神戸高速鉄道東西線
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|} right|thumb|none|200px|神戸高速唯一の地上区間から地下へ入り、花隈駅へ向かう 左側はJR元町駅 right|thumb|none|200px|山陽電鉄阪神乗り入れ普通の方向幕 東西線(とうざいせん)は、兵庫県神戸市の山陽電気鉄道西代駅から阪急電鉄三宮駅、および高速神戸駅から阪神電気鉄道元町駅に至る神戸高速鉄道の鉄道路線。
神戸市内の阪急電鉄・阪神電鉄・山陽電鉄の各ターミナルをY字に結んでいる。花隈駅 - 三宮駅間の約600m(大半が高架線のため踏切はない)を除き、全線が地下線となっている。阪神・淡路大震災による被災をはさんで工事のすすめられていた西代駅 - 高速長田駅間の一部も地下線に切り替えられた。
なお、正式な起点は西代駅だが、列車運行上は阪急三宮駅・阪神元町駅から西代駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっている。
目次 |
路線データ
- 管轄・路線距離(営業キロ):
- 神戸高速鉄道(第三種鉄道事業者):
- 西代駅 - (阪急)三宮駅間 5.7km
- 高速神戸駅 - (阪神)元町駅間 1.5km
- 阪急電鉄(第二種鉄道事業者):
- 西代駅 - 三宮駅間 (5.7km)
- 列車の運転は新開地駅 - 三宮駅間のみ。西代駅 - 新開地駅間2.9kmは2010年度中に廃止予定<ref name="hhhd20100330">Template:PDFlink - 阪急阪神ホールディングス、2010年3月30日。</ref>。
- 西代駅 - 三宮駅間 (5.7km)
- 阪神電気鉄道(第二種鉄道事業者):
- 西代駅 - 元町駅間 (5.0km)
- 山陽電気鉄道(第二種鉄道事業者):2010年度中に廃止予定<ref name="hhhd20100330" />。
- 西代駅 - (阪急)三宮駅間 (5.7km)
- 高速神戸駅 - (阪神)元町駅間 (1.5km)
- 神戸高速鉄道(第三種鉄道事業者):
- 軌間:1435mm
- 駅数:9駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 最高速度:65km/h
神戸高速鉄道は第三種鉄道事業者として東西線を保有し、阪急・阪神・山陽は第二種鉄道事業者として列車を運行しているが、4社の免許区間であり複雑な上、鉄道事業法施行以前は神戸高速鉄道が車両と乗務員を借り、自社路線として運営していたので、現在でも改札・運賃収受・保線などの業務は神戸高速鉄道に委託(逆委託)されている。
阪急・阪神・山陽の各事業者における第二種鉄道事業者としての路線名称は、東西線ではなく神戸高速線である。
なお、阪急(一部区間)・山陽の第二種鉄道事業は2010年度中に廃止される予定<ref name="hhhd20100330" />で、廃止されると山陽は単なる乗り入れという形になる。
運行形態
神戸高速鉄道は車籍を持った自社の車両を保有しておらず、東西線では阪急・阪神・山陽の車両で運行している。車籍のない機械として保線用のモーターカーを所有している。
阪神電鉄と山陽電鉄の列車による直通特急が元町駅 - 西代駅間を経由して阪神梅田駅 - 山陽姫路駅間に運転されている。このほか、阪急電鉄の列車が三宮駅から新開地駅まで運転、直通特急以外の阪神電鉄の列車が元町駅から西代駅を経て須磨浦公園駅まで、山陽電鉄の列車が西代駅から阪神三宮駅(折り返しの都合で大石駅まで回送している)・阪急三宮駅まで直通運転している。
乗り入れ各社のダイヤパターンにあわせるため、ダイヤの作成には非常に苦労するという。この影響で高速神戸や新開地で時間調整を行う列車もある。かつては阪急が昼間10分、阪神が12分、山陽が15分ヘッドのダイヤを採用していたため、非常に複雑なダイヤであった。現在は阪急・阪神が10分、山陽が15分ヘッドであるため、以前よりは分かりやすいダイヤとなった。
1968年(昭和43年)4月の開業以来、阪急・阪神・山陽とも、全列車神戸高速鉄道線内は各駅に停車していた。しかし1987年(昭和62年)の西日本旅客鉄道(JR西日本)発足後の同社への対抗の意味もあり、1991年(平成3年)4月7日改正より、山陽特急に限り、西元町駅・花隈駅・大開駅は通過するようになった。神戸高速線内の急行運転はこれが最初である。この急行運転は、1998年(平成10年)2月より運転を開始した、現在の直通特急の一部に引き継がれている。
歴史
- 1968年(昭和43年)4月7日:西代駅 - (阪急)三宮駅間、高速神戸駅 - (阪神)元町駅間が開業。阪急電鉄・阪神電鉄・山陽電鉄が相互直通運転開始。
- 1988年(昭和63年)4月1日:神戸高速鉄道が第三種鉄道事業営業開始。阪急電鉄が西代駅 - (阪急)三宮駅間、阪神電鉄が西代駅 - (阪神)元町駅間、山陽電鉄が東西線全線で神戸高速線として第二種鉄道事業営業開始。
- 1995年(平成7年)1月17日:阪神・淡路大震災により全線不通。
- 1996年(平成8年)1月17日:大開駅の営業再開により全駅復旧。
- 1998年(平成10年)2月15日:阪神電鉄・山陽電鉄が阪神梅田駅 - 山陽姫路駅間に直通特急を運転開始。一方、阪急電鉄による乗り入れは新開地駅までとなる。
- 2010年度中:阪急電鉄の新開地駅 - 西代駅間、山陽電鉄の神戸高速線全線の第二種鉄道事業廃止予定。
駅一覧
- 全駅兵庫県神戸市に所在。
- 停車駅は線内に通過駅を持つ山陽電鉄の各種別のみ記載する。
- 東西線以外における直通特急の停車駅は直通特急 (阪神・山陽)も参照のこと。
- 阪神電気鉄道の特急(阪神特急)は東西線内及び山陽電鉄本線内は各駅に停車。阪神線内の停車駅は阪神本線を参照のこと。
- 阪急電鉄からの乗り入れ列車はどの種別も新開地までの各駅に停車する。阪急線内の停車駅は阪急神戸本線を参照のこと。
- 凡例
- ●:停車、▲:一部の列車が停車、|:通過
- 山陽特急:早朝の高速神戸発山陽姫路行きのみ運転
- 普通列車、阪神特急、阪急各種別は省略:東西線内各駅に停車
駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | S特急 | 直通特急 | 山陽特急 | 接続路線 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
直通運転区間 | 西代駅から ○山陽普通・S特急・直通特急・山陽特急…山陽姫路駅まで ○阪神特急…須磨浦公園駅まで | ||||||
(山陽)西代駅 | - | 0.0 | ● | ▲ | | | 山陽電気鉄道:本線(直通運転) | 長田区 |
高速長田駅 | 0.9 | 0.9 | ● | ● | ● | 神戸市営地下鉄:13px 西神・山手線(長田駅) | |
大開駅 | 1.0 | 1.9 | ● | ▲ | ● | 兵庫区 | |
新開地駅 | 1.0 | 2.9 | ● | ● | ● | 神戸高速鉄道:南北線 | |
高速神戸駅 | 0.6 | 3.5 | ● | ● | ● | 神戸高速鉄道:東西線(阪神元町方面) 西日本旅客鉄道:東海道本線・山陽本線(JR神戸線)(神戸駅) 神戸市営地下鉄:13px 海岸線(ハーバーランド駅) | 中央区 |
花隈駅 | 0.9 | 4.4 | |||||
(阪急)三宮駅 | 1.3 | 5.7 | 阪急電鉄:神戸本線(直通運転) 阪神電気鉄道:本線(三宮駅) 神戸市営地下鉄:13px 西神・山手線(三宮駅)、13px 海岸線(三宮・花時計前駅) 神戸新交通:ポートアイランド線(三宮駅) 西日本旅客鉄道:東海道本線(JR神戸線)(三ノ宮駅) | ||||
直通運転区間 | (阪急)三宮駅から ○阪急各種別(普通・急行・快速急行・通勤特急・特急)…梅田駅まで |
駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | S特急 | 直通特急 | 接続路線 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|---|
高速神戸駅 | - | 0.0 | ● | ● | 神戸高速鉄道:東西線(西代・阪急三宮方面) 西日本旅客鉄道:東海道本線・山陽本線(JR神戸線)(神戸駅) 神戸市営地下鉄:13px 海岸線(ハーバーランド駅) | 中央区 |
西元町駅 | 0.7 | 0.7 | | | ▲ | ||
(阪神)元町駅 | 0.8 | 1.5 | ● | ● | 阪神電気鉄道:本線(直通運転) 西日本旅客鉄道:東海道本線(JR神戸線) 神戸市営地下鉄:13px 海岸線(旧居留地・大丸前駅) | |
直通運転区間 | 元町駅から ○阪神普通・阪神特急・直通特急…梅田駅まで ○山陽普通・S特急…三宮駅まで |
脚注
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