可視光線

出典: Wikipedio


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波長
380–450 nm
450–495 nm
495–570 nm
黄色 570–590 nm
橙色 590–620 nm
620–750 nm

可視光線(かしこうせん)とは、電磁波のうち、人間で見える波長のもの。いわゆるのこと。JIS Z8120の定義によれば、可視光線に相当する電磁波の波長は、おおよそ短波長側が360 nm~400 nm、長波長側が760 nm~830 nmである。可視光線より波長が短くなっても長くなっても、人間の目には見ることができなくなる。可視光線より波長の短いものを紫外線、長いものを赤外線と呼ぶ。赤外線紫外線を指して、不可視光線(ふかしこうせん)と呼ぶ場合もある。

可視光線は、太陽やそのほか様々な照明から発せられる。通常は、様々な波長の可視光線が混ざった状態であり、この場合、光は白に近い色に見える。プリズムなどを用いて、可視光線をその波長によって分離してみると、それぞれの波長の可視光線が、人間の目には異なったを持った光として認識されることがわかる。各波長の可視光線の色は、日本語では波長の短い側から順に、紫、青紫、青、青緑、緑、黄緑、黄、黄赤(橙)、赤で、俗に七色といわれるが、これは連続的な移り変わりであり、文化によって分類の仕方は異なる。波長ごとに色が順に移り変わること、あるいはその色の並ぶ様を、スペクトルと呼ぶ。

もちろん、可視光線という区分は、あくまで人間の視覚を主体とした分類である。紫外線領域の視覚を持つ動物は多数ある(一部の昆虫類鳥類など)。太陽光をスペクトル分解するとその多くは可視光線であるが、これは偶然ではない。太陽光の多くを占める波長域がこの領域だったからこそ、人間の目がこの領域の光を捉えるように進化したと解釈できる。

可視光線は、通常は人間の体に害はないが、強い可視光線が目に入ると網膜の火傷の危険性がある。

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関連項目

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