忍者戦隊カクレンジャー

出典: Wikipedio


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忍者戦隊カクレンジャー』(にんじゃせんたいカクレンジャー)は、1994年(平成6年)2月18日から1995年(平成7年)2月24日までテレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55 (JST) に全53話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第18作目にあたる。 Template:ネタバレ

スーパー戦隊シリーズ
第17作 五星戦隊
ダイレンジャー
1993年2月
- 1994年2月
第18作 忍者戦隊
カクレンジャー
1994年2月
- 1995年2月
第19作 超力戦隊
オーレンジャー
1995年3月
- 1996年2月

目次

あらすじ

戦国時代忍者達は妖怪達と激しい戦いを繰り広げていた。戦いの末、猿飛佐助をはじめとする5人の忍者たちが、妖怪総大将ヌラリヒョンと妖怪たちのエネルギーを、無敵将軍三神将より与えられた「封印の扉」の中に閉じ込めることに成功した。

それから400年。エネルギーを失って人間社会に溶け込んでいた妖怪たちの一人・カッパは、猿飛佐助の子孫・サスケと霧隠才蔵の子孫・サイゾウを騙して、東京湾にあった「封印の扉」を開けさせてしまった。先祖代々封印の扉を見守ってきた家系の少女・鶴姫はこれを知り、封印を解いてしまったサスケとサイゾウ、三好晴海入道の子孫・セイカイ、そしてアメリカからやってきた児雷也の子孫・ジライヤの4人とともに、400年前の先祖と同様に妖怪封印を行うこととする。

クレープ屋を営みながら妖怪封印の旅を続ける5人。しかし、てんでばらばらで動いていたはずの妖怪達の裏から邪悪なる存在が現れ、彼らは苦しい戦いを強いられるようになっていく。

サスケ達や三神将に待ち受けるものは勝利か、それとも敗北か…。

概要

特徴

全般に中華テイストあふれる前作『五星戦隊ダイレンジャー』に対し、本作品では戦隊側のモチーフの「忍者」や日本古来の妖怪たちをモデルとした敵怪人など、シリーズとしては初めて本格的な和風テイストが取り入れられている。また戦闘シーンにおいては、アメリカンコミックスのような擬音吹き出しを取り入れるなど独自の演出が取り入れられた。

本作品におけるリーダーは忍者の総領であるホワイト=鶴姫として設定されるなど、シリーズ中初めてレッド以外のメンバーにリーダーのポジションが与えられており、その後同様にレッド以外のメンバーがリーダーを務める作品の先鞭をつける形となっている。とはいえ、物語後半にて鶴姫と父とのドラマがクローズアップされるにつれて、当初鶴姫の補佐役的立場にあったレッド=サスケが従来と同様にリーダーに近い役割を果たすことが多くなった。ただし、性格付けとしてはサスケも豪放磊落と設定されており、リーダータイプのキャラクターであった。

超獣戦隊ライブマン』以降、巨大戦では1号ロボに主人公たちがおもに搭乗し、その他のロボは強化合体などを含めてそのサポート役として位置付けられており、それ以前の超新星フラッシュマンなどでは1号ロボと2号ロボを併用するなどしていたが、本作品ではシリーズ中初めて「1号ロボと互換性の無い別のロボ」への交代が行われており、その2号ロボに相当する「隠大将軍」は1号ロボの「無敵将軍」同様の5体合体ロボととして設定される。また本作品において6人目の戦士に相当する「ニンジャマン」は初の人間から変身しないタイプのヒーローで、同時に専用ロボを持たず自らが巨大化するという設定も初めて。

作劇面では第24話までを第1部とし、第25話以降は第2部「青春激闘編」という2部構成が採られており、人情中心の作劇へとシフトした。このように戦隊シリーズで明確に2部構成とされた作品は2010年現在この作品で唯一である。特に第1部では敵が組織として設定されていないことや、ナレーションの代わりとして落語家三遊亭圓丈が扮する講釈師が設定されているのが特徴である。

企画時の仮題は「忍者戦隊ゴニンジャー」。

キャスティング

戦隊メンバーは鶴姫役の広瀬仁美が戦隊役者陣では最年少で当時13歳で中学生だった。広瀬の戦隊ヒロイン最年少の記録は2010年現在、破られていない。最年長はサスケ役の小川輝晃である。自他ともに認めているように、共演者達を引っ張っていく意識が強かったことも先述のリーダー的ポジションに影響した可能性がある。また、6人目の戦士・ニンジャマンの声には矢尾一樹を起用。サイゾウ役の土田大は矢尾の紹介で、この作品以降はもっぱら声優として活動していくことになる。アメリカ人忍者のジライヤ役には実際にアメリカ出身のケイン・コスギを起用。

敵側では、『地球戦隊ファイブマン』にて星川レミ / ファイブイエローを演じた早瀬恵子(当時は咲田めぐみ)がくノ一軍団の一人サクラを演じている。他にも鶴姫の父を『太陽戦隊サンバルカン』で飛羽高之 / 2代目バルイーグルを演じた五代高之が、太郎を前作『ダイレンジャー』のキリンレンジャー / 天時星・知を演じた土屋圭輔が演じるなど、『ダイレンジャー』同様に過去の戦隊経験者のレギュラー・セミレギュラー出演者が比較的多い。また、第28・29話におけるジライヤとガリの師弟対決が、ショー・コスギとケイン・コスギの親子共演として話題となった。なお、本作品で次郎を演じ、のちに『重甲ビーファイター』で主演した土屋大輔は土屋圭輔の双子の兄である。声優では、妖怪大魔王役にはベテラン声優柴田秀勝を起用。

講釈師こと三遊亭圓丈は、ナレーターが設定されていない本作品において第1部のナレーターのようなポジションも兼ねていたが、第2部以降はレギュラーから外れ、第39話の「特別編だよっ!!」での再登場のみに留まっている。これについて、最初は「好き勝手に講釈してもよい」と言われやっていたそうだが、スポンサーのバンダイ側から「あんな進行役が目立ってもうちの商品は売れない」とクレームがつき、降板させられたという旨をのちに圓丈が述懐している。

五星戦隊ダイレンジャーまではOPクレジットに怪人などの声を担当した声優の名前が記載されていなかったが、今作よりストーリーごとに出てくる妖怪の声を担当していた声優の名前がOPクレジットに記載されることになった。

スタッフ

東映側のプロデューサーには本シリーズ初期の作品に携わった吉川進が復帰。また第15話より髙寺成紀が本シリーズに初めて参加を果たした。

脚本、監督、音楽担当のメインスタッフは前作とほぼ変わらない顔ぶれであるが、サブライターには戦隊シリーズにおいて9年連続でメインライターを務めた実績を持つ曽田博久が復帰し、途中参加ではあるものの12本のエピソードを執筆している。また『バイオマン』以来、『ジュウレンジャー』を除き戦隊シリーズにサブライターとして携わってきた藤井邦夫は本作の第32話の脚本を最後に戦隊シリーズには参加しなくなる。

当時まだ20代だった渡辺勝也は、本作品では最多となる14作品の演出を担当。渡辺は2001年当時の雑誌インタビューで「これまでで最も愛着のある作品は『カクレンジャー』」と語るとともに「またいずれは忍者ものがやりたい」とも答えており、その翌年制作された『忍風戦隊ハリケンジャー』でも監督を務めている。

また、これまで特撮監督として手腕を振るってきた佛田洋が本編監督としてもデビューを果たした。佛田の書籍インタビューによると、当時本作品の視聴率が前作に比べ若干苦戦しており、プロデューサー間で新たな演出家を招きたいとの話が持ち上がったので自分のところに依頼が来たという。

備考

2009年現在、スーパー戦隊シリーズの中では『秘密戦隊ゴレンジャー』『電撃戦隊チェンジマン』に次いで3番目に放送回数が多い作品である。

タイトルロゴ末尾の「ー」が「ャ」の下に置かれるようになり、以後その配置がシリーズの恒例になった。(ただし、2007年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』を除く。)

登場人物

忍者戦隊カクレンジャー

カクレンジャーは旅をするキャラクターであるためか、『西遊記』の登場人物を基に性格付けが為されている。キャッチフレーズは「人に隠れて悪を斬る!忍者戦隊・カクレンジャー見参!!」。
サスケ / ニンジャレッド
主人公。戦国時代に誕生した、退魔を専門とする忍者集団「隠流」の末裔の一人で、猿飛佐助(演:益田哲夫)の子孫。メンバー最年長。
第1話でカッパに騙され、妖怪のエネルギーを閉じ込めていた「封印の扉」を開けてしまった責任からカクレンジャーの一員となる。サイゾウとはカクレンジャー結成前からの付き合い。スケベで猪突猛進気味な熱血バカと、沈着冷静な戦士という正反対の性質を兼ね備えている。失敗しても反省したことはない。敵の罠を見抜く鋭い勘の持ち主。メンバーが妖怪の罠に落ちてたった一人になっても諦めない不屈の闘志で、メンバーのピンチを救うのはいつも彼の役割である。寝る間も惜しんで厳しい修行を行っている。第2部「青春激闘編」からは自分を見失った鶴姫を殴りつける等、鶴姫の良き理解者的な存在になっていった。
潜在能力が高く、多彩な忍術・剣術を使いこなし、特に「分身(わけみ)の術」を得意とする。初の「リーダーではないレッド」であるが、性格から仲間を引っ張っていくリーダーのような役割をする事が多かった。
オリジナルビデオ『超力戦隊オーレンジャー オーレ VS カクレンジャー』では、鶴姫とともにいきなりウエスタンスタイルで登場。
個人のマークは丸。『西遊記』の孫悟空に相当する。
鶴姫(つるひめ) / ニンジャホワイト
隠流鶴姫家の24代目総領にして5人のリーダー。封印の扉を開けた結果窮地に陥ったサスケとサイゾウを救い、カクレンジャーを招集した。メンバー最年少の15歳、途中で16歳になる(1978年7月22日生まれ)。しかしながら男勝りで勝気なじゃじゃ馬娘。一方で仲間への慈愛も深く、傷ついた仲間を見捨てる事も(たとえ人形であっても)出来ない。幼馴染で、3人一緒にいじめっ子を退治していた関係である雪代・月代姉妹とともに「おしおきセーラー三姉妹」(おしおきセーラーシスターズ)を結成してカマイタチと対決したこともある(これは、鶴姫役の広瀬が主演していた『有言実行三姉妹シュシュトリアン』のセルフパロディである)。第26話で実は「超」がつくお嬢様だったことが判明。第6話でモクモクレンから求婚を迫られたり、Vシネマでオンブオバケに襲われたりと度々妖怪に付け狙われた。
物語後半からは7歳のときに亡くなったと聞かされていた父を慕うあまり、自身を見失うこともあった。
Vシネマではサスケの樹里達にデレデレとした態度やスタイル面等に嫉妬しているかの如く、ツッコんでいく場面もある等、気があるかの様な関係になっている。
個人のマークはつぼきり型。『西遊記』の三蔵法師に相当する。
サイゾウ / ニンジャブルー
隠流忍者の末裔で、霧隠才蔵(演:岡本美登)の子孫。古くからの付き合いであるサスケと同様の理由でカクレンジャーの一員となる。
女と金に目がないが、情にもろくて困った人に対しては損得勘定抜きで助けずにはいられないので、子供達からも慕われる。しかしその情にもろい性格が災いし、妖怪の策略によくハマってしまう。
何かと不運で第5話で財布が無くなったり、第17話でアミキリに買ったばかりの車を叩き切られたり、第32話でヌッペフホフに顔を奪われたりするなど、トラブルに巻き込まれる事が多い。言葉遣いが微妙にオカマ臭い時がある。
水遁の術とサスケ同様剣術を得意としており、目隠しをしたまま裁縫が出来るなど忍者としての素質はある。剣の持ち方は逆手。セイカイと行動をともにすることが多い。
個人のマークは四角。『西遊記』の沙悟浄に相当する。
セイカイ / ニンジャイエロー
隠流忍者の末裔で、三好清海入道(演:関根大学)の子孫。鶴姫に招集された4人目のカクレンジャー(なお、小学館の雑誌などでは第3戦士と扱われることが多い)。ゲーセン通いをしていて、軽い性格で争い事を好んでいなかったが、妖怪ロクロクビが子供達を襲うのを目の当たりにして封魔の戦いに身を投じる。争いごとを好まないのは、やや気が弱くお人よしな面もあるからだが、自ら認めるようにここ一番には強い。
大柄ではないが、先祖が三好清海入道であるためか怪力の持ち主である。
食べることと女性には目がなく、鶴姫に告白をしたこともあるが特に進展はない。忍之巻を手に入れるための試練の旅を始め、サイゾウと行動をともにすることが多いが2人でピンチになることも多い。初登場時の紹介は「一見おっちょこちょいで、実は超おっちょこちょいのおっちょこちょい男」と散々な言われようであった。
個人のマークは三角。『西遊記』の猪八戒に相当する。
ジライヤ / ニンジャブラック
隠流忍者の末裔で、児雷也(演:井上清和)の子孫。彼の一族は家伝の巻物を奪ったアズキアライを追ってアメリカに渡っていたが、アズキアライが日本に向かった事を知り来日、鶴姫達に合流する。
強靭な脚力を持ち近接戦闘を得意とする。その格闘技術は生身でも妖怪を倒すほど(実際にもドロタボウを圧倒した)。特技はローラースケートと射撃。何度かウエスタンスタイルを披露した。
アメリカ出身のためか日本語が得意でなく一見寡黙な性格に見えるが、テレビ番組のヒーローにのめり込むなど素はノリやすい性格。
10歳のとき何者かに父親が目の前で惨殺され、その真犯人である育ての親・ガリ(ヌエに操られていた)を自らが倒すなど、誰よりも苦難多き人生を歩んでいる。
個人のマークは五角形。『西遊記』の玉龍に相当する。
ニンジャマン / サムライマン
第36話から登場。シリーズ初、人間体を持たない6人目の戦士で三神将の弟子。外見はロボットのように見えるが、寒い所ではクシャミをするなど、公式にはとして設定されている。伸縮自在で親指大から巨大ロボサイズまで変化できる。武器は背中に負った忍者刀ニンジャソード。
1000年前に老婆に化けた妖怪大魔王に騙されて大勢の人たちを傷つけてしまい、その罰として壺に閉じ込められ宇宙に追放されていた(壺を壊せる金槌をはずせるのは鶴姫と白面郎のみ)。かなり単純で熱くなりやすく、クリスマスプレゼント欲しさにオオムカデが化けた偽サンタに騙されるなどおっちょこちょいな面が目立つが、大の妖怪嫌いであると同時に正義を重んじており、一度も悪に寝返ったことはない。また子供が大好きで、気は優しくて力持ち。「青二才」と言われるのが大嫌い。
使用する忍術や能力については巨大ロボの節を参照。

サポートメンバー

百地 三太夫(ももち さんだゆう)
鶴姫家に仕える忍者でカクレンジャーを影で支えている。戦隊シリーズで言う司令官的ポジション。神出鬼没でお調子者を装っているが相当の実力者であり、妖怪達からは要注意人物と目されている。第31話でガシャドクロに殺害されてしまう。
カクレンジャーの先祖達
サスケ達の先祖で、400年前の妖怪と戦っていた。ヌラリヒョン共々封印の扉に閉じ込められたがその際、刀(秘剣カクレマル)を残した。
太郎(たろう)
次郎(じろう)
鶴姫家の家来の忘れ形見である双子の兄弟。両親の死後鶴姫と兄弟同然に育てられたが、10年前の大魔王討伐の際に呪いで犬の姿に変えられてしまった。2人とも一時的なら人間の姿に戻ることが出来るが、2度人間に戻れば呪いによって死んでしまう。最期は死ぬ直前に義輝の魔力を解いた。
ブン
三太夫の弟子である少年。太郎・次郎とともにカクレンジャーを陰ながらサポートしていたが、その正体は義輝に救われた善良な妖怪だった(その事を最初に知ったのはサスケ)。妖怪だが、能力は普通の人間。
麗花(れいか)
第25話に登場。忍之巻の力で蝶が変身した姿。サスケと出会い親しくなる。短剣を武器にする。最期は動物たちを庇ってイッタンモメンに殺されてしまったが、彼女の最後の言葉はサスケに大きく影響を与えた。
三神将
無敵将軍、ツバサマル、そして隠大将軍からなる「心・技・体」を司る巨大神。詳細は巨大ロボの節を参照。

妖怪

日本に古来より伝わる異形の者たち。その実態は、人の心に潜む怒りや憎しみの情念が生み出した姿である。2000年前に本格化した人間と妖怪の戦い、それは、三賢人と妖怪大魔王の闘争でもあった。これは、三賢人をリーダーとする人間側の勝利に終わり、大魔王と彼に協力した妖怪たちは、地底界に追放された。だが、妖怪は滅ぶことなく、時代の節々でその姿は散見された。戦国時代においても、ヌラリヒョン率いる妖怪忍者が大魔王復活のため暗躍していたが、先代カクレンジャーがヌラリヒョンを地底界に続く封印の扉に閉じ込めたことで妖怪のエネルギーが封印され、各地に散らばっていた妖怪たちは人間の姿で400年もの長きに渡り暮らしてきた。そんな中妖怪カッパに騙されたサスケとサイゾウが封印の扉を開いてしまい、封印されていた妖怪たちが力を取り戻してしまった。

当初は指揮統制は無かったものの、貴公子ジュニアの登場や大魔王の復活を経て徐々に組織化され、妖怪王国の樹立を第一の野望とするようになった。また復活以前の現代社会においても、妖怪戦士ヌエを始めとする世界各国の現代妖怪たちが暗黒街でツメを研ぎながら活動していた。貴公子ジュニアは霧の中に立つ洋館をアジトにしており、大魔王もそこに潜んでいたが、終盤からは大魔王の顔を模して作られた空中要塞・ガイコツ城に居を移した。

妖怪大魔王
後半より登場した貴公子ジュニアに代わる妖怪軍団の首領で、破壊光線を放つ杖が武器。太郎・次郎を犬に変えたり、分身であるダラダラを生み出すなど強大な特殊能力を持つ他、身体の大きさを自在に変えることも出来る。ヤマンバ・ダイダラボッチとは兄弟であるが、妖怪王国樹立のためあえて非情に徹していた。そのためか、妹のヤマンバが倒された時には珍しく動揺していた。また、跳ね返されたビンボーガミのビームを不運にも食らってボロボロになってしまったこともある。
最後の戦いにおいて、その正体と力の源が人間の憎しみだった事が明らかにされた。大魔王以外の妖怪が倒された状態で斬りつけるとマイナスエネルギーが放出され、倒された妖怪たちが復活してしまうため、封印の扉に封印する以外に方法はない。戦隊シリーズでは当時としては珍しい「倒されなかった(倒すことができない)大ボス」である。
貴公子ジュニア / ガシャドクロ
大魔王の実子であり、妖怪世界にその人ありとうたわれる人物。物語中盤よりバラバラだった妖怪たちをまとめ上げ、カクレンジャーを抹殺するための強力妖怪を次々と駆り出す。
感情の起伏が激しく、オーバーアクションで時々ヘヴィメタル風の奇声を発するが、サイゾウ同様、少々口調がオカマ臭い。カクレンジャーに敗れたものには容赦しない。ピアノやギター、歌が得意。真の姿であるガシャドクロの状態では、ギターから変化した骨形の剣から放つ破壊光線やチェーンソーを使った攻撃、両目からの赤色電撃光線と念力、左手から放つ破壊光線、左腕に装備する火炎放射機(クラッシュビーム)での攻撃が可能。一度は大魔王の力を得てカクレンジャーを打ち破り、三太夫を殺害するなど実力も高い。最期はスーパー隠大将軍に倒された。
白面郎(はくめんろう)
妖怪界の参謀にして大魔王の軍師。先端からビーム鞭を発生させる剣と弓矢が武器。貴公子ジュニア同様大魔王の力を得てカクレンジャーを圧倒するなど実力も高い。その正体は死んだと思われていた鶴姫の父親・義輝(よしてる)であり、10年前に太郎・次郎とともに大魔王の本拠地に乗り込んだ際犬にされた2人の命を助ける見返りとして妖怪の仲間になる振りをした。それと同時に大魔王の弱点を探るために暗躍しており、ダラダラの弱点をカクレンジャーに伝えるなど所々で彼らを助けるものの、それが原因で大魔王の妖術によって石像にされ、最終作戦で人間達や鶴姫を苦しめる道具として利用されてしまうが、太郎と次郎によって元に戻った。
ユガミ博士
妖怪界の発明王で、様々な発明品を開発しカクレンジャーに対抗する。当初は妖怪と機械の融合を研究しつつテングにつき従っていたが、彼の敗北後は貴公子ジュニアに仕えていた。武器としては1度だけバズーカ砲を使用しただけである。愛車がなぜか三菱・パジェロ(2代目)のロングボディ(5ドア)であったり、ドロンチェンジャーの通信機能を妨害する装置を普通の自転車に取り付けて走り回るなど、妖怪界ではある意味面白すぎるギャグキャラ的な存在でもある。スーパー隠大将軍に破壊された封印の扉の瓦礫に押しつぶされるという不運な最期をとげる。
花のくノ一組
サクラランスイレンアヤメユリの5人で構成される妖怪のくノ一部隊。普段は忍装束だが、「バトル変化(ばとるへんげ)」の掛け声とともに戦闘スーツを装着する。スパイ活動から戦闘までこなし、花夢幻や花爆弾などの忍術を使う。その正体はジュニアが飼っていた5匹の猫だった。
ヌラリヒョン
戦国時代に暗躍していた妖怪忍者の頭領。大魔王復活を企むが、先代カクレンジャーに阻止され、封印の扉の中に吸い込まれた。部下達は妖力エネルギーのみを封じられて人間並みの身体能力に落とされた(例:ロクロクビなど)のに対し、彼は本人そのものが封印された。のちに封印の扉から脱出したらしいが、その後の去就は描かれていない(脱出出来なかった可能性もあるようだが不明)。
妖怪
その名のとおり。河童ろくろ首化け猫 など日本の伝説に伝わる妖怪たち。妖力のみを封じられ人間の姿で何百年も生き続けていくうちに現代環境に馴染んだせいか、その本来の姿も現代風にアレンジされている。アマノジャクやカシャのように本人そのものが封印された者もいる。前作のゴーマ怪人と同様に、強烈なキャラクターを持つ者が多い。シュテンドウジ兄弟などの様にアーマー等による強化形態を持つ個体や、ザシキワラシのような善良な個体、エンラエンラのような排気ガスから誕生した個体もいる。ダイダラボッチ、ヤマンバのように大魔王一族の妖怪も存在する。作戦をよく考えるが間抜けな者が多く、カクレンジャーのほうが一枚上手であることがほとんど。
なお、オープニングの出演者紹介では、人間体での役名で紹介されることが多かった。
追い詰められた際には、黒雲から妖怪エネルギーを受けることによって巨大化する。また倒されると爆発とともに、特徴的な捨て台詞を残し、妖怪エネルギーが種字の形となって空中に浮かび上がり大気に還る(爆発だけの場合もある)。
妖怪戦士ヌエ
第27話から第29話まで登場。妖怪大魔王の使者。暗殺組織を率いる妖怪戦士。サイゾウとセイカイに「妖怪の刑」を執行して生きたままへのカッパに変えてしまった。念力、電磁縄、金縛り、刀を使った攻撃、両目から放つ破壊光線、頭部からの羽手裏剣、巨大な蛇状の触手を使った攻撃を武器とする。一度は無敵将軍を倒してしまう程実力は高い。数年前にジライヤの師匠であったガリの前に現れ事故で重傷を負った娘を助ける見返りとして、ジライヤの父親を殺させた。その後ガリにジライヤを殺すよう依頼するがガリはジライヤによって倒されたため、巨大化して戦うが最期は超忍獣とツバサマルに倒された。
ダラダラ
第42話から第44話まで登場。大魔王が作り出した自らの分身で、ゲル状の物質で出来ている。浴びた相手を死に至らしめるゲル状の物質(猛毒のヘドロ)を打ち出したり、両腕を長大に変化させて攻撃する。敵の能力を吸収する能力を持ち、ニンジャマン、鶴姫、サイゾウ、セイカイ、ジライヤの能力を相次いで吸収した。能力を吸収された者は、ダラダラのダメージを替わりに受けてしまう。本体である大魔王を攻撃される事で、吸収した能力が戻ってしまう。サスケの活躍で形勢逆転され、元に戻った所を無敵将軍とサムライマンに倒された。
ドロドロ
最下級の妖怪で、妖怪の戦闘員的な存在。剣と槍が武器で、一応人間らしい感情も持っている。人語を話し、第12話では新井一典が声をあてている。人間に変身する能力も持つ。ヌラリヒョン配下の忍者の格好をした部隊やアズキアライ配下の警察官の格好をした部隊、オオニュウドウ配下のTシャツを着て自転車に乗った部隊やテング配下のピエロの格好をした部隊などが登場した。その顔はムンクの名作「叫び」をモチーフにしている。
へのカッパ
ドロドロにも劣ると言われる最下級妖怪で、サイゾウとセイカイがヌエにこの姿にされたこともある。倒れても頭の皿に水をかければ復活する。

カクレンジャーの装備・戦力

変身アイテム

ドロンチェンジャー
カクレンジャーの5人が装備している印籠型の変身アイテム。ドロンチェンジャーを胸の前にセットして「スーパー変化(へんげ)」の発声の後、「ドロンチェンジャー!」と言って印を結び、ドロンチェンジャーのスイッチを入れることにより、『忍』と書かれたエンブレムがシャッターのように開き、メダルが出現し変身する(緊急時は「スーパー変化」の発声のみで衣服を脱ぎそのまま変身する)。妖怪大魔王を封印の扉に封印する鍵として使い失われたはずだったが、『オーレVSカクレンジャー』に5人が登場した際には何故か持っていた。
子供向け雑誌には、このアイテムの中に変身スーツが折り畳まれていると記述されていた。

共通装備・技

秘剣カクレマル
背中に背負っている忍者刀。元はカクレンジャーの先祖の武器で、妖怪を封印するために地面に突き刺した後、カクレンジャーの素質がある者のみが抜くことができた。そのため忍装束の際の武器であり、変化すると同時に刀も変化する。刀身には「忍者戦隊」の文字が刻まれており、第3話以降からは鞘から引き抜く際に独特の効果音が鳴るようになった。鎧を真っ二つにする切れ味を誇り、エネルギーを集中させれば戦車も切り裂く。5人のカクレマルをクロスさせて強力な閃光を放つ「カクレマル雷光波」という技がある。『オーレ VS カクレンジャー』では、その強化版「カクレマル・スーパー雷光波」を使用した。
カクレイザー
厚さ5mの石垣を貫通できるイオンビームを発射する光線銃。銃身部を引き抜くと、コンクリートの壁もくりぬくレーザーナイフになる。
シノビナックル
パンチ力を強化する特殊超合金製の手甲。厚さ2mのレンガ塀を砕く。個人武器を合体させることもできる。2つずつ持っているので、両手に1つずつ装備することもある。
忍装束
変身前に、索敵・諜報行動時に着用する忍者装束。マフラー、帯の色は変身後のスーツと同じ色。ただし、その他の部分がサスケたち男性陣は黒なのに対して鶴姫は白(つまり、鶴姫は白づくめでジライヤは黒づくめ)。普段着を脱ぎ捨てると同時にこの姿になるが、半袖やタンクトップ姿などの薄着の状態からも一瞬で姿が変わるため、普段着の下に着込んでいるというわけではないようである。
巻物
隠流巨大獣将の術使用の際に用いられた道具。記されている項目等は一切不明だが、カクレンジャーのボディーカラー5色分があり、サスケ用の赤色は風雲幻城内部に隠され、残り4つはアズキアライに奪われていたのを鶴姫達が取り戻した。
忍之巻(しのびのまき)
隠流超忍獣の術を使用する際に用いる巻物。隠流忍術の極意が記されており、5人はそれぞれの試練を乗り越えて手に入れた。
マキビシ
鋭い棘のついたマキビシをばら撒く。変身前にも使用する。
鉤縄
壁などを登るために使用する忍具。シノビナックルと併用することもある。
抜け身の術
やられたと思わせてスーツだけ残す。そこから奇襲攻撃を仕掛けることが多い。普段着や忍装束を残す事も可能で第50話ではサスケが4人の偽者に追い詰められた際には忍装束だけを残した。
忍法・消え身の術
煙とともに敵の目の前から姿を消し、攻撃を回避する。

個人武器・技

ニンジャレッド
レッドスライサー
十字手裏剣を模したサスケ専用の大型ブーメラン。1秒間に300回転しながら飛んで行き、直径5cmの鉄の杭30本を斬ることが出来る。槍としても使える。また、回転させれば盾にもなる。
猿手裏剣
サスケ専用の手裏剣。強烈なエッジのかかった「S」字型をしている。一度に10枚投げられる。
雷鳴剣ヒカリマル
第31話にて三神将の1人であるツバサマルから授かった、稲妻を呼ぶ剣。カクレマルを合体させれば、二本の刀のエネルギーがスパークして、稲妻を呼び起こす。
隠流・雷鳴斬
カクレマルとヒカリマルを柄の部分で接続して稲妻を呼び、そのエネルギーを加えた2本の剣で敵を斬る必殺技。
火炎将軍剣
本来は無敵将軍の必殺武器だが、1回だけサスケが花のくノ一組との戦いで無敵将軍より貸し与えられて使用した。
隠流・満月斬り
カクレマルで円を描き、そこから一気に斬る必殺剣技。満月斬りの直後に、さらに十字に敵集団を斬り裂く「隠流 満月十文字斬り」という技もある。モチーフは眠狂四郎の得意剣術である「円月殺法」。
忍法疾風斬り
高速移動で敵に切りかかる。
オン・サル・ニン 火炎つむじの術
炎を発生させて敵を焼き尽くす忍法。
分け身の術
最大8人に分身して攻撃するニンジャレッドの得意技。敵の周囲を回って撹乱してから一斉にジャンプし、本体だけが敵に隠流満月斬りを浴びせる「分身一体剣」という技がある。
化け身の術
虫、妖怪、小型戦闘機等に化ける。変身前でも使える。消火器に化けて炎を消す「忍法消火器」という応用技もある(息で火を消すため、負担がかかる)。
代わり身の術
敵の攻撃をかわしながら、人形を身代わりにして敵を惑わせる。
筋斗雲
忍法で雲を練成し、その雲に乗って空を飛ぶ。
忍法空蝉の術
声だけで敵を惑わせる。四方八方から声を反響させるため、自分の居場所を悟られないようにする。
カクレマル忍び返し
カクレマルによる技。敵の攻撃をカクレマルによって弾き返す。
体内発電
体内で電気を発生させ、鼻の穴にコンセントを差し込んで電気を起こす。
猿飛家秘伝・縄抜けの術
関節を外して、縛られた縄を解く忍術。
忍法スケスケ望遠鏡
サスケの忍具。厚い壁も見通すことが出来る望遠鏡。
ニンジャホワイト
ホワイトビーク
二又になった爪の鶴姫専用の武器。これを回転させて分厚いコンクリートの壁に穴を開けたり、敵を突き飛ばすつぼきり型の武器。投げる事も、敵の刃物を受け止めることも可能。
鶴手裏剣
鶴姫専用の手裏剣。鋭い「く」の字型をしている。物を貫くのに向いている。
隠流・くの字斬り
カクレマルで「く」の字を描くように斬る必殺剣技。
オン・ツル・ニン 白鶴の舞
空中を自由に飛び回りながら敵を攻撃する。
忍法花吹雪
無数の花びらをまき散らす。花びらに触れると爆発する。
折り鶴の舞
7つの折り鶴を操って爆発攻撃する。
折り鶴変化
自分自身が巨大な折り鶴に変身して飛行する。そのまま敵に突進したり、花びら状に変形して敵を攻撃することもある。
折鶴忍法・飛行凧
巨大な凧で空に舞い上がり、空中から忍び寄る鶴姫の忍法。ガキツキに体内に侵入されて巨大化したセイカイに使用、巨大コショウをばら撒いてくしゃみでガキツキを追い出そうとしたが失敗。
忍法巨大ローストチキン
食べ物を巨大化させる忍法。巨大セイカイを巨大な鎖で拘束してから使用、ガキツキをおびき出そうとするも、セイカイが鎖をちぎってチキンを食べてしまって失敗。
忍法鶴姫バーガー
「化け身の術」の一種。大きなハンバーガーに変身する。巨大セイカイの体内からガキツキをおびき出すのに成功。
忍法おあずけ
目の前の食べ物を消してしまう忍法。修行をサボっているセイカイに使用。
忍法紙鉄砲
折り紙を使った忍法で、大きな紙鉄砲を作り、大きな音を出して相手を驚かせる。こちらも修行をサボっているセイカイに使用。
ニンジャブルー
ブルーショット
タンクに100リットルの水が加圧されて入っており、槍の先より勢いよく水を噴射するサイゾウ専用の水流銃。敵を30mも跳ね飛ばす威力を持つ。
狼手裏剣
サイゾウ専用の手裏剣。四方の先端が尖った正方形に似た形をしている。切り裂くのに向き、一度に5 - 6枚投げる。
忍爆弾
サイゾウの忍具。一度に3発ほど投げる、小さな青い爆弾。
隠流正方の陣
カクレマルで正方形を描くように斬る必殺剣技。
オン・オオカミ・ニン 水竜巻の術
水竜巻を呼び起こして敵を攻撃する。
忍法水走り
水の上を走り抜けるニンジャブルーの得意技。別名「水渡りの術」。
水柱の術
凄まじい勢いで地面から水を噴き上げさせ、水の壁を作る。敵の攻撃を防ぐ。
水落しの術
追ってきた敵を水の上に走らせ、一番深い所で落とす。
水鉄砲
指先から水を噴き出し、相手を驚かせる。
狼突進
狼のように突進し、壁もぶち破る。
乱れ蹴り
一度のジャンプで、素早く何人もの敵を蹴り倒す。
隠流・顔写しの術
他人に化ける。
化け身の術
大型トラック等に化ける。電気ドリルに化ける「忍法・電気ドリル」という応用技もあり、劇場版で使用。
隠流・ビッグウェイブ
巨大な津波を発生させて敵を攻撃する。
ニンジャイエロー
イエロークロー
頑丈な特殊スチール製のワイヤーが付いたセイカイ専用の鉤爪。敵めがけて発射して、鋭い爪で捕らえる。また、爪をビルの壁などに引っ掛けて登ることや、振り回して鎖鎌のように攻撃することができる。
熊手裏剣
セイカイ専用の手裏剣。三角形で、「M」のマークがついている。岩でも深く突き刺さり、真っ二つに割ってしまう。
隠流・三段斬り
カクレマルで正三角形を描くように斬る必殺剣技。
オン・クマ・ニン 木の葉隠れ之術
木の葉を自由自在に操って、身を隠したり、敵を吹き飛ばしたりする。突進してくる妖怪の勢いを止めることも可能。
巨大あやかしの術
巨大な自分の幻を作り出して敵を攻撃する。劇場版では「あやかしの術」と呼称し、巨大な幻で敵を惑わせてから、敵の後ろから本物が現れて敵を攻撃した。
セイカイパワー
妖怪に飛びかかられても、持ち前の怪力で軽々と振り回す。
隠流・ホームラン
忍法でバットを出し、妖怪が化けたボールを遠くへ飛ばす。
木霊の術
自分の声を森の木に反射させ、超音波を作り出して敵を苦しめる。
ターザン走法
ロープやジャンプで、道の無い場所も突き進む。
忍法・ボロ破り
シロウネリのボロ布に巻きつかれた時に使用した忍法。指で印を結び、その後ただ怪力で破るだけ。
忍法ノコギリ
「化け身の術」の一種。ノコギリに化ける。
隠流・つむじ風
強力な突風を起こす。
ニンジャブラック
ブラックボウ
鋼鉄の扉を貫き、その向こうにいる敵をも打ち倒す強力なジライヤ専用のボーガン。
ガマ手裏剣
ジライヤ専用の手裏剣。「G」に似た星型をしている。物体を砕くのに向いている。
隠流・流れ星
カクレマルで星型を描くように斬る必殺剣技。
オン・ガマ・ニン 岩地獄の術
大きな岩を次々と敵めがけて飛ばす。
大地隠れの術
地中を掘り進み、敵の隙を突いて飛び出す忍法。
大地捕えの術
敵の足元の土を固め、動きを封じる。
スリーキック
3回連続して決めるニンジャブラックのキック技。1度目で1回、2度目で2回、3度目で3回、キックを打ち込む。
ガマジャンプ
敵を引き寄せて集まったところで一気にジャンプし、4 - 5体のドロドロを吹き飛ばすジャンプ攻撃。
隠流シュート
ボールに化けた妖怪を捕まえ、バットを構えるイエローに投げる。
忍法ロッククラッシャー
「化け身の術」の一種。削岩機に変化する。劇場版で使用。
枯葉小判の術
枯葉を小判に変化させてばら撒く。お金が好きなビンボーガミは偽小判に目が眩んで、力をなくした。
隠流・雷光落とし
落雷で攻撃する。

合体技・必殺技

カクレタワー
5人がやぐらを組み、ここから次々に敵に個人技を決める。
カクレシャワー
クモの糸を投げつけて敵を捕らえ、スパークさせる。
忍法乱れ飛び
5人で次々に敵の上を飛び越えながら攻撃する。
忍法檻抜け
檻から脱出する。
遠心力脱出
檻の中の鶴姫と子供達を助けるために使用した技。4人で檻の周りを高速疾走し、檻を持ち上げた。
カクレンジャーボール
ゴレンジャー』のゴレンジャーハリケーンなどに相当するラグビーボール型爆弾。「カクレンジャーボール! レディ、ゴー!!」の合図で散開、パスしながらパワーをため、「カクレシュート!」の発声とともに敵に向かってキックする。パスする順番は統一されておらず変身前でも使用可能で、その状態でも灯篭を粉砕する威力がある。終盤ではニンジャマンを加えて6人で行なうこともあった。

メカニック

シャークブリッダー
レッド専用のバイク。最高時速320km。分厚い壁とコンクリートで出来た城壁も体当たりでぶち抜く。
シャークスライダー
ブルー・ホワイト専用の重攻撃型サイドカー。最高時速260km。サイドカー部に装備された2門のキャノン砲で敵を蹴散らす。
シャークランチャー
イエロー・ブラック専用のサイドカー。最高時速300km。フロント部分のノコギリ型の角と、2門の速射破壊銃が武器。3機とも、忍法で召喚する。
シャークドライバー
シャークランチャーとシャークスライダーを合体させ、それをカタパルトにしてシャークブリッダーをマッハ2の速度で射出する必殺技。テレビでは3度使われたが、決まったのはヌリカベの一度だけだった。放送前の宣伝記事では、これが「必殺バズーカ」、メインの必殺技として大々的に取り上げられた。
ネコマル
カクレンジャーの基地に相当する猫バス。妖怪車両なので自分の意思を持ち、猫の鳴き声を上げるし、排気ガスは出さない。前面の口で噛みついたり、飛行能力やテレポート能力、透明化能力も持つ。リモコン操作により、屋根から大砲を出す。普段はクレープショップとして機能している。

三神将

無敵将軍、ツバサマル、そして隠大将軍からなる(心・技・体)を司る巨大神。彼らは機械のロボットではなく生命体にあたる。元々は人間の賢者として、2000年前の妖怪と戦っていた。物語後半の司令官のポジションであり、またニンジャマンの師匠でもある。
無敵将軍
要塞城郭・風雲幻城(ふううんまぼろしじょう)から変形する三神将の1人で、当作の1号ロボに相当する。「三神将」はメカではなく、2000年前に妖怪と戦った賢人達の魂から生まれた存在で、自分の意志を持っている。無敵将軍は隠流忍術極意・心技体の「」を司り、三神将で最も強力なパワーをもち、それ故パワー系戦法を得意とする。五獣将が「忍者合体 無敵将軍」の掛け声で合体。「無敵将軍 参上」の発声で戦闘開始。全高58m。重量7300t。シリーズ初の「複数の人型ロボによる合体ロボ」である。
シリーズ前半はおもに五獣将に融合したカクレンジャーの意志によって動いていたが、最初期には終始無言ながらも自らの意志で行動することもあった。後半では無敵将軍自身の意志によって行動することが殆どとなり、隠大将軍に主力の座を譲った。その後は基本的に一大決戦か、隠大将軍の危機に登場。さらに言葉を発するようにもなり、自ら名乗りを上げながら登場するようになった。デザインは日本の城郭をモチーフにしており、胸の「」の文字がシンボルマーク。必殺技は、シャチホコ型の柄から伸びる炎の刃で敵を切り裂く「火炎将軍剣」。火炎将軍剣は「○○斬り」という名称に変更したり、途中で強化されることもなく、終盤までそのまま必殺技として機能している。他にも、胸の「忍」の文字から花吹雪を射出する「将軍花吹雪」、火炎将軍剣から炎の波動を放つ「火炎将軍波」、目から放つ光線、妖術反射能力といった技もある。登場パターンは複数あり、五獣将合体や風雲幻城変形の他に城内の三神将像から発した「体」の文字が具現化した場合もある。
スーパー無敵将軍
無敵将軍と聖忍獣ツバサマルが「超忍者合体」すると重火力攻撃形態の姿となる。この形態では火炎将軍剣は使用出来ないが、合体したツバサマルのキャノン砲から放つ「無敵キャノン一斉射撃」を必殺技として用いる。この姿で接近戦を行ったことは一度も無い。ちなみに後述のスーパー隠大将軍ともども、合体要請は自分で出来る様子。
五獣将(ごじゅうしょう)
巻物と一体化して行う「隠流巨大獣将の術」で召喚される5体の生命体で、無敵将軍の分身体。カクレンジャーと融合することで操縦するが、自分の意志でも活動可能。五獣将がやぐらを組んで回転する「真空ハリケーン」や印を結んで精神を集中し爆発を起こす「隠流奥義ビッグバン」という必殺技がある。巨大獣将の術は獣将ファイターと合身した状態での使用も可能。第2部「青春激闘編」では全く登場しなかった。
レッドサルダー
ニンジャレッドの獣将。投げつけて敵を真っ二つにする大型手裏剣「サルダースライサー」が武器で、妖怪に対しての決め技としても使用されている。無敵将軍のボディになる。
ホワイトカーク
ニンジャホワイトの獣将。2又の爪を持った「カークビーク」が武器。無敵将軍の左腕になる。
ブルーロウガン
ニンジャブルーの獣将。ビル群を貫通するほどの水を噴射する水流槍「ロウガンシャフト」が武器。無敵将軍の右腕になる。
イエロークマード
ニンジャイエローの獣将。鎖付きの鉤爪「クマードクロー」が武器。火の輪を放つ「隠流忍法火炎輪」という技も使える。無敵将軍の右足になる。
ブラックガンマー
ニンジャブラックの獣将。鋼鉄の壁を射抜く巨大な弓矢「ガンマーボウ」が武器。砂嵐を起こす「隠流忍法砂嵐」という技も使える。無敵将軍の左足になる。
獣将ファイター
ドロンチェンジャーに填め込まれているメダルを「隠流獣将ファイターの術」で変化させた五獣将の分身。獣将よりも身軽なスタイルをしており、敏捷性に優れている。基本的に自分の意志で活動可能だが、カクレンジャーと融合することでパワーアップする。合体はしない。2体の獣将ファイターの肩の上から、別の2体が組んだ腕を踏み台にし、残りの1体(通常はバトルサルダー)がジャンプして敵に突進する「ファイタークラッシュ」や、巨大カクレンジャーボールを使用した「スーパーカクレシュート」と呼ばれる合同必殺技を有する。劇中登場したのは第1部のたったの9話のみ。
バトルサルダー
ニンジャレッドの獣将ファイター。指先で敵の頭を引っかく「サルダークロー」が使える。
バトルカーク
ニンジャホワイトの獣将ファイター。光となっての高速飛行が可能。クロスチョップ技の「カークカット」が使える。
バトルロウガン
ニンジャブルーの獣将ファイター。東京-大阪間を約3分で走る。急降下蹴りの「ロウガンキック」が使える。
バトルクマード
ニンジャイエローの獣将ファイター。空中から頭突きを決める「クマードヘッド」が使える。
バトルガンマー
ニンジャブラックの獣将ファイター。280mのジャンプ力を誇る。空中回転しながら連続して体当たりを決める「ガンマースリーアタック」が使える。
隠大将軍
第31話より登場した、超忍獣が合体した三神将の1人。全高58.5m。重量7200t。本作品の2号ロボに相当し、レッドのパーツが顔を構成しない戦隊シリーズ初の合体ロボ、後半の主力ロボでもある。「五神合体」の掛け声で合体し、合体した後は「隠大将軍 推参(すいさん)」の発声で戦闘開始。ゴッドサルダーがいないまま右腕無しで登場したこともある(第33話)。基本はカクレンジャーの操縦に任せているが、自分の意思で行動する事もある。無敵将軍よりパワーは劣る(それでもガシャドクロと互角に戦える)が、スピードと技では無敵将軍を上回る。
隠流忍術極意・心技体の「」を司り、格闘戦を得意とする。ゴッドロウガンを分離させて敵にぶつける「ロウガンアタック」という戦法もある。必殺技は左手の「ゴッドバーストチョップ」と右手の「ゴッドハンマーパンチ」を連続して放つ「鉄拳ゴッドフィニッシュ」。なお、一度だけカクレンジャーの搭乗なしに自律行動で妖怪を倒した事がある(第50話)。
スーパー隠大将軍
隠大将軍と聖忍獣ツバサマルが「翼合体」すると空を飛べる姿となる。目から破壊光線を放つ他、空中で繰り出す連続回し蹴りの「フライングキック」が使える。必殺技は、飛行しながら(というか急降下しながら)強化された鉄拳ゴッドフィニッシュを放つ「鉄拳フライングフィニッシュ」。この技には、右拳のゴッドサルダーだけで3回殴る「鉄拳フライングフィニッシュ・サルダースペシャル」というバリエーションもある。無敵将軍同様数種類の登場パターンがあり、ゴッドサルダー以外の超忍獣がいきなり現れる場合や、城内の三神将像から発した「技」の文字が具現化した場合もある。なお、ツバサマルへの合体要請は自分で出来、その際は技の宣言も行う。
超忍獣(ちょうにんじゅう)
隠流超忍獣の術」によって召喚される5体の生命体で、隠大将軍の分身体。5人が中に乗り込んで操縦するが、超忍獣自身も自分の意思を持っている。獣将よりも動物のモチーフが強く、戦力も高い。
ゴッドサルダー
ニンジャレッドが操る型の超忍獣。2本の剣「サルダーダブルソード」を取っ手部分で合体させ、空中から2連続斬りを決める「ゴッドサルダー二刀斬り」が必殺技。ゴッドサルダー、レッドサルダー、バトルサルダーの三体に分身する「サルダー分け身の術」も使える(第39話)。隠大将軍の右腕になる。
百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』ではサスケのメカとして登場し、必殺の二刀斬りでガオレンジャーを援護した。
ゴッドカーク
ニンジャホワイトが操る型の超忍獣。マッハ2で飛行し、目から「フライングビーム」を放つ。隠大将軍の顔になる。
ゴッドロウガン
ニンジャブルーが操る型の超忍獣。両目から破壊ビームを連続発射する。体を回転させながら、カッターのような尻尾で敵を切る「ロウガンアタック」も使える。隠大将軍の左腕になる。
ゴッドクマード
ニンジャイエローが操る型の超忍獣。両目から破壊ビームを連続発射する。前足を大地に叩きつけて地震と地割れを起こす。隠大将軍のボディになる。
ゴッドガンマー
ニンジャブラックが操る蝦蟇蛙型の超忍獣。舌のようにレールを伸ばし、無数の分身を出して攻撃する「ガンマーダイナマイト」や、炎を吐く「ガンマーファイヤー」という技を持つ。隠大将軍の下半身になる。
聖忍獣ツバサマル
第23話より登場した、ハヤブサに似た白い巨鳥。三神将の一人で、隠流忍術極意・心技体の「」を司どる。両翼に備わった8連装のキャノン砲からエネルギ-弾を発射する他、他の2体と合体してパワーアップさせることもできる。
ニンジャマン
キャラクターの詳細については登場人物の項を参照。先に記したように本作品の6人目の戦士だが、伸縮自在の彼は3号ロボにも該当する存在である。手の平から炎を放つ「火遁の術」、冷たくない雪だるまに化ける「忍法雪だるま変化」、筋斗雲に乗って飛行する術が使える。
また、「青二才」と言われるのが大嫌いで、そう言われて怒りが爆発することで、寅さんの名ゼリフである「それを言っちゃ〜おしめぇよ」などの台詞とともに「怒り爆発!」で顔や手足を変形させ真の姿であるサムライマンに変身する(何故か「青二才」と言われてないにも関わらず変身したことがある)。なお、それ以外では妖怪の策にはめられた際、騙されたことに怒って変身しようとしたが、ニンジャホワイトから「騙されるあなたが悪いんでしょ!」と怒られてしまい、不発に終わったことがある(第45話)。武器はニンジャソードの柄に鞘を合体させた「サムライジャベリン」。必殺技は手のひらに気を溜めて放つ「サムライ激怒ボンバー」と「サムライ激怒斬り」で、どちらも三神将がとどめを刺す前の繋ぎ技として使用されることが多い。
なお、変身する際の台詞は、演ずる矢尾が男はつらいよの寅さんのファンだったことに由来する。また、サムライマンへの変形シーンにCGが使われていることは、当時としては斬新である。

キャスト

レギュラー / 準レギュラー

スーツアクター

スタッフ

主題歌

「忍者」という和の要素を持つ戦隊ということで、オープニング、エンディングともに和楽器が取り入れられている一方、EDにはラップが取り入れられたり、歌詞には英語が多く使用されたりしている。また、川村栄二が担当した劇中音楽には和楽器が一切使用されていない。また、前作『ダイレンジャー』の音楽も一部流用されている。

オープニングテーマ
『シークレット カクレンジャー』
作詞:冬杜花代子 作曲:都志見隆 編曲:山本健司 歌:トゥー・チー・チェン(放送当初、番組テロップでは「テゥ・チー・チェン」と表記)
戦隊シリーズとしては珍しく、曲名が番組タイトルと同一ではない。トゥー・チー・チェンは、作曲者の都志見の変名であり、「都志見」を中国語読みにしたものとなっている。作曲者とヴォーカルが同一なのはシリーズ中初となる。全編を通してOPテーマとして使用されたほか、最終回のEDテーマとしても使用された。
テンポはシリーズ中の主題歌中でも最も遅く、また曲調は鼓や拍子木などの和風の音色を取り入れた1980年代ユーロビート風となっており、戦隊OP曲としては初めてアレンジから生ブラスが排されている。
オープニングの冒頭には、戦隊メンバーを演じる役者によるタイトルコールの代わりにコーラスで「カクレンジャー・ニンジャ、ニンジャ」の台詞が入り、前奏前のコーラスとともにタイトルロゴが表示されるという、シリーズ中でも稀有な方式が採られている。
エンディングテーマ
『ニンジャ! 摩天楼キッズ』
作詞:冬杜花代子 作曲:都志見隆 編曲:山本健司 歌:トゥー・チー・チェン
ドロドロがダンスをするエンディング映像が最初に用意され、それに合わせて都志見が作曲したという風変わりな経緯で作られた。スーパー戦隊シリーズの主題歌としては初めてラップを取り入れている。

挿入歌

『気合百発! カクレンジャー!!』
作詞:横山武 作曲、編曲、歌:樫原伸彦
『イントゥ デンジャー カクレンジャー』
作詞:八手三郎 作曲、編曲:川村栄二 歌:宮内タカユキ
『鶴姫! 強さは目にも美しい』
作詞:冬杜花代子 作曲、編曲:樫原伸彦 歌:佐々木真里
『必殺ファイタークラッシュ!!』
作詞:横山武 作曲、編曲:川村栄二 歌:樫原伸彦
『走れ! 猫丸』
作詞:渡辺なつみ 作曲、編曲:つのごうじ 歌:つのごうじ、ピタゴラス
『星よ、にじむな!』
作詞:里乃塚玲央 作曲:瑞木薫 編曲:川村栄二 歌:宮内タカユキ
『黒の貴公子』
作詞:冬杜花代子 作曲:松澤浩明 編曲:松澤浩明、つのごうじ 歌:×10
『忍者でいこう! デデンのデン』
作詞:八手三郎 作曲、編曲:川村栄二 歌:宮内タカユキ
『無敵将軍、只今参上!』
作詞:八手三郎 作曲:瑞木薫 編曲:石田勝範 歌:宮内タカユキ
『出たぞ! 隠大将軍!!』
作詞:八手三郎 作曲:小杉保夫 編曲:石田勝範 歌:影山ヒロノブ

放映リスト

放送日話数サブタイトル登場怪人脚本監督
1994年2月18日1忍者でござる 杉村升 小林義明
1994年2月25日2危ないオバサン
  • カッパ
  • ロクロクビ
1994年3月4日3アメリカン忍者 坂本太郎
1994年3月11日4妖怪ポリスマン
  • アズキアライ
  • 妖怪のゴロツキ達
1994年3月18日5凸凹珍ゲーマー 小笠原猛
1994年3月25日6目玉の王子様!
1994年4月1日7こいつぁデカい 荒川稔久 渡辺勝也
1994年4月8日8化猫ショップ!!
  • バケネコ / ペットショップの女(演:北山亜紀子<ref>この役を演じた北山亜紀子がビリヤードのプロでもあることから、着ぐるみのバケネコが着ているライダースーツの脚部分サイドに「HUSTLER」の文字が入っている。</ref>)
  • 妖怪のゴロツキ達
高久進
1994年4月15日9ドッキリ生中継 杉村升 坂本太郎
1994年4月22日10子泣き爺いぢゃ 高久進
1994年4月29日11ボロこそ最高!! 小笠原猛
1994年5月6日12出たァ!! 新獣将
  • テング(声:岸野一彦
  • 妖怪レプリカ軍団(カッパ、オボログルマ、アズキアライ、モクモクレン、ヌリカベ)(声:新井一典
杉村升
1994年5月13日13ブッとばせ不幸 曽田博久 東條昭平
1994年5月20日14俺は貴公子だ!! 杉村升
1994年5月27日15げえッ!! 凄い奴 坂本太郎
1994年6月3日16赤猿の鬼退治
1994年6月10日17魔剣とパンツ!! 曽田博久 渡辺勝也
1994年6月17日18ハローきのこ君 杉村升
1994年6月24日19暗闇の地獄罠!! 小笠原猛
1994年7月1日20花のくノ一組!!
  • 花のくノ一組
1994年7月8日21サルマネ必殺技 曽田博久 東條昭平
1994年7月15日22笑って頂きます
1994年7月22日23電撃!! 白い怪鳥 杉村升 渡辺勝也
1994年7月29日24あァ 一巻の終り
1994年8月5日25新たなる出発(たびだち)!! 坂本太郎
1994年8月12日26鶴姫家の超秘密
1994年8月19日27無敵将軍の最期 曽田博久 東條昭平
1994年8月26日28超大物・来日!! 杉村升
1994年9月2日29史上初の超対決(スーパーバトル)
1994年9月9日30再会 裏切りの父
  • ガシャドクロ
  • 白面郎
小笠原猛
1994年9月16日31見たか!! 新将軍
1994年9月23日32ナメんな顔泥棒 藤井邦夫 渡辺勝也
1994年9月30日33あまのじゃく村 高久進 佛田洋
1994年10月7日34花嫁砂地獄!! 曽田博久
1994年10月14日35おしおき三姉妹(シスターズ) 荒川稔久 渡辺勝也
1994年10月21日36暴れん坊忍者!!
  • バクキ(声:神山卓三)
  • 偽カクレンジャー
杉村升
1994年10月28日37唐傘ダンス女王(クイーン) 坂本太郎
1994年11月04日38モオ〜ッ嫌な牛 曽田博久
1994年11月11日39特別編だよっ!! 杉村升 東條昭平
1994年11月18日40平成キツネ合戦 高久進
1994年11月25日41はぐれゴースト 曽田博久 小笠原猛
1994年12月2日42強奪忍者パワー
  • ダラダラ(声:柴田秀勝)
杉村升
1994年12月9日43三神将最期の日 渡辺勝也
1994年12月16日44傷だらけ大逆転
1994年12月23日45慌てん坊サンタ 曽田博久 小林義明
1995年1月6日46新春まんが地獄
1995年1月13日47人間花火百連発 高久進 小笠原猛
1995年1月20日48大雪女の雪合戦 曽田博久
1995年1月27日49突然!! ビンボー 渡辺勝也
1995年2月3日50特選!! 妖怪の宿 杉村升
1995年2月10日51英・雄(ヒーロー)・失・格
  • ヤマンバ
  • 白面郎
1995年2月17日52大団円!! 父と娘 坂本太郎
1995年2月24日53封印!!
  • 妖怪大魔王
  • 花のくノ一組

※第32話「ナメんな顔泥棒」は、当時の月刊ニュータイプ誌にて第23話で放送されることが予告され、あらすじも掲載されていたが、実際は第2部に入ってからの放送となった。無敵将軍ではなく隠大将軍が登場しているため、少なくとも巨大戦は第2部用に撮影されたものであるが、このような事態になった理由については明かされていない。なお、ヌッペフポフと無敵将軍が戦っているスチルも小学館の『てれびくんデラックス 30大スーパー戦隊超全集』に掲載されている。

放映ネット局

対象地域放送局備考
関東広域圏テレビ朝日キーステーション
北海道北海道テレビ
青森県青森朝日放送
岩手県IBC岩手放送他系列局
宮城県東日本放送
秋田県秋田朝日放送
山形県山形テレビ
福島県福島放送
新潟県新潟テレビ21
富山県北日本放送他系列局
石川県北陸朝日放送
福井県福井テレビ他系列局
山梨県山梨放送他系列局
長野県長野朝日放送
静岡県静岡朝日テレビ
中京広域圏名古屋テレビ
近畿広域圏朝日放送
鳥取島根県山陰中央テレビ他系列局
広島県広島ホームテレビ
山口県山口朝日放送
徳島県四国放送他系列局
香川岡山県瀬戸内海放送
愛媛県愛媛放送他系列局・現 テレビ愛媛
高知県テレビ高知他系列局
福岡県九州朝日放送
長崎県長崎文化放送
熊本県熊本朝日放送
大分県大分朝日放送
宮崎県宮崎放送他系列局
鹿児島県鹿児島放送
沖縄県琉球放送他系列局
未放送地域:佐賀県

劇場版

忍者戦隊カクレンジャー(1994年4月16日公開)
監督:東條昭平 脚本:杉村升
登場妖怪
オオニュウドウ(声):安西正弘
ヒトツメコゾウ兄弟 :日下秀昭(兄)、石垣広文(弟)、声:篠田薫(兄)

東映スーパーヒーローフェアの一編として上映された。ネコマルが飛行するシーンがあることから、本編第8話以降の話とされているが、実際は第7・8話と同時進行で撮影がされている。

3D映画

スーパー戦隊ワールド (映画)を参照。

映像ソフト化

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全12巻が東映ビデオよりリリースされている。
  • 2009年1月21日から5月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全5巻の各2枚組で各巻11話(Vol.4・Vol.5は10話)収録。
  • 劇場版がビデオ(VHS、セル・レンタル共通)や、2003年7月21日発売の「スーパー戦隊 THE MOVIE BOX」および、2004年7月21日発売の「スーパー戦隊 THE MOVIE VOl.4」に収録されている。

CS放送

オリジナルビデオ

その他

  • 放送当時、同じ放送局のバラエティー番組「さんまのなんでもダービー」に、出走者として小川以下「カクレンジャー」主演の五人がゲスト出演したことがある。彼らは本来「俳優」と表記されるべきだが、番組での表記はなぜか「スタントマン」だった。これが同番組が子供の視聴者も多いことから「変身時は別の人(スーツアクター)がやっていることをばらさないため」の措置なのか、はたまた単に扱いがぞんざいだったためなのかは不明。また、会場にはカクレンジャーファンの女性視聴者の集団(つまり、当時は少数派だった女性の特撮ファン)が観覧に来ており、司会の明石家さんまを驚かせていた。
  • 現在販売されているDVDには本放送時とは本編の音声に違いがある。本放送時には本編の音声に磁気録音のシネテープを使用していたのに対し、DVDでは光学録音のフィルムのサウンドトラックの音声、つまり品質の低下したものが使用されている。これにより、現在のところ本来の音質で本編を視聴するには、本放送の録画ビデオを観るか、放送終了直後にリリースされたビデオソフトを観るほか方法がない事態となっている。これら仕様の違いについて、販売元の東映ビデオが釈明したことは一切ない。
  • 深夜バラエティー番組である「探偵!ナイトスクープ」に子供のブロッコリー嫌いを直す、という依頼でサスケ役の小川だけが出演したことがある。
  • 2010年6月20日放送の「天装戦隊ゴセイジャー」に、小川と広瀬が夫婦役でゲスト出演した。

脚注

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外部リンク

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