長崎放送
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長崎放送株式会社(ながさきほうそう、略称NBC)は中波放送は長崎県と佐賀県を、テレビジョン放送は長崎県を放送対象地域とする放送局である。ラジオ長崎創業時より筆頭株主のマルハ(現・マルハニチロ水産)とは関係が深い。
目次 |
概要
- 長崎唯一のテレビ・ラジオ兼営民間放送局。民放としては長崎で最初に開局し、戦後の長崎を50年以上見続けている放送局である。
- ラジオのコールサインはJOURで、テレビのコールサインはJOUR-TV。テレビはJNN系列で、ラジオはJRN/NRN系列のクロスネットである。
- 長崎国際テレビ開局までは、テレビ長崎がフジテレビ系列と日本テレビ系列のクロスネット局(後にフジテレビ系列のフルネット局となる)であったものの、スポンサー等の関係でNBCも一部のフジテレビ系と日本テレビ系の番組を放送し、朝日新聞資本の関係で長崎文化放送開局までテレビ朝日系の番組も相当数放送していた。
- 上記のように、テレビは1県1波、ラジオは2県1波という全国的にも特殊な放送体系を採っている(同様の放送体系は、テレビを京都府、ラジオを京都府・滋賀県としている京都放送のみ)。
- 中波の民放ラジオ局がない佐賀県向けに、一部独自の番組が放送されている(→NBCラジオ佐賀の項を参照)。ラジオ佐賀については、通称と同名の現地法人が業務全般を行っており、現在佐賀に在籍する本社社員は、局長ら一部管理職・技術責任者(電波法令に基づく)のみとなっている。
- NBCラジオ佐賀の電波は、筑後地域まで届いており、福岡県の民放ラジオ局の電波が入りにくい所ではよく聴取されている。そのため、筑後地域向けの広報番組を過去に放送したことがあった。又、NBC本局の中継局が島原にあり、有明海を隔てて熊本県や、鹿児島県の一部地域でも聴取出来るため、エリア地域の人口は九州一であると推定されている。
- 長崎と言う土地柄、原爆、反核に関する報道について、敏感である。過去においても、原爆に関する「ドキュメンタリー番組」を数多く制作し発信し続けた。又、受賞歴も多い。
- また、長崎特有のお盆に精霊船が練り歩く精霊流しの特別番組を組む場合がある(ただし、録画放送で深夜帯に放送)。
- 長崎県の民放各社では、長崎くんちの開催期間には特別中継番組が組まれ、NBCもネット番組を中止して中継を行う(他局に比べて放送時間は長い)。
- 社屋は市役所の近くにあり、長崎駅にも近い。
- テレビ番組の自社制作は「あっ!ぷる」を中心としている。番組制作は関連会社に任せており、「あっ!ぷる」もその一つである。テレビ番組は「プロダクション・ナップ」が、ラジオ番組は2006年に発足した「NBCラジオ」社が、これに該当する。
- NBCという略称は、米国の放送局である「NBC(National Broadcasting Company)」も使用しているが、当然のことながら、一切関係はない。
- 長崎県のNHKを含む放送局の中では、長年企業ロゴデザインが変更されず現在に至る(同じ県内の放送局のNCCもNBCに次いで開局からロゴを変更せず使用している)。
本社・支社・放送局所在地
- 本社
- 長崎県長崎市上町1-35(郵便番号850-8650)
- 佐賀放送局(NBCラジオ佐賀)
- 佐賀県佐賀市本庄町1249(郵便番号840-0027)
- 佐世保支社
- 長崎県佐世保市松浦町2-21
- 東京支社
- 東京都中央区銀座8-9-16
- 大阪支社
- 大阪府大阪市北区堂島2-1-27
- 福岡支社
- 福岡県福岡市中央区天神4-1-18
佐世保支社と佐賀放送局
- 長崎県は1954年(昭和29)4月1日にラジオ佐世保(JOMF)の開局により、同一県内に2局のラジオ局が存在すると言う全国的に見ても珍しいケースとなっていた。その後、「1県1波」という郵政省の指導により同年10月にラジオ長崎とラジオ佐世保は合併した。従来のラジオ佐世保は「NBC佐世保放送局」となったが、コールサイン(JOMF)はテレビジョンは1990年代ごろまで、ラジオは現在もそのまま残っている。
- 市内浜田町にはテレビ・ラジオのスタジオを備えた3階建ての局舎も設置され、ニュース取材においても、近年までニュース番組では、佐世保局独自のニュースを放送するコーナーが存在した。また、NBCの親局としても中継局の設置の手間がかからず、経費面でプラスになった。CMにおいても長崎圏・佐世保圏の企業のバランスが良かった。
- しかし、2000年代後半になって先述のような全社的な経営の見直しや、放送設備の老朽化によって、浜田町の佐世保放送局の局舎は閉鎖・取り壊しとなり、現在の松浦町のオフィスビルに移転した。同時に「佐世保支社」へと機能を大幅に縮小し、局舎跡地は他社に売却されたようである。
- 一方、佐賀に拠点(佐賀放送局)がある理由は、たまたま以前は佐賀県に民間放送局が無かった(同県最初の民間放送会社サガテレビは1969年開局)事によるものである。佐賀県は福岡や熊本の民間放送局の電波が届くため、敢えて民放会社を立ち上げなくとも良いと考えられていた。NBCは長崎県と佐賀県が同じ肥前国であることに着目して中継局の設置を申請。受理されNBCラジオ佐賀の開局に及んだ。ラジオのJRN・NRNの佐賀県内のニュース取材はNBCラジオ佐賀が行うが、テレビのJNNの佐賀県内のニュース取材についてはRKB毎日放送が担当する。
沿革
- 1950年(昭和25年)2月 - 「社団法人長崎平和放送協会」東邦通信機鶴川社長が申請。
- 1950年(昭和25年)10月15日 - 長崎平和放送、ラジオ長崎合同発起人会
- 1951年(昭和26年)12月 - 予備免許
- 1952年(昭和27年)9月12日 - 長崎平和放送設立(後にラジオ長崎に変更)
- 1953年(昭和28年)3月1日 - 全国19番目の民間放送局としてラジオ長崎(JOUR)開局.(1320kc 500W) 九州では福岡のラジオ九州(現RKB毎日放送)に次ぐ2番目
- 1954年(昭和29年)4月1日 - ラジオ佐世保(JOMF)開局
- 1954年(昭和29年)5月1日 - ラジオ九州(RKB毎日放送)、ラジオ長崎、ラジオ佐世保でKNS協定発足
- 1954年(昭和29年)10月18日 - ラジオ佐世保と合併、長崎放送(NBC)に改名
- 1958年(昭和33年)8月1日 - 佐賀ラジオ放送局(JOUO、NBCラジオ佐賀)開局
- 1959年(昭和34年)1月1日 - 長崎テレビ放送局開局・テレビ放送開始(稲佐山) 九州ではラジオ九州(現RKB毎日放送)に次ぐ2番目
- : 放送会館完成までの間は、稲佐山送信所に設置されたマスター室・スタジオからテレビ放送を行っていた。
- 1962年(昭和37年)9月12日 - NBC放送会館完成(現社屋)
- 1964年(昭和39年)11月12日-米海軍原潜シードラゴンが佐世保に寄港の様子を全国に向けて生中継に成功。当日はNHKが中継回線を独占していた為、自営マイクロ7段中継をRKK(熊本放送)の協力により成功する。放送はRKKにより、JNN系列14局に送り出された。内外から絶賛される。
- 1966年(昭和41年)12月21日 - カラー放送開始
- 1967年(昭和42年)9月7日 - TBSと業務協定締結
- 1972年(昭和47年)2月29日 - NBC本社隣りにNBC別館完成(1988年にNBCソシアビルに名称変更)
- 1978年(昭和53年)2月6日 - ラジオマスター、2月13日にはテレビマスターを更新。APS導入
- 1981年(昭和56年)3月21日 - テレビ音声多重放送開始
- 1983年(昭和58年)11月10日 - TBSの人気テレビ番組「ザ・ベストテン」の放送300回を記念して、長崎市松山町に当時存在した市営ラグビー・サッカー場(市営球技場)から公開生放送を実施(当番組第1回目の公開生放送。以後岡山、静岡、鹿児島、北海道等と放送終了まで続いていった)。ファン1万5千人が集まる。主催者側整備員約600人を動員、警官約160人が出動。東京地区の視聴率は29.9%だった。当日のチャートは次のとおり:
- 1985年(昭和60年)4月17日 - ラジオ佐賀と長崎局でそれぞれ地域別のCM放映開始
- 1989年(平成元年)3月6日 - ラジオマスター更新
- 1989年(平成元年)6月22日 - テレビマスター更新。時刻が左上に表示されるようになる
- 1990年(平成2年)4月4日 - NBC本社を全面改装。ソシアビルと同色に統一
- 1991年(平成3年)7月23日 - NBC佐賀放送局舎改装
- 2006年(平成18年)5月22日 - デジタルマスターへ更新(NEC製)
- 2006年(平成18年)12月1日 - 地上デジタル放送開始
- 2008年(平成20年)3月1日 - 長崎ケーブルメディアのデジタルSTBでNBCラジオの放送開始(アナログ波の再送信・モノラル放送)
社史・記念誌
長崎放送では、以下の5冊を発行している。
- 長崎放送十年史(長崎放送 編) 1962年10月発行、227ページ。
- 長崎放送社史 昭和三十七年から昭和四十二年まで(長崎放送社史編さん係 編) 1968年6月発行、236ページ
- 長崎放送十年史の続編として発行。
- 長崎放送編年史 25周年(長崎放送 編) 1977年9月発行、135ページ。
- 長崎放送編年史 40周年(長崎放送 編) 1992年12月発行、277ページ。
- 長崎放送50年史(長崎放送 編集) 2002年9月発行、632ページ。
ラジオ
ラジオ周波数
- 長崎県
- 長崎 JOUR 1233kHz 5kW(長崎市唐八景)
- 佐世保 JOMF 1098kHz 1kW(佐世保市天神山・ラジオ佐世保時代からのコールサインを継続)
- 諫早/島原 1233kHz 100W
- 福江 1431kHz 1kW
- 平戸 1062kHz 100W(JOUEのコールサインを持っていたが廃止)
- 佐賀県
放送時間
5:00を1日の基点とする24時間放送。日曜深夜(月曜未明)1:00(終了)~4:00(開始)までメンテナンスで休止。
現在放送中の自社制作番組
- 平日
- ラジオ朝刊 平松誠四郎のおはようラジオ!(月~金6:30~8:40)
- ヒロさん・圭のきいてモーニング(月~水9:00~11:30)
- 塚田恵子のシャキッとモーニング(木・金9:00~11:30)
- 満腹ワイド ラジDONぶり(月~金12:00~15:49)
- 想い出の花束~あの日、あの時、あのメロディー~(月~金18:00~18:10)
- あの人この歌ああ人生(月19:10~19:30)
- 月の音色 (月19:30~21:00)
- 佐田玲子のレイコランドカフェ(月21:00~21:50)
- NBCゴールデンナイトゲーム(火~日18:30~21:50)
- 土曜日
- まちこさんと岡本くんの土曜はギューッと(土9:00~11:30))
- ラジDONサタデー 奥様と村山のドラマチックな昼下がり(土12:00~14:50)
- きかせられないラジオ(土16:00~16:30)
- ちょいと懐かし歌謡曲(土16:30~16:45)
- 金太郎のがまだせ!ラジオ(土22:00~22:30)
- 日曜日
- さわやか長崎 すこやか人生(日8:00~8:30)
- ツル亀らじお (日9:30~10:30)
- COCO de Music (日11:30~12:00)
- ラジオ番付!ミミソコ(日12:00~14:55)
- 音楽喫茶店ハマヤン(日16:00~16:30)
- 週刊さくら町書房(日18:00~18:15)
- (2005年度までに終了したもの)
- ラジオ朝いち!(月~金6:30~9:00)
- ごきげんワイド(月~金9:00~11:20 月~木 ヒロさんのきいてモーニング、金 よしこの聞いてモーニング)
- Campus Wave(土17:00~18:00)
- 竹内・阿部のどんどん土曜日(土9:00~12:00)
- ひろみの生でイキますっ!(土18:30~21:00)
- プレゼントアワー(日23:15~、放送時間は変更あり)
- 絵のない映画館
- 希望音楽会
- 午後の歌謡アルバム
- 長崎ものしり手帳
- ヒロさんのおまかせワイド
- 峰ちゃんのどんなモーニング
- ときめきワイド気ままにアーブ
- 川瀬隆史のそれいけ!電リクマン
- マイク&ユー
- さだまさしの好奇心倶楽部
- 青春真っ只中
- スイッチオン ヤングジャーナル
- わがままナイトHAPPY10
- 快刀乱麻本気塾
- バリうま!ラジオチップス
- (2006年度)
- 今日も朝からNBC!(月~金6:30~8:30)
- ヒロさん・圭のきいてモーニング(月~水8:30~11:15)
- 恵子のシャキッとモーニング(木・金8:30~11:15)
- 満腹ワイド ラジDONぶり(月~金12:00~15:49)
- 想い出の花束~あの日、あの時、あのメロディー~(月~金18:00~18:10)
- 月の音色(月19:30~21:00)
- ちょいと懐かし歌謡曲(土8:15~8:30)
- まちこさんと酒井くんの土曜はギューッと(土9:00~11:30)
- ラジDONサタデー 奥様と村山のドラマチックな昼下がり(土12:00~14:35)
- Talking under the tree(土18:30~19:00)
- 金太郎のがまだせ!ラジオ(土22:30~23:00)
- ツル亀らじお(日9:30~10:30)
- 日曜アナらじ(日12:00~13:00)
- COCO de Music(日16:00~17:00)
- 週刊キッズニュース(日18:00~18:20)
- スイッチ・オン!団塊ラジオ(日18:30~19:00)
テレビ
テレビネットワークの移り変わり
- 1959年1月1日 - 長崎県でテレビ放送開始(NBCラジオ佐賀は佐賀県でのテレビ免許を交付されないまま今日に至っている)。日本テレビ・ラジオ東京テレビとネットを組む。
- 1959年3月1日 - NET日本教育テレビ・この日開局のフジテレビともネットを組む。
- 1959年8月1日 - ニュースネットワークJNNに加盟。ニュースはラジオ東京テレビマストバイ、以外はフリーネットと定める。
- 1967年6月 - 民間放送教育協会に加盟。
- 1969年4月1日 - テレビ長崎(KTN)が開局。日本テレビ・フジテレビの番組が移行され同局と共有する事となる。
- 1975年3月31日 - ネットチェンジにより、JNN・TBS系列の大阪発の番組が朝日放送から毎日放送に変更(いわゆる腸捻転解消)。ただし、NET(現在のテレビ朝日)系に変更した朝日放送の大半の番組は、ひきつづき長崎放送で放送される。
- 全国的に、該当する一地域内の複数のテレビ局の間で番組交換が行われたが、NBCとKTNとの間で番組交換はあまり行われなかった。これはKTNがANN系列に加盟していなかったためである。
- 1984年4月1日 - この日をもって日本テレビ系列番組のゴールデンタイムでの放送を取りやめ、同時間帯の番組編成はJNN・TBS系列にほぼ統一(これまで放送していた日本テレビ系列のゴールデンタイムの番組のネットはKTNに移行している)。
- 1990年4月1日 - 長崎文化放送の開局によりテレビ朝日系列の番組(民教協制作分を除く)が姿を消す。
- 1991年4月1日 - 長崎国際テレビ(NIB)が予定より半年遅れて開局。これにより日本テレビの番組が姿を消す(ただし、「全国高校サッカー選手権大会」のみ1992年まで放送協力した。これはNIBが開局後準備できなかったための特別措置とされている。1993年以降はNIBに完全移行)。この日をもって、信越放送と同時にJNN・TBS系列マストバイ化完了。
1970・80年代(長崎県民放2局時代)の編成状況
ここではテレビ長崎(KTN)の開局(1969年4月)から長崎文化放送(NCC)の開局(1990年4月)までの約20年間の主にゴールデン・プライム枠の編成状況について列挙する。TBS系列局としては珍しく、報道関係の番組を除いてはクロスネット並み(事実上のトリプルネット状態)で、かなり柔軟なネットであった。
- 月曜日・水曜日
- TBS系の番組を同時ネット。
- 火曜日
- 1979年3月位までは火曜日19時台後半は「宇宙戦艦ヤマト」「新・巨人の星」など読売テレビ制作のアニメを遅れネットで放送していた(1979年4月から1984年3月までは土曜日19:00に日本テレビ系列にて同時ネット。「宇宙戦艦ヤマト2」は最終回のみ同時ネット)。これは1975年春までTBS系列ではローカルセールス枠としていたためである。木曜日19時台前半との交換で全国ネット枠になった後もしばらく読売テレビのアニメを放送していたため、「ぴったし カン・カン」については当初日曜18時からの遅れネットだった。1987年10月からは今度は19時台全体がローカルセールス枠となり、前半は朝日放送(ABC)制作(テレビ朝日系列)の番組を2日遅れで放送し(「地球大好き!大冒険!」の途中から「地球キャッチミー」の途中まで)、後半はテレビ東京制作の番組を放送していた(「ミスター味っ子」など)。NCC開局以降はTBSの「そこが知りたい」をネットするようになった。
- また火曜日22時台は、1987年秋まで長年TBS系列ではローカルセールス枠だったため、NET日本教育テレビ→テレビ朝日系列の番組を放送していた。テレ朝系列では21時台に放送されていた時代劇を1時間遅れで放送し、その後1983年春頃から「西部警察 PART-III」を皮切りに日曜20時台のドラマに変更し「痛快!婦警候補生やるっきゃないモン!」まで継続していた。1987年10月よりTBS系列で「JNNニュース22プライムタイム」(月~金曜放送)放送開始したために全国ネット枠となった。
- 木曜日
- 1975年春から1984年秋まではTBS系列の木曜日19時台前半はローカルセールス枠であったので、NET→テレビ朝日の「クイズタイムショック」を同時スポンサードネットしていた。「JNNニュースコープ」が放送時間が拡大した1984年秋から最終回までは時差ネット(日曜日の17時からの放送)となったが、スポンサードネットは継続していた。
- 金曜日
- 1984年春まで金曜日の19時から19時30分はTBS系の「クイズダービー」を遅れネットで放送し、(1976年4月~1984年3月まで、1976年1月の放送開始~1976年3月と1984年4月~最終回までは土曜日19時30分の同時ネット)。19時30分から21時までは、かつて同時間帯に放送されていたプロレス中継との関係で日本テレビ系列番組の放送を行い、その流れで「カックラキン大放送!!」や「太陽にほえろ!」なども放送した(1984年4月よりKTNへ移行し、両番組とも最終回まで放送)。そのためTBS系で1979年(昭和54年)から20時から放送された「3年B組金八先生」の第1シリーズは、3年後の1982年4月、土曜日の22時から放送された。同第2シリーズも第1シリーズ終了の翌週から続けて開始し、合わせて約1年間放送した。「1年B組新八先生」と「3年B組貫八先生」は未放送。(「2年B組仙八先生」は1983年4月頃から土曜日16:00位に1年間放送していた。)さらに、長渕剛主演の「家族ゲーム」もパート2のみの放送となった。なお、田村正和主演の「うちの子にかぎって」は1・2とも同時ネットしている。
- 当時の金曜日の19時30分から21時までの編成内容は他に北陸放送、信越放送や熊本県民テレビが開局する1982年4月以前の熊本放送も同じ内容であった。ちなみにRKKは水曜・金曜・日曜日の19時30分から21時までは日本テレビ系列番組を同時ネットしていた。1970年代は、上記以外(熊本放送・北陸放送などの当時民放2局地区のTBS系列)でも19時30分から21時までの時間帯はTBS系列ではなく日本テレビ系を同時ネットしていた局が多かった。
- 1977年9月2日(昭和52年)この日は、金曜日であり、19時30分から21時までは日テレ系列のナイター中継予定は無く(中継録画で、「11PM」(KTNがネット)で放送予定だったが)急遽放送されることになった。その当時巨人軍の王貞治選手(のちに福岡ソフトバンクホークスの監督を務める)のホームラン世界記録(756号)達成秒読み段階になっていた。当然NBCも自動的にネットした。しかし、新記録のホームランはなかなか出ないまま試合は長引き、日テレはニュースを挟み21時以降も中継をすることを決断した。NBCでは21時からは、TBS系列のドラマ赤いシリーズの5作目「赤い激流」をネットしていたため、完全中継はできなかった。21時から日テレ系列の番組をネットする放送局は、もうひとつの民放のKTN(1977年当時フジと日テレのクロスネットだった)である。20時55分のニュースを挟み中継を行った。おそらく、同一番組をライバル民放でリレー中継を行ったことは、全国的に見ても初めてで珍しい例だったのではないだろうか。結局、新記録は翌日のナイター中継の前に出ている。
- 土曜日
- 土曜日に関しても同様で、一時期最大19時から22時までは日本テレビ系の放送枠であった。
- TBS系で19時から放送の「まんが日本昔ばなし」は、1979年4月~1984年3月の間、日テレのプロ野球中継や特別番組との兼ね合いで、日曜日の夕方(18時→17時)から放送していた。19時30分からの「クイズダービー」も1976年3月~1984年3月の間金曜日19時からの時差ネットだった(前記以外の期間については両番組ともに同時ネット)。
- 1970年代のTBSの看板番組だった「8時だヨ!全員集合」は、JNN系列で長らくネットされなかったのは全国でNBCのみである。これはNBCテレビの開局当初(民放1局時代)から土曜20時台は日テレの同時ネット枠だったため。もう一つは長崎県内のPTA等の圧力が強く、長崎県内のPTAに配慮してネットしなかったという敏感な体質があったと見られる。また、日テレの巨人戦中継に当時のNBCが魅力を感じていたことも容易に想像できる。「8時だヨ!全員集合」のネットを開始したのは番組が終了する1年半前の1984年(昭和59年)4月からで、当時のTBS系列25局では最後であった。諫早市や島原市など一部地域では、熊本放送またはRKB毎日放送で「8時だョ!全員集合」を見ることができた。
- ただし、日テレの土曜20時台では一時期「全日本プロレス中継」を放送していた。同番組も「8時だヨ!全員集合」同様俗悪番組としてPTAの槍玉に挙げられていたため、先述の長崎県内PTA配慮説は信憑性が低いと思われるが、かつては日本プロレス中興の祖と言われる力道山が長崎県出身と公表されており、その力道山の弟子であるジャイアント馬場が当時全日本プロレス興業を率いていたため、その流れで旧日本プロレス中継からネットワークを継続した、とも考えられる。なお、NBCは同様に力道山の弟子であるアントニオ猪木率いる新日本プロレスの中継、NET→テレビ朝日「ワールドプロレスリング」も週末の(日曜日→土曜日)夕方17時台に時差ネットしていた。
- 21時台では、日テレのグランド劇場を同時ネットしていたため、TBS系列で同時間帯に放送されていた「Gメン75」などは半年から1年後に土曜日の夕方から放送された(ただし、「Gメン75」は編成上の都合で途中で打ち切っており、最終回スペシャルを除き、残りの未放送部分については、2010年6月現在に至るまで放送されていない)。1983年4月になってTBSの「ザ・サスペンス」のネットに踏み切り、それまで放送されていた日テレのドラマ「あんちゃん」を途中で打ち切り、残り分はKTNで後日放送された。
- 「24時間テレビ 「愛は地球を救う」」の第1-4、6回については、土曜日分をNBCが、日曜日分をKTNが担当し、全国で唯一リレー放送をしていた(第7回よりKTNのみネットするようになり、KTNがNNN系列を脱退した翌年(1991年)から現在までは長崎県でのNNN/NNS系列であるNIBがネットしている)。
- 日曜日
- 1990年のNCC開局までテレビ朝日の「土曜ワイド劇場」を「NBCワイド劇場」と改題した上で、「すばらしき仲間」のあと日曜日の22時30分から遅れネットで放送していた。そのあと24時25分ごろから「歌う天気予報」を放送して、そのあと静止画4枚(ブルーバック2枚とイラスト2枚)にアナウンスを流し一日の放送が終了していた。遅くとも1983年ごろまでこの態勢だったため、それまで日曜日の「JNNニュースデスク」はネットされなかった。やがて「NBCワイド劇場」の後の24時20分から録画放送されるようになり、追って「JNNスポーツチャンネル」もネットするため、24時50分からの放送となった。
テレビチャンネル
アナログ放送
- 長崎 JOUR-TV 5ch(稲佐山)
- 佐世保 10ch(烏帽子岳)
- かつてJOMF-TVのコールサインが与えられていたが廃止。
- 諫早 49ch→62ch(五家原岳、アナ→アナ変換によるチャンネル変更)
- 島原 62ch
- 平戸 4ch
- 五島 6ch
- 対馬 9ch
この他にも、県内に約130の中継局がある。(長崎県は山地・離島等の複雑な地形により県内の世帯をカバーするためにも他の都道府県より多くの中継局を設けなければならない事情もある。他の長崎県の放送局はNHK・KTNともほぼ同数、NCC・NIBといった平成新局は開局後のバブル崩壊等により中継局数は老舗局に比べると少ない。
デジタル放送
- コールサイン:JOUR-DTV
- 呼出名称:NBCながさきデジタルテレビジョン
- リモコンキーID:【3】thumb|right|200px|JNN系列のリモコンキーID地図
- JNN系のリモコンIDは原則、TBSテレビ・IBC岩手放送・北陸放送(MRO)のアナログ親局と同じ「6」であるが、NBCのリモコンキーIDは当初は北海道放送(HBC)・東北放送(TBC)・南日本放送(MBC)と同じ「1」を希望していたことから「3」となった。長崎県では他系列を含め「6」をアナログ親局やリモコンIDに使用される局は存在しない。在崎6波で唯一標準のリモコンキーIDを使わない。
- 本局がアナログ親局で使われていた「5」は在崎民放ではANN系列の長崎文化放送(NCC)がリモコンIDに使用している。JNN系列でアナログ親局5chを使う局のうち、大分放送(OBS)のリモコンIDは本局と同じ「3」、中部日本放送(CBC)はアナログ親局と同じ「5」を使用され、新潟放送(BSN)はキー局に合わせて「6」が使用されている<ref>(新潟県と大分県ではANN系列の新潟テレビ21(UX)と大分朝日放送(OAB)がそれぞれリモコンID「5」を使用。なお、中京広域圏のANN系列局である名古屋テレビ放送(メ~テレ)のリモコンIDはANN系列準キー局の朝日放送(ABC)に合わせて「6」を使用している)</ref>。
- JNN系でリモコンID「3」は本局、大分放送の他に中国放送(RCC)、テレビ山口(tys)、熊本放送(RKK)、琉球放送(RBC)も使用される。
- 長崎 14ch 1kW 送信機はNEC製(稲佐山、NCC・NIBのアナログ送信所にKTN・NCC・NIBと共同で設置)
- 佐世保 22ch 1kW 送信機はNEC製(烏帽子岳、NCC・NIBのアナログ送信所に・NCC・NIBと共同で設置)
- 諫早 23ch 10W(五家原岳)
- 南串山 14ch 3W (彦山)
- 島原 23ch 3W (眉山)
- 南有馬 14ch 3W (上ノ原)
- 平戸 39ch 3W (鞍掛山)
- 福江 24ch 10W (八本木山)
- 松浦 31ch 3W (城山)
- 大瀬戸 14ch 3W (遠見山)
- 有川 45ch 1W (矢倉岳)
- 郷ノ浦 61ch 30W (岳ノ辻)
- 厳原 28ch 30W (権現山)
- ※時刻の切り替わり方は、アナログ放送・デジタル放送共「クロスカット」である(ただし、デジタル放送では、2秒程早く切り替えて送出している)。
- ※なお、ワンセグでは、終日時刻出しを行っていない。
放送時間
24時間放送は実施せず。開始・終了の時刻はその時々に応じて変更。
現在放送中の番組
自社制作番組
- 報道センターNBC(ニュース 月~金18:15~18:50、土18:50~18:55、日17:50~18:00)
- あっ!ぷる(情報バラエティ 月~金9:55~10:50)
- 情報ぴかっぷμ(日10:30~11:00)
- コクラヤテレビギャラリー(土18:50~18:55)
- NBCニュース&天気(月~木23:45~23:50、金24:15~24:20その他)
- ときめきバザール(不定期放送・放送時間は水曜19:00~19:56)<ref>「ときめきバザール」放送時、「時短生活ガイドSHOWは休止となる</ref>
JNN系列番組 (九州・沖縄・山口各県)向けの番組
番組はJNN西部ブロック(九州・沖縄・山口各県)向けの番組としてRKB毎日放送を幹事社とする共同制作</br> NBCが制作協力している番組を掲載、その他の番組はRKBテレビ# 番組を参照
JNN系列番組 (全国ネット分除く)
- TBS制作番組
- みのもんたの朝ズバッ!(月~金 5:30~5:55)
- G.I.ゴロー(月 23:50~24:20、同時ネット)
- けいおん!! (月 24:50~25:20)
- 爆!爆!爆笑問題(水 23:50~24:20、同時ネット)
- 笑撃!ワンフレーズ(木 23:50~24:20)
- マルさまぁ〜ず(木 24:20~24:50)
- 王様のブランチ(土 9:30~11:45、前半部のみ同時ネット)
- 毎日放送制作番組
- 三代目明智小五郎〜今日も明智が殺される〜(火 23:50~24:20)
- よしもと新喜劇(日 13:00~13:55)
- 中部日本放送制作番組
- ノブナガ(水 24:20~25:20)
他系列番組
- テレビ東京系列
- サブちゃんと歌仲間(日曜 5:45~6:15)
- レディス4(月~金 16:00~16:45、同時ネット)
- やりすぎコージー(火 24:20~25:15)
- 和風総本家(土曜 16:00~16:54 - テレビ大阪製作)
- きらきらアフロ(土曜 17:00~17:30 - テレビ大阪制作)
- イナズマイレブン(金曜 14:55〜15:25)
- ポケモン☆サンデー(土曜 6:00〜6:30)※但しポケットモンスター ダイヤモンド&パールは長崎国際テレビで放送
- 民教協共同制作(通常のテレビネットワークとは無関係の組織)
- その他
- MUSIC B.B.(月 24:20~24:50)
- ジャパネットたかたテレビショッピング(金 5:00~5:30・日 24:50~25:20)
過去に放送した番組
自社制作番組
- NBCニュース6(報道センターNBCの前番組。1976年4月5日~1990年3月)
- UPるトゥディ
- NBCほっとポテト
- えぷろん9:30
- ばってんチャンネルえぷろん
- 長崎歌謡祭(本田美奈子.らを輩出)
- 週刊ブーメラン
- とっとっとテレビ
- テレビニュータウン
- ダントツ潮流
ネット番組
- 日本テレビ系列
- (カックラキンと太陽にほえろ!は1984年4月に同時ネットのままKTNへ移行)
- 全日本プロレス中継(1984年頃にKTNへ移行)
- 土曜グランド劇場(1983年4月頃にKTNへ移行)
- 日産スター劇場
- 24時間テレビ 「愛は地球を救う」
- (第1回~6回、土曜日の夜から日曜日の早朝まで放送。第5回は不参加。ちなみに日曜日の早朝から夜のエンディングまではKTNにリレー放送した。これは番組スポンサーの都合によるものと、土曜日夜のKTNの編成が主としてフジテレビ系中心だったことへの配慮と考えられる)
- 全日本歌謡選手権(よみうりテレビ制作)
- 全国高等学校サッカー選手権大会(NIB開局後の1年間はネット)
- ごちそうさま(14:15から時差放送。『おもいッきりテレビ』に内包された後(14:00から)も1年間続いたが打ち切り。1991年4月に開局したNIBで長崎県へのネットが復活し最終回まで放送)
- おしゃれ→三枝成章の気まぐれ(14:00から時差放送。『オシャレ30・30』からKTNへ移行。『おもいッきりテレビ』の1コーナー『昼下がりのカルチャー』(14:15から)も1年間放送)
- ルックルックこんにちは(9:30から時差放送。1980年代前半に打ち切り。1991年4月に開局したNIBで長崎県へのネットが復活し最終回まで放送)
- お笑いマンガ道場(中京テレビ制作、初期のみ、1980年代後半にKTNへ移行)
- 日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行(初期のみ、KTN開局でKTNへ移行)
- 健康増進時代(日本医師会提供。初期のみ、1970年4月にKTNへ移行) ほか
- テレビ朝日系列
- ※の番組はNCCへ移行。
- モーニングショー※
- 平日正午の枠(1968年ネット開始。15時→14時から時差ネット)※
- 象印スターものまね大合戦→象印クイズ ヒントでピント(1週遅れで日曜日10時→10時30分→17時から放送)※
- クイズタイムショック
- 日曜洋画劇場(ただし『ゴールデン映画劇場』として土曜夜に1ヶ月遅れで放送)※
- 八木治郎ショー(毎日放送制作、腸捻転解消前)
- 新婚さんいらっしゃい!(ABC制作、腸捻転解消前から。解消後は土曜日正午からの放送)※
- 必殺シリーズ(ABC制作、腸捻転解消前から。ただし解消前から半年遅れの深夜に異時ネット)※
- おはようワイド・土曜の朝に(ABC制作、1980年9月で打ち切り)
- ザ・ハングマン(ABC制作)
- 徹子の部屋※
- 明日の経営戦略
- 欽ちゃんのどこまでやるの!?(土曜日12時30分から遅れネット)
- ビートたけしのスポーツ大将(土曜日午後16時に遅れネットで放送)
- ポーラ名作劇場
- ナショナルゴールデン劇場
- 火曜21時枠時代劇(22時から時差ネット)
- 水曜21時枠時代劇
- 土曜映画劇場(~1977年6月。日曜22:30から1日遅れで放送)
- 土曜ワイド劇場(ただし『NBCワイド劇場』として日曜22:30から1日遅れで放送)※
- 非情のライセンスなどの木曜22時枠(土曜22時から2日遅れで放送。『JNN報道特集』開始に伴い、ネット打ち切り)
- 特別機動捜査隊→特捜最前線(ただし約半年遅れの深夜に異時ネット)
- 西部警察(ただしPART1&2は約半年遅れの深夜に、PART3は火曜夜10時に異時ネット。再放送はNCCで放送)
- はぐれ刑事純情派※
- さすらい刑事旅情編※
- ドラえもん ※(土曜朝7時→月曜夕方16時50分ごろから遅れネット。日本テレビ版 はKTNで放送)
- はいからさんが通る→おはよう!スパンク→レディジョージィ(ABC制作)
- メイプルタウン物語→新メイプルタウン物語 パームタウン編→ビックリマン→新ビックリマン※(ABC制作)
- 暴れん坊将軍※
- 遠山の金さん捕物帳
- 賞金稼ぎ
- 遠山の金さん
- 名奉行 遠山の金さん※
- 素浪人 月影兵庫(近衛十四郎主演)
- 素浪人 花山大吉
- ワールドプロレスリング※
- 仮面ライダーシリーズ(毎日放送制作、腸捻転解消後も放送【ここではNET(現・テレビ朝日)系で放送していた時代を表記する】)
- (仮面ライダーアマゾンは未放送、後年NCCで放送された。仮面ライダーストロンガーからのMBS制作分は全作ネット)
- スーパー戦隊シリーズ ※(金曜夕方17時20分頃に遅れネット)
- 昭和54年に機動戦士ガンダム、平成初期に機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムΖΖが土曜日の昼間に放送。ちなみにガンダムSEED以降のガンダムシリーズはMBS制作で同時ネット。
- 聖闘士星矢
- がんばれ!!ロボコン
- イナズマン
- レインボーマン
- ダイヤモンドアイ
- アパッチ野球軍
- デビルマン
- コンバトラーV
- 月曜19時台前半アニメ枠
- 海賊王子→魔法使いサリー(2代目は※)→ひみつのアッコちゃん(第1シリーズ)→魔法のマコちゃん→さるとびエッちゃん→魔法使いチャッピー→バビル2世→ミラクル少女リミットちゃん→魔女っ子メグちゃん
- 朝日新聞ニュース→朝日フラッシュニュース
- あばれはっちゃくシリーズ ほか
- テレビ東京系列
- ヒカルの碁
- 炎の闘球児 ドッジ弾平
- 愛の貧乏脱出大作戦
- 鬼神童子ZENKI
- 神経質バラエティー 心配さん
- たけしの誰でもピカソ(木曜 24:30~25:25)
- ロンブーの怪傑!トリックスター(日曜 24:30~25:00)
- BLUE DRAGON(日曜 10:30~11:00)
- 怒りオヤジ3(火曜 24:25~25:05)
- 田舎に泊まろう!(土曜 16:00~16:54)
- フジテレビ系列
- スター千一夜(初期のみ、途中KTNに移行)
- 世界名作劇場(一時期のみ、1975年春にKTNに移行)
- ズバリ!当てましょう(一時期のみ、途中KTNに移行)
- 銭形平次(大川橋蔵主演)
- 三匹の侍
- 忍者部隊月光
- 鉄腕アトム(モノクロ)ほか
オープニング・クロージング
開局~1970年代
- オープニング
- 「JOUR-TVこちらは長崎放送テレビジョンです。今日もNBCテレビでお楽しみください。」というアナウンスで終わる質素なOP。
- クロージング
- 「JOUR-TV こちらは長崎放送テレビジョンです。明日もNBCテレビでお楽しみください。」というアナウンスで終了する質素なED。
1980年代~2006年5月21日
- オープニング
- モーツァルトの協奏曲(ペールギュント第一楽章「朝」(グリーグ)など別の曲を使用していた時期あり)をバックに夜明け直前の有明海での漁猟の画面と共に中継局ロールが流れる。なお、中継局の増設などで、数年に一回映像を撮りなおしていたようである。
- クロージング
- ①グリーンバックに「JOUR-TV、JOMF-TV」のやや強い口調の女性アナウンサーのコールと共に「JOUR-TV NBC長崎テレビジョン 5チャンネル」と「JOMF-TV NBC佐世保テレビジョン 10チャンネル」というふうに長崎本局と佐世保局のチャンネル数と周波数が映し出され(※1)、
- ②「こちらは長崎放送テレビジョンです。」のコールと共に同じくグリーンバックに「NBC 長崎放送テレビジョン」の文字が映し出される。
- ③最後に「明日もNBCの番組でお楽しみください。」のコールと共に子供画風の月にウサギと星とロケットの絵とアナウンスコールの文字が入った画面(※2)が映し出される。この間音楽も流れず、わずか15秒で終了するというかなりシンプルかつ寂しい感じのクロージングである。
- ※1 アナウンサーは時期によって異なる。また、佐世保テレビジョンのコールサインが廃止された後は「JOUR-TV」のコールと長崎本局のチャンネル数と周波数のみが映し出された。
- ※2 過去にはグリーンバックの後に2つの家がぽつんとあるだけの1枚絵のバージョンがあった。
2006年5月22日以降
デジタルマスター更新によってオープニング・クロージングを刷新。南蛮君をメインにしたアニメーションへと変更された。
- オープニング
- 南蛮君(3人組)が体操をしている間に右側に中継局のロールが流れる。アナログとデジタルとではコールサイン、中継局ロールのほかアニメーションに若干の差異がある。デジタル版はハイビジョン放送。
- クロージング
- DE DE MOUSEの『baby's star jam』という曲に乗せて南蛮君が帆船をモチーフにした宇宙船から長崎へ帰還するという設定のアニメーション。満月の中にNBCのロゴが入り「おやすみなさい」の文字が浮かび上がって終了。コールサインおよびナレーションはない。デジタル・アナログ共通。
アナウンサー
- 男性
- 永松英信(2008年に定年を延長したか、専属契約を結んだ模様)
- 林田繁和(1991年)
- 村山仁志(1992年)
- 大倉聡(2005年、瀬戸内海放送より移籍)
- 安井成行(2007年、さくらんぼテレビジョンより移籍)
- 國枝政晃(2009年)
- 女性
- リポーター・パーソナリティ
- テレビ番組「あっ!ぷる」に出演
- 垣内青那
- 石井かなえ
- 織田奈津子
- 電波チラシ(夢彩都からの買物情報を中継)
- 幸さえこ
- 谷口亜純
- 蒔田千鶴
- テレビ番組で活躍
- 定島由加子
- 中村梓乃
- ラジオ番組で活躍
- ラジオカー「スキッピー」担当
(長崎県内を中心に活躍中)
- 高岡美音子(たか・・・スキッピー3年目)
- 深松のぞみ(のん・・・スキッピー3年目)
- 山口朋子(とも・・・スキッピー2年目)
- 久保田葵(あおい・・・スキッピー1年目)
フリー、専属含む。主に佐賀にて活動中のパーソナリティはNBCラジオ佐賀参照
かつては佐賀ラジオ局(3名)とあわせて20名前後が在籍していたが、収益悪化による経営見直しで子会社への移籍や退職者の不補充(2002年ごろまで)、他の部署への配置転換、更には一部アナウンサーの有期契約化などを進めた結果、竹内淳アナウンサーの退職により遂に総数が1桁となった。なお、佐賀ラジオ局のアナウンサーは、20世紀のうちに佐賀の現地法人(現在のNBCラジオ佐賀)に移籍となった。
在籍経験者
他部署への異動者
かつての在籍者 男性
- 二谷英明(現在は俳優)
- 1954年ラジオ佐世保開局当時、放送記者として入社。間もなくアナウンサーに転じたが、1956年に退社し日活に入社。局アナが俳優となったはしりである。長崎放送の始末書第一号でもある。
- 植本浩之
- 加地良光(現TVQ九州放送アナウンサー)
- 川瀬隆史(現長崎ケーブルメディア社長)
- 酒井俊幸(NBCラジオ佐賀採用→現在はサガテレビ契約アナウンサー)
- 鈴木裕士(退社後、東日本放送に入社。ディレクターとして在籍)
- 竹内淳(2007年、大学院入学のため退職)
- 田中宏之(現在はフリーアナウンサー)
- 2003年NBCを定年退職。NBCラジオ朝ワイドの生みの親とされ、退職後も引き続きヒロさん・圭の聞いてモーニングパーソナリティを継続中。
かつての在籍者 女性
- 現在はフリーアナウンサー。
マスコットキャラクター
- 南蛮君(ナンナン、バンバン、ジンジンの3人)
- キキドキちゃん、ごーまる(NBCラジオ佐賀のオリジナルマスコット。326が製作)
備考
- さだまさしはグレープ解散後、同局のディレクターの採用試験を受けたことがある。またグレープのデビューライブ・ソロ初コンサートの会場として、隣接するNBCビデオホールを使用。
- 長崎の民放第1局だが、長崎新聞との関係はそれほど深くはない(長崎新聞は長崎文化放送に出資)。また、全国紙の毎日新聞・朝日新聞とも関係があるが、新聞系列はむしろ無いといってよいだろう。
- NBCの筆頭株主であるマルハは、かつてプロ野球球団横浜ベイスターズの親会社だったが、現在の同球団の親会社はNBCのキー局・TBSテレビを傘下に持つ放送持株会社『東京放送ホールディングス』である。
- 昭和29年にNBCとなって以来、ブランド・ロゴマークの変更を一切行っていない。これはTBS系列では最も古い部類に入る。
- かつて全国高等学校サッカー選手権大会が県単位の代表でなかった頃、東九州代表決定戦をラジオ・テレビ共に中継しており、テレビを福岡放送にネットすることで佐賀県全県で視聴できるようにしていた。このためラジオ佐賀でも福岡放送での視聴を呼びかけていたが、福岡放送側で直前の福岡県大会の決勝が延びたため佐賀県大会の中継が遅れ、視聴者の怒りが長崎放送に向かったことから、福岡放送とトラブルになったことがある(『メディアのしくみ』明石書店)。
- 2006年(平成18年)に組織再編を実施。ラジオ制作の業務を子会社に移した。特にラジオ佐賀に関しては、従来からあった制作子会社の社名を局の通称名に改称した上で、制作のみならず現場業務を行う社員全員がこの子会社に移籍。これらの動きは、全国のテレビ・ラジオ兼営局に広がりつつあるラジオ分社化の流れの一部とみられる。ただし、放送局の免許はNBC本体が引き続き保有している。
- 民放4局以上の地域で唯一『ウルトラマンメビウス』および平成ウルトラマンシリーズのルーツとされる作品『電光超人グリッドマン』を放映しなかった。皮肉にも、NBCの筆頭株主であるマルハ(現:マルハニチロ水産)は、かつては『ザ☆ウルトラマン』・『ウルトラマン80』等ウルトラマンシリーズの番組スポンサーに名を連ねた事がある他、マーチャンダイジングにも参加して魚肉ソーセージ等のタイアップ商品を発売していた。それらは全国ネット番組だったので当然NBCでも放送されていた。
- 1970年にニッポン放送のオールナイトニッポンをネット開始。他の地方局と比べて割と早い時期からネットを開始している。
- 大晦日の『CDTVスペシャル 年越しプレミアライブ』では、かつては1時で飛び降りることが多かったが、2006-2007以降はフルネットで放送している。
- ラジオにおけるナイター中継(『NBCゴールデンナイトゲーム』)は、火曜日から日曜日まですべて18時30分から放送開始である。提供読みは、NBCアナウンサーが行い、途中経過を案内する。OPは『コバルトの空』である。なお、デーゲームや月曜日のナイトゲームは、一切中継放送を行わない。放送期間は9月いっぱいで終了。日本シリーズは特別枠で放送する。近年、福岡ソフトバンクホークスのナイター中継が主に成りつつある。
- 2007年からは、将来のJリーグ参入を狙うV・ファーレン長崎(日本フットボールリーグ所属)のホームゲーム(7試合)を全試合ラジオで生中継している。
- 深夜アニメに関しては『ちっちゃな雪使いシュガー』が2001年の12月17日の深夜に放送されただけであり、『コードギアス 反逆のルルーシュ(第1期)』(以下コードギアス(第一期))などといった人気作品も全く放送しない傾向であったが、2009年10月から『マクロスF』の放送を開始した。
- ドラマについては他の民放では割と放送されている韓国・台湾制作のドラマはほとんど放送されないが、アメリカ製の連続ドラマは深夜に2話連続で放送されることがある。2時間ドラマもゴールデン帯のネットセールス以外はテレビ東京制作のドラマを放送する場合が多く、TBS制作の中高生向きのドラマは人気の高い作品については、リクエストに応じて土日に集中放送される場合がある。
- NBCを含む長崎県内の放送局でローカルセールス扱いの特撮や深夜アニメの放送が少ない背景として、地元・長崎県の企業であるジャパネットたかたの制作・放送枠買取によるテレビショッピング番組を編成する関係上、特撮やアニメに適当な放送枠が確保できないためという事情も推定されている。
- 北京オリンピック大会初日である2008年8月9日はJNN系列で11:00から17:30まで中継していたが、当日は長崎原爆犠牲者平和祈念式典の模様を中継する特別番組を毎年編成しているため、NBCのみ13:00からの飛び乗り放送となった。なお同時放送されなかった11:00からの2時間分については深夜(25:09~)に録画放送され、通常の全国ネット番組『COUNT DOWN TV』は当日放送分はネットされなかった。
- 他のJNN系列局の編成
- 10:00 アスリートの親子の絆物語
- 10:50 JNNニュース
- 11:00 北京オリンピック2008
- NBCテレビの編成
- 10:00 今日も旅びより
- 10:25 佐世保市政だより
- 10:30 長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典
- 10:50~11:00 JNNニュース(その後記念式典中継を再開)
- 12:00 NBCドキュメンタリー選
- 12:54 NBCニュース
- 13:00 北京オリンピック2008
- 長崎大水害
- 1982年7月23日長崎大水害においては、NBCラジオは20時15分に第一報を放送したあと、20時30分より全面的に災害放送へ移行し、ニッポン放送『オールナイトニッポン』のネットをはじめ通常番組を中止して、安否情報を流し続けた。
- 一方NBCテレビは、20時55分からの『JNNフラッシュニュース』は全面的にローカルニュースに差し替えたが、21時からは、通常通りJNNネット番組(『金曜ミステリー劇場・のぶ子の災難』)を放送した。しかし21時55分にはテレビ放送も全面的に災害放送へ移行し、通常22時から放送予定のJNNネット番組で、当時人気のあった『金曜ドラマ・淋しいのはお前だけじゃない』を途中で打ち切って後日放送のため、同時録画を開始した。この件に関しては、TBS(当時の東京放送)に対しては事後連絡であった。TBSは未曾有の災害であるとして、これを認めた。なお、災害放送は、未曾有の規模の災害であることが判明するにつれ、NBCは系列局に応援取材を要請。東京・TBSの報道局スタッフは空路と船を乗り継いで長崎に入り、福岡・RKB毎日放送の報道記者たちは、ヘリコプターを飛ばすなどして陸路とともに長崎に入った。なお、RKBのヘリコプターは未曾有の災害の生々しい映像を、民放の取材放送局としては最初に全国に放送した。同時ネットが見送られた『淋しいのはお前だけじゃない』については、7月23日の深夜、あるいは7月30日の夕方に放送された模様だが、実際のところは定かではない。恐らく、連続ドラマであったため、30日の次回放送に支障がないように放送されたことは言うまでもないだろう。
- また、同年8月21・22日に行われる日本テレビ『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』については、NBCはその年の参加を取りやめ、8月21日の日テレ発の19時~22時のネット枠は当時長崎では未放送だった『木曜ゴールデンドラマ』での放映作品と長崎大水害に関するドキュメンタリー番組に差し替えた(ライバル局のKTNは通常どおり参加)。
- 月曜から金曜は九州・沖縄地区で唯一、17時45分からの飛び乗り放送となっている。
長崎県の放送局
- NHK長崎放送局
- テレビ長崎(KTN・フジテレビ系列)
- 長崎文化放送(NCC・テレビ朝日系列)
- 長崎国際テレビ(NIB・日本テレビ系列)
- エフエム長崎(fm nagasaki・TOKYO FMのJFN系列)
佐賀県の放送局
外部リンク
脚注
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