メノウ

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画像:Agate.JPG
スライス後着色され、コースターとして製品化された瑪瑙
画像:瑪瑙の小石.jpg
メノウを含む地層がある地域では小石状のもの(水磨礫)を川原や海岸などで拾うことができる

メノウ(瑪瑙、碼碯)、アゲートアゲット (Template:En) は縞状の玉髄の一種で、蛋白石石英、玉髄が層状に岩石の空洞中に沈殿してできた鉱物の変種である。中心部にすき間を残していることがしばしばあり、まれに液体気体がそのすき間に存在することもある。

ドイツブラジルチェコボヘミア地方で多くとれる。日本では石川県富山県北海道などに産し、七宝のひとつに数えられている。

目次

語源

瑪瑙の名前は、石の外観がに似ているためつけられた<ref>木下亀城・小川留太郎 『岩石鉱物』 保育社 75頁</ref>。英語Template:Enギリシャ語Template:El に由来し、これはイタリアシチリア島の同名の川(Template:It、現名はディリッロ川)でこの石がとられていたためである。

特徴・性質

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主成分はSiO2比重は2.62-2.64、モース硬度は6.5-7。隠微晶質であるため肉眼では結晶を認めることができず、非晶質のように見える。

多孔質であるため、人工的に染色が可能である。

種類

縞瑪瑙

平行な縞状模様があるものを縞瑪瑙(しまめのう)、オニックス (Template:Interlang;オニキスとも) という。蛋白石質と石英質の部分が交互に配列するため縞状に見え、黒色と白色がきれいに層状になっているものは、古くからカメオ細工の材料として用いられている。縞を生かしたデザインにされる場合と、単色部分のみを用いたデザインにされる場合がある。

紅縞瑪瑙

紅縞瑪瑙(べにしまめのう)、サードニクス (Template:En) は、縞瑪瑙の一種で、縞目が紅色と白色に彩られていて美しいものをいう。8月誕生石とされている。

苔瑪瑙

苔瑪瑙(こけめのう)、モスアゲート (Template:Interlang) は、内部に緑泥石か類似の結晶を内包していて、研磨すると苔状の模様が現れるものをいう。また、モスアゲートの一種で、内包する結晶が樹枝状(シダのような模様)に現れたものを模樹瑪瑙(Dendritic agate、デンドリティックアゲート)または樹木瑪瑙(Tree agate、ツリーアゲート)という。

水入りメノウ

空洞中に液体の水が含まれる物を、俗に水入りメノウと呼ぶ。中に含まれる水は、瑪瑙が形成されたときの岩漿水であると言われることが多いが、必ずしもそうとは限らない。中の水は多孔質の構造を通して蒸発しやすく、逆に、長時間水中に浸けることで、人為的に水を入れることもできる。

用途・加工法

瑪瑙は玉髄とともに、各種の彫刻材料として使われており、硬度が高いのを利用して、化学用の乳鉢天秤の支点、灰皿、置時計と様々なものに用いられている。また、円形に加工、皮革の艶出し用のローラー素材として使われている。

ジュエリー数珠に使われることも多い。最近は穴を開けた球状のオニキスにゴムや紐を通しブレスレットペンダントなどのアクセサリーとしても使われる。

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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