カノープス

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カノープス(Canopus)は、りゅうこつ座のα星。学名はα Carinae(略称はα Car読み方はアルファ・カリーナエ)。

表面温度7500℃、地球からの距離は310光年である。かつては200光年から1200光年まで距離の推定値に大きな幅があったが、ヒッパルコス衛星による高精度の年周視差測定から上記の値が得られた。視等級は-0.72等級であり、太陽を除くとシリウスに次いで全天で2番目に明るい恒星である。スペクトル型はF0Ibなので黄みの白色の超巨星であるといえる。

目次

命名の由来

その名はトロイア戦争時のメネラオスの船の水先案内人の名に由来するという説がある。

  • 日本での別名には「布良星(めらぼし)」があり、これが和名ともいえる。布良は千葉県の南端の地名であり、この地でのみ見られるという意味合いがある。その他にも、南の空にちょっと上ってすぐ沈むので「○○○の横着星(○○○には、そこよりも少し南の地名が入る)」などがある。
  • インドでは アガスティーアAgastia)と呼ぶ。

観測上の特徴

thumb|left|250px|東京から見たカノープス(2009年12月) 南緯51度40分に位置するため、南半球では容易に観測できるが、日本では東北地方南部より南の地域でしか見ることはできない。見える地域であっても北緯36度の東京の地表では南の地平線近く2度程度、北緯35度の京都でも3度程度の高さにしか上らず、見ることはなかなか困難である。本州より南に位置する九州沖縄では本州よりは高い位置に観測でき、九州南部の鹿児島では6度程度、沖縄の那覇では10度程度の高さまでのぼる。オーストラリアメルボルンでは年中沈まない周極星になる。

南極老人星

Template:Main このため、この星を見た者は長寿になるという伝説も生まれた。これに加えて、高度の低さから赤みがかって見えることなどもあって中国の伝説では寿老人の星、南極老人星とされる。単に南極星老人星とも言う。

南極星

約1万2千年後には南極星(こちらの「南極星」は「天の南極にある星」の意味)になる。

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