小学館
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株式会社小学館(しょうがくかん)は、日本の総合出版社。系列グループ「一ツ橋グループ」の中核的存在である。
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概要
社名の由来は創設時に小学生向けの教育図書出版を主たる業務としていたことに起因する。1926年に娯楽図書部門を集英社として独立させたが、太平洋戦争後は娯楽図書出版に再進出し、総合出版社へ発展した。
子供向けのキャラクタービジネスに強みを持ち、『ドラえもん』(藤子・F・不二雄)、『名探偵コナン』(青山剛昌)などのロングセラー作品を輩出し、成人向けの漫画作品においても『美味しんぼ』(原作:雁屋哲 漫画:花咲アキラ)、『ゴルゴ13』(さいとう・たかを)、『あぶさん』(水島新司)、『浮浪雲』(ジョージ秋山)、『三丁目の夕日』(西岸良平)、『釣りバカ日誌』(原作:やまさき十三 漫画:北見けんいち)などのロングセラー作品を輩出している。また、少女向けの漫画作品においても『ふしぎ遊戯シリーズ』(渡瀬悠宇)、『きらりん☆レボリューション』(中原杏)などのヒット作品を生み出している。
2006年度の総売上高で、それまで国内出版業界で最大手だった講談社を抜き、小学館が最大手となった(講談社は1,456億円(2006年11月期)、小学館は1,470億円(2007年2月期))が<ref>小学館、総売上高で講談社抜く 初めてトップに、朝日新聞、2007年6月19日</ref>、2007年度の決算では講談社は売上高1443億100万円、小学館は売上高1413億4400万円となり業界最大手の座を講談社に奪還された。
歴史
- 1922年(大正11年) - 相賀武夫により創設。
- 1926年(大正15年) - 娯楽雑誌部門を分離し集英社設立。
- 1927年(昭和2年) - 社員章「ひよこのマーク」を制定。
- 1928年(昭和3年) - 学習雑誌・児童書用の商標「勉強マーク」を制定。
- 1938年(昭和13年) - 創設者の急死により息子の相賀徹夫、第2代社長に就任する。
- 1945年(昭和20年) - 株式会社小学館設立。
- 1992年(平成4年) - 相賀昌宏、第3代社長に就任。現在に至る。
主要な発行雑誌
少年・男性向けコミック誌
児童向け
- 月刊コロコロコミック(毎月15日発売)
- 別冊コロコロコミックSpecial(偶数月30日発売)
- コロコロイチバン!(奇数月25日発売)
少年向け
一般向け
- 月刊サンデージェネックス(毎月19日発売)
- ビッグコミック(毎月10日・25日発売)
- ビッグコミックオリジナル(毎月5日・20日発売)
- ビッグコミックスペリオール(毎月第2・第4金曜日発売)
- ビッグコミックスピリッツ(毎週月曜日発売)
- 月刊IKKI(毎月25日発売)
少女・女性向けコミック誌
少女向け
女性向け
学習誌
教育誌
文芸誌
一般誌
女性誌
その他
- 週刊 古寺をゆく
- 週刊 日本の美をめぐる
- 週刊 日本の天然記念物
- 週刊 四季花めぐり
- 週刊 やきものを楽しむ
- 週刊 名城をゆく
- 週刊 中国悠遊紀行
- クラシック・イン
- ぼく、ドラえもん
- もっと!ドラえもん
- 任天堂公式攻略本シリーズ
- わしズム
かつて発行していた雑誌
- 少國民の友
- 良い子の友
- 小学館BOOK
- 女学生の友
- プチセブン
- GORO
- 写楽(しゃがく)
- TOUCH
- ワンダーライフ
- ボーイズライフ
- ぴょんぴょん
- よいこ
- テレビといっしょ
- コミックGOTTA
- FMレコパル
- ポプコム
- 月刊PCエンジン
- ゲーム・オン!
- DENiM
- Palette(小説誌)
- マンガくん→少年ビッグコミック→ヤングサンデー→週刊ヤングサンデー
- Telepal f(首都圏版・関西版)
- 文芸ポスト
- キャラデパ
- 駱駝
- Judy
- マミイ
- sabra
- ChuChu
- 小学館の学習雑誌
- 小学五年生
- 小学六年生
漫画単行本
主なベストセラー
- 飯島愛『プラトニック・セックス』(2000年)
- 宮部みゆき『模倣犯』(2001年)
- 片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』(2001年)
- 市川拓司『いま、会いにゆきます』(2003年)
- 加島祥造『求めない』(2007年)
辞典・事典
インターネット
- ソク読み小学館
- クラブサンデー
モバイル
- コミック小学館ブックス
- モバMAN
- モバフラ
漫画表現の特色
小学館発行の漫画雑誌の台詞表現には、句読点を必ず、と言ってよいほど用いるという特色がある(ただし『ちゃお』などの少女漫画誌では、句読点はあまり用いられない)。台詞の中の文中では読点や句点が打たれており、青年向け雑誌の『ビッグコミック』や『週刊ヤングサンデー』にも適用されている。これは『小学一年生』をはじめとする学年誌の影響である。なお、成年向け漫画雑誌にはルビは用いられていない。
関連会社・団体
- 小学館パブリッシング・サービス
- 小学館集英社プロダクション
- 小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント
- 小学館クリエイティブ
- 集英社
- 祥伝社
- プレジデント社
- 照林社
- 尚学図書(高等学校用の国語教科書を専門に発行)
- ネットアドバンス
- 昭和図書(一ツ橋グループの物流会社)
- 昭通(一ツ橋グループの総合広告会社)
- 日本児童教育振興財団
関連会社(海外)
- VIZ Media,LLC(アメリカ) …1986年設立。集英社・小学館集英社プロダクションとの共同出資
- VIZ Media Europe, S.A.R.L.(フランス) …2007年設立。上記VIZ Mediaのヨーロッパ法人
- 上海碧日咨詢事業有限公司(中国)…1995年設立。上海美術出版社との共同出資
脚注
関連項目
- 音羽グループ(講談社・光文社)
- 小学館漫画賞
- 12歳の文学賞
- 全国こども電話相談室(TBSラジオで1964年から2008年まで長期に渡って続いた提供スポンサー番組。長らく小学館一社スポンサーであったが、2000年より朝日新聞との複数スポンサーとなる。)
- 日本テレビ(初のテレビCM放送開始)
- おはスタ(テレビ東京系列の子供番組)
- 任天堂(同社から発売されるゲームの公式ガイドブックを発行)
- 百ます計算
外部リンク
- 小学館公式サイト
- 小学館広告局 AD Pocket - 雑誌別の詳細な対象読者・年齢は、この外部リンクを参照のこと。
- 小学館フォトサービス
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