信楽高原鐵道

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Template:基礎情報 会社 信楽高原鐵道株式会社(しがらきこうげんてつどう)は、滋賀県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線を運営している鉄道事業者甲賀市滋賀県などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道の一つである。本社は滋賀県甲賀市信楽町長野192番地。

目次

歴史

路線

  • 信楽線 貴生川 - 信楽 14.7km(第一種鉄道事業者)

車両

Template:右 詳しくは、各車両記事を参照のこと。

  • SKR200形
    • 開業時に用意された車両。5両(201 - 205)が製造された。2両(202, 204)が1991年の衝突事故で廃車になり、その補充用に205が製造された。2009年現在、205のみが残る。
  • SKR300形
    • 1995年に製造された車両。1両(301)が製造された。衝突事故の教訓を元に安全面を強化している。
  • SKR310形
    • 2001年にSKR200形の置き換えで登場した。2両(311, 312)が製造された。SKR300形と同外観だが、エンジンの強化及びブレーキ系統の二重化がされている。

編成

SKR300形、SKR310形は性能が他の車両と同じで、SKR200形との連結運転もできる。今は、行事以外はSKR310形が主に運転されている。行事列車などは、長編成の3両編成で運転されることもあり、SKR200形が見晴らしがよいため、下り3両編成では、常に2両目か最後尾に入る。しかし貴生川で車両を留置するための留置線がないため(かつてはあったが滅多に使用されることが無く、2005年頃撤去された)、SKR200形は上りでは先頭になる。2両編成で貸切の場合、SKR200形を貸し切ることが多い。普段、平日は単行、土曜・休日は2両編成で、一番多く312が運転される。通常の運転では、混んでいる時期などにまれに貴生川側にSKR200形が連結されている。また、混雑期のラッシュ時間帯は、SKR200形がオールロングシートであるため重宝されている。

塗装

開業時は、白地に陶磁器を焼く炎をイメージした赤と「紫香楽」の紫で、山つつじ(信楽町花)の花びらをデザインした塗装だったが、事故後緑帯に変更された。今はその上にのキャラクターと会社のロゴが描かれている。

駅名板も、古いものが撤去され、下に緑のラインカラーが入った新しいものに全駅変えられている(2009年09月現在、勅旨駅の待合所?に旧来の青地白抜きの駅名板が現存)。緑は信楽線のラインカラーであり、「安全」のシンボルカラーでもある。

その他

現在、JR片町線と信楽駅を結ぶ新線を建設し、信楽高原鐵道信楽線と近江鉄道本線を改良した上で、大阪と滋賀県南部を直結する「びわこ京阪奈線」(仮称)構想があり、関係自治体により、建設期成同盟会が結成されている。

しかし、2005年(平成17年)度の同鉄道の経常損益は40,285千円の損失<ref>[1]同鉄道最大の出資者である甲賀市ウェブサイトより</ref>、2006年(平成18年)度末の債務超過額は134,552万円<ref>「週刊ダイヤモンド」2007年12月15日号P103</ref>となっているほか、2003年度における営業係数は約150%<ref>[2] 「財団法人 運輸政策研究機構」の資料より</ref>となっており、経営的にはきわめて厳しいのが現実である。

また、同鉄道の一部に並行する形で、新名神高速道路の信楽ICへのアクセス道路となる「信楽道路」の建設も進められており、道路事情の改善が進展している。

脚注

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外部リンク

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