オーク

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プライバシー・ポリシー Wikipedioについて 免責事項 Template:生物分類表 オーク(英:Oak)はブナ科 コナラ属(学名:Quercus)の植物の総称。模式種ヨーロッパナラ(ヨーロッパオーク、イングリッシュオーク、コモンオーク、英名:Common Oak、学名:Q. robur)が代表的。なおアカガシ亜属 QuercusCyclobalanopsis)は別属とすることがあるが、オークには含まれる。

あわせて数百種以上が知られ、亜熱帯から亜寒帯まで北半球に広く分布する。日本語では落葉樹の種群はナラ(楢)、常緑樹の種群はカシ(樫)と呼ばれるが、英語および多くのヨーロッパの言語はこの二つを区別しない。ヨーロッパのオークの多くは日本でナラと呼ばれる落葉樹であり、常緑の樫は南ヨーロッパ以外では稀である。明治時代の翻訳家が落葉樹のオークを樫と誤訳した例があり、現在も混同されやすい。温暖な地域に分布する常緑のオークはライヴオーク(live oak)と呼ばれる。

目次

利用

加工しやすい種が多く、ヨーロッパ北アメリカでは家具フローリング(床材)、ウィスキーワインの材料などに広く使われる。木肌は中程度から粗めの堅い木材で、木目がはっきりし、特に柾目面にはそれが美しい模様として現れる。また、虎斑(とらふ)と呼ばれる虎の斑紋を連想させる模様が現れることも特徴。材木用としてヨーロッパ原産のヨーロッパナラなど落葉性のナラ類が代表的である。

日本のミズナラ材はこのヨーロッパナラに匹敵する材質をもつ正真正銘のオーク材であるが、先述の不適切な翻訳もあって一時期は日本側がその価値に気がつかずに二束三文で輸出し、ヨーロッパで高級家具に加工されて高値で販売されていたこともあったといわれている<ref>鳥飼玖美子(2004)『歴史をかえた誤訳』(新潮文庫)p.158(単行本は2001年)</ref>。

他に、北アメリカ原産のレッドオーク(ロバタエ節 Section Lobatae)やホワイトオーク(クェルクス節 Section Quercus)、樹皮をコルクとして用いるコルクガシQ. suber)などが有名。北米のホワイトオークはウィスキーの樽として使用される。

オークリーフ

thumb|left|ヨーロッパナラの葉と実 ヨーロッパナラの葉はカシワに似た特徴的な形をしており、オークリーフという意匠としてよく知られている。しかし、オークの葉の形は種によってさまざまであり、ヨーロッパナラの葉は一例にすぎない。深く切れこんで先端がとがったもの、細長いものなどもある。

脚注

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外部リンク

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