どきどき姉弟ライフ

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Template:漫画どきどき姉弟ライフ』(どきどきしていらいふ)は後藤羽矢子4コマ漫画作品。

竹書房の雑誌「まんがライフ」(月刊)で1999年12月号にゲスト掲載。その後同誌で2000年2月号から2003年5月号までゲスト含め計40話、「まんがライフオリジナル」(月刊)で2000年9月号から2003年4月号まで計33話、それぞれ連載された。

後藤羽矢子の4コマ作家としての連載デビュー作で、出世作。

目次

概要

義理の弟のことを1人の男性として好きになってしまった女性を、笑いあり涙ありで描く恋物語。いわゆる「ストーリー4コマ」に属する作品で、ラブコメディーのようなストーリーが展開する。

「まんがライフ」での「本編」では主人公の2人が親元を離れて同棲を始めてから、「まんがライフオリジナル」での「高校編」では2人とも親元で同じ高校(静岡県立文楽高等学校:架空)に通っていた頃、という異なる時期のエピソードが同時進行で連載されていたのも、この作品の特徴である。

これは竹書房から2誌連載を持ちかけられた時に「ストーリーが2誌にまたがるとややこしくなる」という理由で時間軸を別にしたものであるが、本編が連載後半以降緊迫した展開になった時に、高校編は従来のほのぼのとした雰囲気を維持出来、上手く棲み分けが出来たという効果もあった。

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主な登場人物

川澄あゆこ(かわずみ あゆこ)
本編の主人公。静岡県出身で、東京広告代理店勤務。父親の再婚相手の連れ子である義弟のことが大好きで、それは「家族愛」のレベルを超えている。義弟なので、恋愛も自由で、法律上結婚も自由(民法734条)なのだが、弟は自分のことを実姉だと思っているので、その感情を押し殺して過ごしている。わがままで、感情のままに動くところがあるので、いつも弟に迷惑をかけているが、時として姉らしく弟を助けることもある。
川澄くまお(かわずみ くまお)
あゆこの義理の弟。東京の動物の専門学校に通うようになってからは、あゆこと同棲することになった。幼い頃に水ぼうそうを悪化させて高熱を出し、病院に送られてからはそれ以前の記憶が無い。そのため、父親と姉に血のつながりが無いことを知らない。わがままな姉には振り回されているが、あまり嫌でもないらしい。なぜか動物に好かれ、動物を意のままに操ることができる。また、紳士的で女性からの人気も高い。
山岸やよい(やまぎし やよい)
あゆこが勤務する広告代理店の先輩。あゆこが弟のことを好きだと知ってからは好奇の目で成り行きを見守っている。時として2人の仲を進展させるために「悪巧み」を企むこともある。
山岸睦月(やまぎし むつき)
やよいの弟で大学生。やよいにあゆこを紹介してもらい、あゆこがくまおのことを好きであるというのを承知の上で、付き合ってもらえるよう申し込んできた男。のちにくまおの親友にもなる。
石田みちる(いしだ みちる)
くまおの同級生。人間嫌いで、予期しない人と接触すると体が震え出してしまう。くまおとは仲がいいようで、あゆこにも心を許すようになる。酒乱の気がある。
川澄のりお(かわずみ のりお)
あゆこの実の父親で設計士。あゆこが4歳の時に妻に先立たれ、その4年後にくまおの実母と結婚。ムードを大事にする男で、感情が高ぶった時には心に流れるメロディーを口ずさみ始める。
川澄まさえ(かわずみ まさえ)
くまおの実の母親。前の夫とは離婚し、のりおとは仕事の関係で知り合った。旧姓「キムラ」。外見はぼんやりしていそうな雰囲気だが実はしっかり者。いわゆる「ツッコミ役」のキャラクター。
鳥海(川澄)そらこ(とりうみ そらこ)
あゆこの実の母親。のりおは、コロッケ屋を手伝っていた時の常連客。あゆこが4歳の時に病気で亡くなってしまった。

書誌情報

単行本

竹書房より「バンブーコミックス」として刊行されている。全4巻完結。

  • 第1巻(2001年6月28日発行) ISBN 4-8124-5520-0 本編1~15話、高校編1~6話を収録
  • 第2巻(2002年3月27日発行) ISBN 4-8124-5621-5 本編16~26話、高校編7~12話を収録
  • 第3巻(2002年12月27日発行) ISBN 4-8124-5743-2 本編27~34話、高校編13~21話を収録
  • 第4巻(2003年8月26日発行) ISBN 4-8124-5837-4 本編35~40話、高校編22~33話を収録

同人誌

作者自身が執筆している公式ストーリー。

  • そらいろ(2002年5月3日発行) そらことのりおの新婚時代のサイドストーリー。性描写あり。
  • あゆくま(2003年5月4日発行) 雑誌での最終回から1ヶ月半後に発行。あゆことくまおの最終回直後のサイドストーリー。性描写あり。
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