八丁畷駅
出典: Wikipedio
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250px|thumb|西口(2005年11月6日)
250px|thumb|南武線ホーム兼跨線橋(写真の左側に京急線のホームに下りる階段がある)
正面に見える黄色の機械は南武線への乗車用の簡易ICカード改札機。青色の機械は南武線からの下車用の簡易ICカード改札機。
2008年11月2日
八丁畷駅(はっちょうなわてえき)は、神奈川県川崎市川崎区池田一丁目にある京浜急行電鉄(京急)・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。
両社の共同使用駅で、京急の管轄駅である。
目次 |
利用可能な鉄道路線
駅構造
京急本線は相対式ホーム2面2線を有する地上駅。そのホームの上を浜川崎支線が高架で越しており、南武線は単式ホーム1面1線を設けている。かつて京急は構内踏切があったが、1974年(昭和49年)10月に廃止し、南武線ホーム部を跨線橋として共同使用している。そのため京急と南武線との間に中間改札はなく、簡易ICカード改札機のみが設置されている。
駅舎は京急1番線の品川寄りに1989年(平成元年)完成の中央口、踏切を挟んで反対側の2番線側に小規模な西口があり、ともに自動改札機を設置している。JR東日本は駅業務を京急に委託しており、自動改札機はJRの乗車券やICカードでも利用できる。また、JR線用の自動券売機はJR東日本の旧式タッチパネル型で、オレンジカードやPASMOを含む各種ICカードには対応しておらず、購入は現金のみ、かつ購入可能範囲も片道540円の区間までに限られている。なおSuicaでのチャージ(入金)は2007年(平成19年)3月18日のPASMOとの相互利用開始により、京急の自動券売機で可能となった。当駅は京急管理駅だが、JR南武線を利用する場合に限り、Suicaとの相互利用をしているPASMO以外のカードも利用可能。ただし、券売機や入金機でのチャージやきっぷの購入はPASMOおよびSuicaに限られる。
南武線ホーム尻手寄りから東海道貨物線が鶴見方面より伸びており、当駅より上り方へ向けて並走している。朝方を中心に貨物列車が走行する光景が見られる。南武線と東海道貨物線は川崎新町駅構内で合流している。なお東海道貨物線は、鶴見方が東海道本線、川崎新町方が南武線となっている。
京急・JRとの正式な連絡駅で、京急線と南武線沿線間の乗り換えに関しては、京急川崎駅・川崎駅よりも歩く距離が短くて済むという利点がある。しかし、南武支線の運行本数が少なく、京急も普通しか停まらず、さらに尻手駅で乗換えをする必要があるなど不便な点も多い。 京急の車内アナウンスや列車内の電光掲示板では、当駅で乗り換えをする人が少ないためか、南武支線への乗り換え案内はしていない。
当駅は川崎市内にあるが、JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅として扱われる。
PASMO導入に伴う対応
2002年12月10日に、JR東日本の駅としてSuicaが導入され、当時の展開エリアでは最後の導入となった。これにより、南武線についてはSuicaでの利用が可能になった。
2007年3月18日の京急でのPASMO導入に伴い、南武線のホームの階段近くに京急・JR連絡用の簡易ICカード改札機(南武線ホームの画像にある黄色や青色の機械)が設置された。簡易改札機ではJR・京急間の出場・入場を同時に処理するため、同日より京急線の磁気定期券とJRのSuica定期券の2枚を使っての当駅での乗り換えが不可能となった。乗り換える場合は1枚の定期券にまとめる必要がある。また、PASMOやSuicaを使って当駅で乗り換える場合は、簡易ICカード改札機にカードをタッチしないと、当駅経由とみなされず、異なる経路で計算され、定期券の場合も含めて実際の運賃とは異なった運賃を差し引かれる。
さらに、当駅からSuicaなどで南武線を利用する場合、京急の八丁畷駅改札から入場するため、改札口にタッチした後に、さらに黄色の簡易ICカード改札機にもタッチする必要がある。逆に南武線から下車する場合は、青色の簡易ICカード改札機に読ませた後、駅改札機に読ませる形になる<ref>当駅同様に私鉄・JRで改札を共用する共同利用駅で、私鉄(小田急電鉄)が管理している厚木駅でも、JR(相模線)の利用者は同様に駅の改札機・構内の簡易ICカード改札機と2回読ませる必要がある。</ref>。タッチしないと、中野または北千住から白金高輪・泉岳寺を経由した運賃計算をすることになり、高額な運賃を差し引かれる。万が一タッチを忘れた場合はすぐに駅係員に申し出る必要がある。ICカード上では京急の八丁畷駅から入場、出場をしてJRの八丁畷駅に入場する処理がされる。南武線の車内放送(ワンマン運転のため自動放送)でも同様の案内が、PASMO・Suicaの利用者に向けて行われる。
また、乗り換える際に残額が不足した場合は、チャージ(入金)してからタッチする必要があるため、南武線のホーム上にも京急管轄のチャージ機が存在する。PASMO、Suica以外へのチャージは不可。
のりば
京浜急行電鉄
1 | ■京急本線 | 横浜・新逗子・浦賀・三崎口方面 |
2 | ■京急本線 | 京急蒲田・羽田空港・品川・泉岳寺・都営浅草線方面 |
JR東日本
■南武支線 | 尻手方面 | |
浜川崎方面 |
利用状況
京浜急行電鉄
- 1日平均乗降人員
- 13,759人(2008年度、全72駅中49位)
- 13,126人(2007年度)
- 11,785人(2006年度)
- 11,323人(2005年度)
- 10,983人(2004年度)
JR東日本
- 1日平均乗車人員
- 1,162人(2008年度)
駅周辺
路線バス
歴史
- 1916年(大正5年)12月25日 - 京浜電気鉄道(現・京急本線)の駅が開業。
- 1930年(昭和5年)3月25日 - 南武鉄道の駅が貨物駅として開業。
- 1930年(昭和5年)4月10日 - 南武鉄道の駅で旅客営業開始。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 南武鉄道が戦時買収による国有化で国有鉄道南武線の駅となる。同時に国鉄駅での貨物の取扱いを廃止。
- 1974年(昭和49年)10月28日 - 構内踏切を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅はJR東日本の駅となる。同時に東海道貨物線と南武線の合流駅という扱いになる。
- 1989年(平成元年)11月26日 - 駅舎改築。
- 2002年(平成14年)12月10日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
その他
- 2003年3月4日付日本経済新聞の記事によると、2010年までに「川崎アプローチ線」を建設する計画がある。完成した場合、当駅付近に「新八丁畷駅」を設置し、南武支線の駅は廃止される案がある。
- 当駅中央口のすぐ正面の踏切前の交差点には、川崎鶴見臨港バスの交通整理を行う人員が、朝ラッシュ時前から夕方ラッシュ時が終わるまでの間、配置されている。これは、踏切前の交差点に信号がなく、駅中央口の前を臨港バスの大型路線バスが右左折する際に、踏切前の道路を大きくふさいでしまうことと、バスの右左折する側には、交差点ギリギリに建物が建っており、反対側を見通すことができず衝突事故を起こす可能性が高いことが理由である。
- またこの踏切では、過去に何度も人身事故や自動車等の立ち往生などが発生している。
隣の駅
脚注
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関連項目
外部リンク
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