横須賀駅
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thumb|220px|横須賀駅の側線。現在は臨時列車やモーターカーが使用するのみ。(2010年3月17日) thumb|220px|2番線。かつての1番線は線路のみが残っている。
横須賀駅(よこすかえき)は、神奈川県横須賀市東逸見町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線の駅である。
2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正までは、当駅始発(折り返し)の湘南新宿ライン(運転区間は新宿まで。使用車両は215系電車)が設定されていた。
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駅構造
2面3線のプラットホームを有する地上駅である。海側のホームに1番線、山側のホーム両側に2・3番線が延びる。ただし現在1番線は使われておらず、実質的に1面2線の配置となっている。みどりの窓口(営業時間7:00〜20:00)設置。駅舎はホームの最も久里浜寄り付近にあり、改札口は1箇所のみ設置されている。トイレはホーム入口に、駅構内の改札外でNEWDAYSが1店舗営業している。
複線区間の末端にあり、当駅より下り方は単線である。1・2番線は行き止まりの頭端式ホームで、上り方のみと線路がつながっているため当駅始発・終着列車が使用しており夜間には11両編成1本が夜間滞泊している。またこのような形状のため跨線橋を設ける必要がなく、駅構内に階段が無いことが特徴となっている。かつては設置されている駅スタンプにも「階段のない駅」と表記されていた。
下り方へは2番線のホーム対面となる3番線のみ線路が続いており、列車交換はできない。
当駅は横須賀港に駐屯する海軍関係施設へのアクセスや物資輸送を行うため開業された経緯がある。敗戦後もしばらくの間米軍横須賀基地への物資輸送の拠点として機能した。
その後自動車の運搬施設が開設。1980年まで存在したが現在はモータリゼーションの発展により貨物輸送は原則行われなくなったため貨物駅としての設備は撤去されてしまった。ただ当時の名残として道側(山側)と海側に数本の側線が残されている。この側線は普段普通列車の運行等には使用されておらず逗子方面から来た臨時列車や事業用のモーターカーを留置するために使用されている程度で殆ど使用されていない。
2番線の車止めの後ろには、カモメとイカリをあしらったシンボルマークが掲出されている。
かつては、海側から米海軍横須賀基地方面へ引込線が延びていた。
のりば
2 | Template:Color横須賀線 | (上り) | 逗子・大船・横浜・東京・千葉・成田空港方面 |
3 | Template:Color横須賀線 | (下り) | 衣笠・久里浜方面 |
(上り) | 逗子・大船・横浜・東京・千葉・成田空港方面 |
- 1番線は欠番(線路のみ)である。
利用状況
2008年度の1日平均乗車人員は6,092人。近隣の京浜急行電鉄本線汐入駅と比較すると利用者は半数程度である。
駅周辺
東京湾に近接しており、ホームからも横須賀港や米軍横須賀基地を望むことができる。しかし元々は軍港への連絡を目的とした駅であり周辺には平地が少なく、開業時は横須賀海兵団が使用していた土地を駅用地に転用した。
横須賀市の中心市街地の外れに位置しているため中心部に位置する京急本線の汐入駅や横須賀中央駅の方が圧倒的に利用者が多い。
近隣には近年の貨物用地再開発によりマンションなどが建設されているが、商業施設はあまりない。駅北側はヴェルニー公園として汐入駅方面まで整備され多くの利用者がある。
- 海上自衛隊横須賀地方総監部
- ウェルシティ横須賀
- 緑ヶ丘女子中学校・高等学校
- 横須賀芸術劇場
- ショッパーズプラザ横須賀
- メルキュールホテル横須賀
- ドブ板通り
- ヴェルニー公園
- 国道16号
- 神奈川県道25号横須賀停車場線
- 駅から400mほど南に京浜急行電鉄本線の逸見駅、700mほど東には同じく汐入駅がある。
路線バス
thumb|220px|横須賀駅バスターミナル 京浜急行バスとその子会社である湘南京急バスにより路線バスが運行されている。京浜急行の主要駅と比べると乗降客数は少ないが駅前にバスターミナルが整備されており、三浦半島内各地へのバスが発着する一大ターミナルとなっている。2009年にはバスターミナルの改修工事が行われ、それまで浮浪者が住み着くなど問題になっていた連絡地下通路を廃止した。
自動車は県道25号を経由しないと駅前に乗り入れられないため、横須賀市北部方面への路線は国道16号に設置されたバス停を発着する。各路線についての詳細は京浜急行バス衣笠営業所、三崎営業所、湘南京急バス堀内営業所を参照。
- 1番乗り場
- 市内線 - 横須賀中央駅・佐野・衣笠十字路・衣笠駅方面 ※表記は「税務署経由」
- 2番乗り場
- 長井線 - 衣笠十字路・武山・長井・市民病院・大楠芦名口方面
- 横須賀線 - 長井・三崎口駅・三崎方面
- YRP線 - 衣笠十字路・武山・横須賀リサーチパーク方面
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- 池上線 - 汐入駅・池上十字路・衣笠駅方面
- 5番乗り場
- 国道16号線上バス停
歴史
- 1889年(明治22年)6月16日 - 官設鉄道が大船駅から開通、その終着駅として開業。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 横須賀線所属駅となる。
- 1940年(昭和15年)4月 - 現在の駅舎(3代目)に改築。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 横須賀線が久里浜駅まで延伸。
- 1966年(昭和41年)10月1日 - 自動車輸送基地を開設。
- 1972年(昭和47年)ごろ - みどりの窓口設置。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 自動車輸送基地を閉鎖。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物取扱を廃止。
- 駅南の国道側(現在ウェルシティ横須賀となっている場所一帯)に1面1線の貨物ホームや車運車用の自動車荷役線が設置されていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1997年(平成9年) - 関東の駅百選に認定される。認定理由は「階段が一つもない平坦な、人にやさしい駅」。
- 2001年(平成13年)
- 2004年(平成16年)10月16日 - ダイヤ改正により、横須賀線内発着の湘南新宿ラインは逗子駅、大船駅のみに変更となる。これにより、横須賀、久里浜発着の湘南新宿ラインが廃止となる。
- 2009年(平成21年)- 大幅なバスターミナルの改修工事修工。これに伴ない各バス停まで繋がっていた連絡地下通路を廃止。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- Template:Color横須賀線
1945年の終戦直前にあたる一時期のみ、衣笠駅との間に相模金谷仮乗降場という海軍工廠通勤客のための専用停車場が設けられていた。
関連項目
外部リンク
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