工具

出典: Wikipedio


工具(こうぐ)とは、工作に用いる道具である。機械加工に用いるもの、電気工事に用いるもの、大工仕事に用いるものなど様々な用途の工具がある。工作機械の刃も工具と呼ばれる。 thumb|300px|right|ハンドツール

目次

代表的な工具

世の中には膨大な種類の工具が存在し、それらを明確に区分する分類は存在しない。 種類の膨大さも相まって、工具を使用する業界(自動車機械配管など)によっても分け方が異なる場合もあり、一義的に分類することは不可能であることをご理解いただきたい。

本項では使用形態や使用されるジャンル、取引形態などから分類し、次に示す。

手動工具

手を原動力とした工具である。ハンドツール。作業工具とも呼ぶ。

  • 切る
  • 回す
  • つかむ
  • 叩く
  • はぎ取る(むく)
  • ストリッパー(被覆の皮むき工具)
  • VA線ストリッパー - VVF線のシースと絶縁体を剥ぎ取る為の専用工具である。
  • ワイヤーストリッパー
  • ケーブルストリッパー
  • 同軸ケーブルストリッパー - 同軸ケーブルの被覆を剥く為の専用工具である。
  • 光ファイバーストリッパー - 光ファイバーの被覆を剥く為の専用工具である。
  • LANケーブルストリッパー - LANケーブルの被覆を剥く為の専用工具である。
  • かしめる
  • 削る
  • けがく

動力工具

手工具と同様の働きを、電気、圧縮空気などを動力として行う工具。 空圧工具ではコンプレッサーを、油圧工具は油圧ポンプを電動モーターで動かしていることが多いが、これら動力源は電動工具とは呼ばれない。

  • 電動工具

電気(電動モーター)を動力として作動する工具。商用電源などからコードを通じて電力を供給するものと、充電式電池を用いることでコードが不要な充電電動工具に分けられる。充電電動工具の二次電池は電圧が3.6Vから36V、種類もニッカド、ニッケル水素、リチウムイオン電池など、用途・メーカーによって多様である。

  • 空圧工具(エアツール)

コンプレッサーにより圧縮された空気を動力として作動する工具。電動工具より大きな力が得られ、コンプレッサーの設置に必要な空間の確保も容易なため、工場では空圧工具が用いられることが多い。コンプレッサーから工具まではホースで連結する。

  • エアインパクトレンチ
  • エアナットランナー
  • エアラチェット
  • 釘打機
  • タッカー
  • 油圧工具

油圧で作動する工具。

  • 油圧トルクレンチ - 大型ボルトを所定のトルクで締め付けるトルク管理工具
  • ボルトテンショナー - 油圧によりボルトを強力に引っ張って伸ばし、ナットの締め付けしろを確保する軸力管理の工具
  • 油圧ナット - ナットに内蔵された油圧の力で、ボルトを強力に引っ張って伸ばし締め付ける軸力管理のナット

専用工具

ある特定の部位、箇所、目的にのみ使用され、一般に使われることの少ない工具。例えば、自動車の特定の部品の脱着のみに使用される工具などが挙げられる。 裏技的に汎用的な使用法も可能なものもある。

計測具

大きさ、長さ、トルクなどを計測するための道具。

大工道具

ほとんどが手で扱うことが可能だが、主に大工仕事に用いるものをここに示す。 ホームセンターなどでも先述の工具とは別に陳列されることが多い。

切削工具

研削工具

研磨工具

その他の工具

 

関連項目

外部リンク

東大研究生の「ハンドツール入門」HP


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個人用ツール