チャンピオンシップロードランナー

出典: Wikipedio


チャンピオンシップロードランナー(Championship Lode Runner)コンピューターゲームで、ロードランナーの続編でもある。オリジナルはアメリカBrøderbund社のAppleII用ゲーム。 日本では、1985年からファミリーコンピュータ (発売元:ハドソン) やSG-1000 (発売元:セガ)、MSX (発売元ソニー)、国産パソコン各機種(発売元:システムソフトソフトプロ)に移植された。

目次

ゲーム概要

穴を掘りながらロボットを埋め、画面内にある全ての金塊を回収するシンプルなゲームであり、アクションパズルゲームに分類される。ロードランナーの上級編バージョンとして発売された。システムやルールは前作と全く同じで、パッケージイラストまで前作と全く同じものもあった。

詳細

前作、ロードランナーと比較するとマップサイズが大きく上下左右にスクロールし、PAUSEさせて全画面を見渡すことができる(ただし日本版のみ)。実はApple版とはマップサイズが1ブロック分だけ異なっており、厳密には完全移植ではない。

難易度としては超難解であり、前作ロードランナーを全面クリアした購入者が1面だけしかクリアできないほどであった。以後、一部ボーナスステージはあるものの、総じてレベルが高く攻略が困難であり、とりわけ最終面の50面はずば抜けて難易度が高い。そして31面は通常の攻略では絶対に解けない面であり、攻略本の解説者をして「こんなものはパズルなんかじゃない」とまで言わしめた(別冊ファミリーコンピュータ必勝本1、同ゲーム攻略記事より)。

これらの画面はロードランナーの作者であるタグ・スミス氏のところに投稿されてきた難易度の高い画面が採用されている。なお、ソフトのパッケージには、「警告! ロードランナー未経験者お断り!」と書かれている。

パスワード

全部で50の面があり、最初の10個の面は好きな順番でクリアできる。しかし、それ以降は1面クリアするごとに次の面のパスワードが表示される。つまり前の面のパスワードを入力しないとやりたい面を始められないため、11面以降は順にクリアしていかなければならない。

パスワードはブロックなどの絵で描かれており、全てのパスワードをノートに書きとめると、最後の面のマップになっている。

コンテスト

ファミコン版発売当時、早解コンテストが催され、11面~50面までのパスワードを全て送ると、HUDSONチャンピオンシップロードランナー審査委員会から「チャンピオンカード」というゴールドの認定証が発行された。この認定番号は、早くクリアしたほど番号が若く、登録番号1番は高橋名人であるとされていた。しかしmixiにおける平成20年12月5日の日記で、登録番号1番は一般のユーザーであり、高橋名人の登録番号は39050番であることが本人より明かされた。

なお、チャンピオンカードは50面全てをクリアしたことを証明するものとされていたが、実際は49面までクリアすればもらうことができた(各面のパスワードを送ることが条件だが、50面をクリアしてもパスワードは表示されず審査の対象外だったため)。

豆知識

セガが発売したSG-1000版『チャンピオンシップロードランナー』の最終面はファミコン版の1面と同じ内容であり、デモプレイでもクリアまでの手順が見られるようになっているが、スタッフのミスにより一部のコンクリートブロックの部分を間違ってレンガブロックとしてエディットしてしまった為、デモプレイのように敵のロボットを誘導せずに普通にブロックを掘って攻略する事が可能になってしまっている。

関連項目

個人用ツール