由利高原鉄道

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Template:基礎情報 会社 由利高原鉄道株式会社(ゆりこうげんてつどう)は、秋田県鳥海山ろく線を運営する第三セクター鉄道会社国鉄再建法施行により第1次特定地方交通線に指定され、廃止されることになった日本国有鉄道矢島線を引き継ぐため、秋田県及び沿線地方自治体である本荘市由利町矢島町(現・由利本荘市)等の出資により設立された。

目次

歴史

  • 1984年(昭和59年)10月31日 - 会社設立。
  • 1985年(昭和60年)10月1日 - 国鉄矢島線の転換を受け、鳥海山ろく線開業。
  • 1989年(平成元年)4月1日 - 運賃改定。6km以上の区間で値上げ。全線520円から540円に。
  • 1997年(平成9年)4月1日 - 運賃改定。6km以上の区間で値上げ。全線550円に。
  • 2000年(平成12年)3月 - 本社を現在地に移転。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 運賃改定。初乗り運賃を160円から180円に、全線580円に値上げ。

路線

車両

画像:Ugohonjo sta 4.jpg
羽後本荘駅を出発するおばこ

現有車両

2004年4月1日現在、2形式6両の気動車が在籍する。全車に「おばこ」の愛称がつけられている。

YR-1500形(1501 - 1503,1505 4両)
YR-1000形(後述)が更新工事の施工により改番されたもの。エンジンを6H13AS (230PS/2000rpm) から、DMF13HZ (330PS/2000rpm) に換装(ただし、出力は330PSを250PSに絞っている)、駆動機関直結方式の冷房を装備、扉の押しボタン式半自動化、外板塗装の変更が実施されている(YR-1505は車体の色は従来のまま)。
YR-2000形(2001,2002 2両)
2001は、2000年11月18日に増備された新潟鐵工所製の軽快気動車(NDC)。18m級の車体となり、トイレと冷房が装備された。エンジンは、DMF13HZ (330PS/2000rpm) を1基搭載し、車内はクロスシートで、定員は116名(座席56名)。在来車との協調運転をすることができる。
2002は、2003年3月20日に増備されたイベント対応車で、新潟トランシス製。2001に準じるものの、車内はロングシートとなり、テーブルが設置されている。また、側窓も固定式となった。日本宝くじ協会寄贈の「宝くじ号」である。車体には、鳥海山のイラストが大きく描かれている。

過去の車両

YR-1000形(1001 - 1005 5両)
1985年の転換時に投入された新潟鐵工所製の軽快気動車。当初1001 - 1004の4両が投入されたが、1988年に1両(1005)が増備された。15m級の小型車で、動軸にかかる軸重を大きくするために偏心台車を採用している。車内はクロスシートであるが、トイレや冷房装置は設置されていない。定員106名(座席51名)。2000年から更新によりYR-1500形へ改番され、2004年、YR-1005がYR-1505に変更されたのを最後に更新工事が終了した。なおYR-1004は状態の悪化から2003年12月31日をもって廃車となっている。
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