花とゆめ
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Template:刊行中の漫画雑誌 Template:漫画 『花とゆめ』(はなとゆめ)は、白泉社発行の少女漫画雑誌。1974年5月創刊。掲載作品は、誌名をとった「花とゆめコミックス」として刊行されている。
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概要
1974年5月、月刊誌として創刊。創刊号の表紙はこやのかずこのイラストで、価格は280円だった。1975年1月より月2回発行に変わり、2008年現在も毎月5日・20日に発行している。
創刊当初は、『別冊マーガレット』(集英社)を中心に執筆していた作家が活動した。この創刊初期を支え、その後も執筆の場を他誌に移して活動を続けている漫画家は多い。また、1970年代にそれまでにないジャンルの作品が描かれ、少女漫画の世界が一気に広がったが、当時本誌で執筆していた男性作家たちはその一翼を担っていた(少女漫画#少女漫画の歴史参照)。
白泉社では「個性派コミック誌」と位置づけており、『Sho-Comi』(小学館)と2003年以降月2回刊少女漫画雑誌の発行部数トップを争っていたが、2009年末時点で、『Sho-Comi』の16万部に対し『花とゆめ』は21万部(いずれのデータも、日本雑誌協会による発表値)と、大きくリードしている。
主な連載作品
現在連載中の作品
※テレビアニメ化作品は太字、テレビドラマ化作品は斜体で記す。
- 暁のヨナ(草凪みずほ)
- いっしょにねようよ(高尾滋)
- 王子と魔女と姫君と(松月滉)
- 俺様ティーチャー(椿いづみ)
- 学園アリス(樋口橘)
- 蒲田ギュウ乳販売店(此花高見)
- 神様はじめました(鈴木ジュリエッタ)
- 今日も明日も。(絵夢羅)
- スキップ・ビート!(仲村佳樹)
- 声優かっ!(南マキ)
- 花と悪魔(音久無)
- 花の騎士(西形まい)
- ベリーベリー(日高万里)
- 星は歌う(高屋奈月)
- モノクロ少年少女(福山リョウコ)
- LOVE SO LIFE (こうち楓)
中断している連載作品
過去の掲載作品
あ行
- 愛は地球を救う(武藤啓)
- 紅い牙・ブルーソネット(柴田昌弘)
- 赤いピアノ線(高口里純)
- 赤ちゃんと僕(羅川真里茂)
- 秋吉家シリーズ(日高万里)
- 朝からピカ☆ピカ(山口美由紀)
- 熱くなるまでまって(高口里純)
- 兄ワールド(加藤四季)
- あめのち晴れ(杉原涼子)
- アラクレ(藤原規代)
- アラベスク(山岸凉子)
- アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?(川原泉)
- いつでもお天気気分(羅川真里茂)
- いっぱしマン(高口里純)
- ヴァンデミエール 葡萄月の反動(川原泉)
- ヴィーナス綺想曲(西形まい)
- EXIT(藤田貴美)
- MとNの肖像(樋口橘)
- MVPは譲れない!(仲村佳樹)
- オトナになる方法(山田南平)
- お星様にお願いっ!(藤崎真緒)
- 宇宙の果てからこんにちは(望月ぱすた)
- NGライフ(草凪みずほ)
- 親指からロマンス(椿いづみ)
か行
- 怪盗アマリリス(和田慎二)
- 風の城砦(河惣益巳)
- カタリアツメベ探訪談(天原ふおん)
- 火輪(河惣益巳)
- 虹色JOKER(みなみ佐智)
- カラクリオデット(鈴木ジュリエッタ)
- ガラスの仮面(美内すずえ ※1997年以降中断。2008年7月から『別冊花とゆめ』に移籍)
- 空の帝国(喜多尚江)
- カレーの王子さま(川原泉)
- 奇妙な果実達(山下友美)
- CAPTAIN RED(藤田貴美)
- キラメキ☆銀河町商店街(ふじもとゆうき)
- 綺麗展覧会(喜多尚江)
- 銀のロマンティック…わはは(川原泉)
- 愚者の楽園(川原泉)
- GLOBAL GARDEN(日渡早紀)
- 月光(那州雪絵)
- ゲートボール殺人事件(川原泉)
- ゲーム×ラッシュ(草凪みずほ)
- 甲子園の空に笑え!(川原泉)
- 紅茶王子(山田南平)
- 極楽同盟(絵夢羅)
- ここはグリーン・ウッド(那州雪絵)
- ココロに花を!!(菅野文)
- 小春びより (神坂智子)
- ゴールデン・デイズ(高尾滋)
さ行
- サディスティック・19(立花晶)
- サラディナーサ(河惣益巳)
- 3年Z組ポチ先生(磁ロックス)
- 幸福喫茶3丁目(松月滉)
- 時間屋(日高万里)
- シークエンス-勇気の奏でる魔法-(冴凪亮)
- SHIMAVARA(藤田貴美)
- しゃにむにGO(羅川真里茂)
- シュガープリンセス(中条比紗也)
- 少女鮫(和田慎二)
- シルクロード・シリーズ(神坂智子)
- 借金王キャッシュ(河内美雪)
- スイッチ(望月花梨)
- スイートブラック(西形まい)
- スケバン刑事(和田慎二)
- S・A(南マキ)
- スロップマンションにお帰り(高尾滋)
- スワンレイク(樋口橘)
- 世界でいちばん大嫌い(日高万里)
- ゼロカウント(武藤啓)
- 先生のススメ(冴凪亮)
- 空の食欲魔人(川原泉)
- そりゃないぜBABY(立野真琴)
た行
- たじろぎの因数分解(川原泉)
- Wジュリエット(絵夢羅)
- 小さなお茶会(猫十字社)
- 地球の王様(喜多尚江)
- 中国の壺(川原泉)
- 超少女明日香(和田慎二)
- 翼を持つ者(高屋奈月)
- ツーリング・エクスプレス(河惣益巳)
- ディア マイン(高尾滋)
- DJシリーズ(山下友美)
- てるてる×少年(高尾滋)
- 天使禁猟区(由貴香織里)
- 天上の愛 地上の恋(加藤知子)
- 東京クレイジーパラダイス(仲村佳樹)
- 動物のお医者さん(佐々木倫子)
- となりのメガネ君。(ふじもとゆうき)
な行
- ナデシコクラブ(サカモトミク)
- なんて素敵にジャパネスク(山内直実、原作・氷室冴子、「別冊花とゆめ」に移籍)
- ニューヨーク・ニューヨーク(羅川真里茂)
- 忍者飛翔(和田慎二)
- ネバギバ!(武藤啓)
- 悩殺ジャンキー(福山リョウコ)
は行
- ハートの国でお茶会(古都和子)
- パーフェクト・デイ(高口里純)
- 伯爵カインシリーズ(由貴香織里)
- パタリロ!(魔夜峰央、『別冊花とゆめ』に移籍)
- 花ざかりの君たちへ(中条比紗也)
- パセリを摘みに(川原泉)
- バビロンまで何マイル?(川原泉)
- はみだしっ子(三原順)
- ピアノの恋人(喜多尚江)
- 緋桜白拍子(藤丞めぐる)
- ピグマリオ(和田慎二)
- ピーターとマリア(山下友美)
- ひつじの涙(日高万里)
- ひなた120%(藤崎真緒)
- V-K☆カンパニー(山口美由紀)
- 美貌の果実(川原泉)
- ひみつの海藤家(加藤知子)
- 妖精標本(由貴香織里)
- 女子妄想症候群(イチハ)
- ブリキの缶づめ(みなみ佐智)
- フルーツバスケット(高屋奈月)
- フルハウスキス(佑羽栞)
- フロイト1/2(川原泉)
- HELP!!(藤原規代)
- V・B・ローズ(日高万里)
- ぼくの地球を守って(日渡早紀)
ま行
- 魔女っ子モモカ(磁ロックス)
- まなびや三人吉三(山田南平)
- マリオネット(愛田真夕美)
- 道端の天使(絵夢羅)
- 未来のうてな(日渡早紀)
- 夢幻スパイラル(草凪みずほ)
- 無敵ハピネス(みなみ佐智)
- ムーン・ライティングシリーズ(三原順)
- メイプル戦記(川原泉)
- メタモルフォシス伝(山岸凉子)
- メビウス同盟(みなみ佐智)
- もうすこしがんばりましょう(山口舞子)
- 森には真理が落ちている(川原泉)
や行
ら行
わ行
花とむし
「花とむし」とは、当誌の読者コーナーのタイトル。略称「花むし」。編集者と漫画家がこのコーナーを担当するが、どちらかの担当者が交代すれば、コーナーのテーマと一部内容が変更になる。なお、2010年11号時点でのテーマは「喫茶店」。また、テーマに沿った4コマ漫画も掲載されている。
コーナーの内容は以下の通り。なお、特に掲載号の記載がないものは毎号掲載。いずれも2010年11号時点のもの。
- 花むしスーパークラブ:奇数号に掲載。作家陣に対するイラストやメッセージを募るコーナー。
- ファンルーム:掲載された漫画に対するイラストを描いたり、感想を寄せてもらうコーナー。
- かきたいほーだい:オリジナルキャラクターを描いてもらうフリーイラストコーナー。
- コスプレギャラリー:テーマに沿って本誌登場キャラクターのコスプレイラストを描いてもらうイラストコーナー。
- 花むしまんが家通信:このコーナーは読者からの公募ではなく、作家陣に話を訊くもの。奇数号では、毎回違ったテーマに沿った回答を行う。一方、偶数号は常に近況報告となっている。また、偶数号に最終回が掲載された作家が、終了御礼のメッセージをここに寄せることがある。
- オリキャラ男子祭:奇数号に掲載。読者が考えたオリジナルの男性キャラクターを披露する企画。最優秀作は4コマ漫画に登場する。
- ふきだしチェンジ:偶数号に掲載。テーマに掲げられた、漫画のワンシーンのセリフを、いかに笑えるものにするかを、読者から募る企画。
メディアミックスについて
- メディア展開は1982年の『パタリロ!』のテレビアニメ化が初である。特に『ガラスの仮面』については、2度テレビアニメ化、1度OVA化、そして1度ドラマ化された。
- テレビアニメ作品は『パタリロ!』以降、『赤ちゃんと僕』(1996年)、『フルーツバスケット』(2001年)『学園アリス』(2004年)などがテレビアニメ化された。
- 1988年から1993年までOVAでアニメ作品が数作製作された。特に『ここはグリーン・ウッド』(1991年)と『ぼくの地球を守って』(1993年)がヒットしシリーズ化された。そして2000年には『天使禁猟区』がOVA化された。
- 実写ドラマは『スケバン刑事』(1985年 - 1986年)が初であり、以降『動物のお医者さん』(2003年)『花ざかりの君たちへ』(2007年)(ドラマ化の際『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』となった)が製作された。
- 深夜ドラマとしては、『夜型愛人専門店-ブラッドハウンド-』が『ヴァンパイアホスト -夜型愛人専門店-』(2004年)としてドラマ化された。また、『ここはグリーン・ウッド』もアニメ化から17年を経て『ここはグリーン・ウッド 〜青春男子寮日誌〜』(2008年)としてドラマ化された。
- 2006年に『笑う大天使』が実写映画化された。
- 映像化こそされなかったものの、ドラマCD化された作品が多数存在する(例:『世界でいちばん大嫌い』『てるてる×少年』)。
- 『フルハウスキス』はテレビゲームをコミカライズしたものである。また、『なんて素敵にジャパネスク』がドラマ化されたが、これは漫画ではなく(原作)小説のドラマ化である。
こぼれ話
- 『LaLa』(白泉社)は、創刊時の漫画家ラインナップが『花とゆめ』と重複している部分が大きいが、同誌の増刊として創刊され、その後独立したものではなく、新創刊されたものである。
- 競合誌に当たる『マーガレット』(集英社)の広告が掲載されることがあるが、これは白泉社が集英社の100%子会社として設立され、その後も両社の関係が変わっていないためである。また、2002年3月発売の号までは、やはり競合誌の『少女コミック』(小学館、現在は誌名を『Sho-Comi』に変更)の広告が掲載された。これも小学館と集英社が「一ツ橋グループ」という同系列のグループ(集英社は元々小学館から独立する形で設立された)であるためとみられるTemplate:要出典。
- 月2回発行少女漫画雑誌で唯一、(2009年1月時点で)年末または年始の発行休止(合併号)を行ったことがない。ちなみに『マーガレット』も本来は年末または年始の発行休止(合併号)は行っていないが、2008年度に関しては年末発行・発売分(1・2号)と年始発行・発売分(3・4号)いずれも合併号になった。また、『Sho-Comi』は年始発行・発売分(3・4号)が合併号になる。
関連項目
外部リンク
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