松山市

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プライバシー・ポリシー Wikipedioについて 免責事項 Template:日本の市 [[ファイル:Main tower of Matsuyama castle(Iyo)3.JPG|thumb|right|松山の名の由来である重要文化財松山城大天守(現存天守)]] [[ファイル:Dogo Hot Spring7(Matsuyama City).JPG|thumb|right|3000年の歴史を有する道後温泉本館]] [[ファイル:Shiki Masaoka stone monument is recognized as one of the symbols of Matsuyama-City.JPG|thumb|right|松山を代表する偉人のひとりである正岡子規の句碑(JR松山駅前)]]

松山市(まつやまし)は、愛媛県の中部に位置する中核市。同県の県庁所在地であり、四国地方で最大の人口を擁する。

目次

概要

中四国政令指定都市である広島岡山両市に次いで第3位の人口を有し、全国市人口都特別区を除く)で第25位の人口を持つ。中核市に指定されている。松山城を中心に発展して来た旧城下町で、道後温泉で有名な古くからの温泉地であり、「国際観光温泉文化都市」の指定を受けている。また、俳人正岡子規ゆかりの町であり、俳句や小説『坊っちゃん』『坂の上の雲』などで知られる文学の街でもある。キャッチフレーズは「いで湯と城と文学のまち」。

コンパクトシティ構想により、様々な文化施設が集中して立地している。中規模都市レベルの市街地を有し、道後温泉、松山城、松山総合公園子規記念博物館伊予かすり会館伊丹十三記念館など多様な文化的観光スポットがある。また、スポーツ施設も充実しており、特に松山中央公園には最新設備を導入した坊っちゃんスタジアム、プール設備、競輪場などが密集している。しかし松山城の景観保護の目的のために建築物の高さ制限を行っていることから高層ビルがないため<ref>参考: 建物の高さ制限の解除などの要望に対する市長からの回答</ref>、都市景観はその集積度に比較して地方都市の様相に類似している。なお、市の南部および伊予郡砥部町にかけては、とべ動物園えひめこどもの城、愛媛FCの本拠地であるニンジニアスタジアムを含む愛媛県総合運動公園など広大な県営の施設群もある。

2005年(平成17年)1月1日北条市および温泉郡中島町を編入した結果、人口51万人を突破し、その後も微増傾向にある。中心市街地は旧温泉郡に属する。松山市の繁華街も参照・ [[ファイル:Matsuyamacity-tai04.jpg|center|thumb|600px|本町より望む整備中の堀之内公園。公園の奥には観覧車のある松山市駅が見える(左側に見える山の向こうが中心地の大街道、写真のさらに右側が松山駅方面となる)。]] center|thumb|600px|道後方面より望む松山市中心部。中央に見える観覧車のある建物が松山市駅、それより右手に広がるビル街が中心地の大街道。手前に見えるのは松山東高等学校及び愛媛大学教育学部付属小・中・養護学校。

地理

[[ファイル:Matsuyama castle (Iyo)3.JPG|thumb|right|市役所から見た松山城(城山)]] 松山市は西に瀬戸内海(伊予灘及び斎灘)に面しており、北と東は高縄半島の山々、南は四国山地の一支脈である皿ヶ峰連峰に接している。松山平野の大部分を占めるほか、三坂峠のすぐ下の山間地から、旧・中島町の島嶼部に至るまで広い面積を有するようになった。

気候

典型的な瀬戸内海式気候であり、年中温暖(年平均気温:16.1℃)で降水量が少ない(年降水量平年値:1303.1mm)。四国の他の3県と違い、春から夏にかけて降水量が多く、梅雨の時期にあたる6月が最多である。台風の来襲も南予や四国の反対側の徳島市に比べるとかなり少ない。

冬期四国のどの県庁所在地よりも降雪日数が多くなる。九州日本海側にある雪雲が関門海峡を抜け、松山付近までやってきて雪を降らせる。

沿革

※市制施行以前の歴史については道後温泉松山城 (伊予国) を参照。

行政

市の行政

歴代の市長

平成の大合併における市の対応

[[ファイル:Nakajimakisen.jpg|thumb|right|合併に伴い民営化された中島汽船]] 松山市では、過去いずれの合併も隣接地を編入してきたことや、市長の方針から編入合併を原則としてきた。合併以前の人口は約47万人であったが、政令指定都市の指定基準は(運用上は)おおむね100万人以上<ref>のち、運用上は70万人程度となる。なお、制度上は50万人以上とされている。</ref>とされていたため、考え得る周辺市町村の全てを編入合併しても同指定基準を満たすことはできず、人口増加を理由とした規模の拡大については積極的な動機に乏しかった(仮に、(新)今治市と合併した場合は人口が同指定基準に達するが、この場合は市域が1,000km²近くに拡大するほか、市街地も大きく2分してしまうという問題があった)。

市は、合併協議に入る前の条件として事務の類似性などの3条件を示した。結局、北に隣接する北条市と航路で結ばれた温泉郡中島町を編入合併することとなった。なお合併にあたっては、北条市に対しては北条スポーツセンターの扱いを、中島町に対しては汽船事業や病院事業の民営化などの条件を提示している。

主な行政機関・公共施設

市民サービスセンター(三越松山店・フジグラン松山・いよてつ髙島屋)においては、土休日でも各種証明書の交付や、簡単な市民相談などの業務を行っている。また、年中無休のコールセンターでは市役所での手続きなどの問い合わせに対応している。このほか、ふるさと納税に対応した寄付を呼びかける部署もある。 Template:Col-begin Template:Col-break

  • 松山市役所
  • 北条支所・中島支所
  • 松山市消防局・防災センター
  • 松山市保健所・急患医療センター
  • 松山市立中央図書館
  • 松山市立北条図書館
  • 松山市立三津浜図書館
  • 松山市立中島図書館
  • 松山市公営企業局
  • 松山市農業指導センター

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  • まつやま国際交流センター
  • 松山市まつやまRe・再来館(リサイクル館)
  • 松山市都市環境学習センター
  • 松山市総合福祉センター
  • 松山市男女共同参画推進センター(コムズ)
  • 松山市ハーモニープラザ(児童館など)
  • 松山市青少年センター(教育支援センター)
  • 松山市野外活動センター
  • 松山市民会館
  • 松山市斎場

Template:Col-break thumb|right|松山市消防局 Template:Col-end

姉妹都市・提携都市

1981年(昭和56年)8月18日姉妹都市締結
2004年(平成17年)11月20日サクラメント市長へザー・ファーゴ氏をはじめとする代表団が松山市を初訪問し、その時、ファーゴ市長に対し松山市は特別名誉市民の称号を贈った。

主な国の機関等

在松山 国の官公庁一覧
名称 上位機関 省庁 管轄地域 所在地 備考
地方支分部局
四国総合通信局 - 総務省 四国 宮田町8番5号
松山地方法務局 高松法務局 法務省 愛媛県 宮田町188番地6
愛媛運輸支局 四国運輸局 国土交通省 森松町1070番地 Template:Smaller
松山地方気象台 大阪管区気象台 気象庁 北持田町102番地
愛媛労働局 - 厚生労働省 若草町4番3号
特別の機関
松山駐屯地 陸上自衛隊
第14旅団
防衛省 愛媛県 南梅本町乙115番地 Template:Smaller
松山地方検察庁 高松高等検察庁 検察庁 一番町四丁目4番1号 Template:Smaller
松山区検察庁 松山地方検察庁 中予<ref name="a">南予地方喜多郡内子町も含む</ref> Template:Smaller
司法機関
松山家庭裁判所 高松高等裁判所 裁判所 愛媛県 南堀端町2番1号 Template:Smaller
松山地方裁判所 一番町三丁目3番8号 Template:Smaller
松山簡易裁判所 松山地方裁判所
松山家庭裁判所
中予<ref name="a" /> Template:Smaller
内部事務所
愛媛行政評価事務所 四国行政評価支局 総務省 愛媛県 若草町4番3号
松山財務事務所 四国財務局 財務省
愛媛森林管理署 四国森林管理局 農林水産省 朝美二丁目6番32号
入国管理局松山出張所 高松入国管理局 法務省 宮田町188番地6
松山港湾・空港整備事務所 四国地方整備局 国土交通省 海岸通2426番地1
松山河川国道事務所 中予・東予 土居田町797番地2
松山税務署 高松国税局 国税庁 中予 若草町4番3号
  • 松山保護観察所
  • 少年院松山学園
  • 松山少年鑑別所
公法人
独立行政法人

明治から昭和にかけて松山市には、日露戦争上海事変沖縄戦で活躍した松山歩兵第22連隊松山城三之丸の堀之内に練兵場を構えていた。第22連隊は、温和で堅実な愛媛県人の特質を評価され、劣勢な戦況においても適切な防御戦闘を奮うと定評があった。また、第二次世界大戦末期には本土防空に奮戦した源田実大佐麾下三四三航空隊(2代目。通称:「剣」部隊)が海軍吉田浜飛行場(現・松山空港)に所属したことが有名である。 Template:Gallery

主な県の行政機関・公共施設

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  • 愛媛県工業技術センター
  • 愛媛県健康増進センター
  • 愛媛県土地開発公社
  • 愛媛県住宅供給公社
  • 愛媛県農業試験場本場
  • 愛媛県果樹試験場本場
  • 愛媛県建設研究所
  • 愛媛県衛生環境研究所
  • 愛媛県立中央青年の家
  • 愛媛県警察本部
松山東警察署松山西警察署松山南警察署

Template:Col-break [[ファイル:Ehimekencho-20040417.JPG|thumb|right|木子七郎設計による愛媛県庁舎]] Template:Col-end

経済

[[ファイル:Matsuyama Central Park2(Matsuyama City).JPG|thumb|right|松山総合公園からの松山平野(南方面)]] みかんに代表される農業や、日本最古の道後温泉や日本有数の現存天守を有する広大な松山城などを中心とした観光業、化学繊維を中心とした製造業などが基幹産業である。空港や港湾付近の沿岸部には工業地帯が広がり、帝人グループ最大の生産拠点を擁するなど、工業生産額は四国地方で上位となっている。

情報・通信については、四国を統括している主要な機関として総務省四国総合通信局、NTT西日本愛媛支店、日本郵政四国支社、NHK松山放送局(四国統括局)等があり、その関連で情報通信の基盤整備も進んでいる。

四国最大の人口を持つ都市として、サービス業など第三次産業も発達しており、周辺の市町をも圏域とする利便性の高い商業集積が見られる。また、四国でも数少ない人口増加中の都市であるほか、瀬戸内海を挟んで広島大都市圏との交流も盛んである。国土交通省の生活圏間流動(2005年)<ref>全国幹線旅客純流動調査より。</ref>の中でも、松山を出発地とする目的地別順位では広島が1位(398万人/年<ref>2位は東京23区(238万人/年)、3位は大阪・香川東部(197万人/年)</ref>)となっており、広島との交流の多さがデータでも見て取れる。

産業人口

データは2005年(平成17年国勢調査結果

  • 生産年齢人口 343,823人<ref name="jinko">平成17年国勢調査結果</ref>
  • 老齢人口 98,514人<ref name="jinko"/>
  • 就業人口 232,084人<ref name="jinko"/>
    • 第一次産業 9,983人
    • 第二次産業 45,105人
    • 第三次産業 171,168人
  • 世帯数<ref>世帯の経済構成別一般世帯数,一般世帯人員及び親族人員</ref>
    • 総世帯数 215,591世帯
    • 農林漁業就業者世帯 3,815世帯
    • 農林漁業、非農林漁業就者混合世帯 2,452世帯
    • 非農林漁業就業者世帯 136,232世帯
    • 非就業者世帯 69,628世帯
    • 分類不能の世帯 3,464世帯

卸小売業

松山市の繁華街も参照。 thumb|right|大街道商店街と一番町通りの交差点 thumb|right|銀天街商店街の入口

松山城の南が商業地となっており、一番町の三越松山店と市駅前の伊予鉄髙島屋を繋ぐ形で、大街道、銀天街の商店街がL字型に連なっており、大掛かりなアーケード設備も有し、松山市や愛媛県を代表する商店街となっている。銀天街の西に隣接する伊予鉄松山市駅前には、四国で唯一の地下街がある。
大街道商店街を挟み、北は一番町から南は千舟町通にかけての一帯には非常に多くの飲食店が軒を連ねている。
柳井町の南端から千舟町4・5丁目の狭い範囲にかけて、アニメショップ、ゲームショップ、同人誌専門店およびメイド喫茶などの店舗が集積しており、いわゆる「おたく街」を形成している。
道後温泉周辺にも商店・飲食店や風俗店などが多数立地しており、繁華街を形成している。
地元資本の明屋書店が市内各所に展開している。都心部には複数の書店が出店しており、中でも紀伊国屋書店は1976年出店とかなり古い部類に入る。また、都心部・郊外を問わず中小の古本屋が多数存在している。
同人誌専門書店としてメロンブックスが2007年3月に進出。
いずれも県内唯一の店舗であり、あぷあぷにおいては四国で唯一の店舗である。郊外に展開している。
このうちデオデオとベスト電器は市内中心部に、ヤマダ電機とコジマは33号線沿いの郊外に出店している。

thumb|right|フジグラン松山店

地元資本のスーパーであるフジが市内に多数の店舗を有し、それを補完するように県内外資本の中小スーパーが展開している。
また、Template:要出典範囲
松山市内では、コンビニ業界最大手のうち、セブン-イレブンam/pmミニストップ(愛媛県内では東予地域にのみ出店をしている)については出店計画がない。
コンビニATMは、ローソンにローソンATMが、ファミリーマートおよびポプラにイーネットATMが、サークルKおよびサンクスにバンクタイムATMがそれぞれ設置されている。また市内にセブンイレブンの店舗はないが、セブン銀行ATMは松山空港および野村證券松山支店に設置されている。

卸小売業の企業

thumb|right|いよてつ髙島屋(市駅の駅ビルともなっている)

その他 大衆娯楽

営業中

  • シネマサンシャイン(大街道・衣山)
  • シネマルナテック

閉館

  • 松山シネマサンシャイン
  • 松山シネリエンテ

情報通信業

thumb|right|NTT西日本 愛媛支店(松山3棟ビル)

  • NTT西日本が四国事業本部を軸とする子会社NTT西日本-四国を設置しており、四国4県の統括的な業務を実施している(携帯電話事業のNTTドコモ、インターネットサービス事業のNTTコミュニケーションズは高松市に拠点を置いている)。また、同社関連の企業も多い(NTT西日本松山病院など)。
  • コールセンター誘致を推進するため補助金を支給する条例を制定するなどの取り組みが行われており、数社の誘致に成功している。
  • 大手IT企業のサイボウズが創業した地であり、開発拠点を設けることが計画されている。
  • 県紙である愛媛新聞の本社がある。
  • 日本郵便郵便局会社は四国支社を設置しており、四国4県を統括している。

放送

愛媛県内を放送対象地域とするテレビ局NHKほか民放が4局あり、テレビ東京系列以外のキー局系列の番組が視聴可能である。また、NHK松山放送局は四国4県の基幹局となっている。

地上デジタル放送行道山送信所において2006年(平成18年)10月1日に放送開始したが、その準備段階として、同年6月21日午前10時から「映像の再生に必要な制御信号を含めた試験電波」の発射を開始したのに続き、8月4日からは「地上アナログ放送と同一番組の試験放送」を開始していた。

放送局名アナログ放送デジタル放送
チャンネル開局空中線電力送信所リモコンキーIDチャンネル空中線電力送信所
NHK松山第1963kHz1941年(昭和16年)3月9日5kW針田町
NHK松山第21512kHz1946年(昭和21年)9月1日
南海放送ラジオ1116kHz1953年(昭和28年)10月1日井門町
NHK松山FM87.00MHz1969年(昭和44年)3月1日1kW城山
FM愛媛79.70MHz1982年(昭和57年)2月1日行道山
NHK松山総合61957年(昭和32年)5月29日VHF5kW城山1161kW行道山
NHK松山教育21962年(昭和37年)6月1日213
南海放送101958年(昭和33年)12月1日420
テレビ愛媛371969年(昭和44年)12月10日UHF10kW行道山827
あいテレビ291992年(平成4年)10月1日621
愛媛朝日テレビ251995年(平成7年)4月1日517

thumb|right|NHK松山放送局

NHK松山放送局と南海放送は市内中心部に、他のテレビ局は比較的郊外に立地<ref>テレビ愛媛は真砂町、あいテレビは竹原町、愛媛朝日テレビは和泉北に立地。</ref>している。

運輸業

thumb|right|松山観光港高速艇桟橋 [[ファイル:Iyo-Railway Co.,Ltd Headquarters (Matuyama City).JPG|thumb|right|伊予鉄道本社(松山市駅前)]] 松山港からは中国(特に広島へはスーパージェットなどが頻繁に運行されている)・関西・九州地方への航路が開かれ、松山空港からは東京大阪など日本国内のほか大韓民国中華人民共和国への定期便が就航している。また高速道路JR四国予讃線などもあり県外・県内の移動の拠点となっている。このほか市内には、伊予鉄道の路面電車や路線バスが多数運行されている。

貨物輸送ではJR貨物の貨物駅や運送会社の支社・営業所などが立地している。

市内に本社を置く運送業会社

金融業

伊予銀行愛媛銀行などの地元金融機関の本店・支店のほか、都市銀行や近隣県に本店を置く地方銀行の支店・ATMが設けられている。また、四国の直営店の統括機能を有するゆうちょ銀行松山支店も立地している。

多くの保険会社の支店・営業所がある。また近年は大手保険会社の集中事務センターの誘致に成功<ref>松山市ホームページ-富士火災海上保険㈱中央営業事務センターの立地協定書調印式について</ref>している。

銀行

四国に本店を置く地方銀行・第二地方銀行すべてが市内に支店を持っている<ref>松山市に限らず、四国の県庁所在地には必ずある。</ref>。また、都市銀行は長らくみずほ銀行のみ設けられていたが2009年1月、三井住友銀行の支店が開設された。

県内では他に今治市に店舗がある。
県内では他に今治市に支店がある。
県内では他に新居浜市に支店がある。長らく新居浜支店のATMとサービスセンターが市内に設置されていたが、2009年になって支店が開設され、同時に既存のATMも松山支店管理へと変更された。松山支店では個人向けローンの相談など一部の業務を行うことが出来ない(法人向けは全ての業務を行っている)。

thumb|right|伊予銀行本店 thumb|right|愛媛銀行本店

信用金庫・信用組合等

thumb|right|愛媛信用金庫本店

証券会社

本店・本社を置く証券会社

支店を置く証券会社

観光業

[[ファイル:Dogo Onsen Station1(Matsuyama City).JPG|thumb|right|道後温泉駅と「坊っちゃん列車」]] 3000年の歴史を有するといわれ、文献上、日本最古である道後温泉や日本で最後の完全な城郭建築(現存天守)である松山城四国八十八箇所の一つである石手寺など観光施設が豊富であり、多くの観光客を集めている。また、しまなみ海道開通時には、しまなみブームと呼ばれるほど観光客が増加した。2008年度の推定観光客数は504万5千人(前年度比0.6%減)、宿泊客数は79万4千人(同2.9%減)<ref>『広報まつやま』2009年6月1日号</ref>となっている。

松山の見どころを巡回する「マドンナバス」が、完全予約制で毎日運行されている。また、松山城や道後温泉本館などの入場券と一日乗り放題の市内電車や中心部のバス路線の乗車券がセットされた「松山城下めぐりきっぷ」が伊予鉄道から発売されている。

観光に関する問い合わせに対応するため、財団法人松山観光コンベンション協会が年中無休の電話窓口を設けている。

このほか、県や市のスポーツ施設も多数あり、プロ野球公式戦などが年に数回行われる。

不動産業

松山市の人口が増加していることもありマンション需要が伸びているため、不動産会社が次々マンションを建設している。またオフィスビルの需要も、コールセンター等の進出で伸びており、ビル建設も増加している。

サービス業

近年、Template:要出典範囲ことなどから、日能研東進衛星予備校ITTO個別指導学院明光義塾などの全国規模の塾や予備校が進出し、市内の小規模塾や大手塾(寺子屋グループなど)と競合している。

支店を置く保険会社

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主なコールセンター・事務センター

製造業

空港や港近郊の沿岸部には工業地帯が広がっている。化学繊維、石油化学、トラクターなどの農業用機械製造、電気機械器具製造、ボイラー・水処理関連機器等の機械製造業、その他機械部品製造が主要な製造業である。

市内に本社を置く主な製造業

主な工場・事業所

  • 三菱化学松山工場
  • 帝人化成松山工場
  • ダイソー松山工場
  • 帝人ファイバー松山事業所
  • 帝人システムテクノロジー松山事業所
  • 倉敷紡績北条工場
  • 四国ガス三津浜工場
  • エヌ・ピー・シーテクニカルセンター、松山第一工場、松山第二工場、松山第三工場
  • 東レ・ファインケミカル松山工場
  • 高松帝酸松山工場
  • レンゴー松山工場
  • 東芝EIコントロールシステム四国事業所、四国支店
  • TMTマシナリー松山工場
  • フジケンエンジニアリング(プラントエンジニアリング業)

農業・伝統産業

thumb|right|伊予絣 ウンシュウミカンの生産が盛んで、イヨカンの代表的な産地の一つでもある。特産品・伝統工芸として、姫だるま、竹細工(日本三大産地)、伊予絣(同)、油揚げ(松山揚げ)などが有名である。

その他

文化

坊っちゃん

thumb|right|松山城を背景に運行される「坊っちゃん列車」 thumb|right|マドンナバス 松山は、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の舞台になっている。この小説は、漱石自身が松山中学(現在の愛媛県立松山東高等学校)に赴任した時の体験を下敷きとしている。松山赴任時、漱石は大学予備門で同窓だった正岡子規との交流も持った。

漱石は『坊っちゃん』で、松山を「不浄な地」(新潮文庫版131ページ)としているなどかなりひどく書いているが、実際は明治時代の地方に対する世論の考え方を反映したもので、単に松山を批判したものではない。漱石自身も松山中学では非常に優遇されており、小説の内容と自身の体験談とが必ずしも一致したものとはいえない。松山市及び市民は観光の一つとしている他、今日でも松山には「坊っちゃん」や「マドンナ」の名が付いた施設や商品が多い。

近年は「坂の上の雲」(歴史小説)を軸としたまちづくりも進められ、司馬遼太郎記念財団認定商品も販売されている。

文学

温泉

記紀の古より湧き続ける道後温泉に代表される温泉が市内各所で湧いており、源泉から離れた銭湯も引き湯で温泉を入れている所も数多くある。

能楽

松山は能楽が盛んであり、市内に能楽堂がいくつかある。

祭り・芸能

※観光の性格が濃い祭事・イベントは、#観光の節も参照。

  • 野球拳
  • 伊予万歳
  • 伊予の国松山水軍太鼓
  • 松山三大夏祭り - 井手神社天神祭(北立花町)、鐘馗さん(しょきさん又はしょうきさん、木屋町)、お日切さん(おひぎりさん、市駅前)。
いずれも旧市内における伝統的なもの。
  • 松山秋祭り
神輿同士の鉢合わせ等。

食文化

隣県である香川県のシコシコとした食感の讃岐うどんとは違い、やや軟らかな麺を用いてツユも甘めである「ゆるゆるうどん」が多い。また、大盛りを注文した場合、大抵の店舗では麺が二玉分投入されてくる事でも有名な地域である。市内には松山市駅前地下街まつちかタウンの「かめや」(現在は営業していない)、鍋焼きうどんの老鋪店「アサヒ」「ことり」などが有名である。なお、市内では讃岐うどんを名乗る店や近年ではセルフうどん店も多数進出している。但し、讃岐うどん店も丼鉢には厚手の砥部焼を用いる店が多い。
道後温泉街の一角には、「としだうどん」と呼ばれる有名店があった(後継者がなく廃業し跡地は現在は小公園になっている)。
城下町のため、伝統を受け継ぐ和菓子銘菓も多い。日本の郷土料理一覧#愛媛県も参照。

スポーツ

野球

サッカー

ビーチバレー

文化財

国の文化財を挙げる。

国宝

重要文化財(建造物)

登録有形文化財

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登録記念物

地域

人口

Template:人口統計

医療

thumb|right|NTT西日本松山病院

※小児の夜間の急病に対応するため、松山市保健所の隣に松山市急患医療センターが設置されている。

教育

小学校

市内にはかつて62の小学校があった。しかし、近年児童数の減少により統廃合が目立っている。なお、太字の学校は登校時に制服もしくは標準服の着用が義務付けられている。 Template:Col-begin Template:Col-break

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  • 松山市立さくら小学校
  • 松山市立みどり小学校
  • 松山市立福音小学校
  • 松山市立双葉小学校
  • 松山市立窪田小学校
  • 松山市立姫山小学校
  • 松山市立浅海小学校
  • 松山市立難波小学校
  • 松山市立立岩小学校
  • 松山市立正岡小学校
  • 松山市立北条小学校
  • 松山市立河野小学校
  • 松山市立粟井小学校
  • 松山市立睦月小学校
  • 松山市立野忽那小学校
  • 松山市立中島東小学校(2009年3月閉校)
  • 松山市立中島南小学校(2009年3月閉校)
  • 松山市立怒和小学校
  • 松山市立津和地小学校
  • 松山市立二神小学校
  • 松山市立天谷小学校(2009年3月閉校)

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中学校

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  • 松山市立興居島中学校
  • 松山市立余土中学校
  • 松山市立湯山中学校
  • 松山市立日浦中学校
  • 松山市立旭中学校
  • 松山市立久米中学校
  • 松山市立小野中学校
  • 松山市立久谷中学校
  • 松山市立南中学校
  • 松山市立西中学校
  • 松山市立南第二中学校
  • 松山市立桑原中学校

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高等学校

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大学・短期大学

松山市では、規定を満たし採用された大学・短大へ進学希望する者に貸与される奨学金制度「松山市奨学生」が設けられている。

専修学校

など

特別支援学校

学校教育以外の施設

交通・運輸

四国最大の人口を有する都市として利便性の高い各種の運輸手段があり、特に空港利用者数は四国最多であるほか、中四国でも広島空港に次ぐ実績を有し、年々増加の傾向にある。また、人口50万強という人口規模としては利便性の高い公共交通機関が伊予鉄道の電車・バスを中心発達しており、市内の主だった拠点の多くに公共交通だけでたどり着くことができる。このほか、比較的コンパクトな中心市街地を自転車で移動する希望者に対応するため、有料の観光レンタサイクルポート(JR松山駅前・大街道商店街・松山城ロープウェイ東雲口駅舎・道後温泉駅前)も開設されている。他にも観光振興策の一環として、2007年7月から原動機付自転車を対象に「道後・松山市」の雲型ナンバープレートを発行している。 thumb|right|松山空港旅客ターミナル thumb|right|空港公園から見た滑走路

空港

就航している会社(コードシェアを含む)

国内線

東京(羽田)、名古屋(中部小牧)、大阪(伊丹)福岡鹿児島沖縄(那覇)の各空港への路線が就航している。

  • 東京(羽田)便は搭乗率が好調(70%以上)のため、JALはTemplate:和暦11月1日から1往復増便し5往復に、羽田拡張以後はさらに1往復増便し、6往復となる予定。
  • 名古屋(中部)便は、CRFがTemplate:和暦2月1日から原油高騰のため1往復減便し2往復となり、小牧便のJAL(J-AIR含)と合わせ4往復となった。
  • 大阪(伊丹)便は、JACがTemplate:和暦6月1日から1往復増便し8往復となった。
  • 福岡便は、JALがTemplate:和暦6月1日から1往復増便し4往復となった。
  • 沖縄(那覇)便は利用者などからの増便要請のほか搭乗率が好調(70%以上)のため、JTAは週4便運航だったものをTemplate:和暦2月1日から毎日運航(1往復)へ増便された。
過去に就航していた国内線航路

過去には札幌(新千歳)大阪(関西)および熊本の各空港への路線が就航していた。

  • 札幌(新千歳)便は、Template:Jdate末日<ref>毎年10月から3月は季節運航期間のため、正式な航路廃止日はTemplate:Jdate末日である。</ref>をもって原油高騰のため廃止となった。廃止後、Template:要出典範囲が実現しなかった。
  • 大阪(関西)便は、ANKがTemplate:和暦4月1日から不採算航路であることや原油高騰のため1往復減便し2往復となったが、搭乗率が低迷していたため同年10月末で廃止となった。これに対しTemplate:要出典範囲
  • 熊本便は、Template:和暦8月末をもって原油高騰および新規路線開設(神戸 - 熊本便)に伴う機材繰りの都合のほか、頻発した機材トラブルによる搭乗率低迷の影響で廃止となった。

国際線

Template:Flagicon大韓民国ソウル(仁川)および、Template:Flagicon中華人民共和国上海(浦東)の各路線への航路が就航している。なお、国際定期航路が複数就航しているのは四国地方で唯一となっている。

鉄道

JR予讃線松山駅は中心市街のやや西寄りにあることもあり、市街の中心により近い伊予鉄道松山市駅(通称:市駅)が中心駅の役割を担っている。同駅からは同鉄道の郊外線が3方向に発着しているほか市内電車(軌道)の拠点停留所にもなっている。さらに、都市間高速バスを含む路線バスの発着点でもあるなど、公共交通の一大拠点を成している。

このような立地や拠点性に差異が生じた経緯の一つとして、現在の市駅がTemplate:和暦に開業したのに比べ、国鉄予讃本線(現・JR予讃線)が松山駅まで延伸したのはTemplate:和暦と遅かったことが挙げられる。なお、市駅はもともと松山駅を名乗っていたが、国鉄松山駅が開業することになったさいに駅名を改称させられた経緯がある。※詳しくは、松山市駅#歴史を参照。

なお、四国内各駅の乗降客数順位(JRおよび私鉄各社を含む)は、松山市駅・高松駅・徳島駅・松山駅の順となっている。

現在、2017年に開催が予定されている愛媛国体にむけて松山駅の高架化や貨物駅の移転などの事業が行われている。

浅海駅 - 大浦駅 - 伊予北条駅 - 柳原駅 - 粟井駅 - 光洋台駅 - 堀江駅 - 伊予和気駅 - 三津浜駅 - 松山駅 - 市坪駅
高浜駅 - 梅津寺駅 - 港山駅 - 三津駅 - 山西駅 - 西衣山駅 - 衣山駅 - 古町駅 - 大手町駅 - 松山市駅
松山市駅 - 石手川公園駅 - いよ立花駅 - 福音寺駅 - 北久米駅 - 久米駅 - 鷹ノ子駅 - 平井駅 - 梅本駅 - (東温市
松山市駅 - 土橋駅 - 土居田駅 - 余戸駅 - 鎌田駅 - (松前町
西堀端 - 南堀端 - 市役所前 - 県庁前 - 大街道 - 勝山町 - 警察署前 - 上一万 - 南町 - 道後公園 - 道後温泉
支線:上一万 - 平和通一丁目
古町 - 萱町六丁目 - 本町六丁目 - 木屋町 - 高砂町 - 清水町 - 鉄砲町 - 赤十字病院前 - 平和通一丁目
西堀端 - 本町三丁目 - 本町四丁目 - 本町五丁目 - 本町六丁目
西堀端 - 大手町 - JR松山駅前 - 宮田町 - 古町
南堀端 - 松山市駅前

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路線バス

一般路線バス

伊予鉄道により市内各地に路線バス網が張り巡らされている。ちなみに15分間間隔以上で運行されている一般バス路線は四国地方では松山市以外には存在しない。

また、他社により宇和島・大洲・久万高原・今治・西条・新居浜などの県内各都市へ向かうバス路線も開設されている(南予方面は一部高速道路経由)。

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都市間高速バス

thumb|right|オリーブ松山号 松山自動車道しまなみ海道の開通により、高速バスも市内に営業所を持つ乗合3社(伊予鉄道、JR四国バス、宇和島自動車)とその共同運行会社により多数運行されている。松山の発着場所は伊予鉄道とJR四国バスおよび共同運行便でない場合、松山市駅または松山駅のいずれかのみになることがある。

近年は、2008年秋の福岡線開設、2009年1月の名古屋線2往復化(既存のJRバス以外に伊予鉄道が参入)および、同年7月には従来松山市内では客扱いをしていなかった宇和島自動車の横浜・池袋・大宮線が同社松山営業所に停車するようになるなど、路線網の充実が著しい。

道路

道路交通は、国道11号国道33号国道56号国道196号が松山市中心街に集中し、広域的な交通拠点ともなっている。松山自動車道のインターチェンジ(松山IC)は市の南部、国道33号線の伊予郡砥部町寄りにある。

高速道路

一般国道

県道

道の駅

港湾

瀬戸内海に面した都市であるため、本州や九州および離島とを結ぶ旅客航路が充実している。また四国最大の工業港(松山外港)を有し、多数の貨物航路も寄港している。松山港は定期旅客航路数・定期コンテナ貨物航路数共に四国一の規模を誇る。

  • 松山港
    • 堀江港
    • 松山観光港(小倉・広島・呉・大阪航路)
    • 高浜港(離島航路)
    • 三津浜港(柳井・伊保田航路)
    • 松山外港(貨物港/コンテナ定期便神戸・釜山・マニラ・台北・上海・香港航路)
    • 今出港(貨物港)

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観光

thumb|right|日本最古の歴史を有する道後温泉

温泉

主要施設・観光地

※旧・中島町の観光地等については、忽那諸島を参照。

thumb|right|薄墨桜で有名な西法寺

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銘菓

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百選等

祭事

出身人物

政治家

軍人

教育者

文化・芸術

スポーツ

俳優・歌手・タレント

アナウンサー

その他

ゆかりある人物

名誉市民

関連項目

脚注

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外部リンク

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行政

観光 Template:Wikitravel

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