてしまった<ref>アニメ版では規制の都合上、パンツに落書き。</ref>。実は本人も、小さい頃に兄から酷いイジメを受けていた過去を持つ。沖縄の修学旅行での最中に再びイジメようとしたが、共に遭難した吉川に命を助けられたことから恋心を抱き、後に鬼塚らが仕組んだドッキリを機に、敵役を演じていた鬼塚・草野・藤吉ら3人の前で吉川に対する秘めた想いを告白する。他人の彼氏と比べると変わっている自分の趣味に悩みながらも、精神的な逞しさのある吉川に強く惹かれて、吉川の良き恋人になっていく。
- 浅野 麻由子(あさの まゆこ)
- 声:浅井清己
- 杏子や尚子と行動を共にすることが多い。容姿はショートカットでボーイッシュ、意外に巨乳である(泉との会話より)。目立った活躍は少ないものの一部の読者からはかなりの人気を博した。基本的に杏子と手を組む悪友であるが、沖縄では問題や事故が発生するたびに杏子に責任を擦り付ける言動が度々見られた。
- 沖縄に於いて、原作では鬼塚の宝探しの巻き添えになってしまうが、アニメ版では鬼塚の件はアレンジされている為、被害には遭わずに済む。
- 泉 尚子(いずみ なおこ)
- 声:川澄綾子
- 杏子や麻由子と行動を共にしている。容姿は横分けのロングヘア。上述の朋子ほどではないが、かなりの天然キャラであると思われる。
- 和久井 繭(わくい まゆ)
- 桜井理事長の孫。モデルのような美少年。姿を現すまでは不登校だった。アゲハという恋人がいる。飄々とした態度を取っているが、重度のトラウマを持っており(家庭問題以上のトラウマを持つ模様<ref>なんらかの薬害被害者で、父親が加害者側の人間と思われるが、作中に説明描写が無い。</ref>)、大量の精神安定剤を服用している。周囲を徹底的に見下しており、「大人」を忌み嫌っていたが、鬼塚との「腕相撲勝負」によって、鬼塚と自分の格の違い(体を張る者と影で扇動する者の差)を思い知り、考えを改める。事件後、鬼塚を認めて菊池らと和解した。以後はよく菊池と行動して手助けをさせている場面がある(菊池の格闘の師匠を務めることも)。途中で芸能界デビューする。最終話で薬害ドラマの主演が決まり、その会見で自分の持病を暴露するような描写があった。
- 渋谷 翔(しぶや しょう)
- 後半から登場する転入生。大人しい性格をした少年で、イジメられていたところを吉川と宮森に助けられ親友となる。しかし、その正体は大門美鈴の直属である「天使部隊」のリーダーで、本性は残忍。精神状態が不安定になると、嘔吐したり爪を噛む描写が多い。前の学校では同級生や担任の教師によるイジメを受け、更には実の母親に性的虐待を受け続け、四面楚歌の生き地獄に耐えかねた末に殺傷事件を引き起こし、自身も自殺未遂を起こした。これが原因で重度のトラウマと激しい被害妄想を抱える。その後、当時カウンセラーを勤めていた大門に出会い、「母」として精神的に依存。テコンドーを叩き込まれ、天使部隊のメンバーの中でも最も凶悪な人格の持ち主となってしまった。精神が不安定になると錯乱しやすく、物語終盤で相沢雅を自殺に追い込む情報を流し、その際に調子に乗って周囲の目も気にせず、自殺を助長する発言をした事で、学校経営者としての不手際を責められた大門の怒りに触れ、突き離された事で次第に狂気に取りつかれ、天使部隊のメンバーに重傷を負わせた上、仲間と共に鬼塚を襲撃し、植物状態にさせるが、これが原因で大門から完全に見放され暴走、学苑に放火する凶行に及ぶ。しかし、責任を感じた大門や鬼塚、同じ境遇を持つ吉川などに救われた模様。最終話では鬼塚達の根回しにより保護観察処分を受けた。
- 常盤 愛(ときわ あい)
- 渋谷翔と同時期に転校してきた女子生徒。ツインテールが印象的なロリ系美少女で、可愛いものが好き。しかし彼女も天使部隊の一員という裏の顔を持つ。主に柿沼美穂(かきぬま みほ)と井崎慶子(いざき けいこ)と行動を共にする。付き合った男に騙されて輪姦された経験があり、激しい男性不信に陥っている。渋谷には劣るもののテコンドーに長けており、校外内で次々と男性に対してのテコンドーを使った暴力事件を起こし(自分は男性に襲われた、正当防衛の被害者を装っていた)正体に気付き始めた、菊池と冬月にも容赦ない暴力を振るった。しかし、いつまでも悪事が続けられる訳もなく、後に自らが壊滅させた不良グループの逆襲を受け、身の危険に陥るが、鬼塚の教育指導と菊池との対決により歪んだ信念を捨て、自ら天使部隊から離脱した(その際、鬼塚の悪ノリで菊池とキスしている)。終盤は鬼塚と菊池に協力するようになるが、徐々に情緒不安定に陥っていく渋谷の事も心配していた模様。美穂と慶子共々再び天使部隊へ赴いて渋谷への説得を試みるが、逆に渋谷の怒りを買って返り討ちにされ、仲間達と共に重傷を負ってしまう。事件後は容態が回復していたようで、最終話では鬼塚の影響か、教育実習生のバストサイズを手で判定した。
- 石田拓海(いしだ たくみ)
- 元2年4組の生徒。担任を暴行したことで退学(表向きは転校)となり、沖縄の施設に送られた(これが担任イジメの発端)。その後はネット上で菊池(キクジロー)に接触、秘密裏に学苑内の様子を探っていた。ハンドルネームは「砂クジラ」。後に復学する。
- 宮森 勇気(みやもり ゆうき)
- ひきこもりの少年で、極道一家の息子。過激派だが根は心優しい性格の持ち主。優しい母親を亡くして以来、友情の軽薄さに痛感して心を閉ざし、トカレフで武装して、長らく自室にひきこもり(もとい立て篭もり)するようになった。鬼塚と吉川の説得を受け、再び外を出て登校するようなる。ひきこもり以前に、学校の教師達からは厄介者扱いされていたようである。吉川とは時刻表友達。
- 飯島 冴子(いいじま さえこ)
- 声:本田貴子
- 相沢雅の取り巻きの一人。鬼塚の初就任時は菊地らと共に担任外しの主要メンバーとして描かれていたが、すぐに菊地と村井・藤吉・草野の3人組が鬼塚を慕うようになり、神崎が担任イジメから離反した(雅の元を離れた)為、いわゆる「鬼塚派」が目立つ描写が増え、希薄な存在になってしまった。雅への友情は厚く、クラスメートと仲良くしたい気持ちを持ちながらも、孤独な雅と共にいることを選んだ。しかし修学旅行での写真を雅に見られ、一方的に裏切り者呼ばわりされてしまう。全ての問題解決後は雅とも「元の関係」に戻ったであろう様子。
- 白井 知佳子(しらい ちかこ)
- 声:小林恵美
- 相沢雅の取り巻きの一人。大人しい性格で、眼鏡をかけている。芸能オーディションでの一件以来、雅や飯島と一緒に行動することが多い。自らもオーディションに応募したが写真審査落ちになり、オーディションの予選を通過した雅に嫉妬している模様。
- 引田 留々香(ひきた るるか)
- 呪いや白魔術が好きな少女。白魔術でかけた恋愛成就の相手が手違いで鬼塚になってしまい、友人の円(まどか)と美子(みこ)と協力して黒魔術の力で中和しようとした。3人で鬼塚の陰毛を採取して黒魔術の力がかかった(と作中で語られている)怪しげなクッキーで鬼塚を殺害しようとしたが、不運にも好きな相手が食べそうになったため、自分が食べることで処理してしまい、あまりの悲しさにえもいわれぬ顔で泣き、失神した。かなりの被害妄想を持っており、その後も懲りずに鬼塚を呪い殺そうと目論んでいる。
- 麗美の次と言う早い段階での登場だったが、アニメ版に登場する事は無かった。
- 浅倉 恵(あさくら めぐみ)
- 声:白鳥由里
- 転校生の少女。過去に転入してきた際うまくクラスに馴染めず、落ち込んでいた時に内山田教頭に励まされてから、内山田に敬愛を抱く。内山田のような先生になる事が夢。 彼女の言葉で内山田は初心を取り戻し、心を入れ替えるが、直後に鬼塚が現れて台無しにしてしまった。
- ガンダム三兄弟
- ガンダムオタクの少年三人組。白井 木馬(しらい もくば、声:古谷徹)、時田 晴男(ときた はるお、声:関智一)、三島 軍人(みしま ぐんじ、声:緑川光)の通称(それぞれホワイトベース、ハロ、ランバ・ラルというあだ名がある)。修学旅行の時には、麗美と部屋や肝試しの班などが一緒になった。ガンダムをよく知らない麗美にガンダムについて語りまくってくる。IQ200以上でとてつもない語学力・知識を持つ麗美でさえ、ガンダムの話の意味がわからず、夜はうなされて一睡もできなかったという。セイラ・マスの髪型が似ている麗美のことを「セイラさん」と呼んでいることなどから、彼女に気がある模様。好きな作品は『0080ポケットの中の戦争』でクリスとバーニィの一騎打ちをアルが止めようとするシーンが印象に残るとのこと「特にバーニィがザクII改で突っ込むシーンなんか哀愁って言うか」と。
- 声を演じた声優陣は全員ガンダムシリーズの主人公の声を担当している。また、主役の鬼塚を演じた高木も『機動新世紀ガンダムX』の主人公の声を担当している。TV版では彼らの登場シーンでは劇中歌として「砂の十字架」が流れていた(DVD化の際は例に漏れず差し替え)。
- 横山 美月(よこやま みづき)
- 声:村井かずさ
- アニメオリジナルキャラ。雅の親友。かつて3年4組の担任だった斎藤に好意を寄せており、恋人関係になっていった。しかしそのことがマスコミに露見してしまい、当時彼女に目をかけていた教育委員会の策略と斎藤の裏切り、そして自らが彼の子供を身籠っていた事が発覚し、転校後自殺してしまう。これがアニメ版に於ける担任イジメの発端。
- ポジション的には原作の石田拓海に当たる。原作、アニメ共に劇中で雅が「元2年4組にはもう一人の仲間がいた」と言うが、アニメ版では彼女の事である。
東京吉祥学苑の教師
- 内山田 ひろし(うちやまだ - )
- 声:長島雄一
- 学苑に3人いる教頭の一人。団塊の世代にあたる51歳。常時鬼塚の天敵ながらも、最強(鈍感)な鬼塚にいつも一方的に振り回されストレスを貯め込んでいる。人間的スケールの小さな教育者の典型的人物であり、些細なことまで口うるさく、油症で歯槽膿漏である(口が臭い)。そして見事なハゲ頭であるため、頼んでもいないのにカツラメーカーから毎日ダイレクトメールを送られている。また、思考速度が異常なまでに早く、背景が彼の思考で埋め尽くされてしまう程(原作)。但し、あまり関係無い事柄(私的な恨みなど)も含まれる。
- 1946年、栃木県鹿沼市生まれ。A型。学生時代は「神童」と呼ばれ、戦時中、陸軍学校で最期まで生徒のために尽くした父を尊敬し、その遺志を継ぐべく、東京教育大学(現筑波大学)を卒業し教職に就く。
- 既に家庭での居場所は無い状態にある。妻との肉体関係は既に5年以上全く無く、どうやら妻は十数年間もの間、近所の肉屋・肉の星野(にくのほしの)と不倫関係にあるようで、ガングロギャル系な娘の好子(よしこ)も実は肉屋の子供である可能性が高い(良子によると、学校で星野の子供と双子に近いくらい似ていると言われるらしい)。そんな娘からは「臭い」と罵られる他、内山田の後風呂は「ヌルヌルして気持ちが悪い」と言って必ずお湯を取り替えられ、内山田のパンツは箸(しかもその箸は以前まで犬の糞の処理に使われていたらしい)でつまんで洗濯機に入れられる等、煙たがられている。ついでに、飼い犬のえいきちにまでバカにされている(この「えいきち」は、鬼塚と偶然ながらも、名前のみならずV字カットのヘアスタイルまで同じで、内山田のストレスの原因となっている)。しかし本当は娘には大事に思われている。
- 家庭に恵まれない情緒不安定の反動によって(或いはスケベオヤジキャラとして)、電車内のシーンでは必ず痴漢行為を行っている。また、風俗店が大好きで好みの女性がいる店の割引チケットを、女性の写真の切り抜きと共に常持している他、鞄の中身は岩波文庫のカバーで隠した官能小説や、育毛剤が常時入っている。そして、大切な愛車のクレスタは鬼塚に偶然ながらも毎回(ただしうち一回は原作・アニメともに自身の操縦で)壊される等、哀愁漂いながらも、徹底的なお笑いキャラとして存在する。学生時代ワンダーフォーゲル部の部長を務めたことが彼の最大の誇りで、不幸続きで幸の薄い人生の支えとなっている(いかなる苦労も谷川岳の苦しさに較べれば大したことは無い、こそ彼の座右の銘である)。愛車は前述したように、鬼塚により5回も破壊され、既に保険がきかなくなっており、保険会社の若手に怒鳴られて土下座した事数回(但し、原作とアニメでは破壊に至るまでの経緯が異なる場合がある。例えば鬼塚と村井達が和解する話で鬼塚の無茶苦茶な運転で廃車になった車が、原作では不良の車だがアニメでは不良達が教頭から盗んだクレスタである。等)。ハゲ頭での土下座姿は、インパクトが強いが、他のシーンも含めて多く登場する。
- 学苑内の問題や家庭内の不和により多くの持病を抱えており、とくに鬼塚の非常識な行動などが原因で便秘・血尿が出るほどストレスを溜め込んでいる。当然ながら鬼塚のことを忌み嫌っており、「エボラウイルス」「スペースデブリ」「学苑のガン」「クラミジア」「Q熱リケッチア」「ダイオキシン」「ウジ虫」などと罵ったり、夜な夜な人目を忍んで神社に丑の刻参りをしている。それらによってストレス解消のために通勤電車・バスの中で痴漢行為をしている。一度、私服警官に痴漢をしているところを目撃されて捕まりそうになり、その現場を鬼塚に目撃されてしまい、自らが進めていた進退会議を中止したことがある。
- 新人教師の頃は理想の教育者(聖職者)になることを目標として努力していたが、様々な経緯もあって、いつの間にか自己保身しか考えない大人になってしまい、神崎麗美を巡る騒動で自分が自己保身にばかり走っていたことに気づかされ、不本意ながらも鬼塚を認めるようになる。しかし、影で鬼塚が自分の娘に手を出そうとしていた事も後に知った為、全てにおいて認めているわけでは無い。
- 実は生徒の事を第一に考える教師の鑑の面も持ち合わせている。終盤になると保険屋に土下座までしてやっと下りた保険金で買ったクレスタと自分の身体を犠牲にして屋上から落下した雅と鬼塚を救う。アニメ版の最終回では圧力で真実を揉み消しを謀る教育委員会に対して「教師のあり方」を熱弁した。従って彼は根っからのダメ教師ではなく、丸山(校長)などに比べると、まだずっと良識的な人物と言える。
- 歌手の内山田洋と同姓同名であるが、作品との関連は不明。
- 桜井 良子(さくらい りょうこ)
- 声:岡本嘉子
- 学園理事長。温厚な性格で、理想主義。孫の繭には甘くなる。数々の問題を抱える学苑の未来を変える可能性を鬼塚に感じ、非常勤として問題クラスの3年4組を託す。各界への影響力が強く、大物政治家との繋がりを持つ。学園内の施政者として「毒を持って毒を制す」との発言もあり、善意の目的のためなら時に残酷だが適切な判断を下す。趣味の一環として学園内の売店でパンを売っている。プロレスや特撮のファンであるためか、鬼塚を「カール・ゴッチ」や「ナショナルキッド」などに見立てている(アニメ版では「不死身のスーパーヒーロー」等と呼ぶ)。小説版では、鬼塚を北海道の私立中学校に短期赴任させた張本人。
- 丸山 一八(まるやま いっぱち)
- 校長。内山田教頭と同様、眼鏡を掛けていると共に、見事なハゲ頭であるが、やや頭頂部が尖っていることから始業式で鬼塚に「ザビエル」というあだ名をつけられ、次第に生徒や内山田(の心情)からもザビエル呼ばわりされる。校長でありながら頼りない上に現状維持しか考えない甲斐性無しでもあり、内山田に容姿が少々似ているが(ツルっ禿げとメガネ)、性格は内山田を上回る卑屈振りである。常習的な風俗通いや仮病による病院への逃げ込みなどが元で、終盤に教育委員会のクーデターグループの陰謀で島流し同然の形で姉妹校の北海道のムカチャッパ学園へ左遷された。その後もムカチャッパで泣きながらも元気に過ごしている状態が何度か描かれており、最終話で再び校長として学苑に戻る。一皮剥けたと思われるが、単に日焼けしただけだった。
- アニメ版には登場せず、ストーリー中の彼の役割は内山田が兼任している。
- 山王丸 浩司(さんのうまる こうじ)
- 声:掛川裕彦(第3・4話のみ辻つとむ)
- 社会地理教師。31歳。眼鏡をかけた優男。典型的な中立派で、鬼塚にも普通に接する数少ない教師。一応は鬼塚の人柄にかなりの理解を持っていると言える人物で、彼とも良き友人となっている。鬼塚が着用していたチョーカーは彼が贈ったもの。
- 小茶谷 宏(こちゃたに ひろし)
- 声:千葉一伸
- 理科教師。38歳。目が大きく小柄な体格なので、「チワワ」と呼ばれる。アニメ版では甲高い声で話すので、更にその印象を強めている。独身で128回もお見合いをしているが、全て失敗に終わっている。専ら様々な騒動に巻き込まれ、散々な目に遭っている。
- 勅使川原 優(てしがわら すぐる)
- 声:古谷徹
- 数学教師。24歳。東大卒。本人曰く星座はへびつかい座。AB型。幼い頃から高級官僚をめざしてエリート教育を受けるも、国家公務員試験に不合格(実は勅使川原家を嫌う官僚による差し金であった)となったため教師になる。その際に出会った冬月に一目惚れして、彼女の見えないところでストーカー行為を行っていた。父と兄は共に大蔵省(現・財務省)勤務のエリートであり、本来は真面目で優しい性格だが、他愛の無い父親を始め、その兄と常に比較されてきたことが心に影を落とす。
- 少年時代は、昆虫学者になりたいという純粋な夢を持つごく普通の少年であった。エリート至上主義である父親からはテストで優秀な成績を収めたのにも拘らず100点満点ではないという理由で卑下され続け、学校では極めて優等生であった為にいじめられた過去があり、またその鬱憤の反動でいじめっ子に報復の傷害事件を起こしてしまった事がある(その直後、父から家系の名誉に泥を塗ったとして平手打ちを食らった)。幾度となく鬼塚に振り回され、徐々に精神状態は悪化の一途を辿り、情緒不安定に陥っていく。
- 最後は自らが起こした冬月への拉致監禁行動がばれたことで暴走し警官を殴って、拳銃と制服を奪い、街中で大暴れした上、学校篭城事件を起こすも、止めに来た鬼塚に敗れて、兄の言葉に真実を知り、周囲と和解して落ち着いたところで警察に出頭した。そして教師も辞め、刑に服した(アニメでは修学旅行直後にストーリーが終了することもあってか、情緒不安定による引きこもり程度で済んだ)。尚、今でも父親を尊敬している。
- 袋田 はじめ(ふくろだ - )
- 声:中田和宏
- 体育教師。32歳。日体大(日暮里体育大学)卒。自称日体大の筋肉番付一位であり、大きなホクロが特徴的なブ男であり、ワキガで常時汗臭く「肉体を鍛えること」を無上の悦びとしている典型的な体育会系の単純な男である。好きな歌は「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」である。体育の授業中に女子生徒に対して痴漢行為などのセクハラを行うことがひそかな趣味である。元ヤンである鬼塚に強い対抗意識を持ち、幾度となく勝負を挑むが、まともに勝負する気の無い鬼塚にはいいようにからかわれて、情熱が空回りして完全なおバカキャラに成り果てている。生徒指導等で壁にぶつかると、或いは困難な事態に直面すると、パニックを起こして必ず腕立て伏せを行う。問題行動を起こした生徒に罰として腕立て伏せを行わせ、一緒になって自分もやっていた事もあり、何かと腕立て伏せばかりしている。或る意味では鬼塚以上のバカであり、脳ミソ筋肉系らしきおバカな奇行で、内山田教頭と並ぶお笑いキャラとして描写されている。
- アニメ版では、体育の授業のセクハラや鬼塚との水泳対決等を除けばそれほどバカさは目立っていない。
- 森高 尚子(もりたか なおこ)
- 養護教諭。26歳。容姿端麗で「ナオコちゃん」と呼ばれ親しまれている。常時セクシーで派手な服装をしている。鬼塚の理解者でもあるが、彼の型破りな行動には頭を痛めている。ややミーハーでありながらも、かなりの才色兼備で、鬼塚に対しても、冷静に中立的に観察している。修学旅行前には冬月に対して「水着は女の戦闘服」という発言をした程、性的にはオープンである。
- アニメ版には登場せず、彼女に代わって『湘南純愛組!』に登場した女教師・嘉手納南風(かでな なお、声:松谷彼哉)が登場する。但し、設定こそ同作を踏襲するものの、鬼塚や弾間とは面識が無い事になっている。
- 桜井 ただし(さくらい - ) / 桜田ただし(さくらだ - )<アニメ>
- 声:鈴木勝美
- 英語教師。42歳。学年主任であり、次期教頭候補。理事長と同姓だが、血縁関係では無い(そのためアニメでは苗字が「桜田」になっている)。ルー大柴の様に会話の中に不自然な英語を使うのが特徴。紳士ぶっているが、盗撮(アニメでは女装)が趣味という危ない一面があり、変態行為を相沢に見られて利用されたことがある。少年(中学)時代、教室で我慢できず排便をしてしまい、鼻の穴が大きいという理由で、「ウンコマン」と「コンセント」というあだ名を付けられる等、酷いイジメを受けた過去があり、今でもトラウマになっているが、大学時代では馬鹿にされていた部分を逆に自身のネタにして、周囲のムードメーカーになっていたようである。愛車は198万円の中古のメルセデス・ベンツ190E。意外にも妻子持ちで、内山田に比べると家庭面では恵まれていた。
- 大門 美鈴(だいもん みすず)
- 34歳の若さで丸山に代わり、校長を務める巨乳の美女。桜井理事長の理想主義的な教育方針を疎み、理事会が送り込んだキャリアウーマン。生徒のプライバシーを管理することで学苑を統制しようとする、冷徹な性格を持つ悪女。中学時代、かつては公立から入学した優等生で、父親が放火で逮捕されており、それらが原因で同級生らの嫉妬によるイジメを受け、更に当時唯一信頼していた担任・桜井良子が裏切ったと思い込み、自殺しようと学校に火を放った過去を持つ。このトラウマが元で「人間は所詮悪である」と考えている。当初は順調に陰謀は進んでいったと思われたが、鬼塚の活躍で計画は思うように進まず、渋谷の暴走や桜井理事長の逆襲を受けたことで計画は破滅する。最後は放火された学園の中で助けてくれた鬼塚の事を認め、後に桜井理事長のアシスタントとして更生する。
東京吉祥学苑の生徒達
- 伊藤(いとう)
- 吉祥学苑中等部3年5組の生徒。全国模試で鬼塚と菊池に負けて情緒不安定だった勅使河原をバカにした発言をしたため、平手で50回以上殴られ鼓膜が破れてしまったらしい。この件で勅使河原は謹慎処分を受けた。
- 深田 葵(ふかだ あおい)
- 吉祥学苑中等部3年2組の生徒。評判が良い学苑のアイドル。部活動にも熱心に取り組んでいる様子で、あまり女に興味がない菊地でさえ「あいつは特別」と認めている。桜井ただしに盗撮されかけたことがあった。
- アニメでは彼女に該当するキャラクターとして藤田茜(ふじたあかね、声:田中理恵)が登場しているが、深田とはキャラの性格や行動が違うものとなっている。
- 鱶田 久美子(ふかだ くみこ)
- 声:中山真奈美
- 吉祥学苑中等部3年2組の生徒。村井のことが好きな少女。笑うとまるでサメが口を開けているように見えるブ女子。あだ名は「フカちゃん」。苗字がアルファベットで書かれていたせいで、村井はラブレターの主を深田葵と勘違いして、映画館でのデートに行ったことで知り合う(しかも上映していた映画は「ジョーズ」)。
- アニメ版では特に村井と絡むような描写は無い。また、彼女の親族らしき(か、どうかは定かではないがそうとしか考えられない)人達が登場する。
- 鯨川 冬美(くじらかわ ふゆみ)
- 声:本田貴子
- 吉祥学苑中等部3年2組の生徒。身長181cmで、男性も抜かすほど大きいが、性格はとても優しい。あだ名は「クジ」。名門校からスカウトが来るほど体格・運動神経に恵まれているのだが、本人はスポーツにそれほど特別な興味はないらしく、漫研に所属している。イジメられていたところを村井に助けてもらったことがきっかけで、村井のことが好きになった。
- アゲハ
- 高等部の女子生徒で、繭の恋人である爆乳の美少女。胸にアゲハチョウの刺青がある。繭の頼みで鬼塚らを罠に誘い込む役割をした、相当な演技派。「腕相撲勝負」の時点では鬼塚を認めていた。現在、繭が芸能界デビューした後も傍にいる。
鬼塚の関係人物
- 弾間 龍二(だんま りゅうじ)
- 声:千葉一伸
- 前作『湘南純愛組!』で鬼塚と「鬼爆コンビ」を組んだ親友で、一緒に飲みに行ったり殴りあったりする仲。昭和51年3月30日生まれ。血液型はA型。バイクショップの雇われ店長。常識のある苦労人で、相変わらず無茶な鬼塚の尻拭いをしょっちゅうさせられたりもしているが、殴り合って水に流すなど男気溢れる性格をしている。恋人の長瀬渚(ながせ なぎさ)との関係は良好。
- 冴島 俊行(さえじま としゆき)
- 声:矢尾一樹
- 『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の悪友。高校時代は湘南で「鎌倉の狂犬」の異名をとっていたが、どういうわけか警察官に(階級は巡査)。凶暴なヤクザ顔が特徴。押収品の持ち出し・横流しの他に、マルチ商法や偽ブランド品・麻薬・拳銃・保護動物の密輸、密入国の手引きなど、数多くの違法行為を行っている。しかし、時として鬼塚の為に手助けをすることがあり、憎めない面も併せ持つ。世相の風刺ギャグを担当するキャラクターそのものである。
- 塚井 強(つかい つよし)
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の悪友。冴島によると、現在は陸上自衛隊に志願入隊して、高校時代から付き合っていた伊藤唯と結婚しているとの事。高校時代に比べて、体型が別人のようにスリムになっている。
- 葛城が誘拐された際に鬼塚に協力して、かつての不良仲間達をかき集めた。
- 津元 克幸(つもと かつゆき)
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の後輩。当時から鬼塚や龍二のことを尊敬していたものの、行き過ぎた行動に出たりして、何度も彼らに迷惑を掛けまくっていた。現在も『現役』で不良を続けている。
- 葛城が誘拐された際に鬼塚に協力して、かつての不良仲間達をかき集めた。
- 阿久津 淳也(あくつ じゅんや)
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の宿敵の一人。湘南最大の暴走族である暴走天使(ミドナイト・エンジェル)の二代目総長で、鬼塚より年上ながら現在も『現役』で続けている。
- 誘拐犯の暴挙の数々が気に入らないという理由から鬼塚に協力。深夜の国道134号線で少女を捜索している英吉と合流し、情報を提供している。
- ジョーイ
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の宿敵の一人。かつては『BLUE ROSE』と呼ばれる不良グループのメンバーであった。
- 葛城の誘拐事件の際に、酒場から携帯電話を通じて、英吉に誘拐事件に関係していると思われる少女売春の情報を提供している。
- 柏屋 ジュンジ
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の宿敵の一人。かつては『BLUE ROSE』と呼ばれる不良グループのリーダーであった。
- 葛城の誘拐事件の際に、携帯電話を通して英吉に情報を提供している。
その他
- 村井 樹里亜(むらい じゅりあ)
- 声:緒方恵美
- 村井國男の母親。27歳。容姿端麗な人物。喫煙者でもある。中学時代(14歳)の頃に子供を授かるが、当時の男に逃げられてしまい、それ以降は女手ひとつで國男を育て上げてゆく。工事現場に勤務しており、そこでショベルカーなどを操縦している。鬼塚と浮気程度ではないが何かと交流があり、國男はそのことを日々心配している。
- 冬月 まこと(ふゆつき - )
- 冬月あずさの妹で高校3年生。姉よりも頭脳明晰かつクールな性格で、探偵になるのが夢。勅使河原が姉の失踪に関与しているといち早く見破った。セーラー服で登場するが、それは情報収集を円滑化する為との事。
- 勅使川原 武流(てしがわら たける)
- 勅使川原優の兄。子供の頃から優秀な頭脳と発達した運動神経を持ち、さらに絶対音感も備わっている。落ち着いた性格で人望もある。現在は大蔵官僚の地位を不正によってクビになり、中卒の社長が営んでいる会社に勤めているが、優にはその事実を隠していた。本当は幼少時の頃より優の苦しみを誰よりも理解していたが、優が自分よりも劣っているという理由だけで母に暴力を振るう身勝手な父から母を守る為に、優を助ける事までは出来ず、現在もその事で優に強い負い目を感じている。
- 優が精神的に限界を迎え吉祥寺学園の学校篭城事件を起こしてしまったのをニュースで知り、彼の元へと駆けつけ、自分と父に起こっていた真実を伝える。
- 板垣(いたがき)
- 声:御友公喜
- 桜井理事長の秘書。鬼塚を教師として採用し、採用後も何かと目をかける理事長に苦言を呈している。一時期は大門の秘書にも就いていたが、これは反理事長派の動向を掴ませるための桜井理事長の差し金であったことがわかる。反理事長派の面々にとどめを刺すため、菊池や拓海を使って学校内のコンピューターシステムを混乱に陥れる作戦を打つなど、普段の風貌からは想像できない切れ者の一面を持つ。
- 五十嵐 功一(いがらし こういち)
- 声:玄田哲章
- アニメオリジナルキャラ。東京都教育委員会代表。斎藤と美月の交際によって起こったスキャンダルで自分の面子と権威が傷つくのを恐れ、二人の仲を引きはがし、さらにそれが原因で起こった美月の自殺も揉み消した。斎藤を意識不明の重体にさせたとして、雅を警察に出頭させようとしたが、鬼塚により逆に自分たちの所業をマスコミに暴露されることとなった。
- 華原 かすみ(かはら - )
- 鬼塚が赴任する直前に担任だった女性教師。例に漏れず担任イジメの犠牲になり、その手酷さで精神を完全に破壊されて教職を追われ、重度の過食症に陥った。鬼塚が手にしていた写真は非常に美人であったが、実際に鬼塚が面会で目にしたその姿は見る影も無いほどに激太りしており、カルト教団の一室に引き籠っていた。更にその部屋の壁や天井、教師時代の出席簿には相沢や村井たち「モトヨン生徒」への恨みと殺意が殴り書きされていた。原作には本人が一度登場したが、アニメ版では写真のみの登場。
GTO(ぐれえと・とろこ・おっぱい)
GTO本編に挿入される形で単行本11~12巻に掲載された、外伝的な位置づけの作品。野村朋子の芸能界での活躍を描く。全7話だが、一部が本編にもリンクしている。アニメ版では本編の一部としてアレンジされており(幾つかのエピソードは踏襲するも、基本的にオリジナルのストーリー)、鬼塚達も話に絡む。
- 沖ノ島 一路(おきのしま いちろ)
- 声:岡野浩介
- 野村朋子のマネージャー。かなり一途な性格で、周りが見えなくなってしまうこともある。朋子に純愛の片思いにも似た好意を抱いており、またの演技の才能に感銘を受け朋子をスカウトした本人である。宗方の登場によって、セカンドマネージャーに降格される。その後は繭のセカンドマネージャーにもなるが、苦労が絶えない日々を送っている。学生時代には、明治大学のアイドル研究部に所属していた。本編にも登場し、鬼塚にたかられたりしている。
- アニメ版最終話では鬼塚の「最後の頼み」を聞き入れ、マスコミを先導して教育委員会の糾弾に一役買った。
- 愛車は初代ミニ。
- 宗方(むなかた)
- 突如現れ、朋子のマネージャーになった男。見た目はヤクザ風だが、業界では凄腕と評判。しかし、彼が手がけたアイドルは売れる子も多いが消える子も多く、黒い噂が絶えないことから、沖ノ島は恐々とさせられている。持ち前の頭脳と数々の戦略で朋子を有名にしていく。後に本編にも登場し、繭のマネージャーにもなる。
- アニメ版には登場せず、彼の役割の一部を鬼塚が務める。
- 星野 めぐみ(ほしの - )
- 声:川上とも子
- アニメ版で登場したMGPC(マガジングラビアプリンセスコンテスト)参加者の一人。紹介式で朋子によって恥をかかされたことを恨み、自身が所属するワーニングプロダクションの力で不正行為(朋子宛の葉書を自分のものにする等)を行いプリンセスの座に就くも、その結果にファンは納得せず授賞式の最中に大半が帰ってしまう。その後八百長が発覚し失脚した。
小説版
- 市川 楽(いちかわ らく)
- 小説版における語り部。どことなく本編に登場する男子生徒・吉川のぼるに似ている。
- 桂木 綾乃(かつらぎ あやの)
- 小説版におけるキーパソン。
「SHONAN 14DAYS」編
- 白鳥 あやめ(しらとり - )
- 「SHONAN 14DAYS」のヒロイン。児童養護施設「ホワイトスワン」の教員。本編ヒロインの冬月あずさの親友で鬼塚の事もよく知っている。湘南に来て行く当てのない鬼塚をホワイトスワンに招き、そこで破天荒ながらも子供達の心を開いていく鬼塚に挽かれていく。性格は優しく、母性本能も強い。
- 葛城 美姫(かつらぎ みき)
- 「ホワイトスワン」に入所している少女。神奈川県警の上層部に勤める父親を持ち、護身のため警察官を一気に呼び寄せるGPS機能付き携帯電話を持ち歩いている。また逆に不良や暴力団とも多くの繋がりがある。大人を嫌い、わざと騒ぎを起こしては多くの警官を呼び寄せており、警察本部からは問題視されている。母親は一年前に事故で亡くなり、父親は職務上家に帰れない日が多いため心配との理由でWSに預けられた。よって他の子供達と比べるとごく普通の家庭を持っている。上記の行動に走るのも父親に構って欲しいあまりの事である。鬼塚を目の仇にし、彼を施設から追い出そうと様々な手段をとる。しかし自身が盗撮マニアの集団に拉致され、鬼塚や父により救い出されたのを機に、周囲に心を開くようになる。
- 菅原 桜子(すがわら さくらこ)
- 「ホワイトスワン」に入所している少女。父親からの激しい暴力が原因でかまってほしいときにすぐにリストカットしてしまう。鬼塚がWSに来た時もゴキブリが部屋にいた事が理由でリストカットをしてしまった。また鬼塚からの話で「ゴキブリは火星人が送り込んだ」という話を真に受けたことから天然ボケな一面を見せる。父親が、WSに無理やり桜子を連れ戻そうと来た時もリストカットをしたが、鬼塚によって守られた。
- 綾(あや)
- 桜子の母。
- 遼一(りょういち)
- 「ホワイトスワン」に入所している少年。ゲーム好き。
- 大垣 郁子(おおがき いくこ)
- 「ホワイトスワン」に入所している少女。
- 福水 洋之助(ふくみず ひろのすけ)
- 「ホワイトスワン」「スマイルダック」「ハミングバード」などのグループホームを運営する、社会福祉法人「バードランド」の園長。46歳、独身。趣味はスケールモデル作りで、中学時代より零戦が好き。あやめに思いを寄せており、素行の悪そうな鬼塚から彼女の貞操を守ろうと奮闘するが、傍から見ると彼のほうがセクハラ行為をはたらいている。
- 堂島 誠也(どうじま せいや)
- 「ホワイトスワン」に入所している少年。母の男により、背に刺青を彫られている。
用語
ここでは、重要視される語句のみ記述する。
- 私立東京吉祥学苑(しりつとうきょうきっしょうがくえん)
- 鬼塚の勤務する学苑。幼等部・初等部・中等部・高等部・大学を擁する巨大一貫校のマンモス校。作中では「名門」と呼ばれる。系列の姉妹校に「ムカチャッパ学園」(鬼塚曰く「ムツゴロウ王国」)があり、その所在地は北海道ムカチャッパ共和国にある(2巻参照)。アニメでは「私立東京聖林学苑」となっている(ドラマ版に基づく)。
- 天使部隊(てんしぶたい)
- 校長となった大門美鈴が学園を表と裏から掌握するために極秘裏に校内に送り込んだ学生部隊。リーダー格だった渋谷翔と常盤愛を含み構成員は10人以上で、幾つかの小グループに分かれて行動する。全員が中学生となっているが、実年齢はバラバラで通常ならば高校生の年齢である者もいる。イジメ・レイプ・家庭問題といった悲惨な過去を持つ少年少女の集まりであり、自殺未遂をした者達でもある。カウンセラー時代の大門が育て上げた戦闘部隊で、校内にある学園運営の障害を取り除くという目的のもと、自身らの活動は正義だと信じて疑わないが、暴力事件を起こしたり、自殺に追い込んだりする等、手段を選ばない危うさを持つ。しかし、後に常盤は(美穂と慶子共々)鬼塚に寝返る。最後はリーダーの渋谷の暴走により壊滅的被害を受けた。
- 理事会のクーデターグループ(仮称)
- 桜井理事長の口から出てきた不穏分子で、教育の理想を推進する桜井を追放して学園支配と利権を追求することが目当て。丸山校長を転勤させ、大門校長を送り込んだ黒幕的存在でもある。しかし立場を追われた桜井の腹心で秘書、板垣と復学した拓海の策略で、存在とこれまでの所業を文部省調査課に暴露され、全員が失脚した模様。
- 白鳥児童養護施設(しらとりじどうようごしせつ)
- 湘南にある、家庭問題により事実上の孤児となった児童(少年少女)を保護する施設。
書誌情報
単行本
- 少年マガジンKC
- GTO
- 1997年5月16日刊行 ISBN 4-06-312411-8
- 1997年7月17日刊行 ISBN 4-06-312436-3
- 1997年9月17日刊行 ISBN 4-06-312455-X
- 1997年11月17日刊行 ISBN 4-06-312481-9
- 1998年1月16日刊行 ISBN 4-06-312503-3
- 1998年4月17日刊行 ISBN 4-06-312538-6
- 1998年6月17日刊行 ISBN 4-06-312559-9
- 1998年8月17日刊行 ISBN 4-06-312583-1
- 1998年11月17日刊行 ISBN 4-06-312619-6
- 1999年3月17日刊行 ISBN 4-06-312665-X
- 1999年6月17日刊行 ISBN 4-06-312688-9
- 1999年8月17日刊行 ISBN 4-06-312727-3
- 1999年11月17日刊行 ISBN 4-06-312773-7
- 2000年1月17日刊行 ISBN 4-06-312791-5
- 2000年4月14日刊行 ISBN 4-06-312824-5
- 2000年7月17日刊行 ISBN 4-06-312848-2
- 2000年9月14日刊行 ISBN 4-06-312882-2
- 2000年12月15日刊行 ISBN 4-06-312914-4
- 2001年3月16日刊行 ISBN 4-06-312947-0
- 2001年6月15日刊行 ISBN 4-06-312980-2
- 2001年8月10日刊行 ISBN 4-06-313006-1
- 2001年11月16日刊行 ISBN 4-06-313041-X
- 2002年3月15日刊行 ISBN 4-06-313073-8
- 2002年4月17日刊行 ISBN 4-06-313097-5
- 2002年4月17日刊行 ISBN 4-06-313098-3
- GTO SHONAN 14DAYS
- 2009年10月16日刊行 ISBN 978-4-06-384201-2
- 2009年12月17日刊行 ISBN 978-4-06-384229-6
- 2010年03月17日刊行 ISBN 978-4-06-384271-5
小説版
- 相沢春吉 著、藤沢とおる 原作『GTO Live in 北海道』上、下(講談社Magazine Novels、1998年) 上 ISBN 4-06-324331-1、下 ISBN 4-06-324332-X
その他
- 『GTO公式ガイドブック B・A・D action 200 文部省非推薦 超B級BOOK』(講談社KCデラックス、1998年) ISBN 4-06-333951-3
- 『GTO公式ガイドブック B・A・D action 200 (2) 先生は教えてくれない』(講談社KCデラックス、1999年) ISBN 4-06-334029-5
- 『アニメ版 GTOキャラクター完全ガイド』(講談社KCデラックス、1999年) ISBN 4-06-334089-9
テレビドラマ
テレビアニメ
1999年6月30日から2000年9月、フジテレビ系列、全43話+特別編。当初は水曜19:30〜20:00の放送だったが、1999年10月からは日曜19:30〜19:58に枠移動(とともに2分短縮)した。原作12巻~13巻の「修学旅行編」までに該当する内容であり、その後、独自のエピソードによる最終回を迎えた。学校の名前がドラマ版と同じ「聖林学苑」になるなど、設定が異なる部分もある。ゴールデンタイムと言う事もあり、原作の過激な表現がソフトになっている事が多い。さらに、日曜に枠移動後、プロ野球・ヤクルト・横浜戦のナイター中継(主に明治神宮野球場・横浜スタジアムでのホームゲーム)とFNSの日27時間テレビと特番の乱発で、放送回数が極端に減ってしまっていた事もあり(アニメスペシャルの際は移動前は『ONE PIECE』と二話ずつの放送だったが、移動後は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が複数話放送なのに対し、GTOは通常通り一話の放送だった)、ドラマ版の様なヒットとはいかず、フジテレビ系列がいかにヤクルト・横浜戦と特番偏重の態度を取っていたかが伺われる。 BGMはオリジナルのものに加え、『enegy flow』『世情』『RHYTHM AND POLICE』、更にはアニメソングなど、実に多くの版権曲が使用されていたが(これらもほんの一例)、DVD化の際はほぼ全て差し替えられている(第10話で朋子がドナドナを口ずさむシーンすらも普通の台詞になっている)。原作の藤沢とおるはアニメ化の際、「ドラマでは高校生になってしまったのが残念だったので、中学生の設定でアニメ化されたことは嬉しい」という旨のコメントを残した。なお、藤沢も第2話の受験者役でゲスト出演している。
2008年、ロシア連邦通信監理委員会が同国のアニメ専門チャンネル・2X2で放送されている本作の内容に対して性表現及び暴力表現、犯罪の扇動に繋がる描写が多数含まれているとして問題視する意見を表明したことが明らかになった<ref>アニメ「GTO」にロシアの検閲がクレーム(バラエティ・ジャパン、2008年12月9日)</ref>。
スタッフ
- 原作:藤沢とおる(講談社「少年マガジンKC」刊)
- 企画:清水賢治(フジテレビ→現Wellthink)、白川隆三(SPEビジュアルワークス)、布川郁司(スタジオぴえろ)
- シリーズ構成:十川誠志
- キャラクターデザイン:宇佐美皓一
- サブキャラクターデザイン:北山真理
- 美術監督:池田祐二(スタジオワイエス)
- 色彩設計:上谷秀夫
- 撮影監督:宮川晴年(高橋プロダクション)
- 編集:植松淳一
- 音楽:本間勇輔
- 音楽監督:児玉隆
- 録音演出:阿部記之、清水勝則
- 音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
- 録音制作:ザックプロモーション
- 音楽プロデューサー:高良仁久、藤本昌俊
- 音楽制作/協力:SPEビジュアルワークス、フジパシフィック音楽出版
- プロデューサー:瀧山麻土香、中村百合子、鈴木吉弘(フジテレビ)、勝股英夫(SPEビジュアルワークス)、萩野賢(スタジオぴえろ)
- 監督:阿部記之
- 製作:フジテレビ、SPEビジュアルワークス、スタジオぴえろ
- 著作:©藤沢とおる/講談社、フジテレビ、SPEビジュアルワークス、ぴえろ
ゲストキャラ・声の出演
- 水樹ななこ - 宮村優子
- 大沢秀郎 - 三木眞一郎
- 水樹ななこの父 - 梁田清之
- 水樹ななこの母 - 田中敦子
- 高浜 - 小林恵美
- 桃井 - 寺田はるひ
- トラック運転手 - 渡部猛
- 受験者 - 藤沢とおる
- 内山田良子 - 津田真澄
- 内山田好子 - 豊後敦子
- 上原杏子の母 - 谷育子
- 上岡 - 伊藤健太郎
- 宮崎 - 浅井清己
- 野村朋子の父 - 石井康嗣
- 大橋素子 - 氷上恭子
- 太田秀美 - 半場友恵
- 太田千鶴 - 島本須美
- 太田透 - 石波義人
- 太垣 - 青山穣
- 長瀬渚 - 荒木香恵
- 藤森先生 - 渡辺美佐
- ヒデオ - 石川英郎
- 木崎瞳 - 長沢美樹
- 木崎オーナー - 石塚運昇
- 相良先生 - 服部幸子
- 白澤監督 - 郷里大輔
- 嘉手納高志 - 菊池正美
- 黒い三連星 - 百々麻子(ガイア)、本田貴子(マッシュ)、浅井清己(オルテガ)
- 武藤 - 小上裕通
- キバヤシ - 平田広明
- ナワヤ - 千葉一伸
- 足田 - 岡本嘉子
- 佐々木今日子 - 折笠富美子
- 若松美紀 - 小林恵美
- 藤吉コージの母 - 竹村叔子
- 藤吉都 - 折笠富美子
- 勝山 - 粟津貴嗣
- 塩崎 - 千葉一伸
- 相沢雅の父 - 掛川裕彦
- 相沢雅の母 - 佐藤しのぶ
- 佐藤葉子 - 萩原えみこ
- 誘拐犯 - 茶風林
- 誘拐犯 - 中嶋聡彦
- 平松 - 納谷六朗
- 青年 - 草尾毅
- 下條良人 - 掛川裕彦
- 水島 - 御友公喜
- 上原杏子の父 - 大川透
- 斎藤昇 - 伊藤健太郎
主題歌
オープニングテーマ
- (放送第1回〜第16回)「Driver's High」
- (第17回〜第45回)「ヒトリノ夜」
エンディングテーマ
- (第1回〜第16回)「Last Piece」
- (第17回〜第33回)「しずく」
- (第34回〜第43回,第45回)「CHERISHED MEMORIES」
- (第44回(最終話))「Driver's High」
- 歌:L'Arc〜en〜Ciel
※ 放送第42回,第45回は総集編であり、放送ストーリー数は全43話(Lesson1〜Lesson43)となる。
前後番組
パチスロ台
関連項目
脚注
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外部リンク
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