かまいたちの夜

出典: Wikipedio


Template:コンピュータゲームかまいたちの夜』(かまいたちのよる)は、チュンソフトから発売されたゲームソフト

1994年11月25日スーパーファミコン用のサウンドノベルとして発売され、その後数多くの機種に移植された。脚本は我孫子武丸、監督は麻野一哉。総監督は中村光一

弟切草』に続く同社のサウンドノベルシリーズの第2弾である。

背景の上に文章が表示され、時折現れる選択肢を選んでいくことで様々な物語が楽しめるサウンドノベル作品。スキー場雪山ペンションを舞台に、そこで起こる不可思議な殺人事件の謎を解く事が目的。

目次

作品解説

[[ファイル:SekienKamaitachi.jpg|right|thumb|『画図百鬼夜行』より「窮奇」]] right|thumb|『狂歌百物語』より「鎌鼬」

作風

スキー旅行に出かけた主人公・透と彼のガールフレンド・真理が、滞在先のペンション「シュプール」で起こる陰惨な殺人事件に巻き込まれるゲームである。山荘で外部と隔離され電話が通じなくなるため、クローズド・サークルとされる。前半はミステリーとして展開し、プレイヤーが事件を解決できなかった場合は次々と殺人が進行していき、ホラーサスペンスタッチのエンディングへと進行していく。

それぞれ全く毛色の異なる複数のシナリオが用意されており、登場人物は一緒でも設定が大幅に異なる。前作の『弟切草』と似た手法であるが、本作ではシナリオは完全に「分岐」するため、物語の前後で整合が取れていないという事態が発生することは無くなった。

ゲームシステム

ゲームシステムとしては文章を読み進めて、途中にある分岐を選んでいくゲームブックに近い。一見すると簡単に思えるが、すべてのエンディングを見るにはかなりの労力を要する。特に難易度が高いといわれたスーパーファミコン版は「オートセーブ」機能と、「リトライは章の始めからのみ」という制約の付いたシステムとなっている。

「ミステリー編」では事件推理において犯人を名指しする場面では、限定された選択肢から選ぶのではなく、犯人名を文字入力する仕組みになっている。ミスリードが配置されており、完全にトリックを把握していないと解決するのは難しい。また犯人やトリックだけが解っていても、それだけで解決することはできず、文章内での透の突拍子も無いと思える発言や考えを読み解いて筋道を理解している必要がある。

「かまいたちの夜」は「ミステリー編」を解決させた後にも様々なストーリーが登場するが、一通りのストーリーをクリアした状態において、さらにあるシナリオを出現させるための手段として、特殊な行動を取らなければゲームを次の段階に進行させることができないという手法を用いている。特にスーパーファミコン版では、性質上その「攻略方法」の特異さが際だっている。以降の作品では、若干の変更が加えられている。

後ほど出たPS版にはフローチャート機能が搭載され、プレイ環境が改善されている。

グラフィック表現

人物は「青いシルエット」で表現されている。この表現により、当時のスーパーファミコンの描画スペックでも多様の人物表現が可能となったばかりではなく、ユーザーの想像力を壊すことなく感情移入度を高める効果が得られた (例外として一部の死体は、シルエットではなく死体を模した実写で表現されている)。この表現方法は、以後のノベルゲーム等におけるフォーマットとして定着し、ROM容量の増加によって人物のリアルな描写が可能になった現在においても、演出効果としてたびたび使われることがある。なお、人物をシルエットで表現するというアイデアは、脚本を担当した我孫子によるものである。

いくつかの場面では、シルエットの一部をアニメーションさせて臨場感を出している。たとえば、猫が走りだしたり、ヒロインが胸に飛び込んできたり、ドアノブや階段から血が垂れてきたり…といったシーンである。吹雪についても、アニメーションとなっており、舞台の臨場感を盛り上げている。

BGM

中嶋康二郎加藤恒太によるBGMは人気を集め、当時の報道番組ワイドショーなどでもしばしば使用された。効果音の数も多く、要所で効果的に使われており、雰囲気を盛り上げている。

あらすじ

大学生である主人公の透は、ガールフレンドの真理にスキー旅行に誘われ、彼女の叔父である小林夫妻が経営しているペンション「シュプール」に滞在する。シュプールにはアルバイトの他、OL3人組や、関西人の社長夫妻など様々な人物が宿泊しており、中にはその場に似つかわしくないサングラスをかけたヤクザ風の男「田中一郎」もいた。

夕食の後、OL3人組の部屋で「こんや、12じ、だれかがしぬ」という一文の書かれた手紙が発見されるが、その場では誰かのイタズラだと一蹴される。しかし夜9時を過ぎた頃、2階からガラスの割れる音がしたため、一同は2階の部屋を調べ、田中の部屋でバラバラになった惨殺死体を発見する。部屋の窓は割れたまま開け放たれており、犯人の姿はなかった。

時間が経過するにつれ、次々と何者かにより、殺害されていく宿泊者たち…。はたして、真犯人「かまいたち」は何者なのか?吹雪に見舞われた「かまいたち」の夜、主人公たちは生存することが出来るのか?

他作品への影響

サウンドノベル第一弾の前作『弟切草』では、そのジャンルの可能性を大きく見出していたものの、一般のユーザーから広く支持されるには至らなかった。

そして、本作『かまいたちの夜』で文章単体でも読めるミステリーに加え、ゲームというメディアならではの複雑なシナリオ分岐とフラグ管理によってサウンドノベルを一つの形として昇華させた。商業的にも大成功を収めたことにより、『学校であった怖い話』や『夜光虫』等の数多の派生作を生み、PCゲームにも影響を及ぼした。

登場人物

以下は「ミステリー編」を軸とした基本設定だが、分岐によって設定が多少変化することがある。

透(とおる)
本編の主人公(名前変更可)。続編『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』及びCDドラマで「矢島」という姓が付けられたが、この時点では名前のみ。大学生。同じ大学の真理に果敢にアタックするも、手ごたえに乏しく一人相撲かと思っていたところ、彼女のほうからスキーに誘われ信州にやってきた。3つのシナリオで唯一大幅に設定が変わらない。
真理(まり)
本編のヒロイン(名前変更可)。透と同じ大学に通っており、叔父が信州で経営するペンションに誘う。透のことを憎からず思っているものの、はっきりとした胸の内はまだ不明。
小林二郎(こばやし じろう)
ペンション「シュプール」のオーナー。真理の叔父。脱サラしてペンションを開業する。料理が大の得意。
小林今日子(こばやし きょうこ)
小林二郎の妻。柔和な性格なためか、人を疑ったり喧嘩や争いをすることを嫌う。料理の腕は絶望的。
香山誠一(かやま せいいち)
大阪で会社を興している。中年小太りで豪放な関西弁と、まさに関西人のステレオタイプ。意外に気の弱い一面も見せる。
香山春子(かやま はるこ)
香山誠一の妻。物静かで線が細く、薄幸そうな美人。
久保田俊夫(くぼた としお)
ペンションで住み込みのアルバイトをしている自称大学六年生。単位そっちのけでスキーに熱中しているスポーツ青年。
篠崎みどり(しのざき みどり)
同じくペンションで住み込みのバイトをしている。ポニーテールで見た目では年齢不詳だが20代のよう。久保田俊夫とは浅からぬ関係にあるらしい。
渡瀬可奈子(わたせ かなこ)
OL3人組の1人。ロングヘアーで若干軽そうなイメージがある。勝気な性格。
河村亜希(かわむら あき)
OL3人組の1人。ソバージュのかかったショートヘアに眼鏡をかけている。
北野啓子(きたの けいこ)
OL3人組の1人。ぽっちゃりしており、食べ物が美味しいからとシュプールを選んだ食いしん坊。
美樹本洋介(みきもと ようすけ)
長身で髭をはやしたフリーカメラマン。人当たりが良い。
田中一郎(たなか いちろう)
スキー場に来てロングコートに帽子にサングラスをつけている不審人物。
ジェニー
「シュプール」で飼われている猫。透たちが訪れた当初は行方不明になっていた。

ペンションの構造

  • 1階 - 玄関、談話室、食堂、スタッフたちの部屋
  • 2階 - 客室
  • 地下室 - ワイン倉庫

シナリオ一覧

複数のエンディングが用意されており、ミステリー編で「完」1回または「終」3回エンディングを見ると、アナザーストーリーとしてオカルトタッチな「悪霊編」、サスペンスタッチの「スパイ編」が楽しめ、それらのエンディングをトゥルーエンディング、バッドエンディング含め全て読み終わるとセーブデータ(という形になっている)がピンク色に変わり、更にセルフパロディである「Oの喜劇編」、「暗号編」が追加される。あるシナリオに隠された「チュンソフ党の陰謀編」をクリアすると、同社の『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』のパロディである「不思議のペンション編」が加わる。その他、移植機種によりおまけシナリオが用意されていることがある。

※モバイルアプリの場合は、各シナリオごとに購入する必要がある。

ミステリー編
ペンション・シュプールでの夕食後、殺人予告とも受け取れる手紙が見つかる。その場は趣味の悪い冗談と受け取られ騒ぎは収まったが、ガラスが割れる音で客室に集まった人々の目の前で本当に死体が発見され……。
本作のメインシナリオ。途中で事件を解決できないまま話が進むと、徐々に惨劇ホラーの様相を呈してくる。
スパイ編
ふとしたきっかけで、透は伝説のスパイ「かまいたち」を巡る熾烈な争いに巻き込まれる。
盗聴・暗殺・銃撃戦など、一転してアクション&サスペンス色の強いシナリオ。
悪霊編
ペンション宿泊客が体験する不気味な現象の数々。原因がはっきりしない中、何かを知っているというルポライター・美樹本が現れる。彼と小林が言い争う中、遂に殺人事件が起きてしまうが……。
ある人物の凄惨な過去に主観を置いたオカルトホラー。
釜井達の夜編
シュプールでゲームを始めた透と真理。ゲーム開始時に「透」と「真理」と名付けたキャラクターも、奇妙な事にゲーム内でその日の2人と同じ行動を取り始め……。
シナリオ自体は短いが、全体を締めるメタフィクション
雪の迷路編
スキーからペンションへの帰路で事故を起こし、自らの足で帰らざるを得ない状況に置かれた透と真理。吹雪の中、果たして無事にペンションへとたどり着けるのか……?
実は、2人が迷っている間にミステリー編が進んでいたという構成。
O(オー)の喜劇編
食事の席についた2人は、見るからに奇妙な出で立ちをした人物を目にする。食後に皆でくつろいでいる中、またまた奇妙な叫び声が響き渡り……。
ピンクのしおり出現後のギャグ・セルフパロディシナリオ。
暗号編
ガラスが割れる音で田中一郎の客室に駆けつけた一同。しかしその中には誰もおらず、代わりに「シュプール内に宝が隠されている」という内容の手紙が置かれていた。
チュンソフ党の陰謀編
特定のシナリオである行為をすると現れるシナリオ(と言うよりは隠しメッセージ)。
不思議のペンション編
入るたびにマップが変わると言われる伝説の「不思議のペンション」にたどり着いた透と真理。地下奥深くに眠ると伝わる宝を求めて、2人は地下室へ潜入する。
真理の探偵物語編
プレイステーション版移植以降追加されたミニシナリオ。事件解決後、探偵事務所を開いた真理に、ある2つの事件の話が持ち込まれる。
ちょっとエッチなかまいたちの夜
元々はスーパーファミコン版のキャンペーンプレゼントだったものの内容を、プレイステーション版移植の際に追加したもの。音声のみで、キャストはCDドラマと同じ。
A Novel
シュプールで楽しい夜を過ごした翌日、宿泊客の1人が死体で発見された。外部からの侵入の痕跡はなく、犯行は内部犯によるものと推測され、客と従業員はお互い疑心暗鬼に陥るが……。
モバイルアプリ限定のシナリオ。『かまいたちの夜 公式ファンブック』に収録された我孫子武丸の短編小説をサウンドノベル化したもので、途中の選択肢はなく一本道。

移植機種と変更点

後に様々な形でリメイクされ、プレイステーションで『サウンドノベルエボリューション2 かまいたちの夜 特別篇』が1998年12月3日に、ベスト版が1999年12月2日に発売されている。プレイステーション版ではミニシナリオが追加されている。

その他、J-PHONEで『かまいたちの夜 mini』が2002年4月1日から、ゲームボーイアドバンスで『かまいたちの夜 ADVANCE』が2002年6月28日に、パソコンFlashで『かまいたちの夜 internet』が2002年7月1日から、携帯アプリで『かまいたちの夜』が2004年1月30日からそれぞれ発売されている。

また、プレイステーション2の『かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相』にも、メインストーリー部分のみペンション"シュプール"編として収録されている。なおその際、時勢の違いやハード仕様の違いを受け、一部のシーンで台詞回しが変更されている。

2007年2月からはWiiバーチャルコンソールでも配信されている。要Wiiポイント800で、操作形式はクラシックコントローラー及びゲームキューブコントローラ。こちらはスーパーファミコン版そのまま。

プレイステーション版

  • フローチャート機能の追加
    一度見たシーン(選択肢含む)が記録され、自由にシーンを行き来することが出来るようになった。また、選んでいない選択肢も色分けされ、一目瞭然となった。
  • 振動機能の追加。
  • グラフィックをよりリアルに、よりクリアにした。
  • 登場人物紹介の項目が増えた。
  • ミニシナリオ『真理の探偵物語』と、ドラマ『ちょっとエッチなかまいたちの夜』を収録。(条件を満たさないと見られない)
  • 不思議のペンション編を見るために解かねばならない暗号の答えが変更。
  • 金のしおり出現条件が変更。(全てのメッセージを見る(SFC版)→全てのエンディングを見る)
  • 真理に似ている人物・啓子の見たい番組などメッセージの細部が変更。
  • 犠牲者が2人の時点で事件を解決する本編のエンディングが、バッドエンド扱いになっている。
    監督の麻野によると、犠牲者が2人の時点で事件を解決するのがベストだと勘違いしたSFC版のユーザーが多かったための変更。本編にはそれよりも早い段階で事件を解決するエンディングが存在するが、初プレイ時にこの結末に到達したプレイヤーに2周目以降のプレイを促すため、犯人の動機など解明されないまま終わる。一方、犠牲者が2人の時点で事件を解決するエンディングでは全ての謎が解明される。

ゲームボーイアドバンス版

※プレイステーション版との比較とする。

  • かまいたちの夜2に準じて、透の名前が「矢島透」に変更。また、恋人の名前も「小林真理」になっている。
  • 「我孫子氏からの挑戦状」(『2』の宣伝)が追加された。(条件を満たすとタイトル画面に追加される)
  • 振動機能の削除。
  • 容量の関係上、「真理の探偵物語」と「ちょっとエッチなかまいたちの夜」は未収録。
  • 時節に合わせてメッセージの細部を変更。

携帯アプリ版

※プレイステーション版との比較とする。

  • 各シナリオが課金によるポイントでの購入になった為、金のしおりがなくなり、ポイントさえ支払えばどのシナリオからでも開始出来るようになった。
  • 一部エンディングのカット、それに伴うシナリオ、メッセージの細部変更。

関連作品

あなただけのかまいたちの夜

  • 『サウンドノベル・アンソロジー あなただけのかまいたちの夜』 ISBN 4-924978-02-7 / チュンソフト・我孫子武丸 選、1995年

スーパーファミコン版の発売直後にチュンソフトより発売された『公式ファンブック かまいたちの夜』の中で、我孫子武丸の小説を元にした新たなシナリオを一般から公募する企画があった。応募期間が短かったにも関わらず、かなりレベルの高い作品が多数送られてきたので、急遽それら応募作品の中より10作品(小説形式だけでなく、ゲーム形式、選択肢のみも含む)を選考して、一冊の本にした。それが『あなただけのかまいたちの夜』である。

発売された本は「ゲームをプレイして、さらに公式ファンブックを読んだ者」を対象とした、間口のやや狭い本であるにもかかわらず大好評だった。後に『かまいたちの夜2』でも同様の募集がされた事からも、『あなただけのかまいたちの夜』の好評ぶりが窺える。ちなみに、選考された10作品の作者には、それぞれ入選順位・ページ数に応じた印税が支払われた。

『あなただけのかまいたちの夜』は、ゲーム発売から時間が経過して話題性が薄れた時点で絶版になったが、後にプレイステーション版や『かまいたちの夜2』が発売された時に、それぞれ再版された。

  • 「かまいたちの夜 A Novel」 / 我孫子武丸 - 『公式ファンブック』に収録された短編小説の再録だが、本書では他の10作品に繋がる選択肢が挿入されており、そこからそれぞれの作品のページへ分岐するようになっている(ただし、選択肢のみでその後のストーリーがない分岐もある)。
  • 最優秀賞 「吹雪の晩餐」 / 宮下悠一
  • かまいたち大賞 「かまいたちの誘惑」 / M・Mヨスル もそざわ - ゲームブック形式の作品。バッドエンディングを含めた多くのエンディングに分岐する。
  • 準優秀賞 「分岐点」 / R・未留羅 - エンディング分岐あり。
  • 準優秀賞 「雪猫」 / 根岸篤宏 - エンディング分岐あり。
  • 我孫子武丸賞 「香山のかまいたちの夜」 / 持麾道治 - エンディング分岐あり。
  • 一発笑(賞) 「小林さんの賭け」 / 下川優也
  • 入賞 「冬の日の闇」 / ユウキ
  • 入賞 「吹雪に埋もれた贖罪」 / 山代健暁
  • 入賞 「まぼろしの一日」 / 劉らい太
  • 分岐賞 「発覚!! 透君の正体」 / 新上辻隆行 - 選択肢のみの作品。続きのストーリーはない。

CD

CDドラマ
生物兵器を使用したことによるバイオハザードを題材としたオリジナルストーリーになっている。出演声優は以下の通り。

なお、本編の終了後に「不思議のペンション編」のBGMが収録されている。これには、当時まだ遊びつくしていなかったユーザーへ「まだ隠されたシナリオがある」という事を示唆するヒントの意味合いがある。

ちょっとエッチなかまいたちの夜
スーパーファミコン版のピンクのしおりを出した画面を写真に撮って送ると先着順3,000名にプレゼントされた、その名の通り「ちょっとエッチな」物語が楽しめる8cmCD。プレイステーション版移植の際は、ピンクのしおりを出すと聞けるようになっている。
かまいたちの夜 サウンドトラック
スーパーファミコン版のサウンドトラック
かまいたちの夜 特別篇 スペシャルアレンジパック
プレイステーション版の音源を基にしたアレンジサウンドトラック。

その他

舞台演劇
1996年2月29日3月10日まで『月の氷柱~もうひとつのかまいたちの夜』としてシアターアプルにて上演。
テレビドラマ
2002年7月3日に『かまいたちの夜』として放送された。

その他

  • 「シュプール」のモデルとなったのは、長野県北安曇郡白馬村ペンション「クヌルプ」。ゲーム内で使用されている背景写真は原則「クヌルプ」で撮影されたものだが、各部屋のユニットバス(「クヌルプ」には部屋に風呂は無く、共同の露天風呂が別にある)、そしてワイン貯蔵庫については、別途製作されたミニチュアを小型カメラで撮影したものである。
  • スーパーファミコン版の発売当初、ピンクのしおりと金のしおりを出した画面を写真に撮って送ると、先着で前者には3,000名に「ちょっとエッチなかまいたちの夜」、後者には50名にペンションクヌルプへの招待券が送られた。
  • 太陽にほえろ!』等で有名な俳優の竜雷太がSFC版のCMを務めた。この縁で竜は後にチュンソフトより発売された『街 〜運命の交差点〜』に出演している。もともと中村光一は竜雷太の大ファンであった。
  • ゲームマニアとしても知られるタレントの伊集院光が、同社の『風来のシレン』と併せてよく絶賛している。
  • また、よゐこの有野晋哉もこのシリーズ(特に本作品)のファンであることを雑誌、『ファミ通』やTV番組などで公言している。
  • この作品で、フランスのスパイ組織としてSDECE(作中では「フランス情報部」と紹介)が出てくるが、SDECEは1982年にDGSE(フランス対外治安総局)に改称されている。ストーリー中にソ連崩壊の話が出るため、作品の舞台は1991年以降である。

関連項目

脚注

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外部リンク

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