近江鉄道
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Template:基礎情報 会社 近江鉄道株式会社(おうみてつどう)は、滋賀県東部で鉄道事業とバス事業を中核として営む鉄道会社である。
目次 |
概要
滋賀県下では最古の私鉄。地元では「ガチャコン電車」と呼ばれて親しまれ、現在では比較的若い世代を中心に「ガチャ」の愛称で呼ばれている。
戦後一貫して西武グループの会社であることから、電車は元西武401系電車など西武鉄道の中古車両を種車とする改造車両を主力とし、バスと一部の鉄道車両には西武鉄道系列の企業らしくライオンズカラーやレオマークが施されている。
近畿地方の公共交通機関が多く加盟しているスルッとKANSAIには加盟していないため、近江鉄道の鉄道・バスの全区間でスルッとKANSAI対応カードやPiTaPaは利用できない。
2010年3月までの旧本社社屋は元々彦根市立東中学校だった建物(木造校舎)を使っていた。
略称について
thumb|150px|「近鉄」と表記された踏切(彦根市芹川町) 近江鉄道はかつて「近鉄」と呼ばれていた。読み方は当初は「おうてつ」で、後に「きんてつ」となった。
今日「近鉄」というと近畿日本鉄道およびそのグループ会社を指すのが一般的だが、近江鉄道を「近鉄」と呼ぶ方が歴史は古い。近畿日本鉄道は1944年の発足後しばらくは「近鉄」ではなく「近日」を略称としており、社名を冠した駅名でも1970年までは「近鉄○○駅」ではなく「近畿日本○○駅」を公式名称としていた。
現在でも地元の一部の(主に年配の)人は近江鉄道を「おうてつ」または「きんてつ」と呼ぶことがある。また、昭和60年代ごろまでは彦根駅の乗り場に近鉄のりばの看板が掲示されていた。
歴史
1889年の東海道本線開業時に、後の近江鉄道本線にあたる湖東線を私鉄で建設する計画が立てられたが、長らく許可されず、東海道本線の彦根駅と関西鉄道の深川駅(現甲南駅)を結ぶ鉄道として出願された計画が免許され、1896年に設立された鉄道会社が近江鉄道である。彦根 - 愛知川間が1898年に開業し、1900年に彦根 - 貴生川(当初の計画から変更)間が開通した。
後に電化のため、電力会社の宇治川電気(関西電力の前身の一つ)の系列に入ったが、その後太平洋戦争中の電力統制政策に伴い宇治川電気は鉄道事業を手放し、1943年地元滋賀県出身の堤康次郎率いる箱根土地(後のコクド、現在のプリンスホテル)の経営傘下に入った。
1944年に八日市鉄道を合併して八日市線としたが、その一部である新八日市 - 御園間(御園線または飛行場線とも呼ばれた)は1948年に休止され、1964年に廃止された。
沿革
- 1896年(明治29年)6月16日 近江鉄道株式会社設立。
- 1898年(明治31年)6月11日 彦根 - 愛知川間が開業。
- 1900年(明治33年)12月28日 彦根 - 貴生川間が開通。
- 1914年(大正3年)3月8日 多賀線が開業。
- 1926年(大正15年)10月1日 宇治川電気の系列となる。
- 1931年(昭和6年)3月15日 米原 - 彦根間が開業し本線が全通する。
- 1943年(昭和18年)5月10日 箱根土地の経営傘下となる。
- 1944年(昭和19年)3月1日 八日市鉄道株式会社を合併。八日市線となる。
- 1944年(昭和19年)12月 タクシー事業の開始。
- 1948年(昭和23年)8月1日 新八日市 - 御園間休止。1964年(昭和39年)に廃止。
- 1964年(昭和39年)11月 宅地分譲(八日市)不動産事業の開始。
- 1972年(昭和47年)9月 観光、開発、不動産事業を近江開発株式会社に営業譲渡。
- 1973年(昭和48年)4月 永源寺町(現:東近江市)に国民宿舎もみじ荘開業。
- 1973年(昭和48年)6月 バス、貸切バス事業を近江バス株式会社に営業譲渡。
- 1975年(昭和50年)6月 ハイヤー部門を長浜近江タクシー株式会社他、6社に営業譲渡。
- 1983年(昭和58年)4月 近江観光株式会社を合併。
- 1986年(昭和61年)4月1日 八日市 - 貴生川間にレールバスLE-10形導入。
- 1986年(昭和61年)4月 近江バス株式会社を合併。
- 1988年(昭和63年)3月12日 貨物営業を全廃。
- 1993年(平成5年)3月 国民宿舎もみじ荘閉鎖。
- 1996年(平成8年) レールバス廃止。
- 1998年(平成10年)6月13日 八日市線の快速で700系電車「あかね号」運転開始。
- 2002年(平成14年)3月23日 本線・多賀線で自転車を車内に持ち込めるサイクルトレイン運行開始。5月から通年運行に。
- 2010年(平成22年)3月19日 彦根市古沢町に本社ビルを竣工<ref>近江鉄道:新本社ビル完成--彦根 /滋賀 - 毎日jp(毎日新聞)、2010年3月20日。</ref>。
鉄道事業
以下の3つの路線を営業しており、全線で電気運転となっている。電車はワンマン運転で、単行(1両)あるいは2両編成で運行している。
かつては電力費節減を目的にレールバス(気動車)も使用していたが、コスト節減効果が思った程大きくなく、通勤時の混雑対処困難や、あまりの軽量で踏切が正常に作動しないなど小型車故の弊害の方が目立ったため、導入から10年で使用を断念した。
かつて東海道新幹線の建設に際し、自社路線との並行区間で鈴鹿山脈の眺望が遮られるという名目で国鉄に交渉し、補償金を得たという逸話が伝えられているが、真相は異なる。詳しくは近江鉄道本線を参照のこと。
主要駅である近江八幡駅や八日市駅でも1日の乗車人員は2005年度でそれぞれ2312人、2023人<ref>図で見る滋賀県の姿2007(滋賀県総務部統計課)</ref>と3000人にも満たない。そのため赤字がでており、東近江市をはじめ沿線自治体が全額負担している。
路線
現有路線
廃止路線
未成線
車両
現有車両
- 電車
- 電気機関車
- 貨車
- ワ34形
- ワ100形
- ワフ1形
- ト50形
- トム200形
- チ1形
- チ10形
- ホキ10形
ファイル:OHMI Railway Type 700.JPG
700系電車(特別仕様の看板車両) |
ファイル:Oumi800Series02.jpg
2009年現在、主力となっている800系電車 |
ファイル:Omi-ED313.jpg
ED31形電気機関車 |
過去の車両
- 電車
- 気動車
- LE10形 (LE11 - LE15)
- 蒸気機関車
- 甲1型(No.1, No.2)
- 乙2型(No.3, No.4)
- 丙型(2代目No.5, No.6, No.7)
- 乙型(No.8, No.9)
- 1060型(No.1060)
- 1型(2代目No.2)
- 型式不明(No.5, 2代目No.1)
- 電気機関車
- ディーゼル機関車
特記事項
自社の彦根工場は創業以来100年以上の歴史があり、21世紀初頭の現在でも電車の大幅な改造工事を施工している。
地方私鉄の電車工場は一般に通常整備のみを行い、重整備・改造は車両回送などで外注してしまうこともあるが、彦根工場は珍しく活動が活発で、オリジナルな車体の新規製作・中古車体の延長工事などを行った実績も多い。明治末期から大正時代にかけては、小型客車2両の台枠・車体を結合して大型ボギー車に改造するという大胆な改造工事を成し遂げたことすらあった。
2009年時点で旅客営業に使用されている車両の多くが西武鉄道からの譲渡車である。彦根工場での大がかりな改造を受け、原型を留めていないものも多く見られる。
彦根駅の北側には貨物ヤードが存在したが、貨物輸送廃止と共に役目を終えた。しかし信号機こそないものの、線路と架線の一部が現在でも残っており、この線路を使用して車両の受け渡しを行ったこともある。
路線にカーブが多く、車両の建築限界は大手私鉄に比べるとやや小さい。近年西武鉄道から購入した20m車体の大型電車を自社改造のうえ導入した際には、ホーム等の建築限界に接触する関係上、車体下部の四隅を三角形に切り取る簡易な「面取り」改造で限界抵触に対処するというユニークな手段を用いた。
現存する電車の一部は、1898年(明治31年)の創業当時の客車を改造したことになっている。もし本当ならば車齢100年以上であるが、実際には改造車という名目で車籍のみを流用し、他社からの中古車両にそっくり入れ替え(すり替え)てきたものである。従って現在保有する電車は、実際には創業時の客車とは何の関係もなく、書類上のみの「日本最古の現役車両」である。近江鉄道ではこの「入れ替え」措置が数度に及ぶ車両(車籍)もあり、車庫での火災焼失などによる記録の喪失などの混乱とも併せて入れ替え実態が不明瞭な車籍も多く、鉄道車両史研究者の興味深い研究対象となっている。
私鉄では数少なくなった電気機関車を2009年現在も所有している。全盛期は入れ換え<ref>駅構内で車両を移動させることで前出の「入れ替え」とは別の意。</ref>用も含め12両が在籍した。1988年3月12日を最後に貨物列車が廃止されたため、用途が激減したにも関わらず、解体処分されることなく大部分の車両が彦根車庫に休車状態で留置され、一部の車両は工事列車や除雪・入れ換え作業を中心に使用された。イベントでは旅客列車に使用されたこともあるが、客車は在籍していなかったため、「パンタグラフを下ろした電車」を牽引した。しかし車齢が80年を超え老朽化が進んでいることや、ATSの装備や予備部品の確保が困難な点などにより現在、工事列車の任は220形電車に役目を譲っている。現在でも一部の車両が車籍を持つものの、イベント等で構内・側線を移動する程度に留まっている。これらの機関車は保存の要望が強く、ED4001は東武博物館へ譲渡され、その他の機関車も彦根駅に隣接する近江鉄道ミュージアムに保管されている。また本社のホームページでも機関車に関する専用ページが用意され、保存をアピールしている。
2004年頃までは彦根駅構内の片隅に使われなくなった車両の残骸が大量に放置されていたが、彦根駅の再開発により一部の車両を残して解体処分された。先述の電気機関車のほか、ディーゼル機関車、レールバス、貨車、果てには郵便電車や木造電車までもが留置されていた。このうち電気機関車とレールバス1両、一部の貨車が処分を免れ保存された。その間保存が決定していた車両は一部を除き高宮駅の側線へ疎開していた。
バス事業
近江鉄道のバス事業は彦根市を中心に滋賀県東部を広くカバーし、自治体のコミュニティバスの運行委託も行う。赤字路線の多くは子会社である湖国バスが運行している。かつては大阪府大東市や京都市伏見区、名古屋市港区にも観光バスの営業所が存在した。また高速バス事業も手がけているが、2008年4月21日をもって長距離路線から撤退している。
バス営業所
大津営業所
大津市瀬田大江51-1 電話番号:077-543-6677
運行路線
- 近江大橋線(浜大津 - 草津駅西口)
- 大江循環線(瀬田駅 - 瀬田中学校前 - 瀬田駅)
- 庄山東自治会館(瀬田駅 - 庄山東自治会館前)
- 烏丸下物線(草津駅西口 - 山賀)
- 野路山線(野路山 - 草津駅)
- 神領団地線(石山駅 - 瀬田駅)
- 南草津立命線(南草津駅 - 立命館大学)
- 南草津松団線(パナソニック前 - 南草津駅)
- 草津飛島線(青山五丁目 - 草津駅)
- 草津山田線(北山田浜 - 草津駅)
- 南草津飛島線(松ヶ丘七丁目 - 南草津駅)
- 野郷原線(石山駅 - 大津市公設市場)
- 西大津日赤線(大津京駅 - 大津駅)
- 瀬田草津線(草津駅 - 瀬田駅)
- くりちゃんバス・宅屋線(草津駅西口 - 済生会病院)
- 南草津西口線(南草津駅西口 - 草津駅西口)
- 湖岸線(浜大津 - 石山駅)
- 国道線(石山駅 - 浜大津)
- 生協シャトル湖岸コース(立命館大学 - レイクシティー上笠II番館 - 立命館大学)
- 中野製薬線(中野製薬 - 南草津駅西口)
- 瀬田市場線(瀬田駅 - 大津市公設市場)
- 浜街道線(石山駅 - 草津駅西口)
- 花屋敷鶴の里線(花屋敷池の里南 - 浜大津)
- 南草津イオンモール線(南草津駅西口 - イオンモール草津)
- 瀬田飛島線(青山五丁目 - 瀬田駅)
- 草津医大線(県立長寿社会福祉センター - 草津駅)
- 草津立命線(立命館大学 - 草津駅)
- 医大線(神領団地 - 立命館大学)
- 南草津医大線(南草津駅 - 県立長寿社会福祉センター)
- くりちゃんバス・大宝循環線(栗東駅西口 - なごやかセンター)
- 大津立命線(大津駅 - 立命館大学)
- 瀬田循環線(瀬田駅 - 大津プリンスホテル)
- なぎさ公園線(大津駅 - 県立体育館)
- 瀬田イオンモール線(瀬田駅 - イオンモール草津)
- 平井循環線(草津駅西口 - 笠縫東小学校 - 草津駅西口)
- 古高大宝線(守山駅 - 栗東駅西口)
- 高橋川循環(瀬田駅 - 博愛保育園前 - 瀬田駅)
- 済生会病院線(栗東駅東口 - 守山駅東口)
あやめ営業所
野洲市菖蒲14-1 電話番号:077-589-2000
運行路線
- 湖東・湖東線(八日市駅 - 湖東記念病院口 - 八日市駅)
- 下物線(下物 - 守山駅)
- 野洲市内祇王中里コース(野洲駅 - 中主小学校前 野洲駅)
- 木の浜線(守山駅 - 堅田駅)
- 八幡竜王線(近江八幡駅 - 竜王ダイハツ前)
- 永原循環線(野洲駅北口 - 家棟団地 - 野洲駅北口)
- 小浜線(守山駅 - あやめ浜)
- 野洲村田線(野洲駅北口 - 村田製作所)
- 八幡市内線(近江八幡駅 - ウォーリズグランド前 - 近江八幡駅)
- 河川公園線(野洲駅 - 河川公園口 - 野洲駅)
- 野洲守山線(守山駅 - 野洲駅)
- 野ヶ崎線(近江八幡駅 - 野ヶ崎)
- 守山市内循環線(守山駅 - 守山高校北口 - 守山駅)
- 長命寺線(近江八幡駅 - 休暇村)
- 西ゲート線(野洲駅 - 花緑公園)
- 木部線(野洲駅北口 - 湖南病院前 - 野洲駅北口)
- 篠原線(近江八幡駅 - 篠原駅)
- 野洲生和村田線(村田製作所 - 野洲駅)
- 花緑総合(野洲駅 - 花緑公園)
- 立命館守山線(立命館守山中学・高校前 - 守山駅)
- 野洲篠原線(篠原駅 - 野洲駅)
- 八幡コミュニティー(近江八幡駅北口 - 大中町)
- 吉川線(野洲駅北口 - 矢放神社前 - 野洲駅北口)
- 杉江循環線(守山駅 - 守山市民運動公園前 - 守山駅)
- 市民ホール線(守山駅 - 立命館守山中学・高校前)
- 野洲線(野洲駅 - 近江八幡駅)
- 野洲市内篠原コース(野洲駅 - 篠原駅 - 野洲駅)
- 八幡村田線(近江八幡駅 - 村田製作所)
- 野洲市内あやめコース(野洲駅 - あやめ浜)
- 服部線(守山駅 - 野洲川歴史公園サッカー場)
八日市営業所
東近江市八日市東本町11-3 電話番号:0748-22-5511
運行路線
- 永源寺・甲津畑線(永源寺支所 - 甲津畑)
- 武佐・末広町コース(近江八幡駅北口 - 東子どもセンター)
- 湖東・湖東線(八日市駅 - 湖東記念病院口 - 八日市駅)
- ちょこっと・南部中央線(八日市駅 - 国立滋賀病院)
- 長峰線(近江八幡駅南口 - 長峰集会所前)
- 永源寺線(八日市駅 - 永源寺車庫)
- 日野町・桜川線(日野記念病院前 - 桜川駅)
- ちょこっと・沖野玉緒線(八日市駅 - 国立滋賀病院)
- 日野町・サンライズ線(日野記念病院前 - 日野駅)
- 神崎線(能登川駅 - 八日市駅)
- ちょこっと・市辺上平木線(八日市駅 - 鳴谷)
- 愛東北循環線(八日市駅 - 近江温泉病院 - 八日市駅)
- 角能線(能登川駅 - 市ケ原)
- 愛東南循環線(八日市駅 - 下中野 - 八日市駅)
- ちょこっと・御園玉緒東部線(八日市駅 - 土器)
- 永源寺・市原線(八日市駅 - 永源寺支所)
- 日野町・南比線(日野駅 - 上駒月)
- 青年の城線(近江八幡駅 - 青年の城)
- 日野町・平子西明寺線(熊野神社 - 日野記念病院前)
- 日八線(近江八幡駅南口 - 北畑口)
- 日野町・中山線(日野駅 - 中山(日野町))
- 馬淵・新巻町コース(近江八幡駅北口 - 新巻)
- 岡屋線(近江八幡駅 - 岡屋南)
- ちょこっと・羽田蒲生線(八日市駅 - 桜川駅)
- 永源寺・政所線(永源寺公民館 - 君ケ畑)
- 日野町・鎌掛線(日野駅 - 鎌掛)
彦根営業所
彦根市野口町333-3 電話番号:0749-25-2503
運行路線
- 彦根県立大学線(彦根駅 - 県立大学)
- 南彦根県立大学線(南彦根駅西口 - 県立大学)
- 河瀬南彦根線(彦根南ニュータウン)(南彦根駅西口 - 河瀬駅西口)
- 旭森循環線(彦根駅 - 彦根口駅 -彦根駅)
- 河瀬南彦根線(河瀬駅東口 - 南彦根駅西口)
- 萱原線(河瀬駅東口 - 萱原)
- 大君ヶ畑線(多賀大社前駅 - 大君ケ畑)
- ブリヂストン線(BS線)(南彦根駅西口 - 多賀大社前駅)
- 彦根駅市立病院線(北系統)(彦根駅 - 市立病院前)
- 三津屋線(彦根駅 - 三津屋)
- 多賀線(彦根駅 - 多賀町役場前)
- 彦根駅市立病院線(南系統)(彦根駅 - 市立病院前)
長浜営業所
長浜市神照町931 電話番号:0749-62-3201
運行路線
- 国境線(近江中庄駅 - 国境)
- 木之本米原線(米原駅西口 - 湖北総合病院前)
- 醒ヶ井養鱒場線(米原駅西口 - 養鱒場)
- 長浜市循環線(長浜駅 - さくらんぼ保育園 - 長浜駅)
- 曲谷線(ジョイ伊吹 - 甲津原)
- マキノ高原線(マキノ駅 - マキノ高原温泉さらさ - マキノ駅)
- 森西線(近江中庄駅 - マキノ駅)
- 長浜市内循環線(長浜駅 - さくらんぼ保育園 - 長浜駅)
- 伊吹登山口線(長浜市立病院 - 伊吹登山口)
- 北回り線(高月町)(高月駅西口 - 磯野 - 高月駅西口)
- 上開田線(近江中庄駅 - マキノ駅)
- 高島運動公園線(近江今津駅 - 近江中庄駅 - 近江今津駅)
- 曲谷総合(近江長岡駅 - 甲津原)
- 深坂線(木之本駅 - 新道野)
- 高山線(長浜市立病院 - 健康パーク浅井)
- 金居原線(町民プール - 金居原)
- 知内循環線(近江中庄駅 - 上知内 -近江中庄駅)
- 梓河内線(近江長岡駅 - 梓河内)
- 在原線(マキノ駅 - 在原)
- 菅浦線(木之本駅 - 菅浦)
- 近江長岡線(長浜駅 - 近江長岡駅)
- 松陽台線(近江今津駅 - 天神口 - 近江今津駅)
- 南回り線(高月町)(高月駅西口 - 柳野中 - 高月駅西口)
- 養護学校線(長浜市立病院 - 長浜養護学校前)
- 長岡登山口線(近江長岡駅 - 伊吹登山口)
- 東回り線(高月町)(高月駅西口 - 北近江の湯 - 高月駅西口)
高速バス
定期観光バス
- 奥びわ湖 観音めぐり
- 彦根ご城下巡回バス
- 湖東三山と永源寺めぐり (季節運行)
主な廃止路線
- 大津・草津・彦根 - 池袋・大宮(西武観光バスと共同運行、2008年4月21日をもって近江鉄道便の運行は終了。代わって西日本JRバスによって運行再開している)
- マリーン号 大津 - 横浜 - 品川(羽田京急バスと共同運行)
- 彦根 - 関西国際空港(関西空港交通と共同運行)
- 彦根 - USJ(単独運行)
車両
[[ファイル:OHMI-3719 FHI KL-RA552RBN.JPG|thumb|200px|日産ディーゼル・スペースアロー観光バス。車体は富士重工業最後期のものとなっている。]] [[ファイル:OHMI Railway Bus 0582.jpg|thumb|200px|日産ディーゼル・スペースランナーワンステップバス]] [[ファイル:OHMI Railway Bus 0289.jpg|thumb|200px|近江鉄道バスの3扉車(U/UA)。西武バスより転属]] [[ファイル:OHMI Railway Bus 0154.jpg|thumb|200px|日野・リエッセマイクロバス]] [[ファイル:OHMI Railway Bus 0081.jpg|thumb|200px|オムニノーバ・マルチライダーノンステップマイクロバス。ほかの車両と塗色が異なる]] 所有車両のほとんどがUDトラックス(旧:日産ディーゼル)製のシャーシに富士重工業製のボディを架装したものだが、2000年式より路線車のみ西日本車体工業製を架装している。
西武グループということもあり、西武観光バスや西武高原バス同様、西武バスからの転属車が複数台存在し、現在でも中古車の転属が続いている。観光車と高速車は4桁の社番があるが、千位を3にしている(1は西武バス、2は伊豆箱根バスのグループが使う)。
以下ではUD製以外の車両について記述する。
- いすゞ自動車製はあやめ営業所にノンステップバス(キュービック&エルガ)が存在する。
- 日野自動車製は、あやめ営業所にレインボーHR9m、大津営業所にリエッセ、2代目ポンチョがある。
- 三菱ふそうトラック・バス製は貸切車にエアロミディMK、あやめ営業所・湖国バスにエアロミディMEノンステップが存在する。
- また、この他各営業所にオムニノーバ・マルチライダーが存在する。
備考
観光事業
- 宿泊施設
- キャンプ場
- 白ひげ浜水泳キャンプ場
- 鈴鹿キャンプ場
- 余呉湖キャンプ場
- ロープウェイ
- 八幡山ロープウェー
- 箱館山ゴンドラ
- 賤ヶ岳リフト
- ドライブイン
- 奥琵琶湖ドライブイン(2007年9月30日で営業終了)
- レストラン
- レストラン賤ヶ岳(賤ヶ岳サービスエリア下り線)(1986年11月より営業開始)
- ボウリング
- スキー場
グループ会社
- 株式会社オーミマリン
- 株式会社近江タクシー大津
- 株式会社近江タクシー湖東
- 株式会社近江タクシー湖北
- 近江タクシーサービス株式会社
- 株式会社近江タクシー守山
- 近江鉄道観光株式会社
- 近江鉄道ライフサービス株式会社
- 近江トラベル株式会社
- 大阪近江鉄道タクシー株式会社
- 草津近江タクシー株式会社
- 湖国バス株式会社
- 新近江鉄道タクシー株式会社
- 土山ハイウェイサービス株式会社
- 彦根近江タクシー株式会社
- 株式会社真野自動車教習所
その他
西武グループであったことから社員が西武ライオンズ(当時)の応援にかり出されたことがある。 1985年の日本シリーズで甲子園球場では地元阪神タイガースの応援が圧倒的であり、座席の確保もままならない状況だった。その中で西武ファンを球場内に少しでも多くアピールするため、地理的に近い同社社員が駆けつけたものである。なお、この時の甲子園での成績は西武の2勝1敗であった。
びわ湖放送に大口資本参加しており、1979年以後BBCライオンズアワーとして西武の試合を過半数放送している。
脚注
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参考文献
澤内一晃 「現有私有貨車総覧」 イカロス出版『季刊ジェイ・トレイン』 Vol.31 2008年10月1日発行
外部リンク
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