モータルコンバット

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モータルコンバット』 (Mortal Kombat) はミッドウェイゲームズが制作した対戦型格闘ゲームである。

目次

概要

1992年米国にて、アーケード用の実写取り込みのキャラクターによる2D対戦型格闘ゲームとして発売された。日本では1993年にアクレイムジャパンよりスーパーファミコン用に移植される。その他に、ゲームボーイメガドライブスーパー32Xセガサターンゲームギアの他、ヨーロッパ地域ではマスターシステムも含め、様々な機種に移植された。

お世辞にも操作性は良いとは言えず、またキャラクターデザインも日本人受けしにくいものであった。しかし対戦に敗れた相手を惨殺する残虐なフィーチャー(Fatality)が一部で受け、コアな人気を持つにいたった。本場アメリカでは絶大な人気を誇っており、今も新作が出るたびにミリオンセラーとなるほどの大ヒット作品になっている。また、後に映画版『バイオハザード』シリーズを作るポール・W・S・アンダーソン監督によって映画化もされている。

歴代シリーズ

モータルコンバット / Mortal Kombat
通称MK。モータルコンバットシリーズの第一作目の作品。サブ・ゼロの脊髄ごとを引っこ抜くフェイタリティーは見た目のあまりのインパクトの強さに、日本のMKプレイヤーたちの間で話題になった。日本で発売されたSFC版は規制のために血が飛び散らず、一部のキャラのフェイタリティーが変更されたが、MD版、MDCD版の残虐描写は、アーケード版を忠実に再現している(MD版は隠しコマンドを入力する必要がある)。なお、この作品のみランキングがスコア形式となっている。(II以降は勝ち抜いた数で順位の決まるランキング形式になっている。)
モータルコンバットII / Mortal Kombat II
ステージ内に設置されているオブジェを使用して止めを刺すステージフェイタリティー("Stage Fatality" Pitsとも)の種類が増え、フレンドシップベイバリティーと言ったユニークなフェイタリティー技が追加された。また、前作では一人一つしかなかったフェイタリティーが二つ(スコーピオン、シャン・ツンのみ三つ)に増えている。日本版のSFC版は前作同様表現に規制が加えられた。血の色が緑にされ、フェイタリティーの際に白黒画面になる演出が追加されたが、一部では白黒画面の方が生々しさが伝わると好評だった。またGB版では、散らばる骨の形が妙に漫画チックな形になっている他、一作目とカップリング移植した『モータルコンバット&モータルコンバットII』というバージョンも発売されている。
モータルコンバット3 / Mortal Kombat 3
三作目になり、コンボを決めた際にコンボ数とコンボによるダメージ率が表示され、素早く移動できるダッシュを行えるようになった。ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売のPS版ではナレーションが日本語化されるなど、ローカライズが施された唯一の作品。ナレーションは麦人。また、北米では初期のプレイステーション本体にこのソフトが付属していた。忍者シリーズが追加されたUltimate Mortal Kombat 3 (UMK3) というバージョンアップ版が存在する。海外ではゲームボーイアドバンスで『Mortal Kombat Advance』というタイトルで移植されているが、移植の出来は悪く、容赦ないAIを持つCPUキャラによる非常に高い難易度や困難な操作性などで、海外のゲーム雑誌Electronic Gaming Monthlyでは0点という低評価を付けられてしまっている。
モータルコンバット トリロジー / Mortal Kombat Trilogy
通称MKT。1~3のキャラクターをすべて登場させた実写時代のMKの集大成とも言える作品。基本的なシステムはモータルコンバット3と同じ。Ultimate Mortal Kombat 3で中途半端だった追加キャラのフェイタリティが修正されているなどの変更がある。日本ではソフトバンクよりプレイステーションで発売された。現在は入手困難になっている。日本未発売の64版はキャラクターが減った(旧キャラが使えない)代わりにモタロー、シャオ・カーンにフェイタリティ、及びカメレオン(雌)が追加されている。
モータルコンバット4 / Mortal Kombat 4
この作品からキャラクターが実写取り込みからポリゴンキャラに変更された。現在のところ最後のアーケードゲーム作品でもある。また、や棍などの武器を任意に使用することができるようになった反面、フレンドシップやベイバリティーなどの特殊フェイタリティが廃止された。なお、このシリーズからは日本では未発売。フェイタリティーの多くは2D時代の者を踏襲しており、爆発の描写やカメラワーク等については最も大胆な作りが為されている。またコンボのダメージが40%を超えると、お互いが吹っ飛ぶ『MAXIMUM DAMAGE』というシステムが追加された。これは3~トリロジーでいくつもの即死コンボが開発されたからである。Mortal Kombat Goldというキャラクターが数人追加されたバージョンアップ版が後にドリームキャスト用ソフトとして発売されている。Goldは製作日数が1年未満であった為バグが多い。特に初期版(通称黄ディスク)はバグが非常に多かった。後に修正版(赤ディスク)が出されたがそれでもまだいくつかのバグが残っている。この作品のみエンディングが一枚絵ではなく専用ムービーとなっているのだが、N64版は容量の制限上実機ムービーとなっている。2Dのゲームボーイカラー版も発売されている。
モータルコンバット デッドリーアライアンス / Mortal Kombat Deadly Alliance
シリーズ5作目。通称MKDA。プラットフォームがプレイステーション2やXBOX等に移り、急激にグラフィックの質が向上。この作品からコンシューマと携帯型ゲーム機のみの展開となった。キャラクターはそれぞれ二つの格闘スタイルと一つの武器を持ち、戦闘中に自由にスタイルを切り替え、武器に持ち替えることが可能。なお、斬撃系の武器を持つキャラは武器を相手に突き刺す事が可能で、攻撃が成功するとそのラウンド中は武器が使えなくなるが、受けた相手は決着が付くまでは体力が減り続ける。各スタイルによって攻撃モーションやコンボが異なる。前作はポリゴンとはいえ、2D格闘ゲームよりのゲームシステムだったが、今回からは3D格闘ゲームそのものになった。特殊フェイタリティーがほぼ全て無くなり、フェイタリティーも各キャラクター一つのみになってしまった。一作目以来久々となるステージ間のミニゲーム、テストユアマイトが復活している(今作ではクリアすると、スコアではなく、隠し要素解禁に必要なコインが得られる)。各キャラクターの基本技やコンボを覚えていく「コンクエスト」モードが収録されている。日本での発売予定はあったものの、発売中止になった。GBAではDeadly Allianceとは別に、登場するキャラクターの違うMortal Kombat: Tournament Editionというものも存在する。
モータルコンバット ディセプション / Mortal Kombat Deception
シリーズ6作目。通称MKD。基本的なシステムは前作デッドリーアライアンスとほぼ同じ。フェイタリティーが各キャラクター二つ所有に戻り、ステージフェイタリティーも復活した。初回限定はアーケード版モータルコンバット1が付属した。
シュジンコウを操作してストーリーを進めるアドベンチャーゲームになった「コンクエスト」や、キャラクターたちを駒にした「チェスコンバット」、2頭身のキャラクターが登場する落ち物ゲーム「パズルコンバット」など、その他のモードも充実。後にシャオ・カーンとゴローが追加されたGamecube版が発売された。PSPではMortal Kombat: Unchainedというタイトルで発売され、GameCube版の登場キャラクターに加えてキタナ、ジャックス、フロスト、ブレイズの4キャラクターが追加された。
モータルコンバット アルマゲドン / Mortal Kombat Armageddon
通称MKA。MK4、MKDA、MKDの登場キャラクターに加え、レイン、モタロー、カメレオン等の未ポリゴン化キャラクターも参戦。キャラクタークリエイト機能も搭載し、過去のモータルコンバットの集大成と言える作品である。基本的なシステムはディセプションとほぼ同じだが、各キャラクターの格闘スタイルは一つになり、フェイタリティーのシステムがコンボのように連続攻撃を加えていくことで止めを刺すクリエイトフェイタリティーというものに変更され、空中コンボを決めることが出来るようになった。他にも「コンクエスト」に加え、レーシングゲーム、「モーターコンバット」を収録している。
モータルコンバット vs. DC Universe / Mortal Kombat vs. DC Universe
モータルコンバットのキャラクターと『スーパーマン』『バットマン』で知られる、DC Universeのクロスオーバー作品。Xbox 360PS3で発売された。使用するゲームエンジンはUnreal Engine 3。モータルコンバットサイドのキャラクター全員とDC Universeの悪役キャラクターは今まで通りにフェイタリティ(グロテスクな演出は控えめ)を使用するが、バットマンなどのヒーローキャラクターにはヒロイックブルタリティ(Heroic Brutality)という新たなフィニッシュ技が用意されている。この作品のみストーリーモードが存在している。
モータルコンバット ミソロジーサブゼロ / Mortal Kombat MythologiesSub-Zero
モータルコンバットの外伝第一弾。主役はサブゼロ(兄)であり、ストーリーは1の大会前となっている。尚、この作品が最後の実写を使用したモータルコンバットである。
モータルコンバット スペシャルフォース / Mortal Kombat Special Forces
2作目の外伝である。主役はジャックス。前作と違いTPS視点のゲームとなっている。
モータルコンバット ショウリンモンクス / Mortal Kombat Shaolin Monks
TPS視点のアクションアドベンチャーゲーム。今度はストーリーが1と2がベースになっており(1の大会後から2のラストまで)主役はリュウ・カンとクン・ラオ。ストーリーの一部に、原作に当たる1及びIIと食い違う箇所がある。ゲーム中のとある条件のクリア特典としてモータルコンバットIIの完全移植版が収録されている。
モータルコンバット (2011)

フェイタリティー

フェイタリティー、究極神拳(きゅうきょくしんけん) / Fatality
「究極神拳」は日本版モータルコンバット、及びモータルコンバットIIで使用された名称。それぞれのキャラクターが持つ基本的な止め技。完全に止め専用の技なので通常の戦闘時に使用することは出来ない。殆どのシリーズではコマンドとは別に相手との距離も発動条件にある。主に相手を惨殺する技が多いが、驚かせてショック死爆弾地球ごと爆破と言った奇抜な技もある。
一人のキャラクターにつき、1~3つのフェイタリティーを持つ(シリーズにより個数は異なる)。
ステージフェイタリティー / Stage Fatality (Pits)
天井の棘に叩きつける、強酸のに落とすなど、ステージの地形を利用して相手に止めを刺すフェイタリティー。一部のステージでのみ使用可能。ディセプション及びアルマゲドンでは通常のリングアウト扱いとなっており穴に落としたり特定のオブジェに叩きつけるだけで発動する。
フレンドシップ / Friendship
踊りを踊ったり相手にプレゼントを贈る等して相手に友好を示す技。
ベイバリティー / Babality
相手を赤ん坊に変えてしまう技。
マーシー / Mercy
勝負が3本目のラウンドにもつれ込んでいるときのみ使用可能な技。相手の体力をほんの僅かだけ回復して勝負を再開する。後述のアニマリティーを発動するためには、マーシーを行う必要がある。
アニマリティー / Animality
動物恐竜等に変身して止めを刺す技。マーシーを実行した方、受けた方どちらでも使用できる。
ブルータリティー / Brutality
続けざまにと蹴りを繰り出し、相手の肉体が破壊されるまで攻撃を叩き込む技。
ハラキリ / Hara-Kiri
通常のFatalityとは異なり、相手に二本先取された際に使用できる技で止めを刺される前に自決する。
クリエイトフェイタリティー / Kreate a Fatality
アルマゲドンで採用された新たなシステムのフェイタリティー。時間制限以内に決められたコマンドを入力し、次々と相手に打撃を与え、止めを刺す。最高は11段まで打撃を与えられるが、1段与えるごとに時間制限が短くなっていく。最終的に全て胴体切断に行き着いてしまう事もあり、従来の個別に設定されていたフェイタリティーと比べて個性に乏しいとの声が多い。通常キャラクターと巨大キャラクター(ゴロー、キンタロー、モロク、オナガ、ブレイズ)とでは打撃と止めの順序が異なる。
ヒロイックブルタリティ / Heroic Brutality
vs. DC UniverseにおけるDCサイドのヒーローにおける止め技。Fatalityと違い、相手を殺さない止め技。Brutalityとは無関係。

登場キャラクター

初登場の作品別に掲載。日本語読みは一般的に多く呼ばれているもので記載する。括弧の内は漢字表記、もしくは英字表記を別の発音で読んだもの(カメレオンのみ性別)。

モータルコンバット

リュウ・カン(劉鋼) / Liu Kang
シリーズ通しての主人公。中国拳法の最高秘密結社である「白蓮(→White Lotus Society)」のメンバー。Mortal Kombat Deadly Allianceにおいてシャン・ツンとクァン・チーによって殺害されたのでオープニングデモのみの登場だが、Mortal Kombat Deceptionにてゾンビとして復活(別コスチュームとして人間版も使える)し相手の体を乗っ取るFatalityを手に入れた。Mortal Kombat Armageddonで再生する。Mortal Kombat 4以降では、クン・ラオの末裔とされている。
ライデン(雷電) / Raiden
の力を操ることが出来る雷雲の古代神。僧侶のような服装をしており、常にを被っている。もう一人の主人公でリュウ・カンの師でもある。日本版ではRAYDENと表記される(他のアーケードゲームで同じくRAIDENという名前のキャラがいたためとされている)。必殺技時の独特の叫び声が特徴。何故か自滅するFatalityがある。日本の神、雷神をモチーフにしていると思われる。アンリアルチャンピオンシップ2にゲスト参戦した(発売元がMIDWAYだったためである)。 発音が「レイデン」に近い。
ソニア・ブレイド / Sonya Blade
米軍特殊部隊(Special Forces)中尉。カノウを追っている。Mortal Kombat IIではカノウと共にシャオ・カーンに捕らわれの身となるが、ジャックスによって救出された。発音は「ソニア」よりも綴りどおり「ソーニャ」に近い。
カノウ(加納) / Kano
犯罪組織「黒龍会(Black Dragon)」の最高幹部。国を追放された日本人でもある。の右半分がサイボーグになっている。発音は「カノー」よりは「ケイノー」に近い。右目からレーザーを放つことができ、バタフライナイフを使う。
サブ・ゼロ(絶対零度) / Sub-Zero
中国の忍者組織「燐塊(Lin Kuei)」に所属する、凍気を操る忍者。サブ・ゼロは兄弟で存在し、Mortal Kombat MythologiesとMortal Kombatのサブ・ゼロが兄、Mortal Kombat II以降のサブ・ゼロは弟とされる。Ultimate Mortal Kombat3とMortal Kombat Trilogy(64版では弟が登場しないが、兄が弟の技を使う)では兄弟で参戦している。兄のサブ・ゼロは本作でスコーピオンに殺されるも、2で「ヌーブ・サイボット」として復活する。弟のサブ・ゼロは3で「燐塊」のサイバー忍者になることを拒否した為、組織から殺しの対象にされるが後に総帥となる。凍気を飛ばして相手を凍らせることが出来るが、相手が凍っている時に使うと相手のが溶け自分が凍ってしまうので注意。
因みにシリーズによっては容姿が大きく変わっており、3やDeadly Allianceではマスクを着けておらず、厳つい風貌の素顔を見せており、Deceptionでは白い肌にトライデントの兜や竜の顔を模したレリーフのプロテクターを装着した派手な格好をしている。また、Deadly Alliance以降は「Kori Blade」という名前の武器を使う。
彼の初代Mortal KombatでのFATALITYは脊髄ごと首を引っこ抜くという凄まじいもので、人権保護団体に叩かれたといういわくつきの技であり、一部の機種では変更されている。この件で以降の実写取り込みのMKシリーズでは登場できなくなったが(Ultimate Mortal Kombat3とMortal Kombat Trilogyの兄のサブ・ゼロには存在するが頭を持った瞬間に画面が真っ黒になるため、脊髄ごと首を引っこ抜くシーンは見られない)4以降は3D格闘ゲームになったため、使用可能になった。DeceptionではスコーピオンがこのFATALITYを使っている。
スコーピオン(全蠍人) / Scorpion
過去にサブ・ゼロに殺害され、復讐の為に地獄から蘇った日本出身の白井流忍者。32歳没。マスクの下はガイコツで、ハープーンを操る。黄色い装束を着ているが、これは燐塊に対する憎しみの証である。から炎を吐き、相手を焼くFATALITYを持つ。なお、モータルコンバットIIのエンディングでは、サブ・ゼロ(兄)を殺して復讐を果たすもそれが過ちであることに気づき、償いのためにサブ・ゼロ(弟)を守ることを決意した(ただし4以降この設定は若干無視され、再びライバル関係になっている)。Deadly AllianceのエンディングではMolochとDrahminに敗れ怨霊の渦巻く世界に送られてしまうが、Deceptionではエルダー神に助けられたことによりサーヴァント(神に仕える聖戦士)となった。人間だったころのコードネームはHanzo Hasashi (半蔵は「半蔵」; 日本語で、「はさし」の名字がありません)。技にクセが少ないためシリーズ通して扱いやすく、初心者向けのキャラである。
ちなみに、ハープーン使用時の声は製作スタッフのエド・ブーンによるもの。海外ではサブゼロとスコーピオンのライバル関係に人気が高く、セットで扱われることが多い。
ジョニー・ケージ(もしくはジョニー・ケイジ) / Johnny Cage
ハリウッドの映画俳優だが、類稀なる格闘センスの持ち主でもある。何故か金的攻撃を持つ。彼が出演している作品に、「ドラゴンフィスト」、「バイオレンスヒーロー」、「モータルコンバット」などがある(もちろん、全て架空の作品である)。ちなみにトレードマークであるサングラスは、基本的にかけたまま戦っているが、Mortal Kombat と Mortal Kombat IIでは外したまま戦っている(勝利時にサングラスをかける)。何かとゴローとは因縁関係にある。Mortal Kombat3ではシャオ・カーンの部隊に殺された為登場しないが、Mortal Kombat Trilogyで復活する。因みにモータルコンバットIIでは必殺技を使った際、本来は緑色で表示される残像が赤色になるバグがある。
ジョニー・ケージという名前は芸名であり、本名はジョン・カールトン(John Carlton)。
金的の威力が高く、相手をひるませやすいのだが、女性キャラには効かないので注意が必要である。
リープテイル(もしくはレプタイル(ラプタイル)) / Reptile
爬虫類から進化した種族の最後の生き残り。Mortal Kombatでは非常に条件の厳しい隠しキャラとして登場し、必殺技やFATALITYもスコーピオンやサブ・ゼロと共有していたが、Mortal Kombat II以降独自の技を持つようになった。姿を消して戦う事が出来る(Deadly Alliance以降は装備している武器は消せないので、他の格闘スタイルで戦わないと相手に位置がばれてしまう)。ちなみに彼のエンディングは悲劇的な結末になる事が多い。口から吐く酸で相手を溶かしたり、長い舌を使い、相手のや身体を喰らうFatalityを持つ。外見はスコーピオン、サブゼロの色違いキャラ(一部の必殺技やFatality発動時にはトカゲの様な顔になる)だが、3D化にあたって最も変化があったキャラクターで、4以降は完全に亜人の姿をしており、Deadly Allianceでは尻尾が生え、顔も獰猛なトカゲそのものになり、リザードマンを思わせる凶悪な姿になっている。
の色がよく変更されるキャラクターで『MK1』~『MK2』(日本のスーパーファミコン版を除く)及び『MK4』では赤色、日本のスーパーファミコン版『MK2』(リープテイルに限らず全キャラ)『UMK3』~『MKT』及び『MKD』以降では緑色である。
ゴロー / Goro
魔界(Outworld)からやってきたショカン族と呼ばれる半龍人の王子でシャン・ツンの家来。年は2000歳。四本のを持つ(キンタロー、シーヴァも同様)。500年前にクン・ラオ(Great Kung Lao)を倒した実力者。人気があるためか、4やDeception(GC版のみ)、Unchainedにも登場。4ではキンタローの技も使用する。
シャン・ツン(尚宗) / Shang Tsung
ボスキャラクター。Deadly Allianceでもボスの一人として登場している。妖術師でシャオ・カーンの部下。老人の姿をしていたが、IIでシャオ・カーンより若い肉体を授けられる(しかし、Mortal Kombat ArmageddonのOPムービーではゾンビ版リュウ・カンによって再び老人の姿に戻される描写があるがゲーム中では若い姿のままである)が、後にシャオ・カーンを裏切り、クァン・チーと手を組むなど、このゲームでの真の黒幕でもある。他のキャラクターに変身出来る能力(『MKDA』以降は使用不可だが『MKDA』ではオープニングデモでクン・ラオに変身していた)があり、Mortal Kombat Trilogyでは約35キャラに変身可能だった(それぞれ個別にコマンドが割り当てられている。因みにレインに変身するとバグる)。単体では持っている技が少ないため非力だが、変身を介して見事なコンボを研究するプレイヤーも多い。しかしPS版では変身するたびに長いロード時間がかかるので、多用すると嫌われる。

モータルコンバットII

クン・ラオ(功老) / Kung Lao
少林寺の武闘家であり、500年前にゴローによって殺されたクン・ラオ(Great Kung Lao)の末裔である。先祖の汚名をすすぐためにクン・ラオの名を継承している。大きなが付いた山高帽を武器にする。リュウ・カンの親友であり、外伝作品であるMortal Kombat Shaolin Monksでは彼と共に主役を務めた。武器の帽子は基本的に被った状態で戦うが、Deadly Allianceの基本コスチューム(Armageddonでは別コスチューム)では背中に装備している。バラカとは因縁関係である。
技の使い勝手に癖があるもののコンボが組みやすく、場合によっては無限コンボにつなげることも出来る。
ジャックス / Jax
フルネームはジャクソン・ブリッグス(Jackson Briggs)。米軍特殊部隊少佐で、ソニアの上司に当たる。Mortal Kombat 3では魔界の戦士に対抗するため、腕をサイボーグ化する。Mortal Kombat: Special Forcesでは主役を務めた。
2でのFATALITYは両腕を力任せに引っこ抜くという荒業で、1のサブゼロの脊髄抜きと同様、問題になった技であり、ポリゴン取り込みの4までは登場しなくなった技。
バラカ / Baraka
魔界の住人。ミュータントの遊牧民族である飢刃一族。大きく裂けた口と鋭く並んだ牙が特徴。脅威的な戦闘能力を持ち、両腕に鋭利な刃を仕込んでいる。ミレーナとは友人関係にあるが、Deceptionで決別する。クン・ラオとは因縁関係がある。DeceptionのコンクエストやShaolin Monksでは「Tarkatan」と呼ばれる同族が多く登場している。
キタナ / Kitana
シャオ・カーンの側近暗殺者であったが、その正体はエデニア(Edenia)と呼ばれる世界の10000歳の王女。実質ヒロインであり、リュウ・カンとは恋人同士である。
鉄扇を武器にする。相手にキスして破裂させるFatalityを持つ。
技の範囲が広く、使い勝手の良いキャラである。
ミレーナ(もしくはミリーナ) / Mileena
キタナの双子の妹とされていたが、実態はシャン・ツンが作り出したクローン人間。飢刃一族の遺伝子が組み込まれている為、口がバラカのように裂けており(普段はマスクで隠している)、その口を利用して相手を丸ごと飲み込みにして吐き出す、を口に含みマシンガンのように吐き出すFATALITYを持つ。を武器に持つ。キタナに殺されたものの、シノックによって復活する。登場当初はキタナの色違いだったが、4以降衣装の違いが顕著になり、Mortal Kombat Deceptionではかなりギリギリの服装で登場している。発音は「マリーナ」に近い。
スモーク / Smoke
常に周囲に煙を発する「燐塊」の忍者。後に肉体をサイボーグ化され、その気になれば地球一つを破壊するほどの力が備わる。Mortal Kombat IIではシークレットキャラクターとして登場し、早歩きからの投げを繰り出す。人間のときはサブゼロ(弟)の親友であった。Ultimate Mortal Kombat 3、及びMortal Kombat Trilogyでは人間版とサイボーグ版の両方が使える。なお人間版の必殺技はスコーピオンの物と全く同じである。サイボーグ版はスコーピオンのハープーンとリープテイルの姿を消す必殺技を使用。Armageddonでは本来のスモークのイメージに近い、マスクを着けた煙そのものの肉体を持つ忍者の姿(正確にはDeceptionの別コスチューム姿)になっている。
Mortal Kombat Deceptionではヌーブ・サイボットと共に「ヌーブ・スモーク(Noob-Smoke)」としてタッグで参戦する。同じサイバネティック忍者であるサイラックス、セクターよりもさらにメカを強調したデザインになっている。余談だが、本来はセクターとタッグを組んで登場する予定だったが、没案となった模様(DeceptionのKrypt(隠し要素)でそれらしきコンセプトアートが収録されている)。
ジェイド / Jade
キタナの友人。キタナと同じくシャオ・カーンの側近暗殺者であったが、親友であるキタナのためにシャオ・カーンを裏切る。棒術を使う。Mortal Kombat IIではシークレットキャラクターとして登場、キタナと同じく武器として鉄扇を使用し、飛び道具が全く通用しなかった。この状態(飛び道具が通用しない)を再現した必殺技がある。
ヌーブ・サイボット / Noob Saibot
全身漆黒(『MKD』のデフォルトカラーは肉体が肌色になっている)の謎の人物。正体はMortal Kombatでスコーピオンに殺害されたサブ・ゼロの兄が悪霊となって蘇った姿とされるが、生前持っていた凍気は何故か使わない。(例外としてMortal Kombat Goldではワンボタンフェイタリティーを使用した時にのみ凍らせて砕く技を使う)。Mortal Kombat IIではシークレットキャラクターとして登場し、スコーピオンのハープーンを使う。初の使用キャラとなったUltimate Mortal Kombat 3のS-NES版及びTrilogyでは、凶悪な必殺技(ワープしての投げ、相手を攻撃不能にする飛び道具、分身を飛ばし相手を浮かすなど)を持つかなりの強キャラとなっている。Mortal Kombat Deceptionではシャオ・カーンによって牢獄に閉じ込められていたスモークを改造し、「ヌーブ・スモーク」としてタッグで参戦する。Mythologiesで地獄界に行った事が原因か、人間らしさを完全に無くしており、Deceptionのエンディングでは弟と再会しても感動すらせずSmokeと協力して彼を惨殺してしまう。
『MK4』までは血の色が赤であったが、『MKD』以降では他のサイバー忍者と同じ黒色になっている。また『MKA』では「NOOB」と表記されている。
2Dのシルエットは基本的にスコーピオンなどの忍者だが、3のみカノウのシルエットになっている(サブ・ゼロ以外の忍者集団が登場せず、3のサブ・ゼロは完全オリジナルの服装の為)。
キンタロー / Kintaro
ゴローと同じく、魔界のショカン族の戦士。中ボスとして登場。虎の様な姿を持つ獣人で、リュウ・カン等に倒されたゴローの復讐に燃える。名前の元は金太郎。IIのみ彼の攻撃を喰らうと背景の観客席から歓声が起こる(シャオ・カーンも同様)。
シャオ・カーン(もしくはショウ・カーン) / Shao Kahn
II~Trilogyまでのボスキャラクター。魔界の支配者でキタナの故郷であるエデニアを力ずくで支配している。シャン・ツンを利用してモータルコンバットを開催させた張本人。Deceptionで元から魔王であったわけではなく、かつてはオナガの側近であった事が判明する。常に髑髏のようなマスクが付いた兜を被っている。3以降は巨大なウォーハンマーを武器としている。

モータルコンバット3

シンデル / Sindel
シャオ・カーンの妻。その正体はエデニアの女王であり、キタナの母である。また、本当の夫はエデニアの王ジェロッドであり、シャオ・カーンによって殺害された。その事実を娘に教えられシャオ・カーンと対立する。宙に浮いたり、叫び声で相手の肉体を破壊する事ができる。
シーヴァ / Sheeva
ゴロー、キンタローと同じショカン族の女戦士。かつてはシャオ・カーンの配下にいたが、後にシャオ・カーンに反旗を翻し地球の戦士たちに味方した。Mortal Kombat3のエンディングでシャオ・カーンとモタローを暗殺している。女性キャラの中では1番が低い。Ultimate Mortal Kombat3ではアーケード版、SS版のみ使用可能。かなりギリギリの服装である。
ストライカー / Stryker
暴徒鎮圧部隊の生き残り。フルネームはカーティス・ストライカー(Kurtis Stryker)。人外な外見・能力を持つキャラクターが多いこのゲームにおいてサブマシンガンスタンガングレネードといった近代武器を使用し、超能力的な技を持たない稀有な存在。
Mortal Kombat Armageddonでは近未来の警官のような姿で登場する。
サイラックス / Cyrax
「燐塊」によって肉体を改造されて作られたサイバネティック忍者第二号。プレデターの如く左腕の自爆装置を使い、相手もろとも自爆するFatalityがある。後に「燐塊」から抜け、米軍特殊部隊に入る。ちなみに改造前は黒人の男性(アニメ版では白人)であり、GOLDのエンディング、およびDeadly Alliance、Armageddonの別コスチュームでこの姿を見る事が出来る。なお、ゲーム中サイバネティック忍者で素顔が見られるのはサイラックスのみ。体内に様々な武器を内蔵しており、Deadly Alliance以降のシリーズではパルス・ブレードというライトセーバー風の武器を装備している。
セクター / Sektor
サイラックス同様、「燐塊」によって作られたサイバネティック忍者第一号。無理矢理サイバー化されたサイラックスや、スモークとは違い自ら進んでサイバー化を志願した。それゆえか、三体の中で最も冷酷な性格といえる。(GOLDのエンディングで、ソニア、ジャックス、サイラックスの三人をミサイルで虐殺している。)後に「燐塊」を追われる(サブゼロが燐塊に戻ったため)が日本へ渡り、「Tekunin」なるサイバネティック忍者集団を結成する(Armageddonのコンクエストでは空中戦艦をも所持している)。サイラックス同様、体内に武器を内蔵しており、Armageddonでは二刀流でパルス・ブレードを操る。サイラックスと違い素顔を見ることは出来ないが、アニメ版では改造前はドレッドヘアの黒人男性としての姿が見られる。尚、作品によっては技が強力すぎて相手を全く行動できなく出来る。
ナイトウルフ / Nightwolf
精霊の力で戦う、ネイティブアメリカンの戦士。普段は歴史学者として働いている。自身の聖地を守るために戦う。トマホークや、を武器とする。Mortal Kombat Advanceでは垂直ジャンプ攻撃の当たり判定がおかしく、数回ヒットになる。彼もジョニー・ケージと同じくトマホークを振り上げる必殺技を使ったとき、本来は緑だが赤くなるバグがある。
カバル / Kabal
「黒龍会」幹部であり、カノウの悪友でもある。ホーク・ソードと呼ばれる変わった形状の双剣(日本では双鈎と呼ばれる)を武器にする。シャオ・カーンの部隊に襲われた為、素顔は爛れケロイドに覆われており、普段は機械的なデザインのマスクを着用している。その素顔を見せて相手をショック死させる、相手の顔に酸素を送り込み風船のように浮かせて破裂させるなどFatalityが個性的である。必殺技の使い勝手が良く、コンボを繋げやすい。Shaolin Monksでもゲストキャラとして登場しており、顔に傷を負う前の渋めの素顔を見ることができる。
アーマック(もしくはエルマック) / Ermac
戦いで死んだ戦士の魂の集合体と言われる、サイコキネシスを操る戦士。元はバグから登場したキャラクター(その他記述の「アーマックの由来」参照)。UMK3~MKTではカーンの軍政のようだが(Shaolin Monksではカーンについている)、Deceptionではカーンの魂の呪縛が解けているため、命の恩人であるケンシと共に地球の戦士達に協力する。
レイン / Rain
エデニア界の出身。や雷を操る力を持つ。プレイヤーキャラクターとして使用できるのはSFC版Ultimate Mortal Kombat 3、Mortal Kombat Trilogyからであるが、その以前にアーケード版のUltimate Mortal Kombat 3のデモ画面のみに登場していた。ヒットすると一定時間相手を十字キーでコントロールできる技や、蹴り飛ばした相手が逆の画面端から飛んで戻ってくる技など、個性的な技が多い。また、無限コンボを成立させやすいため、かなりの強キャラである。
筋肉質なキャラクターが多いこのゲームでは珍しく、細身のキャラクターで、アニメ版でも優男風の素顔が見られる。
モタロー / Motaro
ケンタウリアン族と呼ばれる半人半馬の魔人。中ボスとして登場。ゴロー等、ショカン族とは対立している。3~Trilogyは地上でアッパーを喰らってもダウンしないうえに飛び道具系の攻撃をはね返す特性を持つ(トリロジーでは近距離で飛び道具を打たれると跳ね返せない)のでゴロー、キンタローよりも強い。Mortal Kombat 3ではケンタウロスに近い姿だったが、Mortal Kombat Armageddonではミノタウロスのような人型の姿になった。これは、ショカン族によって呪いにかけられたためである(実際には、モデリングの問題で四本足を表現することが難しく、開発者が「登場させない」か「形を変えて登場させる」かを議論し、最終的に登場させることに決めたことが理由である)。またゴロー、キンタローなどの中ボス格キャラクターの中では唯一クリエイトフェイタリティーが通常キャラクターの順序であり、また格闘スタイルも一つのみで武器持ちのスタイルが無いなど、他の中ボスキャラクターと比べるとかなり冷遇されている。名前の元は桃太郎

モータルコンバット トリロジー

カメレオン(雄) / Chameleon
リープテイルとは異なる爬虫類の種族。各ラウンド毎にランダムでサブ・ゼロ、スコーピオン、リープテイル、スモーク(人間)、ヌーブ・サイボット、アーマック、レインの男忍者シリーズいずれかのキャラクターの必殺技等の性能がセットされる(どのキャラクターがセットされたかは服の色でわかる。)。尚、PS版には登場するもののN64版には登場しない。
Mortal Kombat Armageddonでは上記のような仕様は無くなり、独立したキャラクターとなっているが、従来通り男忍者シリーズの技を使うことが可能。忍刀を装備しており、半透明の肉体を持つ。常に装束のカラーが変化しているのが特徴。
カメレオン(雌) / Khameleon
上記のカメレオンとは異なり、こちらは雌(女性)。各ラウンド毎にランダムでキタナ、ミレーナ、ジェイドの女忍者シリーズいずれかのキャラクターの必殺技等の性能がセットされる(どのキャラクターがセットされたかは名前の色でわかる)。
唯一、シリーズ集大成作品であるMortal Kombat Armageddonに全機種登場しないキャラクターで、Wii版にのみ登場。これは彼女が登場するTrilogyが同じく任天堂製のN64版のみで、PS版には登場しないため。雄と同じく、Armageddonでは独立したキャラクターとなっているが、女忍者シリーズの技を使うことが出来る。
リープテイルと利害が一致し、共闘する。

モータルコンバット4

ターニャ / Tanya
国を裏切りシャオ・カーンによる侵攻に手を貸した、エデニアの女戦士。エンディングではリュウ・カンを罠にはめるなど、当初から悪女のイメージが前面に押し出されていた。Deceptionでは瞳が無く、顔が凶悪化している。
カイ / Kai
リュウ・カンと同じく「白蓮」のメンバーで、腕に白いタトゥーを施している。逆立ちしながら攻撃する技を持っている。
クァン・チー / Quan Chi
妖術師。堕落の神を崇拝する「The Brotherhood of the Shadow」のリーダー。シノックに協力するふりをして彼が作り出したアミュレットを奪う。その後、シャン・ツンと「死の同盟(Deadly Alliance)」を組み、リュウ・カンとショウ・カーンを殺害する。また、スコーピオンの家族や一族を滅ぼした張本人でもある(そのためかスコーピオンが絡むエンディングでは地獄に落とされたりと悲惨な目にあう)。4では相手のFatalityをそのまま真似るFatalityを使う。Deadly Allianceではボスキャラクターの一人として登場する。
ジャレック / Jarek
黒龍会のメンバーの一人。加納の右腕的存在で、彼と似た技を使用する。シノックを倒す為、一時的にソニアと共闘する。
フウジン(風神) / Fujin
ライデンの弟での力を操る神。ライデンを尊敬している。スポンジケーキが好き。日本の神、風神をモチーフにしていると思われる。
レイコ / Reiko
ショウ・カーンの部下。「The Brotherhood of the Shadow」の一員でもある。魔界の支配者になる計画を立てる。ワープしながら攻撃する必殺技が強力である。「レイコ」は日本では女性の名前だが、このレイコは男性である。服装がスコーピオンなどの忍者集団に似ている。ちなみに4のエンディングでは彼のみ一言も喋っていない。
シノック / Shinnok
4のボスキャラクター。元はライデンと同じ古代神。強力な力を持ったアミュレットを作りだし、地球を支配しようとするがライデンに阻止され地獄へ堕ちる。その後、クァン・チーの協力を得て地獄界を手中に収める。4ではシャン・ツンと同じく他キャラの必殺技をコピー(姿は変わらないが、声はそのキャラと同じになる。無論女声も)するが、シャン・ツンと違い独自の必殺技は持っていない。ちなみにシャン・ツンやシャオ・カーンと違い最初からプレイヤーキャラとして使えるボスキャラクターである。また4以前にミレーナのエンディングで名前のみで登場している。

モータルコンバット デッドリーアライアンス

ケンシ / Kenshi
盲目の戦士。かつてアーマックの命を救い、礼としてサイコキネシスの極意を教わった。名前の元は剣士
フロスト / Frost
サブ・ゼロの愛弟子で、凍気を操る女忍者。凍気を放つつららの様なヘアスタイルが特徴。後に師匠であるサブ・ゼロを裏切ることになる。
ボー・ライ・チョー / Bo' Rai Cho
魔界の出身だが、死の同盟に立ち向かう戦士たちを指揮する。嘔吐放屁といった下品な技を持っているが、憎めないキャラではある。酔拳を使う。
Mortal Kombat Deceptionのシュジンコウの師匠でもある。名前はスペイン語で酔っ払いを表すborrachoから。
リ・メイ / Li Mei
ボー・ライ・チョーと同じく、魔界の出身。クァン・チーとシャン・ツンに部下を惨殺された過去を持つ。はじめボー・ライ・チョー等と共闘していた。Mortal Kombat Deceptionのエンディングで一度オナガに寝返ったが、その後Mortal Kombat Armageddonのエンディングでクァン・チーとシャン・ツンを撃破し、復讐を達成した。
ちなみにMortal Kombat Deadly Allianceではかなりのオバさん顔だったが、Mortal Kombat Deceptionでは美人顔に変わっている。
マバド / Mavado
「黒龍会」の前身である「Red Dragon。(日本語名はおそらく「赤龍会」)」の一員。カバルの武器であるホーク・ソードと、フックのついたゴムのような武器を持つ。名前の由来はスペイン語で邪悪を意味するmalvadoから。
ニタラ / Nitara
コウモリのような翼を持つセクシーな女吸血鬼。自分の住む世界と魔界を結びつけたクリスタルを探すため、サイラックス、リープテイルと共闘する。他のキャラと違いどの勢力にも属さない。
ハス・ハオ(もしくはス・ハオ) / Hsu Hao
「Red Dragon」のメンバーの一員。マバドの部下。レーザー光線を発射する装置のついたペースメーカーを装備している。
ドラミン / Drahmin
地獄界(Netherrealm)に住む。仮面を被り、周囲には飛び道具でもある無数のが飛び回っている。右手に金棒を装備しており、攻撃スタイルによってはミイラの様な素顔を見せる。性格はお調子者である。
ブレイズ / Blaze
シークレットキャラクター。全身を炎に包んだ謎の人物。その正体は、テイヴンとディーゴン(後述)の母デリアによって生み出されたクリーチャー。武器は装備しておらず、Fatalityも持っていない。その為三つの格闘スタイルを持つ。オナガの奴隷にされ、オナガの卵の守護をさせられていたらしい。Mortal Kombat Armageddonでは、ボスキャラクターとして登場しかなり大型化した為技のリーチが大幅に伸び攻撃力も上昇したが、格闘スタイルが1つのみになりブレイズにFatalityを決めることは出来なくなった。ダメージを受けると血では無くマグマのようなものが飛び散る。強力すぎる力を持つモータル戦士達を止めるための存在らしい。Armageddonにおける各キャラクターのエンディングは、ブレイズを倒したことによって強大な力を得るというものが大半を占めている。
実はDeadly Alliance以前にMortal Kombat IIのPitステージの背景に登場している。 
モカップ / Mokap
シークレットキャラクター。モーションキャプチャを担当し、Mortal Kombat IIまでのライデンを演じた俳優でもあるスタッフをキャラクター化。全身に電球を装着している。ブレイズ同様、三つの格闘スタイルがあり、武器、Fatalityは持っていない。
モロク / Moloch
地獄界の鬼。ドラミンとは違い、人型ではなく化物に近い姿をしている。ダウンさせる事はできない。CPU専用キャラクターで、中ボスとして登場。モロクに勝利すると専用の演出で倒れるため、Fatalityを決めることは不可能(プレイヤーキャラとして登場しているArmageddonでは可能)。

モータルコンバット ディセプション

シュジンコウ / Shujinko
コンクエストモードの主人公。エルダー神を復活させるためと信じ、数十年にわたりさまざまな世界を旅し、「カミドウグ」を集める。しかし、神と信じていたものの正体が実はオナガであり、全て集まった「カミドウグ」を奪われてしまう。初めは必殺技とFatalityを持たないが、特典を開放していくにつれ、スコーピオンのハープーン、アーマックのサイコキネシス等、多種多様な技やFatalityを覚える。名前の由来は日本語の主人公
アシュラ / Ashrah
元「The Brotherhood of the Shadow」のメンバー。外見は人間の女性に見えるが、地獄界出身の悪魔。藁人形を使ったFatalityを持つ。
ダイロウ(もしくはダイルウ) / Dairou
元Orderrealmの守護兵。濡れ衣の罪によって家族を失う。ダリウスのレジスタンスに合流し、ホタルの暗殺を狙う。余談だが、前作Deadly AllianceのKrypt(隠し要素)で見ることができるコンセプトアートでは、未使用キャラとして収録されている。
ダリウス(もしくはダリアス) / Darrius
Orderrealmで圧制に抵抗するレジスタンスのリーダー。相手の両腕と片足を頭部にくっつけるFatalityを持つ。
ハヴィック / Havik
Chaosrealm出身の怪僧。首を180度に回したり、上半身のみ回転させて攻撃するなど奇妙な技が多い。から口までの皮膚が存在せず、が露出している。モーニングスターを武器とする。初期設定では口だけではなく、腕などの皮膚も無い状態だった。
ホタル / Hotaru
Orderrealmの守護兵の隊長。Orderrealmの発展のため、オナガに手を貸す。レイコ同様、女性の名前の様だが男性である。緑色の派手な鎧を着ており、薙刀が武器。
名前の元は昆虫の
キラ / Kira
テロリストに武器を売って暮らしていたが、女性であることがばれて組織から逃げ出す。その過程でカバルに出会い、「黒龍会」のメンバーとしてスカウトされた。ジャレックと同様に技がカノウに似ている他、ソニアの技も使用する。
コブラ / Kobra
「黒龍会」のメンバーの一人。白い拳法着を着た金髪の青年で、性格はかなり好戦的で惨忍であるが、エンディングでは間抜けな一面も。
オナガ(またはオウナーガ) / Onaga
ボスキャラクター。長年の間、卵として眠っていたが、リープテイルの肉体を媒介にして復活したドラゴンの王。コンクエストモードではDamashiと名乗ってシュジンコウに近づき、「カミドウグ」を集めさせる。かつては魔界の支配者であったが、当時側近だったシャオ・カーンに毒殺されている。そのためか、かなりカーンに怨みを持っており、Armageddonのエンディングではカーンに重傷を負わせた後止めを刺さずに、地下牢に幽閉し、シャン・ツンとクァン・チーに拷問を命じるほどである。名前の由来は王蛇(日本語の王と、サンスクリット語で蛇を意味するナーガ)。ラスボスだけあって強いが、ステージ内にある「カミドウグ」を取る(触れる)事によって、一時的に怯ませる事が出来る。前作Deadly Allianceの溶岩地帯のステージでは、卵にオナガの幼体らしきものが登場している。

モータルコンバット アルマゲドン

テイヴン / Taven
コンクエストモードの主人公。エデニアの守護者である神アルガスと、強力な妖術師である母デリアの間に生まれた半神。顔に龍の刺青を持つ。
ディーゴン / Daegon
「Red Dragon」の創立者でテイヴンとは血を分けた実の兄弟。彼の弟にあたる。が、テイヴンよりもかなり早くに目覚めていたため、肉体的には兄より年上という状態になっている。両親を殺したため、テイヴンに追われる。
サリーナ / Sareena
クァン・チーの部下で、彼女も地獄界(Netherrealm)出身の悪魔。Mortal Kombat Mythologiesとゲームボーイアドバンスで発売されたTournament Editionという作品に登場した。同僚であるJataakaKiaの二人と行動をしていたが、後にクァン・チーの元を離れ、サブ・ゼロと行動を共にする事になる。
ちなみに、Mortal Kombat Mythologiesでは敵キャラとして登場するが、彼女を倒した際にFATALITYを使用するかしないかで途中のストーリーに若干の違いがある(FATALITYを使用しないとクァン・チー戦の最中にサリーナがサブ・ゼロを助けに来た後、専用ムービーが流れる)。
ミート / Meat
Mortal Kombat 4で各キャラクターを外皮が溶けたグラフィックで使用することが出来たものを、Mortal Kombat Armageddonで独立したキャラクターとして採用。歩く度に血痕が絶えず、そのくせレスリング等の身を削ぐような体術を用いるややブラックなキャラクター。また、自分のを投げつけたり、大きな肉切り包丁を武器として使う。

その他記述

特殊な英文
ゲームのタイトル『Mortal Kombat』は本来英語では『Mortal Combat』と綴るのが正しいのだが、このゲームにおいては「C」で始まる英単語は先頭のCの文字を「K」に差し替えられて表記する(例:Conquest → Konquest、Coffin → Koffin、Continue → Kontinue、Combo → Kombo 等)。
トッシーおじさんの正体
MK2、MK3等においてアッパーを当てた際に、稀に「トースティー! (Toasty!) 」というボイス(シリーズによって異なる)と共に画面右下から謎の男性が現れることがあるが、彼の正体はサウンド担当のダン・フォーデン(→en:Dan Forden)。日本語話者の耳には登場する際のボイスが「トッシー!」と聞こえることから「トッシー」または「トッシーおじさん」と呼ばれている。因みに一部の移植版では裏技を使うと違うものになる。
ヌーブ・サイボットの由来
Noob Saibot(ヌーブ・サイボット)という名前は製作スタッフのエド・ブーン(→en:Ed Boon)とジョン・トビアス(→en:John Tobias)の2人の苗字を合体させ逆さまにしたもの(BoonをひっくりかえしてNoob、TobiasをひっくりかえしてSaibot。2つを足してNoob Saibot)。
アーマックの由来
初代モータルコンバットにおいて、カラー情報のバグでリープテイルの表示の際にソニア・ブレードの2Pカラーが読み込まれることで緑色が赤く変色して表示される現象があった。プログラマーのエド・ブーンがバグであることを認めず「あれは隠しキャラクター、ErmacError Macro の省略)だ」と呼んでいたのがアーマックの元の由来。
続編のモータルコンバットII でスモーク、ジェイドの台詞やエンディング後のメッセージでアーマックの存在は否定されたが、Ultimate Mortal Kombat 3で正規のキャラクタとして採用されることとなった。なお、似たような話でMortal Kombat II にスカーレット (Scarlet) という名の赤い女忍者が存在するという噂も立った。スカーレットは実際のゲーム上では存在しないが、コミック版においてアーマックの恋人として登場する。
コミック版モータルコンバット
米国で発売されたコミック版には本編のゲームには登場しない、前述のスカーレットやハイドロ (Hydro) と言う液体化するサイバネティック忍者等、オリジナルキャラクターが多数登場する。
映画版モータルコンバット
一部ゲームとは異なる設定がある(シャオ・カーンとライデンが兄弟等)ストーリーは1と2がベースとなっている。
ドラマ版モータルコンバット
舞台は1より500年前。主人公はクン・ラオ(先祖)

関連作品

※英字タイトルの作品は、英語版ウィキペディアへジャンプします。

ミッドウェイゲームス作品(旧アタリ作品含む)

他社作品(海外)

他社作品(国内)

関連項目

外部リンク

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