極超短波
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極超短波(ごくちょうたんぱ、UHF:Ultra High Frequency)とは極超短波帯(300MHz~3GHz)の周波数の電波をいう。波長は10cm~1m。
概要
伝播の特徴としては電離層で反射せず地表波の減衰が激しいため、直進する空間波による短距離通信に利用される。また、波長が短くアンテナが小型化できるので移動通信に適する。
- 業務用移動通信
- 地上アナログテレビ放送及び地上デジタルテレビ放送(470~770MHz)
- 軍用航空無線
- 無線航法
- 携帯電話(800MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯)
- PHS(1.8GHz帯、1.9GHz帯)
- XGP,モバイルWiMAX(2.5GHz帯)
- 無線LAN(2.4GHz帯)
- CPU(中央演算 300MHz~3GHz)
- アマチュア無線(430MHz帯、1200MHz帯、2400MHz帯)
- RFID
などで利用される。
またテレビのチャンネルでは13~62chがUHFに入る。
関東・近畿・東海地方では独立UHF放送局をUHFと呼ぶことが多い。また、かつてUHF波の民放局が1局だった地域ではその局をUHFと呼んでいた。現在では関東以外では、VHFとUHFとの違いは特に意識されずに視聴されることが多い。
かつてテレビ神奈川では、「We are coming to you by Ultra-Hi-Frequency」とDJ風にアナウンスする自局のキャッチコピーCMが存在した。
準マイクロ波帯
極超短波帯の周波数のうち、1~3GHzの周波数を準マイクロ波帯と言う。略して準マイクロ波、準マイクロとも言う。1980年代後半に800MHz帯がひっ迫してきたため、官民共同で準マイクロ波帯実験実施連絡会を組織し新たな移動体通信用の周波数帯として開発された。この結果、1.5GHz帯が実用化されMCAや携帯電話に使われるようになった。その後も続々と移動体用を中心に開発がおこなわれているが、最近は特に準マイクロ波帯と呼ばれることは無い。
関連項目
Template:電波の周波数による分類ca:UHF da:UHF de:Dezimeterwelle en:Ultra high frequency eo:Decimetra ondo es:UHF fr:Ultra haute fréquence it:Ultra high frequency ko:극초단파 nl:UHF (radiospectrum) no:Ultrahøy frekvens pl:Fale decymetrowe pt:UHF sv:UHF th:ยูเอชเอฟ zh:特高頻