地方銀行

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地方銀行(ちほうぎんこう)とは、社団法人全国地方銀行協会の会員である銀行である。

概要

定義としては上記のように全国地方銀行協会に加盟する銀行という形であるが、加盟行の多くはその本店所在道府県で最大規模の金融機関であり、地域経済にも大きな影響力を持っていることが多い。

1990年代初頭はいわゆるバブル景気に乗って、東京都や近隣府県、外国に進出する銀行が続出したが、その後の不景気によって、事業譲渡などで撤退し、地元に経営資源を集中させるケースが増えた。ただ、2000年代に入り、京都銀行山口銀行などのように事業の拡大を狙って、地元の隣接地域に再び進出し始めている。

なお、社団法人第二地方銀行協会の会員である銀行(第二地方銀行)との対比から、第一地方銀行と呼ばれる場合もあるが、俗称であって正式なものではない。

2010年5月現在、地銀協加盟の地方銀行は全部で63行存在している。

内訳としては、静岡県及び福岡県では、本店を置く地方銀行がそれぞれ3行ずつ、青森県岩手県秋田県山形県茨城県千葉県新潟県富山県岐阜県三重県大阪府長崎県及び沖縄県の各府県では、本店を置く地方銀行がそれぞれ2行ずつとなっている。

大阪府においては、2010年5月1日付で池田銀行泉州銀行を吸収し、池田泉州銀行が発足したことで、本店を置く地銀協加盟行も3行から2行(もう1行は近畿大阪銀行)に減少した。

その他は、愛知県を除く31都道府県に、本店を置く地方銀行がそれぞれ1行ずつある(埼玉県では武蔵野銀行さいたま市に本店を設けている。なお埼玉りそな銀行は、都市銀行扱いとされている)。

規模ではふくおかフィナンシャルグループ福岡市)が最も大きく、横浜銀行横浜市)、ほくほくフィナンシャルグループ富山市)がそれに次ぐ(単独では現在も横浜銀行がトップである)。ただし、ふくおかFGは、第二地銀協加盟行である熊本ファミリー銀行を包括しているため、厳密な意味では(第一)地銀グループトップではない。

地方銀行の一覧

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関連項目

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