アルル・ナジャ

出典: Wikipedio


アルル・ナジャ(Arle Nadja) は、コンパイルコンピューターゲーム魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズに登場するキャラクター。 シリーズ中では主人公であることが多いが、ぷよぷよフィーバーシリーズでは異世界からきた人で主人公にとっては対戦相手となる存在。

目次

キャラクター設定の概要

基本的に16歳の女の子であり魔導師の卵、つまり魔法使いである。魔導物語では幼稚園児時代を描いた作品(エピソード1)もある。誕生日は7月22日。身長は158cm。一人称は当初はひらがなで「ぼく」(「あたし」と言った時もあった)であったが、やがてカタカナで「ボク」に変わった(ボク少女)。例外もあるが多くの場合、闇の貴公子サタンに結婚を迫られている。「カーくん」ことカーバンクルという、額にルベルクラクという宝石が付いている不思議な生物と行動を共にしている。当初は芯が強くやや性格のきつい優等生タイプだったが、末期はかなりの天然ボケだが禁断の魔法が使えるという設定に変わった(これは、コンパイル社長である仁井谷正充の意向でもあるらしい)。

ちなみに、『魔導物語』・『ぷよぷよ』で4つ繋がったぷよぷよが消えるのは彼女が会得した禁断の魔法“オワニモ”による。

怖いもの知らずで、単体でも冒険に出る事も多い。男勝りと思われがちだが、実はそうでもなく、至って天真爛漫な女の子である。少々ワガママで周りを見ないことも多い無責任な所もあるが、憎めない。

MSX2版の魔導物語1-2-3までは名前が無かった(開発スタッフの間では「らっこ」と呼ばれていた)が、魔導物語1-2-3がPC-9801に移植された時に命名された。「アルル」はクラシック音楽アルルの女、「ナジャ」は海外の小説に登場する女性の主人公から取られている。

なお、彼女に限らず『魔導物語』・『ぷよぷよ』の多くの登場人物は「描き手によって全く絵が違う」のが特徴である。当初は媚びの少ないヒロインだったが、「魔導シリーズ」が乱発されてくると次第に崩れていった。キャラクター設定もシナリオライターによってまちまちであり、作品間で人物関係などが大きく食い違っていることも多い。

普段は青と白を基調とした衣装を着ているが、ぷよぷよDA!では、赤いトップと黒いジャージを穿いていた。この時彼女はニット帽を被っていた為、束ねている部分は隠れていて見えない。この作品でゲスト出演したエレナとは普通に仲良く出来る様子。

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魔導物語における活躍

エピソード1

6歳のとき、彼女は魔導幼稚園の卒園試験に臨んでいる。このとき、卒園試験を受けることが出来る優秀な生徒は今年は彼女一人だけだと幼稚園の先生が語っている。この事から、幼少の頃から魔導師としての才能があったものと思われる。また、魔導幼稚園を卒園出来ない生徒も少なくないと思われる。

卒園試験の舞台は幼稚園の敷地内にある塔の中であり、数々の罠とイリュージョンモンスターという先生の魔導力で作られた魔物が大勢配置されている。言ってしまえばシミュレーションなのだが、後に発売された作品ではアルルは魔導幼稚園入園前から魔物と戦っているので、イリュージョンモンスターが通常の魔物より弱いという保証はどこにも無い。むしろ人里近くに生息する魔物よりも強い可能性もあり得る。

後に発売された『魔導物語はなまる大幼稚園児』では、彼女の母も魔導師だったとされる。彼女の家から少々離れたところに祖母が住んでいるが、アルルの母が読むことができなかった魔導文字を読めたことから、祖母もまた魔導師だったと思われる。父親はおらず、作品中では語られないが、どうやら魔導師として働いている最中に行方不明になってしまったらしい。また、この作品ではアルルが卒園試験を受ける為文字通り、山を上り、谷を越え、森を抜け、水中を潜る活躍をしている。一方、ほぼ同時期に発売されたMD版魔導物語では、卒園試験を受ける為の筆記試験を鉛筆を転がして受けており、卒園試験に臨めたのは単に運が良かっただけだとされている。

エピソード2

16歳になったとき、彼女は優秀な魔導師を目指すべく、魔導学校(古代魔導スクールなど別称あり)へ向かう旅に出る。自分の魔導だけで申請室へ到着することが魔導学校の入学試験である。ところが旅を始めて3日後、他の魔導師の力を吸収することで自らの魔導力を高めていたシェゾ・ウィグィィという魔導師の襲撃を受ける。シェゾの呪文で眠らされ地下牢に捕まってしまったアルルだったが、見張りの魔物を色仕掛けで騙すことで鍵を奪い取り、出口に待ち受けていたシェゾを倒して地下牢から脱出した。

だが、彼女は魔導学校へすぐには向かわなかった。地下牢で出会った、ミイル・ベンジャミンという魔物商人から、ライラの遺跡に眠っているルベルクラクという宝石を探し出したら、強力な魔導アイテム「ウラヌス・スタッフ」と交換するという商談に乗っていたのである。苦労の末、ライラの遺跡を攻略したアルルだったが、最深部にいたのは魔王サタンであった。なんと、ライラの遺跡とはサタンが数ある花嫁候補の中からもっとも優秀な者を后にすべく造り出した花嫁選抜会場だったのだ。彼はこの遺跡に罠を仕掛け、その罠を乗り越える者を待っていた。ところが、唯一彼の元にたどり着いたアルルは彼の后になるつもりはなく、それどころか、彼のもっとも大切にしているルベルクラクを取りに来たと聞くと激昂し、アルルに襲い掛かってきた。

サタンを退けたアルルが見たのは、額にルベルクラクをつけた小さな生物カーバンクルであった。アルルはカーバンクルの額から宝石を外そうとはしなかった。怯えていたカーバンクルもアルルに敵意が無いことに気付くとゆっくりと近づいてきた。ウラヌス・スタッフを手に入れることは出来なくなったが、代わりに小さな一匹の仲間を手に入れた。ところが、これが新たな騒動の種となってしまう。

エピソード3

旅を始めて6日後、道ですれ違った女性が突然アルルに驚きの声を上げた。彼女の名はルルー、サタンに想いを寄せ、彼に会うべくライラの遺跡に通い詰めていた18歳の女性である。彼女は、サタンとの婚約の証であるカーバンクルを、目の前の少女が連れていたことに驚いたのであった。激しい嫉妬に襲われた彼女は、配下の魔物であるミノタウロスを召喚。突然の出来事に思わず逃げ出したアルルは、気が付くと生きて出た者は誰も居ないという迷いの森に迷い込んでしまった。

森の中で泣いていた魔物の子供テテテを慰めたことで、テテテの親トトトと話をすることが出来た。彼の話によると、この森は人間に追われた魔物達の最後の砦であり、それ故、この森に迷い込んだ人間は皆彼らが殺したらしい。しかし、気絶させた魔物にとどめを刺すことをしなかったアルルは、彼から出口を教えて貰うことが出来た。

無事森から脱出し町に辿り着いたアルルだったが、氷の魔導の使いすぎで手が霜焼けになってしまった。薬の材料はモケモエの遺跡で採れるが、魔物が出るようになって以来町の人では近づけず、彼女が自ら遺跡に向かうことにした。遺跡の中でも彼女は魔物達から「女王様は僕らを守ってくださる、人間なんか滅んでしまえ」という人間に対する恨みを聞いた。

最深部に居たのはルルーだった。彼女こそ魔物達の守護者であり、町の者が自分の遺跡を荒らすのに業を煮やし、魔物を放った張本人であった。サタンの元に辿り着いたルルーは、彼から偉大な魔導師を后に娶るということを聞かされた。そこで、薬の材料を分けてくれないかと頼むアルルに、自分も魔導学校へ連れて行けと言う。こうして、アルルはカーバンクルのほかに、ルルーとミノタウロスを引き連れて魔導学校へ向かうのであった。

その後の作品でのアルル

魔導物語A・R・Sでは4歳児として登場。魔導幼稚園には来春から通うことになる。森の向こうに住んでいる祖母の家へ向かう途中、カーバンクルと遭遇。これを追いかけているうちに森の奥深くに迷い込んでしまった。アウルベアに囚われていた妖精を解放したことで妖精達の助けを得、無事森を抜け出して祖母の家にたどり着く。

魔導物語Aでも4歳児として登場するが、4歳の誕生日を迎えたばかりなのに既に魔導幼稚園に通っている点と、既に妖精と友達になっている点でA・R・Sと異なる。彼女の誕生日である7月22日は魔導幼稚園の夏休みの初日であり、これを利用して森の向こうに住む祖母の家へ向かう。その途中、サタンがレジャーランド建設のために森を切り開いているのを発見し、妖精と協力し、これを阻止するために動く。

元々の魔導物語では魔導学校に向かうために旅をしていたが、彼女が無事魔導学校にたどり着いたのかは長らく明確になっておらず、メガドライブ版のぷよぷよでは「現在魔導学校に通っているはず」と紹介されていたが、プレイステーション版のぷよぷよ通では「魔導学校へ向かう旅の途中」と説明されていた。なぞぷよアルルのルー、ルルーのルーでは一軒家に住んでいて、自炊していた。はちゃめちゃ期末試験において、ルルー達と共に魔導学校にたどり着いたことが分かったが、魔導力が無いうえに入学試験の申請をしていないルルーもなぜか魔導学校に入学できていた。しかし、この魔導学校の校長の正体はサタンであるので、ルルーの入学は彼が手配したものと思われる。また、この魔導学校の生徒の中に、アルルと同郷の幼馴染の姿が確認できる。

異世界に迷い込むアルル

ディスクステーション11号に掲載されたJUMP HERO外伝ではJUMP HEROの世界にアルルとカーバンクルがやってきている。この作品にはマスクドサタンの仮面を付けた人物が登場するが、アルルの話によるとこの仮面こそがサタンの本体で、彼は仮面を付けられてサタンに操られていたらしい。この仮面はアルルの話を聞くや一目散に飛び去って行き、アルルは「元の世界に帰せ」と叫びながらこれを追いかけていった。尚、この作品より先に発売されたメガドライブ版魔導物語では、JUMP HEROの関係者であるビリー・バーンとミセス・イヴがイリュージョンモンスターとして登場していた(MD魔導で初登場し、その後JUMP HERO外伝で再登場)。ビリー・バーンはその後『す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』にも登場した。

ディスクステーション13号に掲載されたアルル漫遊記では、サタンとアルルの魔導力、それにカーバンクルのビームが加わり、空間の歪みが出来、3名揃って日本の平安時代のような世界に迷い込んでしまう。

ぷよぷよフィーバーではプリンプタウンに登場。ぷよぷよ勝負をしているうちに迷い込んでしまったらしい。ニンテンドーDS版では、勝負が終わると消えていたが、元の世界に戻れなかったらしく、続編のチューでは広場に宿泊しながら気長にぷよぷよ勝負をしている模様。自分のいた世界とプリンプタウンの相違点を日記にまとめていた。その後、ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversaryでは更にシェゾ、サタン、ルルー、ナスグレイブ、すけとうだら、ぞう大魔王の6名がプリンプタウンに迷い込んでいる。

「ぷよぷよ7」ではすずらん商店街に現れるが様子がおかしく、時折頭痛のようなしぐさも見せている。実は自身の中で体を乗っ取ろうとしているエコロと戦っており、ついには乗っ取られてしまい漆黒のローブをまとった「ダークアルル」へと変貌してしまう。ダークアルルと化したアルルは自身の計画(世界の破滅)遂行のため、「世界の七不思議スポット」にドラコケンタウロス、シェゾ、すけとうだら、ルルー、サタンを呼び寄せ、クルークを利用しておびき寄せたあんどうりんご、アミティとぷよ勝負するようにけしかける。やがて世界は破滅寸前に陥り、その影響で時空を超えてプリンプタウンへ飛ばされたりんごの前に最後の意識を振り絞って元の姿で現れ、自身を止めるように頼み込むが・・・

アルルの身体的特徴

茶色の髪の少女。年齢は16歳であるが、4歳、5歳、6歳などの設定の作品もある。コンパイルの公式設定では、アルルの瞳の色は金色・茶色・金無垢となっているが、セガが制作したぷよぷよシリーズの第1作目となるぷよぷよフィーバーのみ、青い瞳になっていた。ぷよぷよ通、ぷよぷよSUNのデータでは彼女の身長は158cm、体重は53kgである。ボディマス指数によると彼女は標準的な体型である。

元々、つまり魔導物語1-2-3の頃のアルルは、胸は出て腰は締まり、そして色気で魔物をだまし、サタンも一目見て彼女を気に入っていることから、幼児体型というよりはむしろナイスバディという印象がある。

ところが、彼女は幼児体型だといわれることも多い。これには、大ブームとなった「ぷよぷよ」の影響が大きいと見られる。「ぷよぷよ」のキャラはほとんどのシーンでSDのデザインになっているため、ゲーム中の画面だけ見ているとアルルらの本来の体型がわからないのである。また、メディアワークスから1993年12月20日に初版発行された『す〜ぱ〜ぷよぷよ 必勝のスーパー問題集』に掲載されたコンパイル社員が描いた4コマ漫画には、「アルルの胸は無いに等しい」と書かれており、1994年4月21日に発売された『ばよえ~ん!! THE MEGA TRACKS OF ぷよぷよCD』のドラマ部では、アルル自身が「ぼくは胸もお尻もぺっちゃんこ」と言っている。

その後ぷよぷよ通の攻略本で公表されたアルルの3サイズは、B86、W60、H85という幼児体型とは到底思えない値であったが、ぷよぷよCD通ではルルーに発展途上や幼児体型、ちんちくりんと罵られている。その後の作品でも、アルルの体型は良くないという表現が多数を占め、ぷよぷよSUNではアルルのバストが80に変更された。ただしコンパイルから出版された攻略本に記されたこの値は意図的な変更ではなく誤植だったとする意見がある。ちなみに、T2出版のものは86のまま、勁文社のものはコンパイル同様80である。最終的に、セガサターン版「魔導物語」で再度アルルのプロフィールは変更され、身長158cm、体重46kg、3サイズはB80、W58、H80である。

サタンからの求婚

彼女は、闇の貴公子サタンから結婚を迫られている。とするのが基本だが一部の作品では例外もある。

代表的な作品が『ぷよぷよ』である。この作品ではサタンの登場時の音声は「死ね!」であり、彼女に向かって「最強最新のぷよぷよ地獄に埋まって朽ち果てよっ!」と言うだけで、全く言い寄らない。奪われたカーバンクルを取り戻す為にアルルに襲い掛かったという解釈も成り立つ。

後に発売されたゲームギア版魔導物語IIでは、求婚を断られた際には「魂さえあればいい」と言っている。また、初期作品では、サタンはアルルを「美しい」と評していたが、アルルの幼児化が進んだ作品では「ちんちくりん」と罵倒している。

ドッペルゲンガー

いくつかの作品においてアルルのドッペルゲンガーが登場している。多くの場合、それらは通常の魔物としてエンカウントする。例えば、エピソード1に登場するドッペルゲンガーは明らかに、他の魔物と同じイリュージョンモンスターである。

通常エンカウントする雑魚敵のドッペルゲンガーは、アルルと全く同じ姿をしているのが一般的で、使用する魔法もアルルと同じ物である。エピソード1に登場する場合が多く、アルルが知らない魔法を使う場合もある。この場合は、ドッペルゲンガーを倒すことでその呪文を習得できる。呪文習得用に配置されたイリュージョンモンスターというわけである。

メガドライブ版魔導物語ではアルルそっくりの偽者、ワルルが登場。彼女は他の魔物と同じイリュージョンモンスターなのであろうが、自分の罪をアルルに着せるなどの方法でアルルの試験の妨害を行う。

はちゃめちゃ期末試験ではアルルは試験中に古代の秘宝が眠る遺跡に迷い込んでしまう。そして秘宝を守護するガーディアンに行く手を阻まれ、ファントムゾーンという亜空間に迷い込んでしまう。この亜空間で登場したのがドッペルゲンガーであり、彼女は自分に勝てたら遺跡へ帰そうと言う。彼女は外見こそアルルそっくりであるもの、使用する魔法がアルルと異なる。アルルを帰す際に秘宝の内容を教えたほか、秘宝を守護するガーディアンがアルルのことを、「あのお方に似ている」、「あのお方から力を授かったのか」と言い、エンディングでドッペルゲンガーのことを回想することから、このドッペルゲンガーがガーディアンの主人であり、秘宝の使い手だったことがわかる。

ぷよぷよ〜んではカーバンクルをさらった犯人としてドッペルゲンガーが登場するが、カーバンクルをさらった目的も、その正体も語られることが無く、勝負に負けると捨て台詞を残して消えてしまうので、ユーザーからはすこぶる不評であった。ゲームボーイ版では目的が明確になり、カーバンクルを始めとしてアルルの全てを奪い、アルルに成り代わろうとしていた。勝負に負けた後アルルに、「キミはキミ。誰かの代わりになるなんて、誰にも出来ないんだよ」と諭され、カーバンクルをアルルの元に返した。 Template:ネタバレ終了

アルルの主な魔法

ファイヤー 
炎の魔法
アイスストーム 
氷の魔法
ライトニング、サンダー 
共に雷の魔法。元々サンダーは炎の卒園児で一般公募から選ばれた魔法だったが、炎の卒園児が発売されるより先にGG魔導Aでライトニング、はなまる大幼稚園児でサンダーが登場してしまった。サンダーの出番は2作品限りでそれ以降はライトニングが登場していたが、ぷよぷよフィーバーでは久々にサンダーを用いた。
ジュゲム 
爆発を起す魔法。強力だがその分魔導力の消費も大きく、作品によっては成功率が極端に低い。
ヘブンレイ 
わくわくぷよぷよダンジョンで登場した光の魔法。広範囲を攻撃できる。同作ではホーリーレーザーという直線状の敵を攻撃する光の魔法もあった。その後ぷよぷよフィーバーで使用、ぷよぷよフィーバーチューではアルルと同時にカーバンクルもビームを放つ。
ダイアキュート 
次に唱えた魔法の効果を増強する(3倍であることが多い)。重ねがけすることでより効果が強まり、サンプリングボイスも「ダイアキュート」→「ダダダイアキュート」→「ダダダダダイアキュート」→「ファファファファファファファイヤー」とダイアキュート一回に付き次の呪文の頭の部分を2回(作品によっては1回)余分に繰り返す。製作者側も間違えることがあるがダイヤキュートではない。ぷよぷよフィーバーでは英語版のボイスが"diamond cutie"になっているが、魔法の効果から綴りは"di-acute"(diが2倍、acuteが強烈、鋭いの意)だと思われる。
ヒーリング 
体力を回復させる魔法。GG魔導Iで他人にかけることが出来ることが判明した。
ばよひひひ〜、リバイア 
自分が受けたダメージを相手にはじき返す魔法。作品によって痛み分けの場合と、こちらはダメージを受けない場合、そして返すことは出来ずに被ダメージを軽減させるだけの場合がある。
イリュージョン 
幻影の魔法。自分の姿を竜に見せて弱い敵を近づけさせなくする。ぷよぷよ通では「ぼくもドラゴンになれる」とアルルが言っていたが、決して竜そのものに変身できる魔法ではなく、竜の姿はあくまでも幻影である。
ブレインダムド 
相手の思考能力を奪う魔法。98魔導では、思考能力が奪われた相手は器用さが欠けたり、自らを攻撃したり、舌が回らなくなるといった行動に陥っていた。
ばよえ〜ん 
相手を感動、もしくは誘惑させて動けなくする魔法。第1作のみ感動させてその場から立ち去らせる魔法であった。成功率と持続時間は作品ごとに異なるので、使い勝手も作品ごとに異なる。セガサターン版魔導物語のみおじゃまぷよを相手の頭上に大量に降らせる魔法になっており、とどめに太陽ぷよが落ちてくる。当初は「呪文の響きを聞いたものは感動に陥る」だったが、はなまる大幼稚園児でアニメーション化される際に、「花を咲かせて誘惑させる」に変更された。わくわくぷよぷよダンジョンやぷよぷよフィーバーで花が咲くのはこの為である。ダークアルルの場合、花ではなく、毒をまとった物質になる。
るいぱんこ 
ゲームギア版魔導物語で登場。使うまで何が起こるかわからず、一回の戦闘で一度までしか使うことが出来ない。何かを召喚することが多く、魔物ともどもアルルがダメージを受けてしまうことも珍しくない。ぷよぷよ〜んでは一定時間おじゃまぷよの落下を防ぐ。名前はコンパイルを逆さから読んだもの。
オワニモ 
同じ色をした魔物を4匹揃えると、それらを時空の彼方へ飛ばしてしまう魔法。使い道が無いので封印に近い形で忘れ去られていた。習得したアルル自身も使い道が無いと思っていたが、同じ頃、サタンがぷよぷよ地獄を作り出していたことで、使いまくることになる。と、ぷよぷよの説明書には書いてあるが、アルルがオワニモの呪文を唱えるシーンが描かれたことは無く、アルル以外の者がぷよぷよを4匹揃えたり、ぷよぷよが自発的に4匹揃った場合でもぷよぷよが消えてしまうことから、アルルがオワニモの封印を解いたことで、常にオワニモが発動している状態になっているものと推測される。
ゲームギア版のぷよぷよの説明書では、魔導の女神が作った呪文と語られていたが、同日に発売されたPC-98版のぷよぷよの説明書では、古の賢者が作った、時の女神の力を借りる呪文であると語られている。後の作品群では時の女神が登場していることから、後者の設定を採用しているようである。この魔法はあくまで、ぷよぷよが4匹揃うと消えてしまう理由を説明するために作られた魔法だったのか、中期作品からは名前が出てくることも無くなってしまった。ぷよぷよシリーズのゲーム中で名前が出てきたのは、ぷよぷよフィーバーチューが初めてである。

アルルの連鎖ボイス・喰らいボイス

コンパイル製作時代の『ぷよぷよシリーズ』においては、連鎖ボイスは常に一定していた。「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」では、アルル以外のキャラクターに連鎖ボイスはなく(一部機種を除く)、1P側(自分)にはそのままアルルの連鎖ボイスを使用していたが、2P側(相手)の連鎖ボイスにはアルルの喰らいボイスを使用していた。また「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」の一部機種においては、連鎖時に相手におじゃまぷよを与える点数に満たなかった場合は連鎖ボイスが発声しないものもある。セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』においては、そのほとんどがキメ連鎖ボイスとして使用されることになった。

連鎖ボイスには『魔導物語シリーズ』で使用された魔法が由来のものが多数ある。それらの由来については、上記参照のこと。

連鎖ボイス(「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」における1P側連鎖ボイス)

  • えい
    • 「ぷよぷよ通」以降の全『ぷよぷよシリーズ』における、1連鎖目の連鎖ボイス。なお、初代では1連鎖目のボイスがなかった。「ぷよぷよフィーバー」以降ではアミティ、「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。
  • ファイヤー
    • コンパイル製作の『ぷよぷよシリーズ』における、2連鎖目の連鎖ボイス。初代の場合、機種によっては2連鎖目のボイスしかないものもある。
    • セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、キメ連鎖ボイスのひとつ。またセガ製作のうち、Wii版「ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary」の中の「ぷよぷよルール」及び「ぷよぷよ通ルール」における、3連鎖目の連鎖ボイスでもある。「ぷよぷよ7」ではダークアルルも使用し、紫の炎を放つ。
  • アイスストーム
    • コンパイル製作の『ぷよぷよシリーズ』における、3連鎖目の連鎖ボイス。
    • セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、キメ連鎖ボイスのひとつ。またセガ製作のうち、Wii版「ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary」の中の「ぷよぷよルール」及び「ぷよぷよ通ルール」における、4連鎖目の連鎖ボイスでもある。「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。
  • ダイアキュート
    • コンパイル製作の『ぷよぷよシリーズ』における、4連鎖目の連鎖ボイス。
    • セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、増幅連鎖ボイスのひとつ。「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。
  • ブレインダムド
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」以降における、5連鎖目の連鎖ボイス。
    • セガ製作の「ぷよぷよフィーバー2」以降における、キメ連鎖ボイスのひとつ。またセガ製作のうち、Wii版「ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary」の中の「ぷよぷよルール」及び「ぷよぷよ通ルール」における、5連鎖目の連鎖ボイスでもある。「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。
  • じゅげむ
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」以降における、6連鎖目の連鎖ボイス。
  • ばよえ〜ん
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ」における、5連鎖以上の連鎖ボイス。
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」以降における、7連鎖以上の連鎖ボイス。
    • セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、キメ連鎖ボイスのひとつ。またセガ製作のうち、Wii版「ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary」の中の「ぷよぷよルール」及び「ぷよぷよ通ルール」における、7連鎖以上の連鎖ボイスでもある。「ぷよぷよフィーバー」以降ではアミティ、「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。
  • たぁ
    • セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、連鎖ボイスのひとつ。「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。
  • いっくよー
    • セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、連鎖ボイスのひとつ。またセガ製作のうち、Wii版「ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary」の中の「ぷよぷよルール」及び「ぷよぷよ通ルール」における、2連鎖目の連鎖ボイスでもある。「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。
  • そーれ
    • セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、連鎖ボイスのひとつ。「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。
  • サンダー
    • セガ製作の「ぷよぷよフィーバー」における、キメ連鎖ボイスのひとつ。
  • ヘブンレイ
    • セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、キメ連鎖ボイスのひとつ。またセガ製作のうち、Wii版「ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary」の中の「ぷよぷよルール」及び「ぷよぷよ通ルール」における、6連鎖目の連鎖ボイスでもある。「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。

喰らいボイス(「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」における2P側連鎖ボイス)

  • いてっ!
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」における、1連鎖目の喰らいボイス。
  • やったな〜!
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」以前における、2連鎖目の喰らいボイス。
    • コンパイル製作の「ぷよぷよSUN」以降及び、セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、中ダメージ(おじゃまぷよ6個以上)喰らいボイス。「ぷよぷよフィーバー」以降ではアミティ、「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。ちなみに小ダメージ(おじゃまぷよ5個以下)喰らいボイスはない。
  • げげげっ!
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」以前における、3連鎖目の喰らいボイス。
  • 大打撃っ!
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」以前における、4連鎖目の喰らいボイス。
  • ふにゃ〜!
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」における、5連鎖目の喰らいボイス。
  • いててててて!
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」における、6連鎖目の喰らいボイス。
  • うわぁ〜!
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ」における、5連鎖以上の喰らいボイス。
    • コンパイル製作の「ぷよぷよ通」における、7連鎖以上の喰らいボイス。
    • コンパイル製作の「ぷよぷよSUN」以降及び、セガ製作の『ぷよぷよシリーズ』における、大ダメージ(おじゃまぷよ18個または30個以上)喰らいボイス。「ぷよぷよフィーバー」以降ではアミティ、「ぷよぷよ7」ではダーク・アルルも使用していた。

声優

関連項目

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