富士通
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Template:Redirect Template:基礎情報 会社 thumb|220px|富士通本店・川崎工場 富士通株式会社(ふじつう、Template:Lang-en-short)は、情報システムおよびハードウェアを主力商品とする日本の電機メーカーである。コンピュータ世界上位。通信、半導体も手掛け、ソフト・サービスは国内首位。電話交換機などではNECと並び大手である。ちなみに中小に該当するのは沖電気、日立製作所である。
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概説・沿革
1935年6月20日に富士電機製造株式会社(現・富士電機ホールディングス株式会社)の電話部所管業務を分離し、富士通信機製造株式会社として設立。1938年に専用の新工場(現在の川崎工場・本店)を建設して独立、1965年に資本的にも独立し、1967年に商号を富士通と改称した(なお、「富」は古河グループの「ふ」、「士」は、ドイツの電機メーカーであるシーメンス社(ドイツ語では「ジーメンス」社)の「じ」に由来する)。かつて(1978年まで)使用されていた社章は、親会社だった富士電機と同様に○の中に小文字アルファベットの“f”と“s”を組み合わせたものである。
1989年にロゴマークを現在使われている∞マークを冠した“FUJITSU”に変更。それまでのロゴは上下を青の長方形に挟まれた“FUJITSU”あるいは“富士通”だった。
官公庁や電話会社、その他大企業向けの大規模システムを得意としている。また、各種コンピュータ、ソフトウェア、電子デバイス、通信設備などを販売している。
富士通グループの現在のブランドプロミスは、創立75周年を迎えるにあたり2010年3月28日から「shaping tomorrow with you」。それまではコマーシャルメッセージ「THE POSSIBILITIES ARE INFINITE」(可能性は無限)であった。社内向けに発行されている「富士通技報」では、「夢をかたちに 信頼と創造の富士通」とそれ以前のコマーシャルメッセージが使用されているが、最近では、松たか子らが出演している、CI広告に「夢をかたちに、富士通」というスローガンを併用して使用している。
2009年9月25日間塚道義が代表取締役会長 兼 社長に就任。
なお、歴史的経緯から登記上の本店は神奈川県川崎市中原区の川崎工場内にあるが、本社機能は東京都港区の汐留シティセンター(東京都港区東新橋一丁目5番2号)にある。
なお、かつての親会社で母体となった現在の富士電機ホールディングスはじめ富士電機グループとは、互いに株を持ち合う、役員を相互に出し合う、同等の取引・パートナー関係、共同で新会社を設立するなど兄弟会社のような関係となっている。
2009年8月27日、フランクフルト証券取引所へ上場廃止を申請。また翌8月28日、スイス証券取引所へ上場廃止を申請。
2009年9月、社長・野副州旦が辞任。富士通はこの時点で辞任の理由を「病気療養のための自発的辞任」と公表した。同月25日、会長・間塚道義が社長を兼任する人事を発表したが、その後、野副が自らの社長辞任の取り消しを求める文書を提出。野副は辞任した日に取締役相談役・秋草直之らから「社長としての不適格性」を理由に辞任を迫られたと主張し、辞任理由を「病気療養のため」とした富士通の説明を否定した。翌年の2010年3月6日、富士通は臨時取締役会にて野副を相談役から解任した。同時に当初の社長辞任の理由を翻し、「当社が関係を持つことはふさわしくないと判断した企業と関係を続けたため」と公表しお家騒動が発覚した<ref>富士通、前社長の野副相談役を解任</ref>。
2010年6月17日、携帯電話事業を東芝と統合させる事を発表した。同年10月1日に、東芝とともに、同社が株式の過半数を持つ新会社を設立する予定。同社は、2009年度の携帯電話出荷台数で日本国内3位であるが、東芝との統合により、2位に浮上する。<ref>富士通と東芝、携帯電話事業の統合で基本合意 富士通</ref><ref>富士通と東芝、携帯電話事業を統合</ref><ref>iPhone国内累計230万台出荷</ref>
主な製品
パーソナルコンピュータ
- FM-8
- FM-7シリーズ
- FM-77シリーズ
- FM77AVシリーズ
- FM-16シリーズ(輸出専用機)
- FM-X
- FM-11シリーズ
- FM-16βシリーズ
- FM-16π
- FM TOWNSシリーズ
- FMRシリーズ
- FMVシリーズ
- FMV-DESKPOWERシリーズ
- FMV-BIBLOシリーズ
- FMV-TEOシリーズ
- FMV-STYLISTICシリーズ(タブレットPC)/現在は終息
- FMV-ESPRIMOシリーズ(企業用デスクトップ)
- FMV-Desktopシリーズ(企業用デスクトップ)/現在は終息
- FMV-LIFEBOOKシリーズ(企業用ノート)
- FMV-PenNoteシリーズ/現在は終息
- FMV-PROシリーズ/現在は終息
- FMV-TOWNSシリーズ(FM TOWNSのソフトが動くFMV)/現在は終息
- 9450シリーズ - パナファコム(現PFU)製
PDA
- INTERTOP
- INTERTOP CX(Windows CE)
- Pocket LOOX(Windows CE)
ワープロ専用機
オープン系サーバ
IAサーバ
- PRIMERGYシリーズ(旧GP5000シリーズ) - PCサーバ
- PRIMEQUESTシリーズ
- PRIMERGY 6000シリーズ(旧GP6000シリーズ) - Kシリーズ (FACOM) の後継となるビジネスサーバ
ミニコンピュータ
- Aファミリ(スーパーミニコン)
メインフレーム
- GS/PRIMEFORCEシリーズ(旧FACOM Mシリーズ) - IBM S/370ベースの汎用機
スーパーコンピュータ
ストレージシステム
- ETERNUSシリーズ
フォールトトレラント・ノンストップシステム
超並列マシン
ソフトウェア
- AIM
- TRIOLE(システム中核基盤製品群)
- Interstageシリーズ
- Systemwalkerシリーズ
- Symfoware Serverシリーズ
- GLOVIAシリーズ
- TeamWARE Office
- MyOFFICEシリーズ
- Japanist(旧OAK)
- NetCOBOL
- Jasmine
- OASYS(FMR用・TownsOS用の「FM-OASYS」と、Windows用の「OASYS/Win」はV3.0から「OASYS for Windows」を経てV5.0から「OASYS」)
- ATLAS
- PowerGRES Plus
- TEO
ATM
Template:See also 現在は販売のみ。製造は富士通フロンテックが行っている。ATMのシェアでは大手に属する。防犯上、機器仕様は公開していない。
- FACTシリーズ
- Conbrioシリーズ
携帯電話・PHS
thumb|160px|ベストセラーとなったFOMAらくらくホン
- NTTドコモ向け
- 自動車電話101型(NTT現行方式とNTT大容量方式に対応した、アナログ方式。パナソニック モバイルコミュニケーションズ(松下通信工業)・NECとの共同製造した端末。これと同じハンドセットを電池パックにセットすると、ショルダーフォン101型となる)
- 自動車電話20x型(NTT現行方式とNTT大容量方式に対応した、アナログ方式。これと同じハンドセットを電池パックにセットすると、ショルダーフォン20x型となる)
- アナログムーバF、F2、F3(NTT現行方式とNTT大容量方式に対応した、アナログ方式)
- デジタルムーバF、FII(PDC方式)
- F1xx : F101、F151、F153、F156(PDC方式。800MHZ帯の携帯電話端末のF10xと1.5G帯携帯電話端末(シティフォン/シティオ)のF15xがある)
- F2xx(PDC方式): F201、F203、F205、F206、F207、F208
- F2xxi(S)(iモード対応PDC方式):F209i、F210i、F211i、F212i
- F50xix(PDC方式):F501i、F502it、F503i、F503iS、F504i、F504iS、F505i、F505iGPS、F506i
- 高級志向携帯電話 : F601ev(PDC方式)
- F70xi (FOMA):F700i、F700iS、F702iD、F703i、F704i、F705i、F706i
- F2051 (FOMA)
- F2102V (FOMA)
- F240x(FOMAモバイルカード):F2402
- F90xi (FOMA):F900i、F901iC、F901iS、F902i、F902iS、F903i、F904i、F905i、F906i
- F90xix(FOMA。Bluetooth対応の携帯電話端末やおサイフケータイが搭載した携帯電話端末):F900iC、F900iT、F903iX HIGH-SPEED
- F903iBSC(セキュリティ重視のためF903iからカメラなどを撤去した法人専用携帯電話端末)
- F905iBiz・F-06A(セキュリティ重視のためそれぞれF905i、F906iから一部機能を撤去した法人専用携帯電話端末。カメラはあり)
- モバイルF(PDC方式。普通の携帯電話端末に、モバイルカードが搭載した携帯電話端末)
- らくらくホン(P601esの他は)全機種(らくらくホンII (F671i)、らくらくホンIIS (F671iS)、らくらくホンIII (F672i))
- FOMAらくらくホン(らくらくホンシンプル (D880SS) の他は)全機種(FOMAらくらくホン (F880iES)、FOMAらくらくホンII (F881iES)、FOMAらくらくホンIII(F882iES)、らくらくホンベーシック (F883i)、らくらくホンIV (F883iES)、らくらくホンプレミアム (F884i)、らくらくホンV (F884iES)、らくらくホンベーシックII (F-07A)、らくらくホン6 (F-10A)
- キッズケータイ:F801i、F-05A
- スマートフォン (F1100)
- docomo STYLE series:F-02A、F-08A、F-02B
- docomo PRIME series:F-01A、F-03A、F-09A、F-01B、F-04B
- docomo SMART series:F-04A、F-03B
- ウィルコム向け
かつてはDDIセルラー(現au。PDC方式の2機種とcdmaOneの1機種のみ)、デジタルホングループ(現ソフトバンクモバイル。J-PHONEになって以降は供給なし)、ツーカー(廃業)にも供給していた。
電話交換機
- IP Pathfinder
- CL5000
ネットワーク機器
- Si-Rシリーズ(ルーター)
- SR-Sシリーズ(L3,L2スイッチ)
- IPCOMシリーズ(ファイアウォール)
ネットワークサービス
- FENICSⅡ(IP-VPN,広域イーサ,フレッツVPN,日本国外専用線,モバイル)
マイコンキット
ハードディスクドライブ
不採算事業の為、2009年10月1日をもってドライブ事業は東芝へ、記憶媒体事業は昭和電工へ事業を譲渡した。
主な製造・研究拠点
- 札幌システムラボラトリ(北海道札幌市厚別区)
- 青森システムラボラトリ(青森県青森市)
- 富士通ソリューションスクエア(東京都大田区)
- 富士通あきる野テクノロジセンター(東京都あきる野市)
- 川崎工場(神奈川県川崎市中原区)
- 厚木研究所(神奈川県厚木市)
- TECHビル(神奈川県横浜市港北区)
- 新横浜ソフトウェアセンター(神奈川県横浜市港北区)
- YRP研究開発センター(神奈川県横須賀市)
- 幕張システムラボラトリ(千葉県千葉市美浜区)
- 熊谷工場(埼玉県熊谷市)
- 小山工場(栃木県小山市)
- 那須工場(栃木県大田原市)
- 長野工場(長野県長野市)
- 須坂工場(長野県須坂市)
- 沼津工場(静岡県沼津市)
- 岐阜ソフトピアセンター(岐阜県大垣市)
- 関西システムラボラトリ(大阪府大阪市中央区)
- 明石工場(兵庫県明石市)
- 高知富士通テクノポート(高知県南国市)
- 九州R&Dセンター(福岡県福岡市早良区)
- 大分システムラボラトリ(大分県大分市)
- 熊本システムラボラトリ(熊本県上益城郡益城町)
グループ会社
上場会社
- 株式会社富士通ビー・エス・シー (JASDAQ上場・連結子会社)
- 富士通フロンテック株式会社 (東京証券取引所市場第二部上場・連結子会社)
- 新光電気工業株式会社 (東京証券取引所市場第一部上場・連結子会社)
- 富士通コンポーネント株式会社 (東京証券取引所市場第二部上場・連結子会社)
- ニフティ株式会社 (東京証券取引所市場第二部上場・連結子会社)
- FDK株式会社 (東京証券取引所市場第二部上場・連結子会社)
- 株式会社富士通ゼネラル (東京証券取引所市場第一部上場・持分法適用関連会社)
非上場会社
- 株式会社富士通ビジネスシステム
- 富士通エフ・アイ・ピー株式会社
- 株式会社富士通研究所
- 株式会社富士通エフサス
- 株式会社富士通エフ・オー・エム
- 株式会社富士通アドバンストソリューションズ
- 株式会社富士通アドバンストテクノロジ
- 株式会社富士通ITプロダクツ
- 株式会社PFU
- 株式会社富士通総研
- 富士通ネットワークソリューションズ株式会社
- 富士通コミュニケーションサービス株式会社
- 富士通テン株式会社
- 富士通システムソリューションズ株式会社
- 富士通セミコンダクター株式会社
- アクセラテクノロジ株式会社
- 株式会社川崎フロンターレ
- 株式会社ジー・サーチ
- 株式会社富士通ワイエフシー
- 富士通リース株式会社
- 富士通パーソナルズ
- 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング(旧社名:FFC。元々は富士電機と共同出資。現在は富士通の完全子会社)
- 富士通テレコムネットワークス株式会社
- 富士通エレクトロニクス株式会社
- 株式会社富山富士通
- 株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ
- 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
- 富士通アイソテック株式会社
- 富士通ワイヤレスシステムズ株式会社
ほか
日本国外の会社
- en:Fujitsu Siemens Computers (Holding)B.V.
日本の富士通とドイツのシーメンスが折半出資した会社。本社はオランダのマールセン。2009年4月を目処に、シーメンスが合弁事業より撤退し、富士通が完全子会社化予定。
ほか
グループ外の主な出資会社
- アドバンテスト株式会社 (10.09%)<ref>厳密には退職給付信託としてみずほ信託銀行に信託されているが、議決権は富士通の指図により行使される。アドバンテストの第66期有価証券報告書内の「大株主の状況」を参照。</ref>
- 富士電機ホールディングス株式会社 (10.40%)
- スパンション・ジャパン株式会社 - 設立当初は約40%を出資していたが、現在は富士通セミコンダクター(旧・富士通マイクロエレクトロニクス)を通じて11.4%の出資を行っている。
- 都築電気株式会社 (10.86%) 東証2部上場 - 富士通ビジネスシステムに続いて、富士通ディーラーの中で売上2位。オーナー一族だった都築省吾が社長を退いてからは、富士通が筆頭株主となっている。
- 大興電子通信株式会社 (14.86%) 東証2部上場 - 富士通ディーラー売上3位。元々は大和証券グループだが、現在では富士通の保有株比率が最も高いディーラーの一社となる(富士通ビジネスシステムを除く)。又、富士通出身者である高橋氏が社長を務めていることもあり、富士通の子会社色が比較的強いと言われる。
- 株式会社高見沢サイバネティックス(15.46%、間接含む)
日立プラズマディスプレイ株式会社(旧・富士通日立プラズマディスプレイ株式会社)の19.9%の株式を保有していたが、2008年3月に全株式を日立製作所に売却している。
なお、エレベーター専業メーカーのフジテック株式会社はロゴが富士通とそっくりだが、富士通グループとの資本・人的関連はいっさいない。
出身人物
- 城繁幸 人事コンサルタント
関連項目
- 古河財閥
- 古河機械金属
- 古河電気工業
- 富士電機ホールディングス
- 富士通フロンティアーズ(アメリカンフットボールチーム。Xリーグ1部所属。)
- 富士通レッドウェーブ(女子バスケットボールチーム。バスケットボール女子日本リーグ機構(Wリーグ)所属。)
- 出雲駅伝(冠スポンサー)
- 富士通杯達人戦(週刊朝日主催 将棋のシニア戦:非公式)
- ニューイヤー駅伝(2000年、2009年大会優勝)
- 富士通レディース
- 川崎フロンターレ(富士通サッカー部が前身のプロサッカークラブ。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)1部所属。)
- 世界の車窓から
- ザ・コンピニオン→ハロー!コンピニオン
- ニュースハイライト
- ビジネスマンNEWS(初期は当社の一社提供)
- ジャパンネット銀行(富士通が設立に深く関わった)
- 親指シフト
- キルビー特許
- セットトップボックス
- 藤田敦史(陸上競技部所属)
- 高平慎士(陸上競技部所属)
- 塚原直貴(陸上競技部所属)
- 池田敏雄
- TTGホールディングス(旧都築通信技術)
- 木村拓哉(2000年以降の一般向け製品CM・カタログに出演)
- 富士通トータル保険サービス
- グラス・ルイス(:en:Glass Lewis)
脚注
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外部リンク
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