北神急行電鉄

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Template:基礎情報 会社 北神急行電鉄株式会社(ほくしんきゅうこうでんてつ)は、兵庫県神戸市北神線を運営している鉄道会社である。設立当時から、純民間出資であり、第三セクターではない。略称は北神急行北神のほか、北大阪急行電鉄と同じく北急(ただし読みは「ほくきゅう」)である。

神戸電鉄阪急電鉄などの出資で設立され、現在は阪急阪神ホールディングス連結子会社であり、阪急阪神東宝グループの一つでもある。本社は兵庫県神戸市北区山田町下谷上字大橋27番地(谷上駅西側の自社専用車両基地敷地内)。

債務負担の増加から2002年に北神線の線路などの施設を神戸高速鉄道へ売却し、列車の運行業務のみを行う第2種鉄道事業者となった。

目次

歴史

  • 1979年(昭和54年)10月29日 設立。
  • 1980年(昭和55年)12月15日 北神線工事着工。
  • 1984年(昭和59年)8月9日 北神トンネル(7,276m)<ref>北神急行電鉄2006年4月1日現在の資料による。
    運輸政策研究機構『数字でみる鉄道』1998年版によると7,180m、同2005年版によると6,983m</ref>が貫通。
  • 1988年(昭和63年)3月3日 北神線工事竣工。
  • 1988年(昭和63年)3月15日 北神線の試運転開始。
  • 1988年(昭和63年)4月2日 北神線開業。
  • 1992年(平成4年)4月1日 神戸市営地下鉄との乗継割引き運賃設定。
  • 2002年(平成14年)4月1日 北神線を神戸高速鉄道に譲渡し、同線の第1種鉄道事業者から第2種鉄道事業者となる。
  • 2002年(平成14年)12月16日 谷上方前から3両目に日本初の終日女性専用車両を設置。
  • 2007年(平成19年)9月30日 神戸電鉄が不動産の評価損発生に伴い北神急行への経営支援を中断。これに先立ち2007年9月28日に、阪急電鉄より100億円の無利息融資を受け、阪急阪神ホールディングスの持分法適用関連会社から連結子会社に変更となる。これにより阪急電鉄からの融資総額は270億余りとなった。


路線

thumb|240px|right|路線図(茶色の区間のみ)

車両基地

車両

運賃

  • 大人普通旅客運賃:全線350円均一(小児は半額・10円未満切り上げ)。2004年12月1日現在。
    • 新神戸駅を経由して谷上駅と神戸市営地下鉄各駅を乗り継ぐ場合は30円引き(小児は大人割引運賃の半額)。
    • 谷上駅を経由して鈴蘭台駅以東の神戸電鉄各駅と新神戸駅および神戸市営地下鉄県庁前駅・みなと元町駅までの各駅を乗り継ぐ場合は10円引き、大倉山駅・ハーバーランド駅以遠の各駅は30円引き(小児は大人割引運賃の半額)。
かつては430円だったが1999年4月1日に値下げが行われた。

経営状態

北神部と三宮をわずか10分で結ぶ便利な路線ではあるが、建設費回収のための加算運賃で割高となっており、さらに神戸電鉄から市営地下鉄経由で三宮へ行く乗客には神戸電鉄・北神急行・地下鉄の料金がそれぞれ徴収されるため、時間が掛かっても安い神戸電鉄・神戸高速鉄道ルートを利用する乗客もいて、利用客が少ないのが現状である(※谷上 - 三宮であれば北神急行・神戸市営地下鉄経由の方が安くなる)。

近年は運賃引き下げなどにより少しずつ乗客数は増加傾向にある。過去7年間の経営状態は次のとおりである。

  • 平成20年度 純利益 約8800万円    : 累積欠損金 299億2900万円[1]
  • 平成19年度 純利益 約1億6300万円  : 累積欠損金 300億1700万円[2]
  • 平成18年度 純利益 約1億8900万円  : 累積欠損金 301億8100万円[3]
  • 平成17年度 純利益 約2億4900万円  : 累積欠損金 303億7100万円[4]
  • 平成16年度 純利益 約1億4600万円  : 累積欠損金 306億2100万円[5]
  • 平成15年度 純利益 約1億6400万円  : 累積欠損金 307億6700万円[6]
  • 平成14年度 純利益 約1億7100万円  : 累積欠損金 309億3200万円[7]

脚注

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外部リンク

Template:スルッとKANSAIen:Hokushin Kyūkō Electric Railway ko:호쿠신 급행 전철

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