アジアサッカー連盟
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Template:Infobox 組織 アジアサッカー連盟(アジアサッカーれんめい、Asian Football Confederation)は、国際サッカー連盟(FIFA)の傘下にある大陸連盟で、アジアにおけるサッカーの運営・管理・普及活動を行う。略称はAFC。1954年5月8日設立。事務局の所在地はクアラルンプール。2005年まではオセアニアサッカー連盟(OFC)に所属していたオーストラリアが2006年1月1日付けでAFCへ転籍し、最も広大な領域を持つサッカー連盟となった。広大ゆえに生ずる諸問題等を解決する為に、AFC内の委員会で分割が検討されている。
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概要
現在、AFCは世界でもっとも広大な地域を管轄するサッカー協会である。その範囲は、東はオーストラリアやグアム、西はパレスチナやレバノン、シリアにまで及び、加盟国間の東端と西端の間では季節によっては8時間~9時間の時差があるほどである。加盟国間の総人口も、中国、インドの両国を抱えるだけに、世界の総人口の約半数にも達する。
問題も数多い。その一つに、中東の産油国を抱えているため、オイルマネーに流されやすい傾向が挙げられる。近年はその風潮も和らいではいるものの、90年代まではW杯アジア予選開催地に中東のスタジアムを選ぶ(1994年アメリカ大会アジア予選までは一国でのセントラル方式(集中開催方式)が中心だった)など、中東・湾岸諸国が有利になるような大会運営が散見された。また前述の通りAFCは統括範囲が広範囲に及ぶため、ホーム・アンド・アウェーで試合を行うと、長距離移動による選手の疲労が無視できないなど、アジアならではの問題も抱えている。
アジア人プレイヤーとしてヨーロッパのクラブでプレーする選手も年々増えており、彼らの功績や経験もアジアサッカー界全体のレベルアップにも繋がっていると言える。世界最高峰の大会であるUEFAチャンピオンズリーグにも毎シーズンアジア国籍のプレイヤーが出場しており、中村俊輔や本田圭佑、朴智星などが活躍している。しかし、欧州のクラブに在籍していても試合に出場する事が出来ないという事例もまだまだ多く、オーストラリア、日本、韓国、イランなどの一部のアジアの強豪国の選手を除くと欧州でプレーする自体が困難な現状もある(例外的に、ウズベキスタンのマクシム・シャツキフ、中国の孫継海、オマーンのアリ・アル・ハブシなどがいる)。
また、発展途上国も加盟しているAFCは、2009年に、収益の1パーセントを寄付する事業をはじめとする「ドリームアジア・プロジェクト」を発足させるなど、社会貢献活動を積極的に行う姿勢を示している。2010年5月には、世界的な飢餓問題の解決に向けて国際連合食糧農業機関(FAO)とパートナーシップ協定を締結した。
歴史
1980年代まで
設立当初は東南アジアや韓国がアジアの強豪であったが、アラブ・中東諸国がオイルマネーやガルフカップを背景に台頭し、特に1970年代にはイランがアジアカップで3連覇を達成した。その後、サウジアラビア、イラク、クウェート、UAEなども加わり、1990年代前半までは、1986 FIFAワールドカップ メキシコに8大会ぶりにFIFAワールドカップ(以下W杯と略すことあり)出場を果たした韓国を除き、ほぼ西アジア諸国のなすがままとなった。
イスラエルは、AFC創立メンバーだったが、イスラエル=アラブ紛争(パレスチナ問題等)により周辺アラブ諸国との関係が悪化し、アラブ諸国(他、インドネシアや北朝鮮や中国)を中心としたボイコット(対戦拒否、大会参加拒否)が激化。1973年10月6日、第四次中東戦争が起こると、もはや対戦不可能な状態に陥った。そして、1974年9月14日、イランアジア大会の大会期間中にイランの首都テヘランで開催されたAFC総会で除名された。なお、イランアジア大会のサッカー競技にイスラエルは出場しており、決勝を地元イランと戦い、0-1で敗れた。この試合がAFCとしてのイスラエルの最後の試合となった。その後、地域連盟未所属のまま活動を続け、除名されていながらアジア・オセアニア予選に組みいられたり、欧州予選に参加したり、オセアニア予選に参加したり、オセアニアサッカー連盟(OFC)の暫定メンバーになったりなどの紆余曲折を経て、1992年より欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟した。
1990年代
1990年代に入っても、イランやサウジアラビア等の中東勢及び韓国がアジアでの強豪の地位を占める一方、ダイナスティ杯1992やアジアカップ1992で優勝した日本が徐々にこれらアジアのサッカー強国に並ぶ地位へと浮上する。
ソビエト連邦(ソ連)の崩壊に伴い、独立した中央アジア5カ国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン。なお、スタンは概ね~人の国の意味)は旧ソ連が欧州サッカー連盟(UEFA)だった関係で、UEFAかAFCか選択できたが、「W杯出場の容易さ」と「旧ソ連から干渉されてきた歴史を断ち切ること」を理由に1994年に一斉にAFCへ新規加入を果たした。その中央アジア5カ国(以下中央アジア)の一員で、AFC新規加入年の1994年に行われた広島アジア大会サッカー競技でいきなり優勝を遂げたウズベキスタンやAFCアジアカップで決勝トーナメント進出の常連となった中国等が、アジアのサッカー強豪国へと名乗りを挙げた。
2000年代
1994年にAFCに新規加入した中央アジアのカザフスタンは選手やファンの反対(選手やファンはUEFA加盟を希望)を押し切って加入したAFCでもW杯出場を果たせなかったことから2001年にAFCを脱退し、2002年4月からUEFAに加盟した。同じく中央アジアのウズベキスタンも、2005年9月3日の2006 FIFAワールドカップ・アジア地区予選アジアプレーオフ対バーレーン戦の裁定への不満(吉田主審誤審問題)からUEFA転籍を示唆したが、最終的には、転籍せずAFCに残留した。
2006 FIFAワールドカップで決勝トーナメントへ進出したオーストラリアがOFCを2005年4月17日に脱退し、2006年1月1日付けでAFCに加盟した(但し、オーストラリアは既に2005年にオセアニア代表として出場権を獲得していた為、2006 FIFAワールドカップへはオセアニア代表として出場した)。
レベルアップへの試み
2002 FIFAワールドカップを契機に、アジアの実力中堅国の競技レベルが上昇。バーレーンやカタールといった湾岸の小国がアジアの上位国を破ることも珍しくなくなった。また、イラク戦争によって大きな打撃を受けたイラクがAFCアジアカップ2007で並み居るアジアのサッカー強国を押しのけて優勝を果たした。また、ASEAN地域では2007 東南アジアサッカー選手権でタイを破って優勝したシンガポールの成長も著しい。
こうした動きをさらに加速させ、加盟国全体の競技レベルを上げるため、AFCはその支援プログラムであるビジョン・アジア<ref> AFC公式日本語HPヴィジョンアジア説明・フィロソフィー</ref>を立ち上げ、中国、ヨルダン、インドなど数ヶ国で活動を開始。また一方で中堅国と下位国の格差が拡大したことで、実力下位の諸国の底上げを図るため、AFC内のFIFAランキング下位16ヶ国によるAFCチャレンジカップも2006年から開催されている。
また、W杯などの世界大会のアジア予選では、以前は実力が離れすぎた国が予選で対戦することがしばしば起き、強化の妨げになっていたことがあったが、2006 FIFAワールドカップ・アジア地区予選から実力に応じて(FIFAランキングで振り分け)、参加する予選の段階(例えば、2010 FIFAワールドカップ・アジア地区予選ではFIFAランキングアジア上位5位以内の日本は3次予選からの出場)が決められ、実力が近い国同士が対戦することにより、強化が図られるようになった。
AFC分割案
概要
上述の通り、長距離移動などのAFCの問題があり、それらを一挙に解消する為に広大なアジアを分割しようという議論は以前からあった。2006年1月1日付けでオーストラリアがAFCに転籍すると、東西南北に広がった最大時差8時間という世界最大の地域がAFCとして一つにくくられることになり、AFC内の委員会でAFC分割(主にAFC東西分割)が検討されるようになった<ref> 実現しちゃうかも W杯予選アジア東西分割?!?</ref>。長距離移動の問題、国際Aマッチデーが集中する7~8月が西アジアの暑さ(例えばサウジアラビア首都リヤドの7月の平均最高気温は43.4度、平均最低気温でも28.9度)により使えない問題、欧州のシーズンに近い西アジアと日本のように春秋制が中心の東アジアとでは時期によって格段にコンディション差がある問題、さらに同じ時期でも場所により気候が大きく違う(極端な寒暖差)問題などの諸問題を解決する為である(極端な寒暖差の例:2009年2月11日の2010 FIFAワールドカップ・アジア地区予選最終予選B組で、北朝鮮のホームで0対1で敗れたサウジアラビアは苦戦の要因に「極東の寒さ」を挙げ、AFCに抗議した。北朝鮮首都平壌で午後3時に行われたこの試合の気温は10度<ref> 南アフリカW杯アジア最終予選B組北朝鮮対サウジアラビアAFC公式試合結果表</ref>。2月のサウジアラビア首都リヤドの平均最高気温は22.7度(平均気温でも16.7度)である。アジアのFIFAランク下位の大会AFCチャレンジカップ2010の予選プレーオフでは、2009年3月にモンゴル対マカオ戦が組まれたため、ホームのモンゴル側が「寒すぎて観客が来られない」ことを理由に、猛反対した。会場のモンゴルの首都ウランバートルの3月の平均最高気温は9.9度、平均最低気温は-23.7度である。その後、モンゴルの主張が認められ、2009年4月14日に変更された)。
また、西アジアの勢力図の変化も東西分割案を後押ししている。西アジアでは代表チームの実力、協会の政治力で、サウジアラビアの一強時代が長く続き、突出し過ぎていたため、東西のアジア分割に現実味はなかったが、現在では湾岸諸国が台頭し、バランスが取れてきている。
分割案例
AFC内委員会が検討している分割案にはいくつかある。
主な案は東西分割案であり、加盟国・地域「46」のうち東アジアと東南アジアを合わせた「21」を東へ、中央・南・西を合わせた「25」を西とする案である<ref> 実現しちゃうかも W杯予選アジア東西分割?!?</ref>。オセアニアサッカー連盟(OFC)とAFCの統合もシミュレーションした場合はオセアニア地域は東、対する西に湾岸に近い北アフリカを統合する案もある。
ただ、AFCとオセアニアサッカー連盟(OFC)との統合での再編となると、オセアニアが東アジアと統合されることになるが、オセアニアへの飛行機での移動は乗り換え時間も含め非常に時間がかかり、むしろ東アジアからサウジアラビアをはじめとした西アジアへ移動する方が負担が少ないとの指摘もある。
AFC内の地域連盟
AFCに加盟している国と地域は、同じ地域での交流をより深め、その地域内でのサッカーの発展させるため、地域サッカー連盟を結成している。その活動として、地域内の大会を開催している。
- ASEANサッカー連盟(AFF)
- 南アジアサッカー連盟(SAFF)
- 西アジアサッカー連盟(WAFF)
- 東アジアサッカー連盟(EAFF)
- ※東アジアサッカー連盟は、AFCの下部組織ではなく「FIFA 直属の独立した組織」という形態をとっている。これは、東アジアサッカー連盟の目的が、AFC内での東アジアの発言力向上を目指している為である。
AFCの主催する主な大会
男子ナショナルチーム
- AFCアジアカップ
- AFCチャレンジカップ
- AFC U-19選手権(アジアユース)
- AFC U-16選手権(2006年大会までは「AFC U-17選手権」)
女子ナショナルチーム
- AFC女子アジアカップ(2003年大会までは「AFC女子選手権」)
- AFC U-19女子選手権
- AFC U-16女子選手権
クラブチーム
その他
加盟協会
2009年11月現在、以下の46の国・地域の協会が加盟、1地域の協会が準加盟している。(※五十音順)
†北マリアナ諸島サッカー協会は2009年にAFCの準メンバー協会となった。
過去の加盟協会
両協会は現在UEFAに所属
AFC加盟国のFIFAランキング
順位 | (前月) | 変動 | 国・地域 | ポイント |
---|---|---|---|---|
16 | (29) | ↑ | Template:AUSf | 886 |
40 | (31) | ↓ | Template:JPNf | 722 |
48 | (46) | ↓ | Template:KORf | 634 |
58 | (52) | ↓ | Template:IRNf | 559 |
61 | (56) | ↓ | Template:KSAf | 542 |
66 | (70) | ↑ | Template:BHRf | 495 |
78 | (80) | ↑ | Template:OMAf | 413 |
79 | (78) | ↓ | Template:UZBf | 402 |
83 | (106) | ↑ | Template:PRKf | 393 |
86 | (94) | ↑ | Template:QATf | 380 |
94 | (77) | ↓ | Template:IRQf | 355 |
96 | (104) | ↑ | Template:SYRf | 346 |
108 | (98) | ↓ | Template:CHNf | 317 |
117 | (116) | ↓ | Template:THAf | 290 |
118 | (117) | ↓ | Template:KUWf | 288 |
122 | (122) | → | Template:AREf | 243 |
122 | (126) | ↑ | Template:JORf | 243 |
127 | (134) | ↑ | Template:SINf | 228 |
131 | (135) | ↑ | Template:VIEf | 215 |
132 | (138) | ↑ | Template:IDNf | 206 |
順位 | (前回) | 変動 | 国・地域 | ポイント |
137 | (143) | ↑ | Template:HKGf | 186 |
144 | (146) | ↑ | Template:YEMf | 157 |
147 | (147) | → | Template:INDf | 148 |
148 | (148) | → | Template:TJKf | 147 |
151 | (154) | ↑ | Template:TKMf | 138 |
151 | (157) | ↑ | Template:LIBf | 138 |
155 | (155) | → | Template:MYAf | 129 |
156 | (149) | ↓ | Template:MDVf | 117 |
157 | (159) | ↑ | Template:MASf | 111 |
158 | (160) | ↑ | Template:PHIf | 108 |
160 | (162) | ↑ | Template:KGZf | 105 |
162 | (161) | ↓ | Template:SRIf | 101 |
167 | (177) | → | Template:PAKf | 85 |
169 | (171) | ↑ | Template:BANf | 80 |
172 | (171) | ↓ | Template:LAOf | 73 |
173 | (170) | ↓ | Template:NEPf | 72 |
174 | (171) | ↓ | Template:TPEf | 70 |
175 | (175) | → | Template:PLEf | 69 |
176 | (179) | ↑ | Template:CAMf | 64 |
179 | (176) | ↓ | Template:MNGf | 61 |
順位 | (前回) | 変動 | 国・地域 | ポイント |
183 | (183) | → | Template:BRUf | 46 |
187 | (184) | ↓ | Template:AFGf | 37 |
188 | (188) | → | Template:GUMf | 34 |
194 | (194) | → | Template:MACf | 28 |
196 | (192) | ↓ | Template:BHUf | 17 |
199 | (198) | ↓ | Template:TLSf | 9 |
AFCとワールドカップ
AFCからのワールドカップ出場国
- Template:IDNf(オランダ領東インドとして1938年に出場)
- Template:KORf(8回 1954年初出場)
- Template:PRKf(2回 1966年初出場)
- Template:ISRf(1回 1970年に出場)
- Template:IRNf(3回 1978年初出場)
- Template:KUWf(1回 1982年に出場)
- Template:IRQf(1回 1986年に出場)
- Template:AREf(1回 1990年に出場)
- Template:KSAf(4回 1994年初出場)
- Template:JPNf(4回 1998年初出場)
- Template:CHNf(1回 2002年に出場)
- Template:AUSf(1回 2010年AFCから初出場)
このほかオーストラリアがAFC移籍以前の所属であるOFCの出場枠で2回出場している。また、インドは1950年のブラジルW杯の出場権を得ていたが、裸足での参加をFIFAに拒否されたため、大会直前に参加を辞退した。一説によると、インド代表選手の多くが裸足でプレーしていたのを見て、大会組織委員会が急遽、シューズ着用の規定を設けたという<ref> [松岡完(著)『ワールドカップの国際政治学』(朝日選書)P71]</ref>(以降、サッカー競技規則第4条競技者の用具の項でシューズ着用義務を明確に規定)。
ワールドカップへの道程
FIFAワールドカップのアジア地区予選もAFCの主催である。もともとAFC加盟国の地理的範囲が極めて広大であったことに加え、出場国数が漸増してきたこと、しばしば政情不安や国家間紛争が起きたこともあり、予選の方式は大会ごとに変更されてきた。1994年アメリカ大会アジア予選までは一国でのセントラル方式(集中開催方式)が中心だった。
2010年南アフリカ大会の予選に関しては、アジアは4か国の出場枠に加え1か国のプレーオフ枠があり(いわゆる4.5枠)、以下の予選方式を採用している。
- 予選には43チームが参加。前回(2006年ドイツ)大会の成績を基にシード順位を決定。上位5ヵ国(オーストラリア、韓国、サウジアラビア、日本、イラン)は1・2次予選を免除され、3次予選から参加。
- 1次予選は38チームが19カードに分かれ、それぞれホーム・アンド・アウェーで2試合を行い、勝者19チーム中シード順位下位8チームが2次予選進出。残り11ヵ国は3次予選へ。
- 2次予選は8チームが4カードに分かれ、1次予選同様それぞれホーム・アンド・アウェーで2試合を行い、勝者4チームが3次予選進出。
- 3次予選はシード上位5チームも加わった計20チームを4チームずつ5組に分け、各組でホーム・アンド・アウェー総当たり方式のリーグ戦を行う。各組上位2チーム(計10チーム)が最終予選進出。
- 最終予選は10チームを5チームずつ2つのグループに分け、各組でホーム・アンド・アウェー総当たり方式のリーグ戦を行う。先ず、各組上位2チームが本大会出場権獲得。
- 最終予選のグループ3位同士がホーム・アンド・アウェーでプレーオフを行い、この勝者がアジア5位国としてオセアニア1位との大陸間プレーオフに出場。これも勝てば本大会出場権獲得。
出場枠の動向
FIFAワールドカップ各地域予選でのW杯本大会出場枠は、W杯本大会での各地域連盟勢の成績によって、増減する。2006 FIFAワールドカップ独大会で、1カ国もベスト16入り(=決勝トーナメント進出)出来なかったアジア勢は(オーストラリアはこの大会までオセアニア代表としての出場)、2010 FIFAワールドカップ・アジア地区予選から本大会出場枠を4.5から3.5に減らされる可能性があった。そこで、AFCはFIFAに、独W杯本大会ベスト16の成績を残したオーストラリアがAFCに転籍したことなどを訴え、W杯本大会AFC出場枠4.5枠の維持に成功した<ref name="daily">岡ちゃんに新ノルマ“W杯16強”</ref>。
なお、現FIFA会長ブラッターは南アフリカW杯本大会でのアフリカ勢の活躍次第で、ブラジルW杯本大会の出場枠を再検討することを示唆しており<ref name="daily"/>、アジア勢が南アフリカW杯本大会で低迷すれば、出場枠が減らされる可能性がある。
日本でのテレビ中継
2002年以後、アジアサッカー連盟管轄の各大会(各世代のナショナルチームによるアジア選手権、ワールドカップ予選、ACL)は地上波において2012年までテレビ朝日が独占契約を結び中継している。NHKは衛星第1テレビ(BS1)で中継を行う(但し、2007年7月29日のAFCアジアカップ決勝戦はBS1で参議院議員通常選挙の開票速報が組まれていたため第2テレビ(BS2)で振替放送を行った)
なお、この契約はFIFAが主催する国際大会の出場にかかわる大会のみに関係するため、2006 FIFAワールドカップアジア1次予選やアジアカップ最終予選等の一部試合はテレビ朝日以外の民放キー局も中継を行っている。またAFCアジアチャンピオンズリーグの日本から出場するチームの試合に関しても一部NHK衛星第1テレビから中継されている試合もあり。
脚注
関連項目
外部リンク
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