シスター・プリンセス
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Template:Infobox animanga/Header Template:Infobox animanga/Novel Template:Infobox animanga/Game Template:Infobox animanga/TVAnime Template:Infobox animanga/Manga Template:Infobox animanga/Footer 『シスター・プリンセス』(Sister Princess)は、メディアワークス刊『電撃G'sマガジン』の読者参加企画に端を発する一連のメディアミックス作品群の総称。通称“シスプリ”。
目次 |
概要
作品に登場する12人の妹たちそれぞれが、遠く離れて暮らす兄を思慕する様子を描いたものである。キャラクター設定および文は公野櫻子が、挿絵は天広直人が担当した。
シスター・プリンセスの起源は、『電撃G'sマガジン』1999年3月号に初掲載された誌上ゲーム『シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜』にまで遡る。この企画は何の予告も無く突発的にスタートしたが、これが同誌の読者に人気を博したため、後に誌上連載イラストストーリーも同時掲載されるようになった。また、同作品を元にした恋愛アドベンチャーゲームやテレビアニメ、ラジオ番組なども次々と企画され、一大メディアミックスへと発展していった。これらは、電撃G'sマガジン本誌掲載の誌上ゲームや誌上連載イラストストーリー(以下原作)の掲載時期に倣い、時期ごとに「第1期」「第2期」「第3期」「第4期」と大別される<ref name="G's200309">電撃G'sマガジン2003年9月号掲載の特集ページ『Sister Princess MEMORIAL』より。</ref>。例えば、2001年4月からテレビ東京系列局などで放送されたテレビアニメ第1作目の『シスター♥プリンセス』は、時期的には第3期の作品である。
シスター・プリンセスの基本設定は全メディア一律ではなく、メディアごとに差異が見られる。原作においては、妹たちが兄と会うことを許されるのは基本的に「お兄ちゃんの日」だけであり、それ以外の日には兄に手紙またはメールを出しながら直接会える日が来るのを心待ちにしている。しかし、ゲーム版やアニメ版においてはこのような制限はあまり無く、原作に比べれば比較的自由に兄と会っている。特にアニメ第1作目においては「兄と12人の妹たちの共同生活」がメインテーマになっており、「お兄ちゃんの日」という言葉は最終回以外では全く出てこない。
また、兄と妹の関係も各メディアでかなり異なっている。原作においては2人兄妹で、兄と妹一対一の関係で描かれているが、ゲーム版とアニメ版においては兄1人に対し妹が12人もいるという設定で、妹たちは姉妹のような間柄で描かれている。このゲーム版とアニメ版のギャルゲー的世界観がインターネットサイト各所や同人誌二次創作などでブレイクし、ここで生まれた「12人の妹たち」という言葉がこの作品自体を象徴するものとなった。なお、原作もゲーム第1作目とアニメ第1作目のリリースに合わせて、一時的に12人の妹たちが一堂に集う世界観にシフトしていたことがある。
メインキャラクター
妹
シスター・プリンセスの世界観はメディアごとでかなり異なっているが、12人の妹たち個々の設定はおおよそ共通している。彼女たちに設定されている名前は下の名前だけで苗字までは設定されていないが、これは電撃G'sマガジン本誌掲載の誌上ゲームが「この企画に登場する妹 = 読者の妹」という前提で行われていたためである。
“ ”内は、その妹独特の兄の呼び方および一人称を指し示している。
- 可憐(かれん)
- “お兄ちゃん(おにいちゃん) - 可憐”
- 身長148cm、9月23日生まれ
- 声 - 桑谷夏子(日本版)、チャウ・マンイン(香港版)、ヤン・カイカイ(台湾版)、ヒアリー・ハッグ(英語版)
- 清純派ヒロイン風の妹。髪型はその艶やかなロングヘアに一部三つ編みを組み込んだ形にしていることが多い。良家の育ちのようでしつけが良く、兄に対しても敬語で接する。ピアノが得意。アニメ第1作目では帰国子女で航(兄)と同じ高校1年に飛び級という設定になっている。小さい子たちの面倒を見るしっかり者だが、兄に対してはちょっぴり甘えん坊な感じも見せる。各種メディアのキャラクター紹介での順番ではほぼ筆頭であり、ジャケットに描かれる機会も多く、本作品のメインヒロインという位置付けにある。【初期設定】三つ編みがなく、一人称が「私」だった。
- 2010年のPSP用ゲーム『マリッジロワイヤル プリズムストーリー』にカメオ出演している。
- 花穂(かほ)
- “お兄ちゃま(おにいちゃま) - 花穂”
- 身長143cm、1月7日生まれ
- 声 - 望月久代(日)、ルイス・ホー(香)、シェ・ジャオジュエン(台)、シンティア・マーティンス(英)
- よく転びまくる生粋のドジっ娘系妹。それでも兄のことを応援するため、チアリーディング部に所属して練習に励んでいる健気な女の子。髪型は肩までのセミロングで、ヘアバンドをしていることが多い。お嬢様タイプが多い妹たちの中では比較的庶民派タイプの妹であり、自宅や学校でお花を育てるのが好き。体重をかなり気にしており、幾度となくダイエットを試みるも食欲に勝てず失敗に終わる。連載開始当初は可憐に次ぐサブヒロイン的な位置付けが為されていたが、その地位は徐々に後述の咲耶にシフトしていった。【初期設定】ドジっ娘という設定がなく、一人称も可憐と同じく「私」だった。
- 衛(まもる)
- “あにぃ - ボク”
- 身長150cm、10月18日生まれ
- 声 - 小林由美子(日)、ジュディー・チュン(香)、ヤン・カイカイ(台)、キラ・ビンセントデービス(英)
- スポーツ好きで、健康的な魅力を持つ妹。髪型はボーイッシュなセミショートで、一人称は「ボク」。スノーボードやインラインスケートやマウンテンバイクが特に好きなようで、ファッションスタイルにもそれが反映されている。兄に女の子扱いされたくないがためにブラジャーをしていない。球技以外のスポーツを得意としている。立位体前屈 24cm、背筋力 107kg、握力 右/32kg 左/30kg、垂直跳び 53cm、反復横跳び 48回/20秒、伏臥上体そらし 66cm。一部原作などでは鈴凛のように兄を「アニキ」と呼ぶ部分もある。【初期設定】「あにぃ! 応援しろよなっ!」などの発言があるように、以後のシリーズよりも台詞がかなり荒っぽかった。また、当初はサングラスを頭に載せていたが、後にあまり載せなくなった。
- 咲耶(さくや)
- “お兄様(おにいさま) - 私(わたし)(幼少期 - さくや)”
- 身長159cm、12月20日生まれ
- 声 - 堀江由衣(日)、パンシー・ツァン(香)、タオ・ミンシェン(台)、モニカ・ライアル(英)
- 兄の気を引くため色っぽい振る舞いを見せる、小悪魔系の妹。髪型はツインテールにしていることが多いが、ゲーム版などでは別の髪型にしていることもある。気が強く、大好きな兄を振り回して楽しんでいるようなところがある。おしゃれ好きで、兄に服を見立ててあげるのも好き。人目を引くその存在感は、ファッション誌のカメラマンの目にも留まるほどである。兄が他の女性と仲良さそうにしていると、やきもちを妬いてすぐに膨れるという意外と子供っぽい一面もある。12人が一堂に集う世界観のゲーム版・アニメ版では最年長的な役回りを担当する。【初期設定】言葉遣いがやや子供っぽく、また、等身も低かった。
- 電撃G'sマガジンの誌上ゲームでは、彼女1人で2000票前後を稼ぐほどの人気を誇っていた。
- 雛子(ひなこ)
- “おにいたま - ヒナ”
- 身長132cm、8月15日生まれ
- 声 - 千葉千恵巳(日)、ヨーキ・ラム(香)、ショ・シューピン(台)、サレナ・バージース(英)
- 無邪気で人懐っこい性格の妹。「くしし」という特徴的な笑い方と、その舌っ足らずな話し方が愛らしさを醸し出している。髪型は似たような髪型の咲耶に比べると遥かに短めのツインテールで、咲耶のそれよりも頭頂部に近い位置で結っている。12人の中では最年少とされているが、年齢設定は後述の通りメディアによって大きな差がある。アヒルの人形のピヨちゃんが宝物で、ママと兄のそばにいるのが好き。【初期設定】一人称が「私」またはひらがな表記で「ひな」だった時期がある。その後も一部の媒体では「雛子」、「ヒナコ」表記も。
- 鞠絵(まりえ)
- “兄上様(あにうえさま) - わたくし”
- 身長148cm、4月4日生まれ
- 声 - 柚木涼香(日)、シャロン・レオン(香)、マ・メイリー(台)、サーシャ・ペイシンガー(英)
- 病弱であるため、遠く離れた高原の療養所で入院生活をしている妹。12人の中で唯一眼鏡を掛けている眼鏡っ娘キャラクターで、髪型はオーソドックスな三つ編み。読書が好きで、おとなしく控えめな性格。療養所では小さい子たちのお姉さん的な役割をしている。兄が見舞いに来られない間も、ペットのゴールデン・レトリバー「ミカエル」がいつもそばについている。【初期設定】一人称が漢字表記の「私」だった。公式サイト内のキャラクター紹介や、『リピュア』の漫画版およびゲーム版でも「私」になっている。
- 白雪(しらゆき)
- “にいさま - 姫(ひめ)”
- 身長140cm、2月11日生まれ
- 声 - 横手久美子(現・氷青)(日)、ジングル・ツァン(香)、ショ・シューピン(台)、ジェシカ・ブーン(英)
- 料理が大好きな妹。髪型は非常に独特の形をしたロールヘアで、それを大きなリボンでまとめている。明るくおっとりした性格で、非常に温厚。自分のことを「姫」と呼び、「〜ですの」という独特の話し方をする。ただし、ゲーム第1作目での幼少期の回想シーン中では普通の喋り方だった。原作ではお菓子作りが好きな普通のかわいらしい妹だが、ゲーム第1作目及びアニメ第1作目では一部場面で変な料理作りをするキャラクターにされている。【初期設定】一人称が「私」であり、兄を「あに兄(あにあに)」と呼んでおり、髪形も多少違っていた(外巻きのロールヘア)。このバージョンを白雪αと呼ぶファンもいた。
- 鈴凛(りんりん)
- “アニキ - 私(あたし・わたし)(幼少期 - リン)”
- 身長152cm、7月9日生まれ
- 声 - 神崎ちろ(日)、トレイシー・ライ(香)、シェ・ジャオジュエン(台)、ナンシー・ノヴォットニー(英)
- 発明家として類まれなる才能を持つ理系妹。髪型はショートで、頭にはゴーグルを付けていることが多い。機械いじりが好きなのはおじいさんの影響であると思われる。自分そっくりな等身大ロボット「メカ鈴凛」を製作し、以後も改良を重ねている。他にも「恐怖のジョギング追っかけマシーン・シザーマン」など、独特の発明品がある。つなぎやチャイナドレスをモチーフにしたファッションが好み。明るくさっぱりしているが、少々図太い性格のようで、研究資金難になるたびに兄から平然と小遣いをせびる。祖父に建てて貰ったラボは白並木町5丁目11番地の3にある(オリジナルストーリーズ鈴凛編より)。原作第一期では「アニキ! 私に一票お願いっ!」と、ファン投票を意識したコメントを発していた。
- 千影(ちかげ)
- “兄くん(あにくん) - 私(わたし)(幼少期 - ちか)”
- 身長157cm、3月6日生まれ
- 声 - 川澄綾子(日)、ツェ・ギッチン(香)、シェ・ジャオジュエン(台)、シェリー・カリンブラック(英)
- 魔女のような妖しい魅力を持つ妹。髪型はそのロングヘアを後頭部でシニヨンにしてまとめている。寡黙でめったに口を開かず、一人部屋にこもってタロット占いをしていることが多い。オカルト系の文献を集めていたり怪しい薬草を調合していたりと、妹でありながら何を考えているのか分からないところがある。原作では前世からの結びつきで兄妹として転生したという設定だが、ゲーム第1作目では魔界の住人という設定にされていた。電撃G'sマガジン本誌連載第1回目の人気投票においては1位を獲得するなど、咲耶とは常に人気投票のトップの座を争っていた。魔よけのクロスをよく身につけている。(クロスのモチーフが服の一部分に入っているときもある)
- 春歌(はるか)
- “兄君さま(あにぎみさま) - ワタクシ(幼少期 - ハルカ)”
- 身長156cm、5月16日生まれ
- 声 - かかずゆみ(日)、ペギー・チュー(香)、ショ・シューピン(台)、ティファニー・グラントゥ(英)
- 兄の護衛と身の回りの世話をするためにはるばるドイツからやってきた妹で、本誌連載初期の後半において追加された3人の妹の1人。髪型はポニーテールで、サイドのお下げには和風の装飾を施していることが多い。立派な大和撫子になろうと茶道や武道(薙刀、弓道、合気道)など様々な稽古事を習っており、技能面では兄以上に何でもできる。その一方で兄を立てることを忘れない淑やかさも兼ね備えた、まさに良妻賢母型の妹である。しかし、その独特の服装と言動はやや浮世離れしており、また、おかしな妄想をして暴走したり天然ボケを見せたりといった一面もある。顔を赤らめる時に「ポッ♥」「ポポポ♥」という擬態語が口から出る。途中、制服姿や水着姿を見せたことでシリーズ後期から突如人気が急上昇した。【初期設定】兄の呼び方が「兄君」で、以後のシリーズのように「〜さま」までは付けていなかった。
- 四葉(よつば)
- “兄チャマ(あにちゃま) - 四葉”
- 身長149cm、6月21日生まれ
- 声 - 半場友恵(日)、セニア・ウォン(香)、タオ・ミンシェン(台)、ルーサイ・クリスチャン(英)
- 日本で暮らす兄のことが知りたくてイギリスからやってきた妹で、本誌連載初期の後半において追加された3人の妹の1人。髪型はツーサイドアップ。ホームズに傾倒しているらしく名探偵を自称しており、兄を容疑者に見立てて何でもかんでも「チェキ」しまくる。口癖も「チェキデスぅー!!」(「です」「ます」は必ずカタカナ表記)。ムードメーカーであると同時に、周囲をひっかき回すトラブルメーカーでもある。底抜けに明るい性格だが、明るすぎて少々ネジが緩んでいる。兄の本当の気持ちを確かめるため、「怪盗クローバー」に変装したりもする。鈴凛とは特に馬が合うようで、ペアで行動することが多い。ドーナツが大好物。探偵風の服装やモッズ風の服装でいることがある。
- 亞里亞(ありあ)
- “兄や(にいや) - 亞里亞”
- 身長139cm、11月2日生まれ
- 声 - 水樹奈々(日)、ジョイス・チャン(香)、ヤン・カイカイ(台)、マリエラ・オルティツ(英)
- フランスからやってきた妹で、本誌連載初期の後半において追加された3人の妹の1人。髪型はサイドをロール状にし、後部をシニヨンにしたロングヘアで、頭頂部を衣装に合わせてヘッドドレスで装飾していることが多い。日本に来てからも所有の大豪邸で暮らす生粋のお嬢様であり、同年代の子供に比べると遥かに世間知らずなところがある(兄妹間でなぜ身分の差があるのかについては曖昧にされており、詳細は不明)。のんびり屋で独特のテンポを持ち、そしてちょっぴり泣き虫。少々世話がかかるタイプのようで、御付のメイド「じいや」にいつもわがままを言っては困らせている。お菓子が大好きだが、兄のことはそれ以上に好き。歌唱力が高く、アニメ版などで用いられる合唱ソングでは印象的なソロパートを担当することが多い。
妹たちの年齢
妹たちの年齢については、各個人の「空想」に委ねるという形で正式には公表されていない。公表すれば、その年齢より下のファンにとっては「妹」ではなく「姉」になり得るからである。
ただし、各媒体において年齢を推測できる要素が幾つか登場している。
- 原作
- 白雪が数学を勉強している。ただし内容は簡単な分数の和と差なので数学というより算数である(書き下ろし単行本『キャラクターコレクション』第7巻の第1章「やさしく教えて!」より)
- 鈴凛は小学校を卒業している(『キャラクターコレクション』第8巻の第5章「東風が吹いたら」より)
- 千影が中学校一年生用の教科書を使用している(単行本『オリジナルストーリーズ』の千影編扉絵より)
- ゲーム第1作目『Sister Princess』
- 咲耶は中学校の卒業式に出席している段階である。
- 春歌は来春から兄と同じ高校に通うと意味がとれる発言から中学生(または高校生で編入)である。
- 衛は中学生である。
- 花穂は小学校高学年である。
- ゲーム第2作目『Sister Princess 2』
- 雛子は誕生日前9歳、誕生日後10歳である(8月15日の誕生日イベントCGにおける、バースディケーキのろうそくの数より)
- アニメ第1作目『シスター♥プリンセス』
- 制服の差異から、初等部以下と中等部以上に分けられる(花穂、衛、雛子、亞里亞が初等部以下の制服。他の8人は中等部以上の制服)
- 雛子は幼稚園児である(第3話「お兄様といっしょ」より)
同人誌などの二次創作物では咲耶・千影・春歌を最年長組、雛子・亞里亞を最年少組と分けるのが一般的なようである。その判断基準も、単純に身長によって年齢が定まるものでもなく、例えば身長150cmの衛は妹たちの中では5番目に背が高いが、ともに148cmの可憐や鞠絵よりも年下の扱いをされることが多い。また、アニメ第1作目では雛子・亞里亞・花穂の身長は原作のそれに比べ低め、白雪の身長は高めに(見かけ上。設定上の数値は原作と同一)表現されている。
兄
読者が「お兄ちゃん」となる誌上企画をノベライズ・ゲーム化・アニメ化していくにあたり、キャラクターとしての「兄」を書き起こす必要が生じてきた。こうしてキャラクターとしてつくられたこの兄だが、実はメディアごとで大きな相違点がある。全員が全くの別人格なのである。そして兄の違いがメディアごとでのシスター・プリンセスの違いにもなっている。ここでは、その兄たちの比較点を述べていくことでメディアごとの解説としていく。
- 原作版の兄
- 原作版の兄は象徴的存在で、12人の妹たち1人1人に用意されている。兄と妹は「ある事情」で別々に暮らしており、この2人が自由に会う許可を親から得られているのは「お兄ちゃんの日」だけ、ということになっている(その理由は伏せられている)。原作は全て妹からの視点ゆえ、ここで語られる兄の姿はあくまで妹の主観像なのだが、それでも落ち着きと余裕のある性格で、妹から見てとても頼れる存在。そして妹をいじめたりあまりきつく叱ったりしない優しい性格であるということが把握できる。容姿に関してもかなりのイケメンで、妹から好かれると考えられる要素は全部持ち合わせている。ただし、咲耶の兄は少しのんびり屋で異性にあまり免疫がないようなタイプとして語られるなど、妹ごとで兄の性格に若干の違いが見られる。高校2年ぐらいと考えられるが、特に明記されているわけではない。兄が着ている制服は当初はアニメ2作品両方の兄が着ているものと同じデザインだったが、4期では紺色のブレザーになっている。
- 住んでいる場所
- 天広直人が描くイラストストーリーの挿絵や、この原作定義に分類されるアニメ『リピュア』キャラクターズパート各話などからも分かるように、自動車が往来を走り、コンビニもあればカラオケ店もある、現実世界が舞台。比較的規模が大きい都市と考えられる。どこの地方都市かというのは具体的にはないので、そのあたりは読者が自由に想像して楽しめるようになっている。前述の通り、兄妹は別々の暮らしをしているのだが、住んでいる場所の距離に関してはおそらくそんなに離れてはいないということが『キャラクターコレクション』各巻から分かる。
- ゲーム版の兄
- 月一回ペースの誌上企画やイラストストーリーの連載だけではとても伝えきれない、様々なエピソードを詰め込んでシスター・プリンセスはゲーム化された。このゲーム化によって12人の妹たちが姉妹として集い、よりどりみどりに登場するギャルゲー的世界観が初めて採用された。そして原作では常に妹からの視点だったのに対してゲーム版では兄からの視点となり、ここで初めて兄の主観が語られたのである。なお、後述のアニメ第1作目に登場する兄・海神航はマークシートの答えをずらして書いていたことが原因で志望校に受からなかったという設定になっているが、ゲーム第1作目の兄も同様のミスが原因でテストで赤点を貰っている。
- 住んでいる場所
- 原作のゲーム化作品であるゆえ、その舞台はある程度原作に準じている。鉄道駅・商店街・ショッピングモールなどといった市民の生活を支える施設がほぼ全て揃っている、ごくありふれた地方都市といった趣の町並みである。兄妹たちが別々の家庭に引き取られて暮らしているという点もまた原作と同じである。しかし、このゲーム版においては兄妹たちは同じ市内に住んでいるという設定であり、それに加え、そのほとんどが同じ学区内にある「白並木学園」(しろなみきがくえん)と「若草学院」(わかくさがくいん)という小・中・高一貫制の2つの学園のうちのいずれかに通っている。鞠絵のみが遥か県外の療養所で暮らし、千影のみが遠く離れた学校に通っているという設定になっている。
- アニメ第1作目の兄 - 海神 航(みなかみ わたる)
- 一人っ子として育ち、かつ受験一筋の生活をしてきた秀才。高校1年。中学時代に通っていた一流進学塾「ビクトリー塾」ではトップの座をほしいままにしていたが、受験当日にマークシートの回答をずらして書いたがために志望校の「美駆鳥居高校」(ビクトリーこうこう)に不合格。さらには、屋敷で自分の親代わりを務めていた執事のじいやから海神家を離れるという旨を伝えられた。そこへ突如現れた黒服の男2人から、小・中・高一貫制の学園「星見が丘西学園」(ほしみがおかにしがくえん)への推薦入学が決まっていることを告げられるとそのまま彼らに強制連行された。突如非日常の世界へと巻き込まれた航は、2人の乗船客とともにその学園がある島「プロミスト・アイランド」へと渡ったが、たどり着いた先で自分の妹を名乗る13人の少女たちと出会い、彼女たちとの共同生活を余儀なくさせられることになった。突然自分の前に現れた妹たちとの共同生活に息苦しさを感じていた航は、当初は島から逃げ出すことばかりを考えていたり、戻ってからも妹たちに支えられてばかりで兄としての役割はほとんど果たせていなかった。一流進学塾のトップだっただけあって勉強はできるが、運動が大の苦手。その上、カナヅチである。極度のアガリ症でもあり、さらには妹の可憐を泣かせるなどそのヘタレぶりは枚挙に暇がないが、一年間の様々な出来事の中で成長を遂げ、立派に兄としての役割を果たしていくようになる。星見が丘西学園では可憐・眞美・山田と同じクラス。妹たちとどう接したらいいか分からないためか、彼女たちを「〜ちゃん」づけで呼んでいる。第1話では白ランを着込んでおり、真ん中分けに伊達眼鏡というまさにガリ勉そのものを体現した容姿をしていたが、島のショッピング街で出会った妹の咲耶にコーディネイトされてからは、「他に着るものもないから」という理由でその服装に甘んじている。後に、親友の燦緒からマークシートの答えがずれていたことについては学校側のミスだったと伝えられるが、真相は不明である。
- 住んでいる場所
- 東京出身。進学塾もあり自動車も走っている普通の町並み・世界観の中で暮らしていたが、そこからプロミスト・アイランドという非日常の世界へと連れて行かれる。そこはリゾート開発とテーマパーク開発が進められていた島で、一つの町として機能してはいるが、現代日本の世俗からは完全に隔絶している。自動車など一台も走っていない。遊覧設備として敷設された汽車が島での主な移動手段。携帯電話やノートパソコンといった電子機器もあまり普及していないようで、鈴凛お手製のものを皆が使用している。テレビやガス器具等は存在している。兄妹たちの共同生活がメインテーマのこの作品では鞠絵の療養所等の設定はなく、全員がともに暮らす。
- アニメ第2作目の兄
- ここで言うアニメ第2作目の兄とは、『リピュア』ストーリーズパートの方に登場する兄のことである。前作の主人公・海神航とは外観を除き全く異なる存在。詳細はシスター・プリンセス RePure#登場人物を参照。なお、同じ『リピュア』内のアニメでもキャラクターズパートの方は原作をそのままアニメ化したものなので、キャラクターズパート各話に登場する兄については上記の「原作版の兄」を参照されたい。
- 住んでいる場所
- 舞台は海沿いに面した港町。町の中心地は全面板張り・レンガ張りで、自動車は一台も走っておらず、公共交通機関も路面電車だけ。のんびりとしたイタリアあたりの様相で現代日本らしさを全く感じない町並みだが、一応「翼多市(つばたし)」という名がついている。同じ市内でありながら兄妹たちが別々に暮らしているという設定はゲーム版に近い。兄妹たちの通う学園もゲーム版と同様、白並木学園・若草学院という名前がついている。アニメ第1作とは異なる世界観であるが、一部のサブキャラクターと同一の容貌を持つキャラクターが登場する。
サブキャラクター
原作・ゲーム版・アニメ版共通
- ミカエル
- 鞠絵が飼う大型犬(ゴールデン・レトリーバー)。飼い主の感情を察した行動が取ることができ、様々な場で活躍する名犬。
- メカ鈴凛(めかりんりん)
- 声 - 神崎ちろ(鈴凛と同じ)
- 鈴凛そっくりに作られた人型ロボットで、鈴凛が生み出した発明品の中でも最高傑作を誇る。鈴凛以外の人間が触れると、顔を赤くしてショートすることも。留学の夢が叶い日本を離れて暮らすことになっても、兄には自分のことをずっと忘れないでいてほしいという想いから懸命に作った。アニメ版ではこの他に、プロトロボと呼ばれる巨大なメカ鈴凛も登場する。鈴凛のことを「マスター」と呼んでおり、兄のことを「アニキ様」と様づけで呼んでいる。ゲーム第2作目では登場しなかったが、同作品の補完版的位置付けの作品『Sister Princess 2 プレミアムファンディスク』において再登場した。
- ジジ
- 鈴凛の祖父(故人)で、街では有名な発明家だった。鈴凛のことは「リン」と呼んでいた。自分の研究所を持ち、鈴凛がよく遊びに来ていた。
- じいや
- ゲーム版の声 - 加藤優子、リピュア版の声 - 笹島かほる
- 亞里亞御付きのメイドで、教育係も兼任するが、時には亞里亞から口煩く思われているようである。本名不明。20代のうら若き女性であるが、屋敷で働く者はすべて「じいや」であると思い込んでいる亞里亞からは「じいや」と呼ばれる。兄のことをゲーム第1作目では「兄上様」と呼んでいるが、ゲーム第2作目やその他のメディアでは亞里亞からの影響か「兄やさま」と呼んでいる。
ゲーム版オリジナル
- 竜崎(りゅうざき)
- 声 - 菊地祥子
- 白並木学園チアリーディング部の部長を務める女生徒で、花穂の先輩。高等部の生徒であると思われるが、詳細は不明。チアに関しては非常に厳格だが情には弱く、困っている人は見捨てられないタイプ。兄のことは「お兄さん」と呼んでおり、兄からは「竜崎さん」と呼ばれている。『Sister Princess 2』には登場しなかったが、『Sister Princess 2 プレミアムファンディスク』では再び登場した。
- ココちゃん
- 雛子が大切にしている人形。『Sister Princess 2』では兄と雛子がココちゃんの洋服の材料を買いに行くイベントも存在する(原作のカバーイラスト、原作の文中にも出ている)。
- 看護婦(かんごふ)
- 鞠絵が暮らす診療所に勤める看護婦。ミカエルほどではないが、鞠絵の登場する場面では結構な頻度で登場する。
- 千影の父(ちかげのちち)
- 声 - 滝晃一
- ゲーム第1作目に登場する人物で、魔界に君臨する王。このことから、同作品では千影は本当に魔界の住人ということになっている。兄は「不合格」になったものの、千影が説得して認めてもらった。
- 村沢 たか美(むらさわ たかみ)
- 兄と同じクラスの男子生徒で、ゲーム第1作目に登場した「悪い虫A」。白雪が兄のために精魂込めて作った弁当を勝手に食べてしまう。他にも可憐(もしくは咲耶)が教室に来たことを知らせたり、兄が衛と一緒にいる時に兄のテストが赤点だったことを知らせに来たりと、細かいところでも登場しているようである。名前は一般公募で決められたものである。
- 山本 五衡(読み不明)
- 佑規とコンビを組んで咲耶に告白した男子生徒で、ゲーム第1作目に登場した「悪い虫B」。上記のたか美と同じく、名前が一般公募で決められたキャラクターの1人である。
- 石川 佑規(いしかわ ゆうき)
- 五衡とコンビを組んで咲耶に告白した男子生徒で、ゲーム第1作目に登場した「悪い虫C」。上記のたか美や五衡と同じく、名前が一般公募で決められたキャラクターの1人である。
- 佐々木さん(ささきさん)
- 兄と同じクラスの女子生徒で、ゲーム第1作目に登場。シスコンで有名な主人公に好奇心を持つ。
- クマポン
- 声 - 鈴凛と同じ
- 『Sister Princess 2』に登場する、鈴凛の作ったロボ。兄が大好き。音声は鈴凛が入力しているものと思われる。
- 柿ノ本さん(かきのもとさん)
- 声 - 野川さくら
- 『Sister Princess 2』に登場する少女。なにかと春歌を目の敵にし、お稽古事対決で挑んでくる。
- じいやの妹(じいやのいもうと)
- 『Sister Princess 2』に登場するじいやの双子の妹。見た目は姉と瓜二つだが、性格は姉より少し厳しい。主人公からは「妹さん」と呼ばれている。
アニメ版オリジナル
- 海神 航(みなかみ わたる)
- 声 - 野島健児(幼少期 - 豊島奈緒)(日)、ブレーデン・ハント(英)
- アニメ第1作目における兄であり、主人公。詳細は前項参照。
- 山田 太郎(やまだ たろう)
- 声 - 山口勝平
- 一人称は“ボキ”。プロミスト・アイランド行きの船で航が同席した乗船客の1人で、会うなり航の親友を自称するお調子者。島にある学園・星見が丘西学園で航と同級生になる。航の妹たちに一目惚れしてからは、呼ばれもしないのに事あるごとに航たちの屋敷に押しかけ、熱烈なアプローチを掛ける。しかし、妹たちからは単に使いっ走り程度にしか思われていない。島のケーブルテレビで放送中のロボットアニメ『機甲戦記ガルバン』に夢中になっており、以後はそのパチモンである『機甲戦線ガソバル』のグッズ収集にも夢中になっている様子。アニメ第2作目『リピュア』の第9話でもおもちゃ屋の店員役でゲスト出演しているが、眞深のように担当声優まで同じではなく、また、役名も与えられていない。非常に見つけにくいが、四葉がおもちゃの家のようなものから飛び出した直後に0.3秒ほど顔が出る(オンエア版では歩いているのみだが、VHS版・DVD版では驚く動作が追加された)。
- 眞深(まみ) = 山神眞深美(やまがみ まみみ)
- 声 - 氷上恭子
- 航や山田とともにプロミスト・アイランドに渡った乗船客の1人。兄・燦緒からの指示で航の素行調査をしていたが、成り行きで「13人目の妹」として航たちとともに暮らすことになった。また、島内唯一の学園・星見が丘西学園でも航や可憐と同じクラスになった。このことについて、彼女が可憐のように飛び級をしているという旨の説明が作中ではされていなかったことから、妹たちの中では最年長で航とは同い年であると思われる。優柔不断な航を叱り飛ばし、一家を支えるしっかり者。航のことを“あんちゃん”と呼んでいる。最初は任務を早く終わらせて東京に帰りたいと考えていたが、航や他の妹たちとともに島での生活を経て、次第にその気持ちは揺らいでいく。終盤では燦緒とともに一度東京へ帰ったが、最終話では髪形を変え、本名である「眞深美」を名乗って航たちのクラスへ転入してきた。レトルトカレーが大好き。山田と同じく、アニメ第2作目『リピュア』の第9話でもベーカリーショップの店員役でゲスト出演している。この作品内ではアニメ第1作目を意識してか「あの人」という名でクレジットされており、山田と違って一応の役名が与えられている。
- 山神 燦緒(やまがみ あきお)
- 声 - 置鮎龍太郎
- 航が中学三年の三学期のときに航の通っていた中学校に転入してきた航の親友で、自身も航と同じ進学塾であるビクトリー塾に通っていた。航が毎週、冒頭や末尾で「燦緒へ…」と語っている「燦緒」というのはこの人物のことである。ともに目指していた名門高校・美駆鳥居高校に航だけが不合格となってプロミスト・アイランドに送られたことを不服に思い、妹の眞深を使って彼が東京に戻りたくなるよう裏工作をさせていた。また、自身も「あいこ」という偽名を使って、航とメールのやりとりをしていたが結果は失敗。終盤では彼自身もプロミスト・アイランドへ赴くが、結局航を呼び戻すことはできなかった。そして最終話では心を入れ替え、「本当にかっこいいことの真実」を探すべく航たちの所属する星見が丘西学園へ転入した。
- 皆井(みない)
- 声 - 伊崎寿克
- 中学時代、航と同じ進学塾であるビクトリー塾でナンバー2(トップは航)だった受講生。白ラン・真ん中分け・伊達眼鏡と第1話の航とほぼ同じ格好をしているが、航に比べて目つきや姿勢が悪く、冷たい性格をしている。航は不合格になったが、彼は燦緒とともに東京の名門高校である美駆鳥居高校へと進学した。
- じいや
- 声 - 土屋利秀
- 海神家に仕えていた執事。航の中学卒業を機に海神家から去ったものと思われていたが、プロミスト・アイランドでも島の住民になりすまし、陰に日向にと航のことを見守る。アニメ第1作目のみに登場するオリジナルキャラクターで、前述のじいやとは似ても似つかない存在。神出鬼没にどこにでも現れ、様々な変装姿を見せる。
- 女の子
- 声 - 野川さくら
- 航の意識下や曖昧な記憶の中で時々登場する小さな女の子。なんでも航が幼い時にある約束を交わした相手であるらしいが、詳細は不明。黄色のワンピースと帽子を身に着けている。
- マック大和(マックやまと)
- 声 - 宇宙人
- 作中作アニメ『機甲戦記ガルバン』に登場する熱血系主人公。その割りによく愚痴をこぼす。名前である「大和」の部分を「やまわ」と読み間違えられるのが悩み。
- ミッチィ
- 『機甲戦記ガルバン』のヒロイン。大和の発言に対してのツッコミ役を主に担当する。
- ガルバン
- 「機甲戦記ガルバン」に登場するロボット。操縦者は前述のマック大和。ガルバンという作品は航も小さい頃によく観ていた番組で、プラモデルも作っていたという。
- ボブ・スタンバックス
- 声 - 菊地仁
- 泳げない山田が通信販売で購入した水泳レッスンビデオの中で登場するコーチ。金髪・色黒のナイスガイ。本編を見るあたり、レッスン1の内容は水に顔を付け、上げるの繰り返しだそうだ。
- 兄
- 声 - 三浦祥朗
- アニメ第2作目『リピュア』における兄。詳細は前項参照。
キャラクターコレクション・オリジナル
- ゆかりちゃん
- (可憐のキャラクターコレクションより)
- 可憐と同じピアノ教室に通う。ピアノ教室では一番の仲良し。
- 綾小路君
- (可憐のキャラクターコレクションより)
- 可憐と同じピアノ教室に通っている男の子。3歳の時からピアノを始めていて、今やラフマニノフも弾けるのだとか。可憐に想いを寄せているが、その想いを彼女に告白した際に触れてはいけない部分に触れて平手打ちを食らった不幸な少年。
- さやかちゃん
- (可憐のキャラクターコレクションより)
- 可憐のクラスメイト。高校生の兄がいるが、可憐が兄を思っているのとは対照的に彼女は兄のことは全然好きではない。B組の蓮見くんが好き。なお、『Sincerely Yours』の春歌の回にも同名の人物が春歌の友人として登場するが、全くの別人である。
- カズくん
- (白雪のキャラクターコレクションより)
- 白雪のことが好きな保育園の男の子。
- 小森さん
- (鈴凛のキャラクターコレクションより)
- 鈴凛のクラスメイト。鈴凛のクラスの中では一番大人しい。
本誌連載
大別して第1期から第4期までに分けられる。途中、単行本として発売された『キャラクターコレクション』全12巻は書き下ろし作であり、厳密には本誌連載ではないが、発売時期から第2期に含めて呼ばれることが多い。
第1期(1999年3月号 - 2000年2月号)
電撃G'sマガジン1999年3月号で連載開始。前号までに予告などは全く掲載されず、非常に突発的なスタートであった。この時点で登場した妹は可憐・花穂・衛・咲耶・雛子・鞠絵・白雪・鈴凛・千影の9人。特に白雪は髪型が違っていたり二人称が「あに兄」であるなど設定がかなり異なるが、4月号からは髪型と二人称が修正された。
当初は隔月連載の予定でスタートしたが、余りにも読者の反響が大きかったため<ref name="G's200309"></ref>、急遽毎月連載に変更した上で誌上ゲームを展開した。SDキャラクター担当作画・霧賀ユキ)。その内容は、相手となる妹を1人選んでメール交換やお泊まり・料理・テニスなどをするというものであった。
この時点では、妹にはそれぞれ兄がいる「一対一の関係」が前提とされており、妹同士の横の繋がりは家族関係でなく交友関係と見られていた。妹たちの共通項は、どの妹も家庭の事情で兄とは離れて暮らしており、「お兄ちゃんの日」に限り兄と会えるという設定である。
第2期(2000年3月号 - 2001年4月号)
電撃G'sマガジン連載の読者参加企画としては過去最高の人気に支えられて、2000年3月号より誌上ゲームは第2期(セカンドステージ)へ移行するとともに、画 - 天広直人・文 - 公野櫻子のイラストストーリーの同時連載も開始した。それに伴い、春歌・四葉・亞里亞の3人が従来までの9人に追加される形で新登場した。
また、同時期に同作品がゲーム化されることが決定したが、発表されたゲームの内容が「兄1人(プレイヤー)に対して妹12人」というおおよそ常識とかけ離れた内容だったため、各方面で物議を醸すことになった。この章は、後に単行本『オリジナルストーリーズ』と題して刊行された。
一方、本誌連載のイラストストーリーと並行して、全12巻の書き下ろし単行本『キャラクターコレクション』と事実上の第1期総集編である『オフィシャルキャラクターズブック』がそれぞれ刊行された。特にキャラクターコレクションでは、第1巻冒頭から可憐が同級生の綾小路君に兄とは結婚できないことを指摘され、半泣きで彼に平手打ちを食らわせるなどのめくるめく衝撃的な展開が繰り広げられ、読者を捉えて放さなかった。
第3期(2001年5月号 - 2002年4月号)
2001年3月8日のゲーム第1作目の発売と4月4日のアニメ第1作目の放送開始に前後して、同年5月号よりイラストストーリーの新章が開始された。ゲーム版のストーリーの延長線上で描かれたこの新章には、原作では初となる「兄1人に対して妹12人」の設定が持ち込まれた。また、妹同士が互いを呼び合う時は全て「〜ちゃん」付けであることが明らかになった。この章は、後に単行本『ポケットストーリーズ』と題して全4巻が刊行された。
しかし、アニメの方は製作段階から迷走。放送開始直前に『電撃Animation Magazine』が休刊に見舞われる不吉なスタートを切った上、ストーリーの強引さや作画レベルの不安定さなどに視聴者からの批判が続出。監督が途中で交代するなどドタバタぶりが目立ち、さらには第12話で航がウニを踏んづけて溺れる場面から「ウニメ」なる蔑称を命名されるという始末であったTemplate:要出典。
第4期(2002年5月号 - 2003年8月号)
アニメ化が多くの課題を残す結果となった反省からか、2002年4月号からのイラストストーリーの新章は再び一対一の関係へ戻り、「お兄ちゃんへの手紙」をテーマに連載を開始。この章は、後に単行本『Sincerely Yours』と題して刊行された。
前年のアニメ化に否定的な評価を下すファンからは、原作のストーリーをアニメ化するよう求める声が多かったことを受けて、2002年夏に再度のアニメ化が決定。その一方で、翌年春にゲーム第2作目が発売されるという事情も重なったため、折衷案的にAパートにてゲーム版のテーマ「兄1人に対して妹12人」を持ち込んだ作品を放送し、Bパートにて原作書き下ろし単行本『キャラクターコレクション』内のエピソードをアニメ化した作品を放送するという手法が採られた。こうして同年10月から始まったアニメ『シスター・プリンセス 〜リピュア〜』は好評の内に放送を終了。2003年3月にはゲーム第2作目『Sister Princess 2』が発売され、本誌の連載は2003年8月号を以て終了した。
関連書籍
ここでは、いわゆる「原作」と呼ばれるタイトルを挙げる。全てメディアワークスから発売。ここに挙げた以外の関連書籍については#ゲーム、#テレビアニメ、シスター・プリンセス RePure#関連商品を参照。
- 電撃G's PREMIUM シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜 オフィシャルキャラクターズブック
- 2000年7月発売、ISBN 978-4-8402-1607-4
- 電撃G'sマガジン キャラクターコレクション シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜
- 可憐 - 2000年11月発売、ISBN 978-4-8402-1717-0
- 花穂 - 2000年11月発売、ISBN 978-4-8402-1718-7
- 衛 - 2000年11月発売、ISBN 978-4-8402-1719-4
- 咲耶 - 2001年2月発売、ISBN 978-4-8402-1750-7
- 雛子 - 2001年2月発売、ISBN 978-4-8402-1751-4
- 鞠絵 - 2001年2月発売、ISBN 978-4-8402-1752-1
- 白雪 - 2001年3月発売、ISBN 978-4-8402-1789-7
- 鈴凛 - 2001年3月発売、ISBN 978-4-8402-1790-3
- 千影 - 2001年3月発売、ISBN 978-4-8402-1791-0
- 春歌 - 2001年4月発売、ISBN 978-4-8402-1803-0
- 四葉 - 2001年4月発売、ISBN 978-4-8402-1804-7
- 亞里亞 - 2001年4月発売、ISBN 978-4-8402-1805-4
- 電撃G's PREMIUM シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜 オリジナルストーリーズ
- 2001年7月発売、ISBN 978-4-8402-1902-0
- 電撃G'sマガジン キャラクターコレクション シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜 ポケットストーリーズ
- 2001年12月発売、ISBN 978-4-8402-1969-3
- 2002年2月発売、ISBN 978-4-8402-2083-5
- 2002年4月発売、ISBN 978-4-8402-2120-7
- 2002年6月発売、ISBN 978-4-8402-2136-8
- 電撃G's PREMIUM シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜 Sincerely Yours
- 2004年2月28日発売、ISBN 978-4-8402-2645-5
ゲーム
メディアワークスより5タイトル、マーベラスエンターテイメントより1タイトルが発売されている。なお、これ以外にもWindows 95からWindows XPまでのOSに対応の『タイピング シスター・プリンセス』(4タイトル)という製品が制作されていたが、こちらは発売中止になっている。理由については「世界観の不一致」であるという。
Sister Princess
Template:美少女ゲーム系 2001年3月8日、メディアワークスより発売。開発はSTACKが担当。対応機種はプレイステーションで、ジャンルは恋愛アドベンチャーゲーム。2002年3月28日には『Sister Princess PREMIUM EDITION』のタイトルでドリームキャスト版が発売されている。
「兄1人(プレイヤー)に対して妹12人」という設定がシリーズの世界観に持ち込まれたのは本作が初めてであり、しかもそれぞれの妹が実妹(血縁)か義妹(非血縁)かはプレイヤーの選択肢によって変化するという思い切ったストーリー展開になっている。
ゲームは、9人の妹たちが帰国子女である春歌・四葉・亞里亞の3人の歓迎会を開く場面から始まる。プレイヤーはバレンタインデー直前の2月11日から1か月の間に12人の妹たちとメール交換をしながら街中で会ったり、「お兄ちゃんの日」に自宅へ妹を呼んだりしながらストーリーを進めて行く。エンディング数は48と非常に多い。
また、ポケットステーション(DC版はビジュアルメモリ)対応でミニゲーム(内容は「後ろの正面だあれ?」)がプレイ可能。
Sister Princess ピュア・ストーリーズ
2001年12月13日、メディアワークスより発売。対応機種はプレイステーションで、ドリームキャスト版は前作の『PREMIUM EDITION』に合本として収録されている。
前作を補完するファンディスク的な要素が強いためか、正規の続編ではなく番外編的な扱いになっている。
- クリスマス・ストーリー
- 兄と12人の妹たちが一堂に集い、彼らがクリスマスパーティーを開くまでを描いたアドベンチャーゲーム。
- バレンタイン・ストーリー
- 前作のダイジェストを「妹視点」で描くアドベンチャーゲーム。
- ミニプリコーナー
- 各種のミニゲーム(神経衰弱・15パズルなど)や、本誌連載のCGギャラリーが収録されている。
Sister Princess 2
Template:美少女ゲーム系 2003年3月20日、メディアワークスより発売。前作と同様に、開発はSTACKが担当。対応機種はプレイステーション。前作から1年半弱が経過した7月25日から1か月間を描く。ゲームシステムは基本的に前作と同じだが、バックログ機能の追加など多少の改善が為されている。
ストーリー面では、前作に比較すると「兄1人に対して妹12人」という設定への抵抗が生じたためか、複数人の妹が同一イベント上で登場するシチュエーションが少なくなっている。
Sister Princess 2 プレミアムファンディスク
本誌連載終了後の2003年11月13日、メディアワークスより発売。対応機種はプレイステーション。『ピュア・ストーリーズ』と同じく、ゲーム本編を補完する番外編的な意味合いが強い作品である。
初回限定特典は『プレミアムムービーDVD』で、前作『Sister Princess 2』のオープニングムービーやアニメ『リピュア』内で放送された同作品のCM、電撃G'sマガジン本誌での広告、その他の各種プロモーション映像などが収録されている。
- スプリング・ストーリー
- 兄と12人の妹たちの春休みを描いたアドベンチャーゲーム。内容は『ピュア・ストーリーズ』に収録のクリスマス・ストーリーよりも長めに設定されており、より楽しめるものになっている。
- サマー・ストーリー
- 前作のシナリオを「妹視点」の回想で描くアドベンチャーゲーム。
- ギャラリーモード・BGMモード
- 本編のイベント回想モードが収録されている。
シスター・プリンセス RePure (GBA)
詳細はシスター・プリンセス RePure#ゲームを参照。
関連書籍
全てメディアワークスから発売。なお、ゲーム内に登場するエピソードの一部は、公野櫻子がゲームのシナリオ用に書き下ろしたプロットを用いて『GAME STORIES』のタイトルで書籍化されている(同シリーズのイラストは、天広直人でなく後藤潤二が担当)。PS one Books版『Sister Princess』の説明書に第3巻、第4巻が2003年春発売予定との記述があったが、発売されることはなかった。
- 電撃G's PREMIUM Sister Princess ビジュアル & 完全攻略ブック
- 2001年3月発売、ISBN 978-4-8402-1794-1
- 電撃G's PREMIUM Sister Princess 2 ビジュアル & 完全攻略ブック
- 2003年3月発売、ISBN 978-4-8402-2352-2
- 電撃G'sマガジン キャラクターコレクション シスター・プリンセス GAME STORIES
- 2002年11月発売、ISBN 978-4-8402-2233-4
- 2002年12月発売、ISBN 978-4-8402-2245-7
テレビアニメ
テレビ東京系列局を中心に、『シスター♥プリンセス』と『シスター・プリンセス 〜リピュア〜』の2作品が放送された。両作品はファンの間では明確に区別されることが多いが、2005年11月よりキングレコードから順次リリースされたUMD版収録メディア全7巻は合本形式の『シスター・プリンセス & シスター・プリンセス 〜リピュア〜』という題で発売されている。
シスター♥プリンセス
一部テレビ東京系列局と一部系列外局にて放送された作品で、キー局のテレビ東京では2001年4月から同年9月まで放送。全26話。本放送前の2001年3月28日には、テレビ東京で『シスター♥プリンセス 前夜祭』が放送されている。この特番では、製作発表記者会見の様子や声優インタビューなどが放送された。
このアニメは「兄1人に対し妹が12人」という点はゲーム版と同様だが、それ以外は原作ともゲーム版ともほとんど共通点が見られなく、独自のキャラクターも多数登場している。作画については、テレビ放映後に順次発売されたDVD版で修正された箇所が多数ある。
なお、プロミストアイランドの頂上にある奇妙な像は「マッキー」といい、大畑清隆監督(第13話で降板)が関わった別作品『ジェネレイターガウル』や『天使になるもんっ!』にも登場している。また、千葉繁が同じく音響監督を担当した『仙界伝封神演義』と共通するキャストが多い。
ストーリー
高校受験で不合格となり、志望校への進路を絶たれた海神航は海外へ赴任している父に代わって自分の世話をしてくれたじいやとも別れ、途方に暮れていた。ところが、唐突に乱入して来た黒服の男たちに「星見が丘西学園」への推薦入学が決まったと告げられ、強引にトラックへ乗せられる。
船着き場でトラックを降ろされた航は対岸の「プロミストアイランド」と呼ばれる島へ渡航する船でやはり新学期から同じ学園に入学すると言う山田太郎と眞深の2人と知り合うが、島の船着き場で桟橋へ飛び移り損ねて溺れてしまった。そこへ、天空から1人の少女が乗ったゴンドラが舞い降りて来る。
どうにか海から助け出された航は新居であるウェルカムハウスへ向かう途中、街でそれぞれ咲耶・花穂・雛子と名乗る少女たちと出会い、さらにゴンドラの少女・可憐と再会する。
日暮れ前にようやくウェルカムハウスへたどり着いた航を待ち受けていたのは、街で出会った可憐・咲耶・花穂・雛子の4人だった。しかも、この4人全員が航の妹であると言う事実を告げられ、航は困惑する。さらに翌日、衛・鞠絵・白雪・鈴凛・千影・春歌・四葉・亞里亞と名乗る妹が続々と登場した上、船に同乗していた眞深まで航の妹であると名乗り、数奇な運命の許に集った14人の共同生活が始まる。
スタッフ
- 製作総指揮 - 大月俊倫
- 企画 - 佐藤辰男
- シリーズ構成 - あみやまさはる
- 音楽 - 服部隆之
- キャラクターデザイン - 新田靖成
- 美術監督 - 針生勝文
- 舞台監督 - きむらひでふみ
- 撮影監督 - 谷内潤
- 音響監督 - 千葉繁
- 編集 - 関一彦
- デザイン→デザインワークス - 橋本英樹(第1話 - 第13話)、須藤裕子、志田ただし(第14話 - 第26話)
- 色彩設定 - 海鋒重信
- 音楽製作 - スターチャイルドレコード
- 音楽協力 - テレビ東京ミュージック
- アニメーション制作 - ゼクシズ
- 制作協力 - ガンジス
- アニメーション協力(一部の回のみ) - ハルフィルムメーカー、シャフト、マウス、ジェイ・シー・エフ、イマジン
- プロデューサー - 高野希義、森山敦、渡辺和哉、川崎とも子
- アシスタントプロデューサー - 中西豪
- アニメーションプロデューサー - 八木充夫
- 助監督 - 下田屋つばめ
- チーフ演出 - アサミマツオ(第14話 - 第26話)
- 監督 - 大畑清隆(第1話 - 第12話)→伊灘郁志(第13話 - 第26話)
- 製作 - シスプリ製作委員会(メディアワークス、キングレコード、ブロッコリー)、読売広告社
主題歌
- オープニングテーマ 『Love Destiny』
- 作詞・作曲 - 伊藤千夏、編曲 - 小林信吾、歌 - 堀江由衣
- エンディングテーマ 『翼』
- 作詞 - 有森聡美、作曲 - 池田浩雄、編曲 - 太田美知彦、歌 - 堀江由衣
タイトルリスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 僕のグラデュエーション | あみやまさはる | 大畑清隆 | 下田屋つばめ | 志田ただし |
2 | お兄ちゃん、大好き! | 池端隆史 | のがみかずお | 小林理 | |
3 | お兄様といっしょ | 滝晃一 | 松本淳 | 薮下昌二 | 志田ただし |
4 | くまさんどこ? | あみやまさはる | 岩崎良明 | 笠麻美 | 小原充 |
5 | アニキとメール\(^◇^)/ | 佐藤勝一 | 大畑清隆 下田屋つばめ | 蓮尾廣輝 | 山田一郎 |
6 | お兄ちゃんは王子様♥ | 堀井明子 | 池端隆史 | 渡辺健一郎 | 志田ただし |
7 | 恋する季節 | 滝晃一 | 松本淳 | 山内東生雄 | 小林理 大河原晴男 |
8 | いつの日かふたりで | あみやまさはる | 破荒汰 | 冬川岬 | 高瀬言 |
9 | 夏がきました | 佐藤勝一 | 幹樹昴 | 水無月弥生 | 関口雅弘 小林理 |
10 | 頑張って、あにぃ! | 岩崎良明 | 蓮尾廣輝 | 長谷川和美 | |
11 | アニキとシークレットツアー | 滝晃一 | 岩崎良明 大畑清隆 | 藤本義孝 | 飯飼一幸 |
12 | バカンスはラブよ♥ | 松本淳 | 山内東生雄 | 志田ただし | |
13 | お兄ちゃんとの夏 | 佐藤勝一 | 下田屋つばめ 水無月弥生 | アサミマツオ | |
14 | 本当のキモチ♥ | あみやまさはる | 夷一 嵯峨敏 | 横山広実 | 服部憲知 |
15 | 亞里亞のおリボン | 佐藤勝一 | 岩崎良明 | 蓮尾廣輝 | 長谷川和美 |
16 | 花穂、がんばっちゃう! | 滝晃一 | 幹樹昴 | 江島奏男 | 大河原晴男 |
17 | おキューですわ……ポッ♥ | 彩乃小路 | 嵯峨敏 | 志田ただし | |
18 | ……永久の……契りを…… | 滝晃一 | 幹樹昴 水無月弥生 | 藤本義孝 | 飯飼一幸 |
19 | 愛のお弁当ですのっ | 佐藤勝一 | 高橋丈夫 | 横山広実 | 服部憲知 |
20 | Christmas Love Destiny | 彩乃小路 | 破荒汰 岩崎良明 | アサミマツオ | 飯飼一幸 |
21 | アニキにme two\(^o^)/〜♥ | あみやまさはる | 幹樹昴 松本淳 | 水無月弥生 | 志田ただし |
22 | 兄チャマ、チェキデス♥ | 滝晃一 | 夷一 幹樹昴 | 藤本義孝 | 飯飼一幸 |
23 | はじめてのお客様 | あみやまさはる | 池端隆史 幹樹昴 | 木村寛 | 長森佳容 |
24 | さよならの予感 | 佐藤勝一 | 破荒汰 島津奔 | アサミマツオ | 浦野達也 佐野英敏 |
25 | あいたい…お兄ちゃん | 滝晃一 | 岩崎良明 | 藤本義孝 | 志田ただし |
26 | 約束の島 | あみやまさはる | 島津奔 水無月弥生 下田屋つばめ | 水無月弥生 下田屋つばめ | 新田靖成 |
放送局
放送局 | 放送対象地域 | 系列 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | テレビ東京系列 | 2001年04月04日 - 同年09月26日 | 毎週水曜 24時45分 - 25時15分 |
大阪府 | テレビ大阪 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | 2001年04月05日 - 同年09月27日 | 毎週木曜 25時15分 - 25時45分 | |
愛媛県 | 南海放送 | 日本テレビ系列 | 2001年04月16日 - 同年10月08日 | 毎週月曜 25時50分 - 26時20分 |
奈良県 | 奈良テレビ | 独立UHF局 | 2001年04月14日 - 同年10月06日 | 毎週土曜 25時15分 - 25時15分 |
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2001年04月17日 - 同年10月09日 | 毎週火曜 25時10分 - 25時40分 |
作品収録メディア
日本国内ではキングレコードから以下の収録メディアが発売されている。
- シスター♥プリンセス -the Eve-
- 2001年8月発売、DVD全1巻
- 2001年3月28日放送の『シスター♥プリンセス 前夜祭』を収録。
- シスター♥プリンセス
- 2001年11月 - 2002年7月発売、DVD全9巻・VHS全9巻
- シスター・プリンセス & シスター・プリンセス 〜リピュア〜
- 2005年11月 - 2006年5月発売、UMD全7巻
- アニメ第1作目と第2作目の合本。
また、日本国外ではADVフィルムから同作品の北米版『Sister Princess』収録メディアが発売されている。
- Sister Princess
- 2004年10月 - 2005年8月発売、DVD全7巻(6巻・7巻のみ3話収録、他は4話ずつ収録)
- 各巻には以下の副題が付けられている。
- Sister Princess -Oh, Brother!-
- Sister Princess -Sibling Revelry-
- Sister Princess -Sisters and Sunshine-
- Sister Princess -Brotherly Love-
- Sister Princess -Gifts from the Heart-
- Sister Princess -One Big Happy Family-
- Sister Princess -Brother, Where Art Thou?-
そして、e-kids社からは同作品の香港・台湾版『妹妹公主』収録メディアが発売されている。
- 妹妹公主
- 2002年発売、DVD全9巻・VCD全13巻
なお、北米版及び香港・台湾版収録メディアにおける12人の妹たち(+1人)の兄に対しての呼び方は以下のようになっている。
シスター・プリンセス 〜リピュア〜
詳細はシスター・プリンセス RePureを参照。
関連書籍
全てメディアワークスから発売。
- Dセレクション アニメ シスター♥プリンセス 完全ビジュアルブック
- 2002年2月発売、ISBN 978-4-8402-2042-2
- Dセレクション シスター・プリンセス 〜リピュア〜 完全ビジュアルブック ストーリーズ
- 2003年3月発売、ISBN 978-4-8402-2353-9
- Dセレクション シスター・プリンセス 〜リピュア〜 完全ビジュアルブック キャラクターズ
- 2003年6月発売、ISBN 978-4-8402-2354-6
ラジオ番組
- シスター・プリンセス〜お兄ちゃんといっしょ
- キーステーション - 文化放送、2001年10月 - 2002年10月
- 電撃G's Radio内の一部コーナー
- キーステーション - 文化放送、2002年10月 - 2004年6月
CD
原作関連
- Sister Princess 〜12人の天使たち〜(2001年2月発売、キングレコード)
- デイジーブーケ
- 小さなパンジー
- SPEED
- girlish
- 天使のシアワセ
- いのり
- 闇のくちづけ
- あさきゆめみし
- ラブの秘密
- ハートをチェキ!
- Sweet sour cherry pie
- 王子様とあまいほし
- 妹からの手紙 〜拝啓お兄ちゃんへ〜
- VoiceCD Sister Princess 〜お兄ちゃん大好き〜 シリーズ(キングレコード)
- 後述の「Sweet Good Night」と同一内容。ジャケットはシンボルマーク以外、既存のフォントでタイトルを打ったシンプルなもの。
- シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜 ラジオドラマ収録CD(電撃G'sマガジン誌上にて通販を実施、全6巻)
- 「Sweet Good Night」「My Little Wish」「Dream of you」各2巻ずつ。ジャケットは前述のキャラクターコレクション表紙絵柄と同一で、ブックレットの表紙と裏表紙に使用。
ゲーム関連
- MELODY / shining★star (2001年1月発売、ランティス)
- MELODY (SISTER PRINCESS)
- shining★star (SISTER PRINCESS)
- Dreamin' / LOVE BLOOM (2001年2月発売、ランティス)
- Pure Melody
- Dreamin' (伊藤真澄)
- 告白
- LOVE BLOOM(伊藤真澄)
- sentimental
- Melody (unplugged) (伊藤真澄)
- Good Night
- シスター・プリンセス Original Sound Track PLUS (2001年3月発売、ランティス)
- 瞳の中に(2001年12月発売、ランティス)
- 瞳の中に(伊藤真澄)
- MELODY (伊藤真澄)
- LOVE FLOWERS (SISTER PRINCESS、2003年3月発売、ランティス)
- LOVE FLOWERS
- 夢のかけら
- 「シスタープリンセス2」ヴォーカル&サウンドトラック Angelhood (2003年5月発売、ランティス)
- そらいろFairy (SISTER PRINCESS、2003年12月発売、ランティス)
- そらいろFairy (SISTER PRINCESS)
- しあわせプリンセス(SISTER PRINCESS)
アニメ「シスター・プリンセス」関連
- Prologue of Sister Princess 〜Dear My Brother〜(2001年2月発売、キングレコード)
- Love Destiny (堀江由衣、2001年5月発売、キングレコード)
- Love Destiny
- 翼
- Sweet Baby Love
- 笑顔がNo.1(イチバン)!やっぱりネ(2001年7月発売、キングレコード)
- 笑顔がNO.1(イチバン)!やっぱりネ
- まひるのアヒル
- 私のダーリン
- Original Sound Track Sister Princess Angel Jukebox (2001年8月発売、キングレコード)
- Sister Princess Kaleidoscope (2001年9月発売、キングレコード)(12人の妹たちの担当声優陣によるユニット『シスター・プリンセス』でリリースしたアルバム。12人という人数が共通することからだろうが、とあるスポーツ紙で「アニメ界のモーニング娘。」と見出しに書かれた。)
- Sister Princess Official Fan Club Message CD
- オフィシャルファンクラブのバリュー会員にのみ配布された。アニメ本編の台詞を一部抜粋し、新録音した内容となっている。一部、収録順番に誤りがあり、後日修正版が配布された。
アニメ「シスター・プリンセス RePure」関連
- まぼろし(can/goo)
- まぼろし
- 君と生きていく
- オリジナルサウンドトラック サウンド オブ ストーリーズパート
- キャラクターズエンディング集アルバム「12人のエンディング」
- シスター・プリンセス RePure キャラクターズBOX 特典サウンドトラックCD
- シスター・プリンセス&シスター・プリンセス Re Pure X'mas Song Collection
- その奇跡は永遠に
- Merry Very X'mas
- 妹たちからのクリスマスメッセージ
Prits
詳細はPritsを参照。
- Sakura Revolution (2001年12月発売、キングレコード)
- 告白“決めてよ!”(2002年2月発売、キングレコード)
- Private Emotion (2002年3月発売、キングレコード)
- cherry blossom (2002年12月発売、キングレコード)
その他のメディア展開
コミック
- シスター♥プリンセス 〜12の約束〜
- 作画 - 壱河きづく、『月刊コミック電撃大王』連載、未単行本化作品
- 内容はアニメ『シスター♥プリンセス』に準じていたが、連載途中から壱河が休載を繰り返すようになり、第2作目のアニメ『シスター・プリンセス 〜リピュア〜』の放送開始1か月前の時点で9話までしか上がらなかった。そのため、連載自体が未完のまま打ち切られ、また、単行本化もされなかった。
- 電撃コミックス シスター・プリンセス 〜リピュア〜
- 作画 - 森嶋プチ、『月刊コミック電撃大王』連載、2004年4月発売、メディアワークス、ISBN 978-4-8402-2676-9
- 内容はアニメ『シスター・プリンセス 〜リピュア〜』のストーリーズパートに準じている。
PC用ソフト
- シスター♥プリンセス デスクトップアクセサリー
- 2001年11月発売、マーベラスエンターテイメント
- シスター♥プリンセス デスクトップアクセサリー 2 マテリアルコレクション
- 2002年7月発売、M3エンターテイメント
- シスター・プリンセス 〜リピュア〜 デスクトップアクセサリー
- 2003年2月発売、マーベラスエンターテイメント
キャラクターグッズ
ポスター、トレーディングカード、ぬいぐるみ、ガレージキットなど、メディアワークス公認・非公認のものを含め多数のグッズが発売ないしは頒布されている。
脚注
外部リンク
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