井上瑤

出典: Wikipedio


Template:声優

井上 瑤(いのうえ よう、1946年12月4日 - 2003年2月28日)は、日本の女性声優放送作家占い師ダンサー。本名:漆川 由美(しつかわ ゆみ)。東京都出身。ピラミッド、オフィス央、ぷろだくしょんバオバブ大沢事務所東京俳優生活協同組合などに所属した。血液型AB型。星座いて座

声優としての主な持ち役には、『機動戦士ガンダム』のセイラ・マス、『うる星やつら』のラン(初代)、『ハイスクール!奇面組』の天野邪子、『おそ松くん1988年版)』のおそ松、『無敵鋼人ダイターン3』の三条レイカ、『機動警察パトレイバー』の香貫花・クランシーなど。

目次

人物

1970年代から2000年代初めまで活躍。東京都立八潮高等学校早稲田大学卒業。

大学時代は劇研に所属し、卒業後は早稲田小劇場に進んだが、1年で退団。アルバイトで始めたTBSの朝のテレビ番組『ヤング720』を皮切りに放送タレントの道へ。クイズ番組ベルトクイズQ&Q』の声、『モーニングジャンボ』などTBSのテレビ番組に出演。

声優活動以外にも自分の出演番組の台本を書いていたことから、放送作家の仕事が舞い込むようになり、1980年代初めまで、『お笑い頭の体操』『相性診断ピッタンコ』などの構成台本や『クイズダービー』の問題作成の仕事を行なった。同時期には西田堯の下でモダンダンスを学び、国立劇場、日生劇場の舞台に立つ。また「レイ・ホシコ」という名の占い師という顔も持つなど、多才ぶりを発揮していた。

2000年放映開始の『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』に獏良了役でキャスティングされていたが、体調不良のため40話までで降板。同役は松本梨香が受け継いだ。2003年2月28日9時29分、都内の病院で肺水腫のため死去、Template:没年齢。葬儀にはガンダムのキッカ・キタモトハロ(どちらも井上の担当キャラクター)の人形が飾られた。最後の声優参加は、ニンテンドーゲームキューブ用ゲーム『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡』のセイラ・マスである。このゲームには、エンディングにスタッフからのメッセージが表示され、ゲーム発売前に亡くなった井上への追悼の言葉が含まれている。

エピソード

1984年2月末から1985年5月上旬まで、1年3ヶ月に渡ってインドなど6カ国へ旅行。インドには6ヶ月半滞在した<ref>「セイラさん、おかえりなさい 井上瑤が肌で感じた日本と外国の差!1年3か月のインド旅行体験報告記」『アニメージュ』1985年10月号</ref>。この旅行のために、『うる星やつら』のラン役など当時レギュラーで出演していたキャラクターは、一旦すべて降板した。ラン役は小宮和枝が引き継いだ。『機動戦士Ζガンダム』にセイラが登場した時台詞が無かったのは、このためだと言われている。ちなみにシャア・アズナブル役の池田秀一からはアルテイシアと呼ばれていた。

占い師として、人気絶頂の頃のYMOを1983年頃活動を終えると予言したり(坂本龍一を姓名判断した際、細野晴臣と衝突、分裂するだろうと予言)、テレビで見た人物に対して「近々、いいことがありそう」などと評して的中させたという。また『スネークマンショー』で共演した伊武雅之に「名前の最後の字を2画の字にするといい」とアドバイスし、伊武はそのアドバイスを受け入れ、現在の芸名・伊武雅刀に改名した。

後任

井上の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

主な出演作品

テレビアニメ

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

OVA

劇場版アニメ

1980年代

1990年代

2000年代

ゲーム

吹き替え

ラジオ

CD

その他

  • ベルトクイズQ&Q(TBS)(スタッフ = 番組構成に加え、性格診断コンピュータの声を担当)
  • クイズダービー(TBS)(スタッフ = 問題作成)
  • ごんぎつね新美南吉記念館=愛知県半田市岩滑西町)ビデオシアターで月替わりで放映されている10分ほどの作品全編のナレーションとして出演している。

著書

その他
  • ガンダム・エイジ―ガンプラ世代のためのガンダム読本 (映画秘宝コレクション)洋泉社、1999年。インタビュー記事あり。

関連項目

脚注・出典

<references/>Template:Voice-stub

en:Yō Inoue zh:井上瑤

個人用ツール